ザ・クラウン #1 カモ狩り(相関図あり)

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海外ドラマザ・クラウン

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2016年~2023年放送されたNetflixシリーズ。
実話に基づくフィクションですが、宮殿内部、衣装など細部にこだわった作品だそうです。
登場人物の衣装、髪型、しぐさのひとつまで忠実に再現、そっくりな俳優陣もみどころのドラマです。

#1 カモ狩り Wolferton Splash あらすじ

1947年ギリシャのフィリップ王子は外国の称号を放棄し、ジョージ6世の長女エリザベス王女と結婚する。
1男1女をもうけ、マルタ島で幸せな結婚生活をはじめたエリザベスに、父、病気の知らせが入る。
一方イギリスではチャーチルが2度目の首相に就任する。
そんな中、ジョージは今後の外遊をエリザベス王女に任せたいと言い出すー・・・

相関図

まとめ

1947年

花婿 

エリザベスの婚姻相手はギリシャ及びデンマーク王子フィリップ・マウントバッテン。
フィリップはエリザベスと結婚するためにギリシャ国籍を放棄、イギリスに帰化し、海軍フィリップ・マウントバッテン大尉に。同時に最も高貴なるガーター勲章を授与。グリニッジ男爵、メイオネス伯爵、エディンバラ公爵にもなった。

挙式を明日に控え、「考え直す猶予は丸1日ある」と言うエリザベスに、「この期に及んで逃げ出せない。自分を放棄したんだ。世界一の宝のために」とフィリップ。

フィリップ殿下は遠縁で、エリザベスが父の母校王立海軍大学を訪問した際、案内役を務めたフィリップに一目惚れしたらしい。

ジョージ6世

最近、咳き込むことが多くなっているジョージは挙式の朝、「唾液に血が混じっていた。気に掛けるべきか」と執事たちに相談するが、寒さのせいではないかと言われてしまう。
一方ジョージ6世の侍従武官ピーター・タウンゼントは気遣いのできる優秀な侍従だった。

【ジョージ6世とは】
ヨーク公アルバート王子は幼い頃から吃音に悩み、無口で内気な性格だった。だが兄エドワード8世が王位に就いたものの、2度の離婚歴のあるアメリカ人女性ウォリス・シンプソンと結婚するため王位を放棄、王子がジョージ6世として英国国王になった。在位中には第二次世界大戦も。

11月20日、ウェストミンスター寺院での挙式

チャーチル元首相

エリザベス王女の到着を待つウェストミンスター寺院に1台のクルマが到着、民衆から歓声があがる。
やって来たのは挙式参列者のチャーチル元首相夫妻。チャーチルは、挙式参列者が起立して迎えるほどの人気だった。

チャーチルはマウントバッテン家との結婚をよく思っていないらしく、フィリップの姉3人はナチスの妻だと言う。

チャーチルは皆の歓声を浴びるため、一番最後に登場したのだ。
政治家たちは、「王室の婚礼を選挙遊説と履き違えてる」と批判するものも。
当時、首相はクレメント・アトリー
挙式

エリザベス王女とジョージ6世国王が寺院に到着、バージンロードを進む。

エリザベスは誓いの言葉に、「愛し、慈しみ、従います」と言う言葉を入れた。

エリザベス王女の祖母(ジョージ6世の母)は、エリザベス1世王妃(エリザベスの母)に、「この結婚を支持しているものは宮廷にも政府にもいなかった。だけどエリザベスは多くを語ることなく私たち全員を納得させた。あの娘の勝利だ」と言う。

フィリップの母はドイツの修道女。
エリザベス王女21才、フィリップ殿下26才での結婚だった
父からの贈り物

ジョージ6世は娘エリザベスに結婚祝いとして8mm映写機をプレゼントし、「お前の結婚生活が私のように幸せなら、一瞬たりとも撮り漏らすな」と言う。

祝に駆けつけた民衆の前へと姿を現すロイヤルファミリー。
侍従武官ピーターは、ジョージにタバコを渡し、緊張をほぐさせるが、ジョージが公衆の面前に立つのはかなり大変なことだったー・・・。

1949年 マルタ島

エリザベスとフィリップは1男1女に恵まれ、フィリップが海軍大尉として駐屯するマルタ島で生活。
フィリップは大尉から少佐に昇進。エリザベスは父から贈られた8mmで家族の映像を収める。

1948年チャールズ誕生、1950年アン王女誕生

そんな中、宮殿からジョージ6世が手術すると連絡が入る。

父ジョージ6世の病

バッキンガム宮殿での手術

ロンドンに戻ったエリザベス一家。
手術はバッキンガム宮殿内で行われた。
医師団のウィアーは、「手術は成功しました」と言うが、フィリップは医師の様子がおかしいことに気づき、手術室で切除した左肺を見てしまう。

術後5週間、首相任命式

ジョージが公務に復帰したのは、奇しくも保守党チャーチルが2度目の首相に就任した日(1951年)だった。
首相任命式を行わなければならないジョージは、「病人に見られたくない。強くあらねば。弱さは見せてはならん」とメイクを施す。

ジョージはチャーチルを首相に任命、体調の回復をアピールするが、「外遊公務はエリザベス王女に引き継ごうと思っている。国王の仕事に慣らすためだ。遠い未来のために」と言う。驚くチャーチル。

チャーチル

首相官邸へと入ったチャーチル夫妻。
国王の体調を気にする妻クレミーに、「早期の回復をアピールしていたが、最悪の事態が起きてるのかも知れない。メイクをしてた。肺ガンだ」とチャーチル。クレミーは驚き、「他に誰が知っているのか」と尋ねるが、チャーチルは、「誰も知らん。本人さえもな」と言う。

実はチャーチルはジョージのカルテを取り寄せ、”構造上の異変”とは何かと主治医に尋ね、「病名を隠しておきたい時に医師が使う言葉だ」と聞いていたのだ。

国王がガンと聞いたクレミーは、「この国には強い指導者が必要。あなたも私も疲れている。もしもの事態になったら負担が大きすぎる」と忠告するが、チャーチルは、「辞任も考えたが、こんな時こそ首相の政治手腕が問われる。党も国も王女も私を必要としてる」

秘密

エリザベスは母エリザベス1世と妹マーガレット王女と食事を楽しむ。
エリザベス1世は侍従武官のピーターに、「クリスマスにサンドリンガム邸へ夫を連れて行きたい」と提案、ピーターは、それを承諾するが、「あなたも一緒にどうかしら」と言い出すマーガレット。
エリザベス1世は驚き、「ピーターもクリスマスを家族と過ごすわ」と言うが、マーガレットは、「お父様のためよ、ピーターがいないと機嫌が悪くなる」と言う。
だがエリザベスは気づいてしまう。マーガレットはピーターと付き合っているのだ。
姉の指摘にマーガレットは、「誰にも言わないで」と言うが、ピーターは既婚者だった。

真実

宮廷に呼ばれたウィアー医師は、ジョージから、「最近また咳き込む、血痰も出る」と言われ、「構造上の異変の正体は悪性腫瘍でした。左肺は切除しましたが右にもあります。すべてを話すべきだと進言しました。知る権利があると。しかし却下された」と真実を告げる。この現実に、自分の病状を知っている人は誰だとジョージ。ウィアーは、「首相はご存知だと思うが、ご家族はお知りではない」と言う。ジョージの2つ目の質問は、「余命」だった。ウィアーは、「この先のことはわからない。できる限りの手は尽くしました。もって数年、数ヶ月かも知れません」と言う。

サンドリンガム邸

愛される国王

クリスマスを過ごすためサンドリンガム邸へとやって来たジョージ一家は地元の民衆から歓迎される。
民衆たちから手作りの帽子と聖歌をプレゼントされたジョージは、共に歌い、涙を堪え礼を言うのだった。

ジョージの覚悟

ジョージから書斎に来るよう呼ばれたのに、「特に用事はない」と言う父ジョージ。だがエリザベスは、父親の咳き込む様子に不安を感じる。
エリザベスは、国王でいることに孤独を感じ、イヤになることはないのかと聞くが、「よき理解者を側におくことだ。フィリップはどうだ?」とジョージ。エリザベスは、フィリップは海軍駐留地(マルタ)から戻されて以降、不服そうだと言い、「お父様が狩りに誘ってくれたらよろこぶと思う」と言う。するとジョージは、「今後の外遊公務は私の後継者として行ってもらいたい」と言い出す。

エリザベスから、「外遊公務をすることになった。セイロン、オーストラリア、ニュージーランド、バミューダ、まずはケニアに行く」と言うエリザベスに、「ボクは海軍士官だ。それはボクの仕事なのか?子どもたちと何ヶ月も離れることになる」と渋るが、「お父様の身体を考えての公務なの」と言われ、承諾する。

カモ狩り

ジョージの体調は悪化の一途だった。
ある朝、ジョージは眠っているフィリップを無理やり起こすと、鴨狩に行こうと”ウルフファートン・スプラッシュ”に誘う。
ボートに乗りながらジョージは、「公爵はキミの職業ではない。だが王女は職業なのだ。それを支えるのがキミの務めた。愛して、守ってやってくれ。キャリアは捨てがたいだろうが娘や私に尽くすことは愛国心の最たる表明になる」と言う。フィリップは、「よくわかりました」と答えるが、「ほんとうか?ほんとうにわかったか」とジョージ。

感想

このドラマは実話に基づくフィクションです。
2022年9月8日に崩御されたエリザベス2世がフィリップ殿下と結婚するところからスタートするこのドラマ。ある意味イギリス王室の歴史だけど、リアルでもあるのが魅力かと。
日本の天皇家のドラマなんてできそうにないので、ある意味イギリスって開かれていますよね。
完全な事実じゃないにしろ、1947年以降の現代史実を学びながら楽しんで見れそうです。

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