IMDb 9.3/10に納得のエピソード
#6 追いつめられた二人 Sunset あらすじ
離婚を決断したウォルターは、グスタボが用意したラボで新しい助手と仕事をはじめる。
一方、執念でハイゼンベルクを追っているハンクは、ジェシーにたどり着く。
相関図
まとめ
ウォルターの決心
「書類を見た」と電話をかけてきたスカイラーに、「それがキミの望みだろ。だがカネの心配は要らない、今までどおりすべて支払う」とウォルター。しかしスカイラーは、あのお金を使えば家族も共犯になると言う。そんなスカイラーにウォルターは、「もう既にそれを使ってる」と言う。
ウォルターは即金で家を購入。
やはりジュニアは離婚に賛成できないと言うが、「これからは頻繁に会える」と説明した。
ウォルターはグスタボのラボで仕事をする決心をしたのだ。
ラボ
クリーニング工場の従業員は、ウォルターを確認すると、無言でマシンを操作し、ラボへの通路を開く。
新しい助手
ラボへ入ったウォルターを出迎えたのは、新しい助手ゲイル・ベティカー。
ゲイルはX線結晶学が専門で、化学的に”美味しい珈琲を淹れる”研究をしていると、そのマシンで淹れた珈琲を振舞う。それはこれまでウォルターが飲んだどの珈琲より美味しかった。
ウォルターとゲイルはブルーメス精製をスタートさせる。
最新のラボでの仕事は楽しく、ウォルターはまるで研究をするかのようにブルーメスを精製する。
また新しい相棒ゲイルは化学者らしい目線でウォルターに質問し、探究心を見せる。
そんなゲイルがこの世界に身を置く理由を聞きたくなったウォルター。
ゲイルは、「ボクは自由主義者です。欲求するものをボクから買えば品質は保証されている。化学者を目指していたけれど、結局は化学とは関係ない仕事をしていた。ボクはラボが好きなんです。魔法が起きているように思いませんか?」とゲイル。「そうだ。化学は魔法だ」とウォルターはゲイルに賛同する。
ジェシー
ドラッグビジネス、再び
ジェシーは自宅にスキニー・ピートとバッジャーを呼ぶと、自分で精製したブルーメスを見せる。
それを試した二人は、「本気でぶっ飛ぶ上物だ!」と盛り上がる。
品質に自信を得たジェシーは、「今回は、安全に賢く、欲張らずに売ろう」と提案する。
ふたりは銃殺されたコンボのこともあり躊躇するが、結局、カネを稼ぐには仕方ないと言う結論に至る。
そこでジェシーは、警察から目をつけられないようキャンピングカーの整備を任せる。
ハンクの執念
張り込み
ハンクはジェシーを張り込む。独自捜査でジェシーにたどり着いたのだ。
ジェシーの家から二人の男が出てきた。
ハンクはそのひとりが以前、おとり捜査に協力した”ブランドン・メイヒュー(バッジャー)”と気づく。
![](https://nagidrama.xsrv.jp/wp-content/uploads/2022/06/breaking2-160x90.jpg)
マリーは家にも帰らないハンクを心配しするが、「ピンクマンは必ずどこかにキャンピングカーを置いてる。ピンクマンが動くチャンスを逃したくない」とハンク。
その時、マリーは”ピンクマン”に思い当たるフシがあると言い、ウォルターの名前を出す。
ハンクからの電話
ハンクから電話がかかった。
「ちょっと聞きたいことがあるんだ。捜査中の案件だがお前には迷惑をかけない」と前置きした上で、「ピンクマンはキャンピングカーに乗ってなかったか?オレのカンではヤツはメスを売ってる。キャンピングカーで製造してる」と言う。
絶体絶命
ハンクの捜査がジェシーまで迫っていると知ったウォルターは慌ててジェシーに電話をするが、何も言わずに電話切る。ナゼなら、ハンクはジェシーを張り込みしている。今、ジェシーを動かすワケにいかないと判断したからだ。
次にウォルターはソウルに電話をする。
「問題発生だ。DEAの義弟にキャンピングカーのことがバレた。あのクルマの至るところにオレたちの指紋が残ってる。今、義弟はジェシーを張り込んでる。盗聴されてるかも知れない」と。
ソウルは、「押収される前に処分しろ」と言うが、キャンピングカーをすぐに処分できるアテがないウォルター。
キャンピングカーの処分
クロヴィスの修理工場に猛スピードでやって来て、「今すぐ指紋を消してクルマを荒野に捨てる。DEAがこのクルマを探してる。キミの助けが必要だ。私が捕まれば道連れだぞ」とまくし立てるウォルター。
それを聞いたクロヴィスは、「黙って仕事するプロを知ってる」と言い出す。まさに助けに船だった。
しかしそれを聞いていたバッジャーは、「ハイゼンベルクがキャンピングカーを廃棄処分しようとしてる」と連絡、ウォルターが自分を潰そうとしていると考えたジェシーは、家を飛び出す。
ハンクはジェシーを尾行を開始する。
スクラップ工場で
クロヴィスの紹介で、キャンピングカーをスクラップ工場に運んだウォルターは、廃棄処分を頼む。
ウォルターは最後にキャンピングカーの中をチェックするが、いろんなことが思い出され、少しセンチメンタルな気持ちに・・・そこへ走り込んできたのはジェシーだった。
「どういうつもりだ?勝手は許せない!」と怒鳴るジェシーを見てウォルターは狼狽。「ヤバいぞ。ヤツがお前を尾行してる」と。ハンクがやって来たのだ。
攻防戦
ハンクはキャンピングカーの窓を外せないか確認するが、ムリだとわかると、「おとなしく出てこい!」と投降を呼びかける。
もちろん、投降できるワケがない。
するとハンクはバーベルでドアをこじ開け始めた。
ウォルターは内側からドアを開けられぬよう必死に阻止する。
その時、「令状はあるのか?」と工場主が現れた。
工場主は意外にも、令状なしでは不法侵入、家宅侵入になると法律で反撃するが、「相当の理由があれば問題ない。この弾痕が理由だ」とハンク。
するとウォルタージェシーに指南をはじめる。ジェシーはウォルターに言われたとおり、「ナゼテープを外す前から弾痕と分かった?ここはオレの家だ。嫌がらせはやめろ」と反撃。
仕方なくハンクは、令状を用意することに。
ハンクは令状を持ってくるよう指示すると、ピンクマンとキャンピングカーを逃がすものかと張り付き続ける。
奇襲作戦
一方、絶対絶命の状況に頭を抱えるウォルターとジェシー。
ウォルターは考えに考えた末、「助けがいる」と電話をかける。
程なくしてハンクに電話がかかった。ハンクはその電話を切るなり、慌てたように工場を出て行く。
ウォルターが頼ったのはソウル。
ソウルは、アルバカーキ警察を名乗り、(マリーが交通事故に遭い、病院搬送された)とハンクに電話したのだった。もちろん病院に着いたハンクはそれがガセネタだと知り怒りがこみ上げる。
さらばキャンピングカー
ウォルターの機転で最大の危機を脱したふたりは、潰され、スクラップへと変えられていくキャンピングカーをただ見つめたー。
グスタボとサラマンカ兄弟
ある日、ロス・ポジョス・エルマノスにサラマンカ兄弟がやって来た。
彼らは、何も注文せず、ただグスタボを見つめ居座り続ける。
その日以降、毎日にようにそれを続ける彼らに根負けしたグスタボは会う約束をする。
「私との取引が終わるまでホワイトを殺さない約束だ」と言うグスタボに、サラマンカ兄弟は、十分待ったと譲らない。そこでグスタボは、「ホワイトはトゥコを裏切ったが、殺したのはDEA捜査官。ここは私の縄張り。決定権は私にある。カレの命で満足してくれ」と言うと、復讐のターゲットをハンク・シュレイダーに変えさせた。
感想
マジ脚本が上手い。
「ブレイキング・バッド」は名作と言われる所以ですね。見応え十分。
ムダがない。(時々あるけど、笑)
出てくるキャラ、すべてだたってるし生かされてる。
何よりも分かっててもハラハラさせること。
この時点でハンクにバレるワケないと分かってても、ウォルターとジェシーはどう切り抜けるの?ってワクワクする。
ちなみに冒頭シーン(たぶんメキシコ)サラマンカ兄弟がやった殺人はレビューとして割愛しています。
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