ブレイキング・バッド2 #12 マイ・リトル・ガール(相関図あり)

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海外ドラマブレイキング・バッド

振り返ってみれば、シーズン2でかなり状況が変化しました。
そしてシーズン2も、今回を入れて残り2話。

 

#12 マイ・リトル・ガール Phenix あらすじ

娘の誕生と引き換えに、グスタボとの取引を完了したウォルター。一方のジェシーはジェーンとドラッグ漬けになっていくー。

 

相関図

まとめ

ウォルター

娘ホリーの誕生

結局ウォルターはグスタボとの取引を優先、娘の出産に立ち合うことはできなかった。
スカイラーは自然分娩で無事に女の子を出産、遅れて駆けつけ、愛おしそうに娘ホリーを抱くウォルターに、「出産に立ち合って欲しかった」と言う。
病室にはテッドもいた。
実は仕事中、産気づいたスカイラーを病院へ運んだのはテッドだったのだ。

取引の結果

ウォルターは夜泣きするホリーをあやしながら、「いいものを見せよう。これは全部キミのためだ」とガレージの壁一面に隠した大金を見せる。
それはグスタボとの取引で得た総額120万ドルだった。

日本円で約1億5千万ドル

 

ジャンキー

ドラッグに溺れる

完全にドラッグ漬けのジェシーとジェーン。
朝、ジェーンは父親からの電話で目を覚ます。
今日は断薬会の日で、父親と参加する約束だったのだ。
慌てたて用意するジェーンは、裏口のドアが壊されているのを見て、「泥棒が入ったみたい」と。
ジェシーは慌ててブルーメスを確認するが、隠していたブツはすべてなくなっていた。
青ざめ、途方に暮れるジェシー。

ジェシーは昨夜のことをまったく覚えていなかったのだ

ジェシーはウォルターに電話をし、「泥棒が入ってブルーメスを全部奪われた!」と打ち明けるが、無言で電話を切られてしまう。

ラリって昨夜のことを何も覚えていないジェシーに説明する気も起こらなかったのだウォルター
ウォルターの思い

ジェシーが突然学校にやって来た。
驚くウォルターにジェシーは、「あんたが盗ったんだな。留守電を聞いて何もかもわかった。1日中ビビらせやがって!」と声を荒らげる。
しかしウォルターは、大きな取引を持ちかけられたのに、ジェシーはヘロインで朦朧状態。危うく取引を逃すところだったが、ひとりで対処したと言い、「そのせいで娘の出産に立ち合えなかった」と怒りをぶちまける。

ジェシーは取引の結果、120万ドルを得て、ひとりの取り分が48万ドル(ソウルが2割取る)と知ると、自分の取り分を渡せと言い始めるー。
ウォルターはジェシーにビーカーを渡すと、「クリーンだと証明しろ」と迫り、ジェーンをジャンキー娘と罵ると、「カネはクリーンだとわかるまで預かっておく」と言う。
ジェーンを悪く言われたジェシーはビーカーを投げつけ教室を出ていく。

 

カネの問題

息子ジュニア

ジュニアは父の手術代”20万ドル”を工面しようと、「父を救って」サイトを立ち上げ、治療費寄付をはじめることに。
スカイラーとマリーは父を思う息子の気持ちに感動し、良い案だと賛成するが、ウォルターだけは、慈善を受けたくないと言う。

スカイラーは、慈善を悪いことのように拒絶するウォルターを理解できない。

ソウルに相談

48万ドルを手に入れても、それを自分の治療費に使えない現実に、「オレが稼いだカネを使えない。ネットで物乞い?家族が見知らぬ寄附者に感謝するなんてまっぴらごめんだ」と苛立つウォルター。

ソウルはスカイラーに話すべきだと言うが、「それはなしだ」とウォルター。
そこでソウルは、「世界の善意に満ちた人々がホワイト先生を助ける物語を作ろう」と提案。
ハッカーを雇い、2,3万人の寄付者を架空に作り、ひとり20ドル程度の足がつかないカネをジュニアのサイトを使って寄付させる方法を実行することに。

 

ジェーン

ジェーンとジェーンの父親

遅れて断薬会に来た娘の落ち着かない様子を見て、嫌な予感がする父親。
父親はジェシーが恋人ではないのか?と確認するが、ジェーンは、「ただの入居者」と言う。

ジェシーとジェーンはドラッグにおぼれていた。
ジェシーはジェーンから注射器を使う方法をレクチャーされ、朦朧とした意識の中で、「48万円がオレの取り分だ」と口にしてしまう。

父親のバレて

翌朝、やはりジェーンは断薬会を忘れていた。
父からの電話で飛び起きたジェーンは、「今すぐ行く」とジェシーの部屋から飛び出るが、目の前にいたのは父親だった。
怒った父親はジェシーの部屋に入り、ドラッグをやった形跡を見つけると、眠っているジェシーをベッドから引きずり出し、「今すぐ出て行け!」と迫る。
ジェーンの父親は、「今すぐリハビリ施設に入るんだ。この18ヶ月、断薬できていたのにナゼだ?私にウソをつき、こんなゲス野郎とクスリをやるなんて・・・」と怒りが止まらない。

ジェーンは涙を流しながら、「リバウンドしただけ」と説明するが、ジェーンの父親は、「今のお前に必要なのはこれしかない」と警察に通報するー。
ジェーンは、「やめて、お願い」と必死に懇願し、「明日、リハビリ施設に入る」と言う。
必死に懇願する娘が不憫になった父親は、【明日、リハビリ施設に入所すること】を条件に、警察への通報をやめた。

父親が帰ったあと、「今の約束は本心なのか?」と聞くジェシーに、「お金さえあれば誰にも邪魔されない」とジェーン。

脅迫

スカイラー、ホリーと穏やかな時間を過ごしていたウォルターの元に、教え子を名乗る電話がかかった。
電話の相手はジェーン。
ジェーンはジェシーの取り分48万ドルを今夜中に渡して欲しい。正当な要求だと言う。
ウォルターは、「なんのつもりだ?これは強請か?ジェシーのカネは預かっているだけだ。カレがクリーンだとわかれば渡す」と言うが、ジェーンは、「高校教師がドラッグディーラーで、義弟がDEA。これはすごいネタ。今夜カネを渡さないならあんたの人生を潰す」と脅迫するのだったー。

ウォルターへの思い

取り分は欲しいがウォルターを脅したくなかったジェシーは、「こんなやり方は好きじゃない。先生はパートナーなんだ」とジェーンのやり方に異を唱えるが、ジェーンは、「パートナーは私よ」と引く気がない。

48万ドル

ウォルターは買い物を口実に、ジェシー宅へカネを届ける。
ジェシーはバッグを受け取ると、「二度と連絡しない」と言うが、完全にジェーンの尻に敷かれているジェシーを見て、「目を覚ませ。自分を見失うな」とウォルター。
ジェーンは容赦なく扉をしめた。

ふたりの決意

大金を見たふたりは、「自由になれる。なりたい自分になれる」と興奮し、新しくやり直すためにニュージーランドへ行くことに。
ジェーンは、「自分たちの意思でクスリを断たなきゃ。このお金をドラッグに突っ込んだりしない。残りもトイレに流そう」と言い、「俺たちならやれる」とジェシーも言うが・・・・

 

守るべきもの

ウォルターは、ただ、ただやるせなかった。
この気持を抱えたまま家に帰ることができず、パブに入ったウォルターは、隣の男から声をかけられる。
たわいもなく互いの子どもの話をする中で、ウォルターは、「甥がもどかしくてイライラする。お前のためだ、話を聞けと言いたいが、どうすればいいか」と気持ちを吐露する。
男は、「家族だろ?だったら諦めるな。それ以外ない」と言う。

助言をくれた男がジェーンの父親だとは知るよしもない

男の言葉でウォルターは、ジェシーにドラッグを止めさせようと決め、再びアパートへ向かうが、ドアを叩いても反応がない。
仕方なく裏口から侵入すると、ジェシーとジェーンはベッドで抱き合って眠っていた。
しかしジェシーは完全にラリっており、ベッド横には注射器が・・・
この現実に言葉を失うウォルター。

その時、上向きになったジェーンが嘔吐し、自分の吐瀉物で窒息しかけるー。ウォルターはとっさに助けようと手を伸ばすが・・・寸前で手を止めてしまう。

瞬時にいろんなことを考え、ジェーンを助けない判断をしたのだ。
窒息死寸前のジェーンを見下ろしながら、ただ嗚咽に堪えるウォルター。
ジェーンの息が・・・止まった。

 

感想

肺がんステージ4を告知され、家族のためにお金を残したいと手を出したドラッグ精製。
肺がんは寛解、手術適応までになり、無事娘ホリーが生まれたけど、ウォルターの人生はまっすぐ不幸に向かってる気がします。
そしてとうとうウォルターは、自分とジェシーを守るためにジェーンを見殺しに・・・。
衝撃的なシーンだったし、ウォルターはこの十字架を背負って行くのかな。
やっぱり、ひとの言えないようなことをしてはダメってことですよね、これ。

 

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