#10 ビジネスの引き際 Over あらすじ
がん治療で思わぬ良い結果が出たウォルターは、家族との関係を築き直そうとするが・・・。
一方ジェシーはジェーンと良い仲になり・・・。
相関図
まとめ
ウォルター
寛解を宣言されて
ガン寛解を告げられ、薬の処方で咳も治まったウォルターだが、心のざわざわは消えなかった。
ウォルターは仕事復帰を決めるが、スカイラーから、「もう少し身体を休めるべき」と言われ自宅療養を続けることに。
しかし自宅にいても何もすることがない。
そこでウォルターは、ジェシーを呼び出す。
ウォルターの顔を見るなりジェシーは、「もう会えないかと思ってた」と。
ウォルターが、ガンが縮小し寛解したと伝えると、ジェシーは、「凄いじゃないか!」と喜び、売上金を渡す。
しかしジェシーから今後の計画を聞かれたウォルターは、「焦らず用心してやるが在庫を売り切ったら足を洗う」と宣言、ジェシーは何も言わなかったー。
苛立ちの矛先
週末、スカイラーは夫の快気祝いパーティーを自宅で開く。
集まった友人たちにスカイラーは感謝のスピーチをし、シュワルツ夫妻の治療費援助に心からの感謝を述べる。
(シュワルツ夫妻をパーティーには招待していない)
しかしウォルターのスピーチは、「ガンだと宣告された時、(ナゼ私が)と思ったが、今回寛解を言われた時も、同じことを思った」と微妙なもので、友人たちを困惑させる。
パーティーもたけなわ、ジュニアはハンクの武勇伝が大好きで、面白おかしく話すハンクの話の夢中だ。それを横で聞いていたウォルターは、どんどん不機嫌になってゆくー
するとウォルターはジュニアにウィスキーを勧め出す。
最初はその行為を、「祝いだから特別だ」と許していたハンクだが、3杯目を注ぐウォルターにガマンできず、「16才だぞ、やめておけ」と忠告する。益々イライラが高まったウォルターはジュニアに、「ハンクばかり見るな」と言い出すー。
埒が明かないと判断したハンクは、ウィスキーボトルを持ってその場を立ち去ろうとするが、怒りが頂点に達したウォルターは、「ボトルを戻せよ、私のだ、私の息子で私が父親、私の家だ!」と声を荒げる。
招待客がふたりに注目する中、ジュニアがプールに嘔吐したため、事態はそれで治まった。
ストレス発散!?
翌朝ウォルターは古くなり、赤錆色の水が出る浄水タンクを付け替えることに。
ホームセンターで躊躇なく1200ドルの給湯器を購入すると、付替え作業に入る。
「やっと清潔なお湯が出る」と喜ぶジュニア。
次にウォルターは、浄水タンク下の床が腐敗していることに気づく。
ウォルターはホームセンターに出かけると、大量の物品を購入、床板を総入れ替えすることに。
作業に没頭するウォルターは、早朝から大きな機械音をさせて作業し、家族と朝食のテーブルにも座らない。そればかりか、仕事の復帰予定日まで延長してしまう。
そんなウォルターにスカイラーとジュニアはうんざりする。
スカイラー
夫のために開いた快気祝いパーティーで、息子を巻き込んでハンクと揉め事を起こしたウォルターを理解できないスカイラー。
ウォルターからの謝罪メッセージを聞いても、気持ちは晴れない。
そんな時、何気ない会話から社長テッドに、夫がガン闘病中だと打ち明けることに。
ある日、終業時間が過ぎても会社の残っていたスカイラーにテッドが声をかける。
スカイラーは会計収支の問題点を指摘すると、その後、突然泣き出したー。
「ガンは寛解したのに、何も変わらない。死期が伸びただけ。まったく喜べない」とスカイラー。
テッドはスカイラーの話しを親身に聞き、「病気の夫を支え、キミも疲れて切ってるんだよ」と言葉をかけ、優しく手を握る・・・スカイラーはそれを受け入れた。
その日以降、テッドが気になるスカイラー。
ジェシー
ジェーンと良い関係が続いているジェシーは、ジェーンのために朝食を作り、ふたりで1日を過ごすが、ジェーンの家をノックする音が・・・。
ジェーンはそれが父親だとわかると、焦ったように裏口から自宅へと戻ると、「ヘッドホンしながら仕事をしてて気づかなかった」と言い訳し、父親を出迎える。
ジェシーは、訪ねてきたのがジェーンの父とわかると、(ジェーンのBF)として挨拶するため、ふたりの前に現れるが、ジェーンはジェシーを、”部屋を貸してる隣人”と説明するだけだった。
ジェーンは父親とのランチを終えると、何事もなかったようにジェシー宅へとやってきた。
たまらず、「さっきの態度はなんだよ?」とジェシー。
しかしジェーンは、他人のフリをしたのは、厳格で容赦のない父親からジェシーを守るためで、隣人と寝てるとは言えないし、私たちは別に何の関係もないと言う。
その言葉に思わず家を出ていくジェシー。
ジェーンの態度に傷ついたジェシーは、ドラッグに逃げるが、ジェーンから、「ごめんね」と書かれた手紙を受け取り、ジェシーはジェーンを許してしまう。
凄み
追加材料を買うためウォルターは再びホームセンターに行くが、そこであるカートの中身を見て足が止まる。
それはまさしく、メタンフェタミンを作る材料だったからだ。
ウォルターは思わず男に、「材料が間違ってる。違うマッチを買え。それから材料は一箇所で買わず、店を分けろ」とアドバイスする。
的確な言葉に男は怯え、カートを放って逃げ出してしまう。
その後、レジに並んだウォルターだったが、あることに気づき、男のあとを追うと、2人組に、「オレのシマから出て行け」と凄んだー。
感想
「オレのシマを荒らすな」と凄んだウォルターを見ていると、ドラッグの世界から足を洗うことはムリだなと思いますね。
ドラッグは一度やると止められないと言うけど、ドラッグ精製であれだけのお金を稼いでしまえば、真面目に働くことがバカらしくなるのもわかります。
邦題「引き際」は、今だったのに、それを逃した感じですね。
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