ブレイキング・バッド1 #6 最凶のワル

海外ドラマ
海外ドラマブレイキング・バッド

シーズン1全7話。

#6 最凶のワル Crazy Handful of Nothin’ あらすじ

ガン治療を決意、ジェシーと再びメスフェタミン精製をはじめたウォルターだが、かさむ治療費に焦り、ジェシーの売買方法に異を唱える
一方、DEA(麻薬取締局)の捜査は少しずつ進展していた。

 

相関図

まとめ

再びのタッグ

カネを作るために、再びジェシーと組むことを決めたウォルターは、「メスフェタミン精製は任せてもらう。ストリートで売る方は任せた。取引相手については何ひとつ知りたくない。一切無関係でいたい。これは二人の事業だが私は秘密のパートナーだ、いいな。何があっても暴力はなしだ」と条件を突きつけ、ジェシーのOKを取る。

 

ウォルター

治療のスタート

ウォルターの抗がん剤と放射線の治療が始まった。
スカイラーは献身的に夫を支え、エリオットからの治療費振込を心配する。
そんなスカイラーにウィルターは、「治療はひとりで大丈夫だ。エリオットからはすでに小切手を受け取った。心配ない」と安心させるが、実はウォルターはエリオットからの経済支援を断っており、お金は底をつく。

副作用

抗がん剤治療はキツかった。
授業中にも容赦なく襲いかかる吐き気。
トイレで嘔吐し、苦しむウォルターを優しくフォローしてくれたのは用務員のヒューゴだった。
ウォルターはヒューゴに感謝する。

 

メスフェタミン精製

ウォルターとジェシー

抗がん剤治療の副作用は、キャンピングカーでメス精製中のウォルターを苦しめた。
ジェシーは苦しそうにクルマから飛び出してきたウォルターを見て、ウィルターが放射線治療をしていることに気づく。ジェシーの叔母が肺がんで、放射線、抗がん剤治療を受けていたからだ。
ジェシーはやっとウォルターがメスフェタミン精製に手を染める理由を理解した。

ドラッグの世界の現実

高純度のメスの売れ行きは順調だった。
ジェシーは満足そうに、「28gさばいた。あんたの取り分1,300ドルだ」と分前を渡すが、法を犯してまで精製したメスが、たったの1,300ドルの現実に、「小売りをせずに丸ごと買い取ってもらえ!卸売業者を探せ!」と言い出す。
ジェシーは、「コネなしじゃ取引は成立しない。そういう世界だ」と説明するが、「もっと大きく売って出ろ!」と一歩も引かないウォルター。

 

DEA(麻薬取締局)の動き

分析の結果、荒野で発見されたガスマスクが”ウィン高校化学室備品”と判明した。

捜査

ウィン高校にやって来たハンクはガスマスクをウォルターに見せながら、「これはメス精製の証拠品だが分析の結果、学校の備品だと分かった」と言う。ウォルターは、「気づかなかった」と言うしかないー。

そしてハンクは、ガスマスクと同じ場所でタレコミ屋のクルマが乗り捨てられていた。行方不明のままだと言う。

ウォルターは驚く。
クレイジー・エイトが警察に情報提供していた!?

化学備品室にガスマスク2個、フラスコ数点もないことを確認したハンクは、「ここがメス野郎の調達場所だったようだ。用心しないと。義兄を捜査したくない」と言う。

思わぬ人物の逮捕

しかし逮捕されたのは用務員のヒューゴだった。
ウォルターは驚き、「ヒューゴいい人だ。彼とは思えない」と異論を唱えるが、「備品窃盗容疑で逮捕した。麻薬所持の前歴があり、備品室のカギを持っていたから調べたらクルマにマリファナがあった。結局備品は見つからなかったがマリファナ常用者で仕事はクビ、前科もあるから2ヶ月刑務所行きだ」とハンク。
抗がん剤の副作用で苦しむ自分をいつも優しくフォローしてくれたヒューゴに、すまない気持ちでいっぱいになるウォルター。

 

ジェシー

スニーキー・ピートの紹介でドラッグの元締めトゥコと面会したジェシー。

トゥコは、「俺と相棒で作った」と言うジェシーの言葉をまったく信用しないどころか、委託販売だからカネは後払いだと言い、メスを置いて出て行けと言い出す。
ジェシーは隙きを突いてメスを奪い取って逃げようとするが、逃げられるワケがなかった。
トゥコは、「取引を仕切るのは俺だ、忘れるな!」と言い、ジェシーを叩きのめした。

 

現実

「友人に元締めトゥコを紹介してもらい大量取引してくる」と言う連絡以降、ジェシーと連絡が取れなくなっていた。
ようやく繋がった電話でジェシーが病院に運ばれたと聞き病院に駆けつけたウォルターは、大けがを負い昏睡状態のジェシーを見て言葉を失う。
スニーキー・ピートからトゥコの仕業だと聞かされ、「トゥコのことをすべて教えてくれ」とウォルター。

ウォルターの変化

とうとう脱毛が始まった。ウォルターは頭を剃り上げる。

 

トゥコとの対峙

ウォルターはメスフェタミンを持ち単独でトゥコのアジトへと出向く。
「あんたは誰だ?」と聞かれ、「”ハイゼンベルグ”だ。5万ドルを払ってもらう。メスの代金3万5千ドルとパートナーの慰謝料1万5千ドルだ」とウォルター。
トゥコは、「あのガキがパートナーだと?それでパパの登場か。それなのにまたメスを持って来たとはな」と鼻で笑い出す。

すると持参したメスの結晶を手にウォルターは、「これはメスじゃない」と床へと投げつけた。
その途端、大爆発が!
「正気かよ?」と動揺するトゥコに、「まだやるか?」と迫るウォルター。

するとトゥコは、「カネは渡す。だがあのメスは売れ行きがいい。1ポンド頼めるか?」と交渉をはじめる。
ウォルターは、「現金と交換、取引は2ポンドだ」と交渉すると、カネを入れた袋を持って爆発騒ぎでざわめくアジトを出るのだったー。

爆発を起こしたメスフェタミンに似た結晶は、”雷酸水銀”

 

感想

結局、ウォルターは常識人。
抗がん剤の副作用で苦しむ自分を影で支えてくれた学校の用務員ヒューゴが自分の犯した罪の濡れ衣を着せられ逮捕されたことに苦しみ、ドラッグの元締めと交渉しろと無理難題を突きつけた結果、ジェシーが大けがを負わされたことに苦しむ。
悪人になりきれないところが共感してしまう点ですよね。

治療による脱毛で、頭を剃り上げたウォルターがすごみがついてきました。

 

 

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