ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ 2 #17 旅立ちのとき

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海外ドラマニュー・アムステルダム

「ニュー・アムステルダム」のシーズン2は、全18話。
気がつけば、次のエピソードがシーズン2の最終話になります。
今回のエピソードがレイノルズの最後の出演です。

#17 旅立ちのとき Liftoff あらすじ

マックスは、手術代が支払えない少女アリーのためのクラウドファンディング動画に出演。その動画は話題を集め、テレビでも紹介されたことで、一躍有名人となる。そんなマックスには動画出演依頼が殺到しはじめるー。

レイノルズはニュー・アムステルダム病院を去ることに。
しかし最後に思わぬ事に巻き込まれる。

 

まとめ

マックスとシャープ

話題になったアリーのクラウドファンディング動画

心臓弁膜症でオペが必要なアリーの手術費用支援を呼びかけるクラウドファンディング動画に出演したマックス。
その動画は話題を集め、テレビでも紹介されたため、一躍有名人となったマックス。
そんなマックスに動画出演してもらおうと、出演依頼が殺到しはじめる。

ヂェン・ファンの息子

今日もマックスの部屋の前には、ジェイソンと名乗る青年が待っていた。
マックスは、クラウドファンディングの動画には出られないが、医師として出来ることがあれば力になると言うが、「華僑として苦労した父親が自分を医大までいかせてくれた。その父親に心臓手術が必要なのに保険の自己負担金が高すぎて払えない。クラウドファンディング動画で寄付を募りたい」と言われ、彼らを放って置けないマックスは、動画出演することに。

ジェイソンはベッドに横たわる父親に、「先生が助けてくれる。父さんの人生の話しをして。カメラを見てよ。”助けて下さい。少しでも”って言って。笑うだけでいいから」と必死に動画を撮ろうとするが、衰弱し、話すこともツラそうなヂェンは、プライドが許さないのか頑なな態度を見せる。
見ていられなくなったマックスは、「こんなことしなくていい」と言うが、「手術は明日だ。クラウドファンディング以外に方法がないんだ」とジェイソン。

しかしヂェンの容態が急変する。
ジェイソンは応急処置を受ける父親の動画を撮り続け、「投稿したらボクは勘当される。だけどこれしか方法がない。父の命を助けるために父を失う」と言う。

腫瘍科チーフに返り咲いたシャープ

カストロの退職に伴い、腫瘍科チーフだけでなく、医療ディレクター補佐にも復帰したシャープ。
ブラントリー理事長は早速シャープに、「資金集めパーティー」でガン経験者の10代のスピーチをチェックし指導して欲しいと言う。

クラウドファンディングを推奨しようとする病院

「必要な患者がどんどんクラウドファンディングできるように推奨しましょう。患者が人生を語ることで、酷い保険制度と闘うのはマックス好みでしょう」と理事長のブラントリー。
しかしマックスは、「やりません。このやり方は、患者の尊厳を犠牲にして医療費を払わせてるのと同じだ。もっといい案がある」と言う。

マックスの案

医師を集め、「病状じゃなく、物語の人気で集まる金額が決まるのはおかしい。寄付を受けるべき患者は容態と状況をよく知ってる医師が判断するべき。支援が必要な人に正当な理由で支援できるように、逆ファンディング、【寄付するよ】を立ち上げる」とマックス。
10万ドルが必要な患者を決めようと言う提案に医師たちは、それぞれの担当患者こそ必要と主張し、決まらない。
実際、10万ドルの調達も今からだった。

ガン寛解者のほんとうの気持ち

シャープはスピーチ予定の子どもたちに会うが、ジェシーが足を引きずって歩いているのに気づく。
聞くと1週間前から痛みがあり、前回と同じ場所だとジェシー。シャープはいくつか検査をすることに。
その結果、ジェシーのガンは再発と判明する。

「パーティーには出れない。私はガンに負けたから」と言うジェシーにシャープは、「ガンに勝ち負けはない」と言うが、「そう思わせたのは先生たちよ。パーティーのテーマは”ガンに勝つ”。ガンが勝って私は負けた」と言う。

その言葉に気づかされたシャープは子どもたちを集め、本当の気持ちを聞く。
「寛解したけどいつ再発するか怖い」、「ガンに勝てたけど、だからもう愚痴ったり弱音を吐けなくなった」と子どもたち。
シャープは、今日のパーティーではその気持ちを話すべきよとアドバイスするが、「資金集めが目的なのよ。怯えた子どもの泣き言を聞かせる気なの?希望が持てる話しじゃなきゃ寄付は集まらない」とブラントリー。
それでもシャープは、「真実を話すことに意味がある」と譲らない。

資金集めパーティーの意味

マックスは、「子どもたちを利用した資金集めパーティーは中止にしてくれ」と言うが、それを無視したシャープ。
「キミが子どもを利用するなんて!」と責めるマックスにシャープは、「子どもたちは利用されてると思ってない」と言う。
子どもたちも、「ガンを治すための資金は必要。オレたちは話したいんだ。それで他の子を助けたい」と言う。
「彼らは感謝を示したいのよ」とシャープ。
マックスは、「マヌケなオレの補佐をしてくれてありがう。キミのおかげで良いクラウドファンディングの案が浮かんだ」と言う。

マックスは、これまで支援金で命が助かった患者や家族のインタビューに加え、自分の咽頭がんのことも告白し、「病気と闘っている彼らのために寄付を!」と呼びかける動画を作成し、web公開。
資金が集まり出すのだった。

 

空を飛ぶ

マテオ

事故で脊髄損傷となったマテオは、カプールの勧めで脳にシリコンチップを埋め込み、脳のインパルスを補助アームに伝えて動かすことに挑戦する。
「人差し指を動かしてみて」と言われても、その人差し指さえ全く動かないマテオ。

療法士はカプールに、「アームを信号で動かせる患者は運動皮質が反応する。マテオにはない。動かすことは不可能では?」と言う。
実際、脳波では強い痛みを示す信号が出ており、挑戦は中止するべき状況だったがマテオは、「できる」とチャレンジを止めようとしない。

マテオは航空隊兵士で空母艦に飛行機を着艦させることも易々とこなす技術の高いパイロットだった。
「そんなオレが指一本動かせないなんて。身体は操縦を覚えてるのに」。
悔しがり涙を流すマテオを見てカプールは、フライトシュミレーションをしようと言い出す。
当然、難易度が高いため療法士は反対するが、カプールは引かない。

マテオはフライトシュミレートを開始するが、何度やってもテイクオフ後墜落を繰り返してしまう。
カプールは、「目を閉じてコックピットを想像して。これはシュミレーターじゃない。キミの飛行機だ」とアドバイス。
マテオは目を閉じ、コックピットを想像し、見事にフライトを成功させる。

喜んだのも束の間、カプールは頭に埋め込んだチップが原因で感染を起こしていることに気づいてしまう。
満たされた表情で空を飛び続けるマテオにカプールは、「マテオ、もうやめよう。手術箇所が感染を起こしてる。チップは脳の近くに入れている。今すぐ取り出さなければ。」と言うが、マテオは、「もう少しだけ」と中々終わろうとしないのだった。

処置を終えたマテオにカプールは、「強く勧めておきながら効果が薄くて悪かった」と謝るが、マテオは満足そうな表情を見せ、「後悔はない。ボクはもう歩けないけど空を飛んだんだ」と言うのだった。

 

ゴースト

ブルームはエレベーターの中で、ブルームの大好物”魚の燻製”を食べていた精神科医ハロルド・ロスマンと出会う。
ロスマンから、「今度、お勧めのお店を教えるよ」と言われたブルームは、精神科の”ハロルド・ロスマン”の部屋はどこかとフロムに尋ねるが、「そんな医師はいない」とフロム。
「私はエレベーターでその人と話したのよ」とブルームが言うので、検索すると、ロスマンは1996年に退職していたことがわかる。
フロムはブルームをちょっとからかいながら、「キミがあったのは幽霊だ」と言う。

しかし、フロムもロスマン医師を見てしまう。
「ロスマン医師を見た」と言うフロムにブルームは、「あのあとネットで調べたら、ロスマンは4年前に亡くなってた」と言う。唖然とするフロム。

それでもフロムはまたロスマンを見てしまう。
「ロスマン医師を見つけた。4Fに来て!」とブルーム電話する。
ふたりが4Fでロスマンを探していると・・・ラウンジに座っているロスマン。

そこは、「認知症ケア病棟」だった。
ロスマン医師は認知症だった。担当医は、患者の世界を受け入れることも治療のひとつと言い、この病棟内ではロスマンは医師なのだと言う。

「幽霊がいることを信じかけたなんて自分に腹が立つ」と苛立ちを見せたフロム。
ブルームは、「何かあったの?」と尋ねる。
フロムは、「今、問題を抱えてる。食事制限中で身体もダルいし寒気もする。食べ物の幻覚まで。幽霊まで信じた。ボクの食事療法が間違ってるんですよね」と打ち明けた相手は、ロスマン医師だった。

ニュー・アムステルダム病院を去るレイノルズ

新しい心臓外科チーフはフローレスに決まったが、「責任を持って引継たい」とフライトを明日にしてまで残ったレイノルズ。
しかし既に必要な引継ぎは終わっており、レイノルズの出る幕はなかった。

仕方なく帰ろうと廊下を歩いていると、凄い勢いで車椅子が通り抜けたと思った瞬間、何かにぶつかったような音が!
レイノルズは放って置けず見に行くと、EVホールのシャフトの中に少年が落下していた。

テヴィを助けるために

レイノルズはテヴィを助けるためにEVのドアに車椅子を挟み、シャフトへと降りる。
テヴィは折れた肋骨で肺を損傷し、呼吸困難になっていた。
レイノルズは落ちていたビニール袋で応急処置するが、腹腔内出血の兆候が見られ、一刻も早くの救出が必要になるが、ケータイは圏外。
レイノルズは落ちていた鉄骨を使い、なんとかドアをこじ開けたが、その時、EVが動き出し、下りて来てしまう。
レイノルズとテヴィは大声を出すが聞こえるワケもない。

なんとか、人が寝転んだら回避できるだけのスペースに逃げ込み、圧死を逃れたふたり。
「きっと助かる」と励ますレイノルズにテヴィは、α1アンチトリプシン欠乏症(難病)で月イチ通院している。過激な動画を撮ろうとした結果、事故を起こしてしまったと告白する。
レイノルズは、若いテヴィが病院通いをしなければならない苦しさ、友だちから取り残された気持ちになるのもわかると理解を示す。
その時、EVに人が乗ってきた。
ふたりは必死にEVを叩き、「助けて!」と叫んでシャフトにいることを知らせ、救出される。

救出されたあと、レイノルズはニューアムステルダムでの最後の責任としてテヴィのオペを執刀し、オペ室に別れを告げた。

そして別れを惜しむ仲間と最後の時間を過ごした。

 

感想

レイノルズの最後のエピソードでした。
淋しいな~。カレのこと好きだったんだよね~。
医師としても倫理観もあり、行動力もあるレイノルズがいなくなることが淋しすぎる。
降板ありきのシーズン2ストーリーだったのかな。

で最終話の次回は、新しく雇った医師にダニエル・ディ・キムが登場するみたい。
ダニエルと言えば、「LOST」、最近じゃ「グッド・ドクター」、「ハワイFIVE O」で名前が売れてる俳優。
くせ者の役でこのドラマのレギュラー獲得みたいです。

 

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