そろそろサーシャ・マンの本質が見え始めます
新たしく始めようとしているシエラとヘレンにもそれぞれの難題が。
#5 あらすじ
シエラは生後4か月の息子エディの育児に追われ、余裕がない中、女優を目指してオーディションを受けるが・・・。
サーシャの口添えでインテリアコーディネーターの仕事を始めたヘレンは、映画監督バリーの自宅をデザインし、バリーの妻カロリーナに喜ばれ、自宅でのパーティーに呼ばれる。
まとめ
シエラ
育児ノイローゼ
ひとり子育てに奮闘するシエラだが、エディが泣き続ける理由がわからず育児ウツ気味だった。
シエラは映画のオーディションを受けるため、泣き続けるエディをベビーシートに乗せ、クルマで会場まで行く。
しかし、クルマからエディを降ろそうとした時、エディは泣き疲れて眠っていた。
シエラは躊躇するが、エディをクルマに置いたまま、デブリン監督のオーディションを受ける。
急いでクルマに戻ったシエラ。
エディに問題はなかったが、自分のやってしまったことに自己嫌悪に陥るシエラ。
母親との確執
オーディションからの帰り道、母親アデラインからの電話を受けたシエラ。
シエラとアデリンの間には確執が存在しているが、母親はエディに会いたいと言い、家に来ることに。
6時に行くと言う約束を破り、5時に呼び鈴を鳴らす母親にウンザリしながらも迎入れるシエラ。
アデラリンはエディを抱きたいと言う。
シエラは、エディは私じゃないとダメだとか、アタッチメント育児をしてるなどと抱かせたくない理由をいくつも言うが、そんなものお構いなしの母親。
シエラは仕方なくエディを抱かせる。
その時エージェントから、「ボヴァリー夫人」の主役ボヴァリーを射止めた連絡が入る。
アデラインは明日の撮影の時、エディの子守りをしてあげると言い、演技もチェックしてあげると言い出す。
シエラは娘にキツく当たるボヴァリー夫人のシーンを演じて見せるが、「あなたは役になりきってない。あなたの演技じゃ伝わるものがない。私はこの業界30年よ。あなたは現場を知らないのよ」とアデラリン。
その態度にシエラは、「私は現場を知ってる。ママに何度も連れて行かれたから。パパに言われて私を学校に行かせるまでね!」と言い返してしまう。
アデラリンはシエラが反抗してきたことが許せず、さっさと帰ってしまう。
夜、シエラは母親に電話をし謝罪。明日エディを頼めるかと確認する。
「もちろんよ」とアデライン。
しかし翌朝、アデラインはメール1通で、エディの子守りを断る。
どうしようもなくなったシエラはヘレンを頼るが、「あなたの産んだ子よ。自分でなんとかして」と断られる。
途方に暮れるシエラに、「私が子守りをしてあげようか?」と声をかけたのはステイシー。
まだ12才のステイシーにシエラは子守りを頼む。
撮影現場
「ボヴァリー夫人」の撮影が始まった。
役になりきり演じるシエラだが、なかなかOKが出ない。
とうとう監督から、「もう先に進めたいんだ」とウンザリ気味に言われ、シエラはワンチャンスを頼む。
シエラは自分と母親との確執を演技に反映させ、演じきる。
監督のデブリンはシエラの演技を絶賛し、OKが出る。
ドラッグとセックス
撮影後、スタッフと飲みに出かけたシエラ。
デブリンはシエラを呼び、ドラッグを勧めるが、シエラは断る。
するとデブリンは、「白状するよ。子どもの頃キミのママに夢中だったから声をかけたんだ。だがキミの方は昔の彼女よりキレイだし10倍は演技が上手い」と言う。
デブリンから褒められ、うれしくなったシエラはドラッグをやり、監督とトイレでセックスする。
事故
深夜2時。
シエラはヘレン宅にエディを迎えに行く。
ベビーバスケットで眠るエディの隣で眠っていたのはヘレンだった。
ヘレンは、「ステイシーはまだ12才なの」と言い、シエラの無責任さに呆れる。
自分の行動を恥じながら、シエラはエディを連れて帰ろうとするが泣き出すエディ。
シエラは、「ドライブしてみようか。そしたら落ち着くよね」と言い、クルマを運転しはじめるが、ドラッグの影響からか危険な運転をするシエラは駐車中のクルマに衝突事故を起こしてしまう。
意識を取りもどしたシエラは、恐る恐る後部座席のエディを確認する。
エディにケガはなかった。
ヘレン
サーシャとの外泊
ハロウィーンパーティーの後、サーシャ宅に泊まったヘレンは翌朝、昨夜のノアの行動について謝るが、「ノアが子どもなのはキミのせいじゃない」とサーシャ。
インテリアデザイナーとしての仕事
サーシャのおかげでインテリアデザイナーの仕事を掴んだヘレンは、映画監督のバリー宅を手がけ、カレの妻カロリーナから喜ばれる。
「サーシャがバリーの映画に出てくれるなんて最高だわ。夫は20年間ヒットを出してないの。でも、60才の誕生日を祝いたいと思って」とカロリーナ。
今夜はバリーの誕生会をこの自宅で開く予定なのだ。
ヘレンはカロリーナから、「今夜のパーティーは、サーシャの恋人としてのあなたのデビューの日にでもあるわ」と言われる。
その時、バリー宅に何故かノアがやって来た。
突然のノアの告白
「昨夜はすまなかった。キミと連絡がつかないからホイットニーに聞いたら、ここだと聞いたから」とノア。
ヘレンは、「止めて。仕事中なの、帰って」と言うがノアは、「キミを取りもどしたい。愛してる。もう一度やり直さないか。キミも同じ気持ちだろう」と言い出す。
信じられない発言にヘレンは、「可哀想だと思うけど、あなたは50になっても子どものままよ」と言うが、それでもノアは、「サーシャはボクを演じてるんだ。だからキミはボクを愛してるんだ。わからないのか?。過ちを犯したけど、愛してるのはキミだけだ。チャンスが欲しい」と言う。
しかしヘレンは、「もうあなたを愛してない。そしてあなたの愛は要らない。苦しみしか生まないから。終わりよ」とキッパリ断る。
子守りを頼むシエラ
ヘレンが自宅に帰ると、「今夜エディを見てくれない?」とシエラ。
今夜は予定(パーティー)があるからムリだと断ると、「ヴィックに子育てを手伝うって約束したでしょ?もうクタクタなの。いつになったら一息つけるの?」とシエラ。
ヘレンはシエラにも、「18年経てばね一息つける」と言い、キッパリ断る。
プリヤ ⑴
突然自宅にやって来たプリヤ。
贈り物があると言って、”純白のサリー”を渡す。
「白は喪に服す色よ」と言うプリヤの言葉にその意図を感じ取ったヘレンは、「うれしいけど私に”白”は似合わないの」と断る。
その時サーシャから電話がかかる。
プリヤはそれがヘレンの恋人からだとわかると、「ヴィックが亡くなってまだ数ヶ月なのにもう恋人?私の国では1年は喪服を着るものよ」と批判する。
居たたまれないヘレンは、まだ話しがあると言うプリヤを置いて、「あとで電話をする」と家を飛び出す。
サーシャの娘
ヘレンは自宅前に座り込む若い女性に気づく。
その女性は、「カレの娘です」と。
女性の名前はクリスティアーナ。
父に会いたいと言うのでサーシャ宅まで一緒に行く。
しかしサーシャはクリスティアーナを見た途端、「ヘレン、誰でもかれ構わず入れないでくれ」と言い怒り出す。
サーシャ曰く、クリスチアーナは元婚約者の娘だと言う。
クリスティアーナは、「パパと一緒に過ごしたいの。リハビリから戻ったところで家がないの。パパは必要な時はここに泊まれって言ったわ」と言うが、「それはアートを盗み、質へ入れる前の話だ。いくらだ?」と声を荒げたサーシャは、クリスティアーナが要求した”2万5千ドル”の小切手を渡すと、指を立ててクリスティアーナは帰って行った。
「半年ごとに現れたは、絆を深めるフリをする。彼女の話はウソばかりで、金を巻き上げられてる。みんなボクを利用するんだ。相手が家族だと尚更タチが悪い」とサーシャ。
プリヤの頼み
その時プリヤから電話がかかる。
プリヤの頼みとは、インドからトランジットでLA空港にいる兄に、エディを会わせたいと言うものだったが、エディはヘレンの子どもとして会わせたいから演技をして兄を満足させてほしいと言う。
ヘレンがサーシャに意見を求めると、「イヤだと言えばいい。どこかで線を引かないと人からいいように扱われるだけだ」と言う。
ヘレンは、「今夜はムリなの、諦めて」とハッキリ拒否する。
「断れば良い気分だろ?」とサーシャは言うが、ヘレンは、そうじゃないものを感じる。
パーティーで
会場でヘレンはイーデン・エラリーに声をかけられる。
イーデンはノアが「転落」を出版した時の広報担当だった。
イーデンはヘレンの今のカレがサーシャだと知ると、「やるじゃない、ヘレン。ノアから解放されて良かった。酷い男だった」と言い、サーシャにも自分の仕事を売り込む。
(ヘレンは、ノアの宣言ツアー中、ふたりは関係を持っていた思っている)
カロリーナの夫バリーは、長年ヒット作に恵まれていない映画監督だった。
カロリーナはヘレンに、「数ヶ月前は家を売ろうと考えるほど夫は重いウツ病だったの。だけど夫の映画にサーシャが出演してくれることが決まって、夫は元気になった。ほんとうに感謝してる」と言う。
そこへ、「”ザ・メイズ3”が決定したよ。来週からさっそく製作に入る」と上機嫌で言うサーシャがやって来た。
「待って。それじゃバリーの映画はどうなるの?バリーはあなたと組むのを楽しみにしてるの」と言うがサーシャは、「両方はムリだ。バリーに断るよ」と言う。
「今は、言わないで。カレはとても楽しそうなのに」とカロリーナはバリーを守ろうとする。
サーシャの内面
パーティーからの帰り道、「バリーの映画にはあなたが必要なの。カロリーナが友だちよ、悲しむのを見たくない」とヘレンは言うが、「約束したけど確約じゃない。選んでいかなきゃ俺はみんなに利用される」とサーシャ。
それに納得できないヘレンは家に帰る。
プリヤの怒りとヘレン
自宅に帰ると、ステイシーがエディの子守りをしていたようで、リビングで眠っていた。
その時、ドアがノックされる。
プリヤだった。
「あなたは私の電話に出なかった。あなたが私を好きじゃないのは知ってる。でも私は息子を亡くしたひとり女なの。兄とは数十年ぶりの再会だった。兄はヴィックの妻に会って敬意を払いたいって。ヴィックの息子にも会いたいって。たったひとつの頼みだったのに」と怒りと哀しみ表し抗議する。
「ごめんなさい、プリヤ」と謝るヘレンに、「息子はあなたをとってもいいひとだって、思いやりがある人だって言ってた。あなたはあの子をみんなを欺いてたのね」と言い放つ。
感想
確かに、あれだけヴィックを亡くして落ち込んでいたヘレン。
ヴィックが亡くなって4か月で新しいカレシって聞けば、プリヤは怒りしかないと思う。
そもそも納得してない嫁だったワケだし。
その上、ヴィックの家族をないがしろにする態度は怒りしかないよね。
一方、ヘレンの気持ちに立てば、ようやく自分のためだけに生きる時が来たとも言えるワケで・・・。
サーシャとの出会いは、これまでの人生を覆すほどの魅力があるんだと思う。
「なんでもOKすれば人に利用されるだけ」
この考えで生きてるサーシャ(そうならざる得なかったんだろうけど)の影響で、今まで思いやりでOKしてきたことをすべて拒絶してみたヘレンだけど、その代償も感じてる様子。
まぁノアとの復縁はないとは思うけど、サーシャとの付き合いも簡単ではないと思う。
シエラの問題は、母親との確執にありそうですね。
それが彼女の自信のなさにも繋がり、子育てもスムーズにいかない。
このまま女優としてやってくとしても、ヘレンを頼るのじゃなく、シッターを雇い、現実と向き合う必要があるでしょうね。
話しがあちこち飛ぶから、統一のない感じのファイナルシーズン。
次のエピソードは、ジョニーニのエピソードみたい。
どうでもエエわ~
コメント
[…] そのエピソードの詳細はこちら […]