三体 #8 面壁者(シーズン1最終話 / 相関図あり)

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8話が最終話。面壁者(ウォールフェイサー)」のことがわかります。
今回をシーズン1とも前半ともしていないNetflix。でもストーリーは続くのよね・・・

 

#8 面壁者 Wallfacer あらすじ

いよいよウィルの脳を搭載した探査機が打ち上げられることに。ジンは複雑な気持ちを抱えながらケープ・カナベラルに向かう。一方、ソールは誰かに命を狙われていると教えられ、運命が突然動き出す。

 

相関図

まとめ

ソール

事故

一夜限りの女性関係を続けているソール。
その日も、名前さえ思い出せない女性を通りまで送っていると、目の前で3台のクルマが絡む交通事故が起こり、女性(ノラ)がクルマにはねられ死んでしまう。

”キミは狙われている”

何がなんだかわからないまま警察に連行されたソールの前に現れたのダー・シーは、オックスフォードの仲間とは面識があり、ジャックとウィルの死も知っていると話した上で、「数日前、墓地で葉・ウェンジェと何を話した?あのあとウェンジェは中国で殺された。そして今日はキミが狙われた」と衝撃の発言をする。
あまりの情報量に困惑し、「オレは狙われてはいない」と否定するソールにダー・シーは、ノラが死んだ交通事故は、自動運転制御(ドライバーなし)のクルマ3台が、突然ハッキングされ、ソールを狙ったのだと言う。「意味がわからない」と動揺するソールにダー・シーは防弾着を渡すと、「これに着替えてくれ。連れて行くところがある」と言う。

面壁者

飛行機に乗せられ着いたのはナイロビ。
ソールを出迎えた”セバスチャン・ケント”は、「国連本部の式典に出てもらう」と言う。

本部では、「第4回PDC(惑星防衛理事会)」が開かれたおり、壇上で事務総長のリリアン・ジョセフが、”面壁者(ウォールフェイサー)プロジェクト”について説明、選出した3人を発表。その中のひとりにソール・デュランドが入っていたのだ。驚き、動揺するソールは、壇上に上がるが・・・・

【”面壁者(ウォールフェイサー)プロジェクト”】とは
三体の宣戦布告により戦時下となったが、”ソフォン”により人間の言動、行動はすべて見張られている。しかしソフォンは、”心は読めない”。よって心の中だけで戦略を立案し、実行する時が来るまで、誰とも共有しない(明かさない)絶大な権力を持ち、国際法の規定に触れない限り、自らの行動や命令を説明する必要は一切ない3人を選出した。
●候・ボーリン(フ・ボーリン)将軍:中国の軍事将軍
●レイラ・アリチ教授:イスラム国との戦いで名を馳せた英雄
●ソール・デュランド
辞退

「選ばれた理由がわからない」と抗議するソールにリリアン・ジョセフ事務総長は、「敵は常に我々を監視しています。だからあなたが選ばれた理由は”敵のみぞ知る”です」と言うが、「私は凡人だ。それにこの役目について打診をされていない。辞退する」とソール。するとジョセフは、「わかりました」とあっさりそれを受け入れる。

狙われたソール

意外にもあっさり辞退が認められ拍子抜けしつつも、帰国すると言うソールに、「外は危険だ。護衛させて欲しい」とダー・シー。しかしソールはそれを拒否、制止を振り切り国連本部を出るが、その直後、狙撃されてしまう。

ソールの意識が戻った。
「肋骨が1本折れた程度で済んだで良かった。狙撃犯は捕まえた」とダー・シー。
ソールは、ダー・シーに今後の護衛を頼むと、「狙撃犯に会って話しがしたい」と言い出す。

狙撃犯

病室にやって来た狙撃犯は、「オレが頭を狙えばあんたは自由になれたのに悪かった」とソールを仕留めなかったことを謝罪。「オレは面壁者じゃない。辞退した。あんたのボスは間違ってる。なんで宇宙人の指示でこんなことをするんだ?」と言うソールに狙撃犯は、「主の軍団の兵士になったから」と言う。

何かがおかしい

世界中に”面壁者プロジェクト”は発表され、同時にソールの面壁者辞退も報道された。
しかしケントは今でもPDCとソールの連絡役をしていて、ソールの要求は絶対だと言う。
(それってまだ面壁者ってことじゃないのか?)と疑問を感じたソールは、もう一度事務総長ジョセフと会うことに。
「家に帰りたい」と言うソールにジョセフは、「セキュリティ要件を満たしていない」と言うが、改めて、「ボクは面壁者じゃないんだ」とソール。しかしジョセフは、「正式な面壁者かどうかは重要ではないのかも知れない。面壁者の仕事はひとりの心の中で密かに進められる。誰にもわからない。我々は子孫のために戦う義務がある。なぜあなたが面壁者に選ばれたのかの答えは自分で見つけるしかない。然るべき時が来たらわかる」と言うと、「今後はどんな要望でもセバスチャン・ケントが対応する。成功を祈っている」と言う。

ソールはケントに、ウィルを見送りに行きたいと要望する。

飛行機の中で”クラレス”からソール狙撃の連絡を受けたウェイドは、ソールの容態を確認し、「二度とは許すな」と発言。しかしソールを狙撃した人物の名は”クラレス”。私はソールが面壁者を受けるためにウェイドが細工をした可能性も考えています。

 

ジン

ウィルへの愛

ウィルを失い、どれだけウィルを愛していたかに気づいたジンは、探査機のカプセルに種(とうもろこし、小麦、豆、唐辛子)を入れて欲しいと渡すが、ウェイドはそれを、「1gでも軽くしたい」と拒否する。

打ち上げに立ち会うためケープ・カナベラルへと向かう飛行機の中でラジを避けたジン。
「オレたちはどうなってるんだ?ウィルが原因なのか?」と問うラジに、「そうよ、私はウィルから最後の何週間かを奪い、未検証の計画で宇宙に打ち上げるの、失敗するかも知れない。仮に上手く打ち上がってもクリアしなければならないことがたくさんある。それにカプセルは無傷じゃなきゃいけない」とジン。ラジは、「カプセルの中にいるのはウィルじゃない。カレはもう死んでる」と言うが、ジンは、「死んでない。ウィルの脳は生きてる。三体はウィルを再生する可能性がある」と言い切る。ジンはウィルを愛していることに今更に気づいたのだ。

 

タチアナ

森のキャンピングカーで暮らすタチアナに、三体からVR機が届いた。
「一人が助かれば全員が助かる」のメッセージを見て笑顔になるタチアナは、早速VR機を装着する・・・。

 

ケープ・カナベラル

ソールが到着した。
ジンはソールが”面壁者”に選ばれたことに驚いたと言うが、「選ばれた理由がわからない」とソール。

ジンはウィルをこのプロジェクトに引き入れたことを後悔していると言うが、「ウィルはキミのためにやると決めた。愛していたから。オレもあれくらい愛されたい」とソール。ジンはそんなソールに、「もう愛されてるかも」と言う。それがオギーのことだと気づいたソールは電話をするが、繋がらなかった。

同じ頃、メキシコ、サン・ルイス・ポトシにいるオギー。
オギーはナノ繊維を使った浄水器を村の水道に装着する事業を行っており、赤痢などの感染症を予防するため尽力していた。ソールの電話に気づいたオギーは、電話を無視した。

 

階梯計画

探査機の打ち上げ

探査機にウィルの脳を保存したカプセルがセットされ、いよいよ打上がの時が来た。
ウェイドはジンに、一度はダメだと断った種(小麦、とうもろこし、豆、唐辛子)を搭載したこと言う。

ロケットが発射、打ち上げに成功する。
予定どおり探査機は軌道に入り、ナノ繊維の帆を開くことにも成功。スタッフからは拍手が起こる。
軌道上の核爆発3回は見事にクリアし、人工物最速を記録(80km/s)するが、予想外に探査機と帆を繋いでいたケーブルが1箇所、接続部からハズレてしまう。

接続がハズレたせいで、探査機は予測値の軌道が変わってしまい、次の核爆発を受けることができず、そのまま80km/s の速度を保ちながら宇宙に漂うことに・・・。階梯計画は失敗に終わった。

ソフォンの接触

ジンたちを残し、イギリスへ戻る飛行機に乗ったウェイド。
すると機内の明かりが点滅をしはじめ、モニターにソフォン(女剣士)が現れる。

ソフォンは、「階梯プロジェクトは残念だった。ウィルに会いたかった。冷凍睡眠から目覚めたあなたにも。人間の命は儚い」と言うと突然目の前に現れ、「我々は共にある。我々が見せたいものをあなたに見せる。死ぬその日まで」と言って消えた。

ソフォン、つまり三体はやはりすべての計画を把握しているらしい
虫は生き残る

「ウィルはいつまで宇宙を漂うんだろう」と言うソールに、「6千年後に恒星を通過して500万年後に銀河を離れる計算になる」とジン。
落ち込むふたりを見てダー・シーは、「もう降参するのか?」と言い、ある場所へと連れて行く。
ダー・シーが連れて行ったのは、フロリダ・エバーグレーズの湿地帯だった。
異常発生する虫の大群を見せ、「人間はこれまで虫を根絶しようとしてきた。でも虫はこうやって生き残ってる。まだやれることはある」と言うのだったー。

感想

エピソードを重ねるごとに面白みが増すドラマでした。
劉慈欣(リュウ・ツーシン)のベストセラー小説がベースだけに見応えありますね。
で、シーズン2にウワサを聞きませんが・・・それは困ります。
ここまで見せられて、ウィルの脳は宇宙でどうなるんだ?面壁者はどう活躍するんだ?と気になる点が多々・・・
早くシーズン2をみたいな。
でないと、内容忘れてシーズン1から見直すことになりそう(笑)

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