ウィッチャー #6 神秘なる生物

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今回のエピソードは・・・
●リンデの町で結ばれたゲラルトとイェネファー。あれから6年経過。イェネファーはまだ、失った子宮を取りもどすために動いていた。
●マウスサックと共にブロキロンの森を出たシリとダーラだったが、ダーラがマウスサックを怪しみはじめて・・・。

#6 神秘なる生物 Rare Species あらすじ

謎の初老の男から、”ドラゴン討伐隊”に加わって欲しいと依頼されるゲラルト。4つの部隊が討伐に名乗りをあげるが、その中の1隊にイェネファーの姿を見つけたゲラルトは、討伐隊に加わることに。
一方、ドップラーが化けたマウスサックと共に、ブロキロンの森を出たシリだったが、違和感を感じはじめ・・・・。

 

まとめ

1262年 カイゴーン(リンデ市のエピソードから6年後)

三羽カラス、ボルクの依頼

洞窟内で怪物退治をしたゲラルトを待っていたのは、ボルクと名乗る初老の男。
ボルクはゼリカニア人の女戦士テアとヴェアを伴い、ゲラルトにドラゴン討伐隊に加わって欲しいと言う。

ドラゴン討伐の命令
最近、カイゴーン王国にグリーンドラゴンが出没。それを見つけた民が、始末しようとしたため、怒ったドラゴンは火を吹いて山を焼き払い、羊が大量に死ぬなど領土に被害が出た。
ニーダミル王は国の治安を守るため、”ドラゴン討伐”命を出した。
報酬は竜の持つ宝、貴族の身分、そして領土。それを目当てに4つの部隊が名乗りをあげる。

ボルクはゲラルトに酒をおごりながら状況を話し、隊に加わって欲しいと言うが、「オレは討伐には加わらない」とゲラルト。
しかし他の隊が、ドワーフ族、傭兵のリーヴァス隊、そしてデネル王国アイク卿とイェネファーだと知り、ゲラルトはボルクの部隊に加わることを決める。

討伐隊の出発

洞窟までは3日の距離だった。
それぞれの部隊は互いをけん制しつつ、ドラゴン討伐のために出発する。

山はドラゴンに焼き尽くされ酷いありさまだった。
ゲラルトは、「ドラゴンは本来人を避ける。攻撃されれば逃げるハズだ」と疑問を口にするが、ボルクは、「自分の種が途絶えかけると必死の抵抗にでるのかも」と言う。

ボルクはゲラルトがイェネファーばかりを見ていることの気づき、それを茶化すが、「彼女はある意味ドラゴンより危険だ」とゲラルト。

怪物ヒリッカ

途中、木の実を見つけたヤスキエルが草むらに入ると、そこには怪物が隠れていた。
ヤスキエルは取り乱し、助けを求めて草むらから這い出すが、ゲラルトは、「ヒリッカだ。ヤツは空腹なだけだ、殺すな」と言う。
しかしその言葉を無視し、アイク卿は剣を振りかざすと、ヒリッカを滅多斬りで殺してしまう。

野営することになった討伐隊。
皆がたき火を囲む中、アイク卿はさっき退治したヒリッカを焼いてひとりで食べ始める。
皆がドン引きする中、腹を下してしまうアイク卿は(笑)
ドワーフのヤーペンは、最近ニルフガードが領土を広げており、危険な存在で、シントラも危ないと言う。

【ドラゴン】
昨今ドラゴンは、財宝を狙う輩のせで数が激減しているが絶滅はしていない。
多くのドラゴンはグリーン。レッド、ブラックもいるが、ゴールドは絶滅したと言われている。
断崖絶壁の近道

翌朝、アイク卿が殺されていた。(リーヴァース隊のボーホルトが殺したらしかった)

洞窟まではまだまだ遠かった。
ドワーフのヤーペンは、「近道を知っている。リーヴァースより先に着いてお宝を頂こう」とボルクに提案、ボルクも賛同する。

ゲラルトはひとりで洞窟へと向かうイェネファーを心配するが、イェネファーが討伐隊に参加した理由が、”受胎薬になるドラゴンの心臓”が目当てと知り、「なぜ子どもを欲しがる?俺たちが子どもを持てないのは、生き方が子を持つことに適さないからだ」と説得するが、イェネファーの決意が固いと知り、自分と同行するよう言う。

ヤーペンの近道は、断崖絶壁に板の道が取り付けてあるだけの危険な道だった。
ゲラルトは引き返そうと言うが、ボルクは、「ドラゴンはすぐそこだ」と言う。
もちろんイェネファーも進むと言うのでゲラルトも仕方なくその道を進み始める。

ボルクの最期

しかし足元の板が崩れ落ち、宙づりになるボルクと女戦士テアとヴェア。
ゲラルトは鎖を引いてボルクを引き上げようとするが、加重がかかりゲラルトの足元の板道も崩れはじめるー。
ボルクは、「キミの助けはこの先必要になる。そのために放せ」と言うが、ゲラルトは諦めない。
しかしゲラルトの足場は今にも崩れ落ちそうになり、「もう足場がもたない!」とヤスキエルとイェネファー。
ボルクは、「ありがとう」と言葉を残し、自ら手を離し、落下していく。
それに追随するようにテアとヴェアも落下していったー。

ゲラルトとイェネファー

ボルクを助けられなかったことに落ち込むゲラルトにを励ますヤスキエル。

その夜、ゲラルトはイェネファーのテントを訪ねる。
ゲラルトはイェネファーから香る匂いに彼女を求め、ひとつになる。

「ウィッチャーにはほんとうに感情がないの?」と聞くイェネファーにゲラルトは、「それはウィッチャーを蔑むための作り話だ」と言う。
ゲラルトはウィッチャーになるしか選択肢がなかった言うと、「私も同じ」とイェネファー。
ゲラルトが、「母親が夢なのか?」と聞くと、「私の夢は、誰かの大切な人になること」とイェネファー。ゲラルトは、「今はキミが大切だ」と気持ちを伝え、健やかな眠りにつくー。

ドラゴンの洞窟

朝、同じベッドで目覚めたふたり。
ゲラルトは町へ戻るようイェネファーに言うが、「ドラゴンを殺すまで帰らない」と譲らないイェネファー。
その時ドワーフ隊が居なくなっていることに気づいたイェネファーは、ゲラルトが止めるのも聞かずドワーフを追いかけ、彼らを見つけると魔法をかけて停止させ、彼らを抜かして洞窟へ入ると、目の前にいたのはグリーンドラゴンだった!

グリーンドラゴンは卵を抱えていたが動こうとしない。
イェネファーがドラゴンに近寄ろうとした時、「近づくな!」と言って奥から出て来たのは、落下して死んだハズの女戦士テアとヴェア。
「ナゼ?死んだはずよ?」と言うイェネファーに剣を抜き構える女戦士。

「やめろ」とやって来たのがゲラルト。
ゲラルトも女戦士がそこにいることに驚くが、その時、雄叫びを上げてゴールドドラゴンが舞い降りてきた。

ゴールドドラゴンは、「ウィッチャーと女魔法使い。また会えたな」と声が。

ケガを負ったグリーンドラゴンの雄叫びがゴールドドラゴンに届き、ドラゴン討伐を命令した王から卵を守るため、ゲラルトを雇ったのだった。
イェネファーも卵を必死で守るグリーンドラゴンの母性に心を打たれる。

その時、リーヴァース隊が洞窟にやって来た。
「一網打尽にできそうだ。ドラゴンを殺せ!」ボーホルトが命令すると、仲間は襲撃を開始する。
ゲラルトも剣を抜き応戦するが、「ボーホルトは私が」とイェネファー。
女戦士も参戦する。
イェネファーは、「アードを、今!」と叫ぶとゲラルトに近づきふたりは熱いキスを交わす。
その瞬間、魔法が作動、リーヴァースの男たちは吹っ飛ばされる。

ゴールドドラゴンは、グリーンドラゴンに近づこうとする男を火炎で焼き殺す。
ゲラルトは首を絞められているイェネファーを助け、イェネファーもボーホルトの首を短剣で刺しゲラルトを助けた。

寝坊したヤスキエルが洞窟に着いたと同時に、ストップの魔法が解けたドワーフも洞窟に着く。
「俺たちだけ仲間外れか!」と怒りを向けるドワーフにボルクは、「何も聞くな。戻って王にこれを渡せ」と竜の歯を2つ渡し、納得させる。

運命に翻弄される

「私の子だ。この遺産だけは守りたかった。ありがとう」と心からの感謝を伝えるボルク。

ボルクの言葉からイェネファーは、ゲラルトと自分が惹かれ合うのは、本物の恋愛ではなく、ジンの魔法だと知りショックを隠せず、言い合いになるが、ボルクはそれを制止、「イェネファーの子宮は戻らない。ゲラルトは彼女を失う」と予言する。
イェネファーは、「もう失った」と言うとその場と去る。
あまりのやるせなさに困惑するゲラルトにボルクは、「お前の運命は彼女ではない。お前も分かっているだろ」と言う。
それは”驚きの子”=シリを意味していた。

ヤスキエルは何とかゲラルトを励まそうとするが、気持ちの持って行き場がないゲラルトは、「お前のせいだ。オレの苦しみのきっかけはいつもお前だ。驚きの子もジンも何もかも。お前とは縁を切る!」とヤスキエルに当たってしまう。
ヤスキエルはゲラルトの元を去る-。

 

1263年 シリエピソード

マウスサックの案内

偽)マウスサックの案内で、ゲラルトに会うために出発したシリとダーラ。
その道中シリは、「ゲラルトは何者?カレに驚きの法を負ったのはナゼ?誰を助けたの?」とドップラー(偽マウスサック)を質問攻めにする。
しかしダーラは、「カレは絶対におかしい」と忠告するが、ドップラーはシリにキャランセ女王のシントラの旗帯を見せ、信用させようとする。
しかしシリも違和感を捨てきれず、カマをかけると、まんまと引っかかったドップラー。
苛立ったドップラーは、「マウスサックは我らが殺した。お前を捜すためにヤツの姿を使ったのさ」と暴露する。
ダーラは短剣でドップラーに襲いかかるが、ドップラーはそれを軽くいなして短剣を奪うが、銀製だったため、それに触れることができない。
ドップラーは手でダーラの首を絞め殺そうとする。
シリは短剣を拾うとドップラーの首をひと突きにする。

ドップラーは苦しんだあと、その姿を戻して立ち上がった。
ダーラは銀製の短剣をドップラーの喉元にあて、「誰の差し金だ?」と問いただすが、「ニルフガードの騎士だわ。私が特別で、何かの力があるから。殺して!」とシリ。
しかしドップラーは隙を逃さずダーラを殴り倒した。
短剣を払いのけられたシリは、逃げ出すしかなかった。

シリは必死で逃げるが、ひとりの男に捕まり、口に何かを当てられた途端、意識を失う。

カヒル vs 偽カヒル

シリはカヒルの前にいた。
カヒルは、「怖いのはわかる。森から連れ出すためだった。苦しめる気はない。私はあなたが運命を全うする手助けをしたい。白炎の導きなんです。あなたがすべてのカギを握る」と言い、飲み物を差し出すが、首を振ってそれを受け取ろうとしないシリ。
実はそのシリはドップラーが変身していたのだ。
(カヒルも銀食器を触らないことでドップラーではないかと気づいていた)
次にドップラーはその姿をカヒルへと変える。

カヒルは振り向くと、「何をした?」と聞くが、「我らを欺いたな。彼女の正体を隠した。彼女の力を」とドップラー。
「この愚か者!」カヒルはそう言うと、アイスピックで襲いかかるが、偽)カヒルも応戦する。
同じ顔、同じ体格、同じ戦闘能力を持つふたりの死闘がはじまった。
決着が中々つかない中、カヒルがドップラーの顔面を切り裂くと、ドップラーは逃げて行った。

その頃シリは

シリを捕まえたのは、偽)カヒルのドップラーで、シリを木に縛り付けていた。

またしてもシリを助けたのはダーラだった。
しかしダーラは、「森に居れば安全だったのに。キミといたら死んでしまう。キミは特別だって?キャランセ女王と同じだ。どこにいても恐怖と死をもたらす」と怒りをぶつけ、「もう無理だ」と言葉を残し、去ってしまう。
ひとり残されたシリ。

騎士カヒルとフリンギラ

カヒルはドップラーを始末することは出来なかった。

フリンギラはカヒルを手当しながら、「ドップラーは姿をくらませ、シリも見つからないが諦めない。あなたは簒奪者から民に自由を取り戻した。白炎があなたを呼んだの。あなたを作り、聖なる使命を与えた。定めなのよ。彼女はキー。でもあなたは扉を開ける者なの。シリは探し出す。ニルフガードの覇権を全土に広める。理解されずともね」と言い聞かせる。
その言葉にカヒルは、「兵を集めよ!カレの期待に答えねば。剣と斧の時代は近い」と言うのだった。

感想

ゲラルト、イェネファーエピソード、シリエピソードをそれぞれ興味深く見たけれど、時系列的には、シントラ陥落まで1年に迫ってます!
つまり、次のエピソードで、3人の時系列が合致するのでは?と思ってます。
そもそもシーズン1は、8話なので、あと2話でも終わるんですもんね。
ドップラーも死んでいないんだと私は思うので、今後何かに化けて出てくることもあるのかも?

で、ニルフガードのカヒルは、シリ王女にとって完全なる敵だと思っていたのだけど、どうやら違う?
シリが運命を全うするための手助けをしたい。白炎の導き者ってこと???

それなら逃げる必要はないの?
「驚きの子」かも知れないけど、シリ王女はゲラルトと出会うことで何が起こるんだろ?
興味あるところです。

 

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