最終話、これで完結です。
そしてしっかり納得できる形で完結していました。
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#20 終幕 The Last Act あらすじ
思わぬ人物との再会を喜ぶウベ。しかし仲間の凶行で苦しい決断を迫られる。
イングランドでは、アイヴァーがアルフレッド王に和平交渉を申し出て有利に交渉しようとするが・・・。
ヴァイキング 海の覇者、ここで完結!
まとめ
ヴィンランド
フロキのはなし
思わぬ再会によろこぶウベとフロキ。
フロキはアイスランドを出て、ヴィンランドに着いたが、「彼ら(先住民)の助けがなければ死んでいた。それほどまでの心身ともに衰弱していた」と言う。
ウベはフロキにアイスランドを出た本当の理由を尋ねるー。
オテールの忠告
オテールはウベに、「この新世界に何を見る?」と問うと、「無限の可能性だ。豊かな土壌、鉱物・・・父さんが夢みたものだ。見つけた」とウベ。
オテールは、「古いやり方、振る舞いを続けていると古い世界へ逆戻りする。振る舞いを改めなければ」と忠告する。
ナードが犯した罪
すっかり「金」に魅了されてしまったナードは、勝手に首長の家に侵入、「金」を物色するが、首長の次男ウェイジドウに見つかってしまう。
「泥棒め!」と近づくウェイジドウをナードは躊躇することなく首を斬って殺し、逃走するが、先住民に捕まってしまう。
首長ペキタウレはウベたちを呼び、「息子のウェイジドウが殺された」と涙ながらに訴える。
ウベは、「最悪の罪だ。あるまじき行為であり許されない。引き渡して欲しい。罪に値する罰を与える」と謝罪し交渉する。
首長ペキタウレはウベの提案を受け入れ、ナードを引き渡す。
裁判
ウベたちはナードの犯した罪について裁判するが、ナードは、「彼らはウソつきだ。これは正当防衛だ」と主張し、反省する素振りを見せない。
しかしオテールが、「罪を犯したなら罰を与えなければ。殺人を許すようでは正義と信頼を得ることができない」と言うと、「罰金を払い、首長が気が済むまで何でもやる。それでいいよな?いいよな?」と言い出すナード。
ウベは、「オテールは新世界では今までと違う人間に生まれ変われと言うが、オレたちの法で臨むべきだろう。神々は俺たち見ている」と言うと、盗みと殺人の罪で”血の鷲”の刑に処すと宣言、仲間たちも賛同する。
しかし納得できないナード。
オテールは、「分からないか。ウベはお前がヴァルハラへ行く機会を与えてくれた。覚悟を決めろ。想像を超える痛みに耐えろ。そうすればオーディンに歓迎される」と納得させる。
刑の執行
仲間と先住民が見守る中、まさに”血の鷲”の刑が執行されようとしていたー。
しかしナードは、「イヤだ」と拒否する。
ウベはナードの耳元で、「ヴァルハラは諦めろ。オレが楽に殺してやる」と言うと、首を斬り処刑を実行した。
生きる意味
ウベはフロキに、ヴィンランドに来て良かったかと聞く。
「今となってはオレにもわからん」とフロキ。
「神々とはここで会えたか?」と聞くウベにフロキは、「その話しはするな。オレには関係ない。森で生きる。見えるのは木々の葉だけ」と言う。
そしてフロキはウベに、「過去を手放せ」と助言し、「オレはじき死ぬ」と言う。
死期を悟っているフロキにウベは、「それで終わりか?」と聞くが、フロキは何も言わないのだったー。
イングランド ウェセックス
交渉
アルフレッド王は、野営地に来て白旗を立て、チェスの駒を渡してきたアイヴァーに、「アイヴァー、久しぶりだな。お互い父を亡くし王となったがいまだに戦っている。私は苦しみと戦いの連鎖を断ち切りたい」と言う。
するとアイヴァーは、「同感だ。休戦して和平交渉しよう。死に急ぐことはない」と提案する。
しかしアルフレッド王はそれを拒否する。
アルフレッド王の思わぬ拒否にアイヴァーは、「すべてが終わるぞ」と言うが、「キミの暴挙と策略に屈するワケにはいかない。戦を止めて出て行け。仲間の命を救え」とアルフレッド王。
交渉は決裂、決戦へと突入する。
”賽は投げられた”
ヴァイキングたちは何台もの投石機を使い、焼け石を戦場へと投げる。
アルフレッド王は兵士らに、「神を信じて戦え」と鼓舞し、「かかれ!」の号令と共に決戦が始まる
思いもよらない展開となり、次々と死んでいく戦士を前にアイヴァーは、「オーディンよどこだ?どうすればいいか教えろ」と神々の声を求めるが、オーディンは答えない。
そしてアイヴァーの足も限界で激痛が走る。
そしてアルフレッド王も、「主よ、恐れる私に話しかけて下さい。どうかお声を、怖いのです、お言葉を!」と神に救いを求める。
ヴィトゼルクは狂気に駆られるように戦い続けていた。
ウェセックス兵士たちは、「ラグナルの息子を狙え!」と叫び、次々と襲いかかって行く。
ギリギリの状態のヴィトゼルク。
アイヴァーは戦場へと進み出てヴィトゼルクの腕を取ると、「ダメだ、よせ。兄さんは役目を果たした。もうオレを守るな。オレはこのために生きてきた。下がってろ。兄さんは死なせない」と戦場から退くよう言う。
アイヴァーの強い意思を感じたヴィトゼルクは、「目が青いぞ。今はダメだ、止めておけ」とアイヴァーを止めるが、アイヴァーは、「愛してる」と言うと退くよう言う。
ヴィトゼルクも、「愛してる、アイヴァー」と伝える。
アイヴァーは戦場にひとり立ち、大声で叫ぶと、「怒れるアイヴァーだ!」と叫ぶ。
アイヴァーが剣を振るうと、まるで操られたかのように仲間の戦士が敵を倒していく。
その様は神がかっていた。
その時、目の前にウェセックスの青年兵士が短剣でアイヴァーを刺そうとしていたー。
しかしその圧倒的なアイヴァーの存在感に青年兵士は怯えてしまう。
アイヴァーは青年兵士に言う、「恐れるな」と。
青年兵士はアイヴァーの腹を何回も突き刺した。
足が折れ、崩れ落ちるように倒れたアイヴァーに駆け寄るヴィトゼルク。
その様子に気づいたアルフレッド王は戦闘を止める。
アイヴァーはヴィトゼルクの腕の中で、「ダメだった・・・」と呟くと、「すごく怖いよ、怖いんだ」と泣き始める。ヴィトゼルクは死にゆく弟に、「怒れるアイヴァー、お前の名前は永遠に不滅だ」と言う。
そしてアイヴァーは天に召された。
こうして決戦は終わった。
ヴィトゼルク
アイヴァーは埋葬された。
ヴィトゼルクは、「ヴァルハラで楽しめ。お前を称えて送り出す。オレはもう少しここにいる」と気持ちを伝えた。
そしてヴィトゼルクはウェセックスに残りオーディンへの信仰を捨て、洗礼を受ける。
アルフレッド王から、洗礼名”アセルスタン”を与えられた。
カテガット
カテガットに、戦いに敗れ、大勢が亡くなり、ハーラル王、アイヴァーが死んだと伝えられた。
イングリッドは正式にカテガット女王に即位した。
感想
シーズン1から見てきた「ヴァイキング 海の覇者」がとうとう終わりました。
見応えのあるドラマでした。
私の大好きリストのベスト5に入ります。
そもそも史実に弱い私(学生時代理系だったので)ですが、こうしてドラマで少しでも史実を知れるのは楽しいものですね。
そして、事実に叶うものなしだと思うのです。
ウェセックスを襲撃したアイヴァーの目的は、戦に勝つと言うより、交渉を有利に進めるために戦いだったようですね。
戦いを避けるアルフレッド王は、和平交渉に応じると踏んでいたのに、まさかの拒否。
そして思わぬ展開に。
アイヴァーはずっとヴィトゼルクが自分を守ってくれてたことに気づいてたんですね。
5人いたラグナルの息子。
ヴィトゼルクは改宗したけど、どうなったのかな?
そしてウベはどうなったんかな?
そんなことを思いながら締めたいと思います。
早く続編、「ヴァイキング ヴァルハラ」公開が楽しみです。
それまでもう一度見返したいな、このドラマ。
ところで、フランス(フランク王国)へ渡ったロロはどうなったんですか?(笑)
コメント
ロロが史実のノルマン公ロロならば、その子孫は現在まで続く英王室の開祖になります。(ていうか、本当はロズブローク一家じゃないのだけどね。)
ロロロさん
コメントあとがとうございます。
史実に疎いので、検索したところ、ノルマン公のロロは、ヴァイキング首領のひとりなんですね~
ロロの存在も、史実をベースに描いてたとは・・・。
歴史を知ってる人が見れば、私の何倍も「ヴァイキング」を楽しめているんですね
知識をありがとうございます。