「ヴァイキング 海の覇者たち」のスピンオフドラマとして始まった、「ヴァイキング ヴァルハラ」は、「ヴァイキング 海の覇者たち」から100年後のストーリー。そしてこのシーズン3が最終シーズン、全8話。
今回から舞台が5つに!
◉ コンスタンティノープルのハーラル
◉ グリーンランドのフレイディス
◉ イングランドのクヌート王
◉ デンマークのスヴェン王(クヌートの父)、ハロルド王子、ゴドウィン
◉ ギリシャ、コルフ島のレイフ
# 5 グリーランド Greenland あらすじ
フレイディスはヨームスボルグの仲間と共に父親エイリークが統治するグリーンランドへと着く。
レイフはギリシャ、コルフ島の地図職人カリニコスを訪ねる。
イングランドに戻ったクヌート王は、後継者について考え始め、コンスタンティノープルのハーラルは困難な状況に追い込まれる
相関図
まとめ
グリーンランド
統治しているのは、”赤毛のエイリーク・ソルヴァルズソン”。レイフとフレイディスの父親で、人を殺しノルウェー、アイスランドから追放されている。
現在のグリーンランドは、かつてない窮地に立たされていた。
沿岸で魚が穫れず、沖に出れば荒れた海のせいで船が転覆、死亡者が相次ぎ、壊れた船を修理する木材さえない状況に、ノルウェーへ移住を考えるものまで出始めていた・・・。
やって来た娘とヨームスボルグの人々
危機的状況の中、ヨームスボルグの民を率いてグリーンランドにやって来たフレイディス。
両親は娘との再会を心からよろこぶが、フレイディスは、「新天地を目指して船出した、旅の途中に寄っただけだ」と言い、息子ハーラルとパートナーのスティーグを紹介する。
不穏な空気
ヨームスボルグの民たちは、船荷を食料庫に入れ保管するが、グリーンランドの子どもたちから、「お腹が空いた」と物乞いされ、グリーンランドの男たちからは、「倉庫にカギは必要ない」よ言われ、不穏な空気が漂う中、ヨームスボルグの民たちの歓迎会が開かれる。
父エイリーク
世情に疎い父エイリークにフレイディスは、兄レイフのこと、ハーラルの父親がノルウェー王子ハーラルであること、ノルウェーはキリスト教の台頭で状況が変わってしまっていることを報告すると、「夏の間にグリーンランドを発ち、レイフから聞いた西の黄金の地を目指す。それが運命だと思う」と言うが、エイリークは、ヨームスボルグの民たちとグリーンランドで暮らしてはどうかと言い出す。
それでも、「黄金の土地を求めて行く」と言うフレイディスにエイリークは、「グリーンランドの厳しい状況に、何度も何度もレイフが見たと言う”黄金の土地”を探し続け航海に出たが、見つからなかった。発見していたらとっくに移住してる。黄金の土地はレイフの空想だ」と言い切る。
それでもフレイディスは、「私は見た夢を信じる。止めても無駄」と言う。
ギリシャ コルフ島
地図職人カリニコス
コルフ島に着き、地図職人”カリニコス”に会えたものの、「その地図は私が描いたものじゃない」と言われたレイフ。だがカリニコスはレイフを自宅に招く。
カリニコスの自宅の壁一面にはカレが描いた地図が貼ってあったが、それらの地図はカリニコス自身が旅をして描いたのではなく、強力な情報源がいると言う。
実はその地図はカリニコスが描いた地図の一部で、かなり以前に船乗りにあげたものだと言う(身の危険があるので、”違う”と嘘をついたらしい)。
カリニコスから、「これはどこだと思う?」と聞かれ、レイフは、「グリーンランドの南岸だと思う。左に描かれている大陸は、幼いころ見た海岸じゃないかと思う。この土地は実在するのか知りたい」と問うが、「オレには答えられない」とカリニコス。
隠していた地図
カリニコスは、壁の裏に隠していた地図を見せると、「この地図はカネを稼ぐための地図じゃない。自分のすべてだ。ここに描いている大部分はキリスト教では異端だ。だから隠している」と説明するとレイフが持参した地図を貼り付け、「キミの推測どおりこの地図はグリーンランドだ。そしてこの線は海流を表してる」と説明。
レイフは、まだ描かれていない部分を見て、「オレが見た新しい大陸がここにあるのか?」と聴くが、カリニコスは、「かも知れない。これはただの予想図だ。見つけなきゃ真実にはならない」と言う。
「答えを求めてコルフ島に来たのに、ますます疑問が増えただけだ」と言うレイフにカリニコスは、「科学的な証拠を積み重ね、現実に存在すると信じるものを描いてる。でも真実だと言う確証はここにはない。外の世界にあり、発見されるのを待ってる」と言う。
イングランド
クヌート王はローマから戻ったが、体調は芳しくなかった。
「我が帝国は強くなって行くのに私は衰えるばかり。かつては斧一振りで敵の首を切り落とせが、今は書類ひとつ握れん」と動きにくくなった腕を憂うクヌートにエマは、「人を統治する方が難しい。強さは力だけじゃない」と言うが、「私はもう長くない。継承者を選ぶためカテガットへ行く」と言い、カテガットに息子たち(エルフギフの息子、エマの息子)全員集めると言う。
デンマーク
スヴェン王の策略
息子クヌート王の体調が思わしくないとの知らせにスヴェン王は、息子崩御後、自らが、デンマーク、ノルウェー、イングランド王に就くつもりだと言い、ゴドウィンの力を借りたいと言い出す。
ハロルドは、「お祖父様は偉大なヴァイキングだがもう高齢」と反対するが、「名案です。あなたはまだ未熟過ぎる」とスヴェン王側につくゴドウィン。
翻ったゴドウィンの態度にハロルドは、「話しが違う、私に力を貸す話だろ」と言うが、「機が熟せば忠誠と助言を捧げると言ったが、まだその時ではない」とシャットアウトするゴドウィン。それを見たスヴェン王は、「頼りにしてるぞ」とゴドウィンに頼む。
操るゴドウィン
だがその夜ハロルドは、眠っている祖父スヴェン王を近づき、枕を使って窒息死させようとする。
だが近寄る気配で目をあけたスヴェン王は、「お前には無理だ」と一言。
だが寝室の入口に立っていたのはゴドウィン・・・次の瞬間、ハロルドは祖父の顔に枕を押し当て、窒息死させる。
コンスタンティノープル
いつまで経ってもコンスタンティノープルを出ていかないハーラルに、苛立ちを募らせるマニアキス将軍。
仮面の宴
ハーラルの元に仮面の宴への招待状が届く。
仮面をつけ宴に出たハーラルは、ゾーイを見つけ後を追うが、それをマニアキス将軍が見ていた。
だが仮面をつけたゾーイが入った部屋に女性たちと絡むロマヌス皇帝が!
ゾーイの誘いだと思いこんでいたハーラルは、「陛下がお呼びだったとは気づかず、申し訳ありません」と非礼を詫びるが、ロマヌスは、「呼んでいないが良い機会だ」と言うと、ゾーイを横に侍らせ、ハーラルは、今や弟のような存在であり、ゾーイとの関係も承知していると暴露すると、「妻に誘惑するよう命じた。私は世継を残せない。キミにその役目も果たして欲しい」と言い出す。
すべてお見通しだった上、世継を作れと言うありえない発言に返す言葉がないハーラル。
だが次の瞬間、仮面を脱いだ女。女はゾーイではなく・・・一瞬でロマヌス皇帝の首を掻っ切ってしまう。
ハーラルは、「女を捕らえよ!」と叫ぶと、ロマヌスの血を止めようとするが、ロマヌスは絶命。
そこへ兵士とやって来たマニアキス将軍はハーラルを、皇帝殺害罪で拘束してしまう。
仮面の宴を仕掛けたのはマニアキス将軍で、ハーラルはまんまと罠にかかり、捕らえられたのだった。
感想
もぉ~びっくりした
ここでロマヌス皇帝が暗殺されるとは!
ネットで史実を調べて見たけど、詳しいことはわからなかった。
現実にあった話しなのかな?
フレイディスの父親エイリークってクセ強。
なんか企んでそうで怖い。
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