ネストに大きな出来事が発生。
そしてアッシュのセスナ機でアメリカを出発したキャロル
2話目も2つのエピソードでの展開。
# 2 ムーラン・ルージュ Moulin Rouge あらすじ
希望連合のファロウ、エミール、マルタンを”生者の力”から救出したダリルたちはネストに戻るが、エミールの様子はおかしい。
アッシュのセスナ機でアメリカを飛び立ったキャロルたちは、グリーンランドに一旦着陸する。
相関図
まとめ
ネスト(モン・サン・ミッシェル)
仲間の救出
”生者の力”に捕らえられたファロウ、エミール、マルタンを無事救出したダリルたちがネストに戻って来た。
帰還を歓迎する仲間たち。シルヴィアもエミールとの再会によろこぶが、エミールの様子はおかしかった。
何かを抱えるエミール
エミールはケガなく救出されたのに、何も話さず、笑顔もない。
エミールは、「何があったか話して欲しい」と言うシルヴィアに、「キミの元に帰りたくて神と取引した」と言う。
ローランの苦悩
ローランは、皆から特別扱いされ、自分だけ特別料理が用意される状況に、特別でいなければならない苦痛と不安を感じていた。
だがロサンはダリルを慕うローランを良く思っておらず、「キミの将来に武器は不要だ。キミは特別の存在なんだ」と諭す。
その様子にロサンの部下ジャシンタは、「ダリルがここを去るとき、ローランは一緒に行きたがるかも。時間がない。信者が疑いはじめている。証拠を見せるために儀式を早めるべき。強烈な黙示になる」と進言する。
ダリルの言葉
ダリルから野球を教えてもらい楽しそうなローランだが、すぐに勉強の時間だと戻されてしまう。
ダリルは、「ローランはロサンの教えに納得していない」と言い、”ネスト”についてのイザベルの気持ちを聞く。イザベルは、「疑念を持ってはいる。でもあなたはいずれここを去り、私たちは残る。信じるしかない」と言う。
すると、「違う選択もできる。ローランと一緒に行こう」と言い出すダリル。だがイザベルは、「ムリよ、ここが私たちの支えだから」と言うが、「その支えは大したことないものかも知れない」と言う。
連れ去られたローラン
だが翌朝、ローランが居なくなってしまう。
動揺するイザベル。部屋の様子からローランは連れ去られたと見られた。
そこへ見張りのタリムが、「顔にタトゥーのある男2人に襲われた」と報告、ロサンは、「ジュネにネストがバレたのかも知れない」と言う。
ダリルはロサンに指名されたダリルが指揮を執り、ローラン救出に向かうことに。
エミールは捜索に加わると言うファロウに、「休まなければ」と残るよう勧めるが、「ローランを救う」とファロウ。イザベルもトラックに乗り込み出動する。
ローランの捜索と事実
クルマが駐車されていた痕を見つけ、周辺をチェックしたダリルは、「2~3人が徒歩で向こうへ向かった」と判断、見つけた廃墟ビルをチェックすることに。
建物に中にいる男たちを見つけたダリルは螺旋階段を上がるが、突然、ネストの仲間が襲ってきた。ダリルは銃で反撃するが、撃てない。渡された弾は空砲だったのだ。
一巻の終わりと思ったダリルを助けたのはイザベルだった。イザベルはネストの仲間に狙われたことに驚く。
同じ頃、ファロウもネストの仲間に襲われていた。
そこへエミールがやってきた。ファロウはエミールに助けを求めるが、エミールはファロウを助けないどころかファロウに銃を向け、「ひざまずけ!」と言い出す。「どういうことだ?」と聞くファロウに、「だから来るなと言ったんだ」とエミール。
そこへダリルとイザベルがやって来た。
これが罠だと気づいたファロウはダリルとイザベルに、「ローランはネストにいる、戻れ!」と言うが、エミールはダリルに銃を向け、「あなた(ファロウ)とイザベルは来るはずじゃなかった」と言い出す。
ダリルは、「だったらふたりを解放しろ、オレと話そう」と言うが、エミールは、「ローランの去られえては困るんだ。これまでの希望連合の戦いが水の泡になり、意味がなくなる」と言い出す。
何かに囚われ、怯えているらしいエミールにファロウは、「捕虜にされた時、何をされたんだ?」と聞くが、「いろんな実験で人が殺されるのを見せられた。彼らは殉教者だ。でも明日の儀式でローランが特別だと示されれば殉教者も報われる。ローランの誕生は奇跡だ。飢えし者に傷つけられない」とエミール。
その言葉でイザベルは、ローランがウォーカーの前に差し出されると気づくが、エミールは任務を全うしようとダリルに銃口を向ける。ファロウは、「まだ引き返せる」と止めるが、「惑わされない。強くなるんだ」とまったく聞く耳を持たないエミール。ファロウはエミールを力づくで止めるが、エミールは撃たれ死んだ。
真実
ローランの捜索隊が出発した後、食事係の女性が”ローランの特別食”を準備しているのに気づいたシルヴィアは、不審に思い食事係のあとを尾行する。
食事係は敷地の端にある部屋をノックすると、その食事を置いて去るが、ドアから姿を現したのはロサンだった。シルヴィアがドアを開けて入るとそこに、誘拐されたはずのローランが!
その時、「シルヴィア」と声が。ロサンだった。ロサンは、「明日素晴らしいことが起きる」と微笑む。
ロサンの誤算
儀式を明日に控え、「儀式は上手くいくだろうがダリルに対処する必要はある」と心配するロサン。
すると、「カレは戻らない。指示を修正した。カレは活動のの妨げになると真実を告げた。もう済んでいるはず」ジャシンタ。それを聞いたロサンは怒りを顕にし、「イザベルやファロウはどうした?」と言うが、「想定外だった。あなたの予言で絆を保つことができたのに、弱気になって計画をやめることなんてできない」とジャシンタ。ロサンは、「これが私たちの姿か?なりたかった自分か?」とジャシンタに問うが、「欲しいのは確かな証。それがないとバラバラになってしまう」と言う。
イザベルの決断
モン・サン・ミッシェルの対岸まで戻ってきたダリルたち。だがまだ満潮で戻れなかった。
イザベルは、「ずっとネストを、ロサンを信じていた。唯一の救いだと思ってた。リリー(妹)とたった1つ約束した。ローランを守ることを」と言うイザベルに、「大丈夫だ。ローランは必ず救う」とダリル。
ダリルは、「あなたと一緒に行く」と言うイザベルとキスする。
不時着したグリーランドで
セスナ機でフランスを目指すアッシュは、機体からの燃料漏れでグリーランドに不時着する。
雄大な景色に目を奪われるふたり。だがグリーランドにもウォーカーはいた。
キャロルはウォーカーの始末を買って出るが、地面から現れたウォーカーに足を掴まれ倒され何体にも襲われることに。アッシュはキャロルを助けるが、今度はアッシュがウォーカーに襲われてしまう。
それを助けたのは、遠く離れた場所に立つ二人の人間だった。
ふたりは、「ようこそグリーランドへ」と手を振る。
イウンとハンナ
イウンとハンナはアッシュが、燃料漏れを修理する材料を貸して欲しいと言うので、住処に案内することに。
その道中、「人間に会ったのはいつぶりかもわからないほど前で、セスナの音を聞いて夢かと思った」と言う。
イウンとハンナは、世界の終わりが来る直前、大学院で氷河研究をしていたふたりは3ヶ月の予定でグリーランドへ来たが、その直後、世界が崩壊、取り残されたのだと言う。ふたりはウォーカーのことをイヌイット語で”トゥピラク”と呼んでいた。
ハンナとキャロル
キャロルはアッシュが、粘着テープを借りて修理すると言うので、その間、ハンナを手伝うことに。
だがハンナはキャロルのクロスボウに興味を持ち、「触らせて」と言い出す。
妙な緊張の中キャロルにクロスボウを向けたハンナは、「コイントスで負けたからあなたを殺さなければ」と言い出す。
イウンは子孫を残すためにアッシュを誘い、コイントスで負けたハンナがキャロルを殺す役目になったのだ。
アッシュとイウン
一方セスナ機修理に向かったアッシュに、フランスに向かっている理由を聞くイウン。
「生きている保証はないけどキャロルの娘を探しにいく」と言うとアッシュにイウンは、素敵な話しだと言い、アッシュに子どもはいないのかと聞く。イウンは、「息子を亡くした」と言うアッシュを黙ってハグする。
だけど突然、「子どもを作ろうと思わない?」と言い出すイウン。
アッシュは、「こんな世界を子どもに見せたいと思わない」と言うが、「皆がそんな考えじゃ人類が絶滅する。力を貸して」とイウン。
その意味を理解し、「冗談だろ?悪いが他の人に頼んでくれ」と言うアッシュに、「あなたしかいない。私が先で、次はハンナ」と言い出す。
アッシュは、「ムリだ」と言うが、イウンはアッシュに銃を向けると、「言うとおりにしてもらう。キャロルはハンナが殺してる」と言う。
ハンナの取った行動
キャロルにクロスボウを向けたものの、引金を引けないハンナに、「殺したくないのに友だちの望みだから殺すの?あなたの望みは何?」とキャロル。
混乱した様子を見せ、「ココから抜け出したい!もう耐えられない」と言うハンナにキャロルは、「一緒に来て。今度いつ飛行機が着陸するかわからない。ここから抜け出すのよ」と言うが、「ウソよ、命が惜しいから言ってるだけ、イウンはここを離れない。置いていけない」とハンナ。
その時、「まだ殺してないの?」とイウンが戻ってきた。
ハンナは、「今、やる」と言うが、引金を引けないハンナに、「私も役目を果たした。あなたもやってよ、やって!」とハンナを追い込むイウン。
「いいわ、私がやる」とイウンが言った途端、ハンナはイウンの頭をクロスボウで撃ち抜き、「連れてって」と言う。
結末
セスナ機まで向かいながら、グリーンランドから脱出できることに声を弾ませるがハンナ。だが次の瞬間、ハンナは照明弾を撃ち込まれて死んでしまう。
「あんたを殺そうとしてた。やるしかなかった」とアッシュ。
アッシュは手錠でセスナ機に高速されていたのだ。
ふたりはグリーランドを飛び立つ。
はじめて人を殺し、苦しい気持ちを抱えるアッシュにキャロルは、「私は大勢を殺してきた。その記憶は今も消えない」と言う。
フランス
上陸
競馬場跡に着陸したアッシュ。ふたりは無事にフランスに着いた。
アッシュはセスナが見つからないよう格納すると言うが、「あなたはここに残って。セスナに何かあったら困るし、あなたに何かあっても責任取れない」と言い出すキャロル。
アッシュは、「キミの娘を探すために来たのだし、フランス語はキャロルより話せる。それにふたりでいる方が安全だ」と言うが、「アメリカに帰るときにセスナとパイロットが必要よ。私はずっとひとりでやって来たから大丈夫だ」とキャロル。
納得できないアッシュだったが、娘捜しをキャロルが強く拒否するため、競馬場に残って燃料を用意することに。
キャロルは、「2週間で戻らなければ待たなくていい」と言うが、アッシュが、「置いてはいかない」と言うので、「必ず戻る。それまで無事でいて」と言いひとりでパリ市内へと向かうことに。
パリの街
廃墟となったパリ市内を歩くキャロル。
そこへ1台のトラックがやって来た。トラックは浮浪者の男を傷めつけると、トラックに押し込む。
その隙にキャロルは麦の麻袋に穴を開け、落ちた麦を辿ることに。
組織
キャロルは武器を持ち、広場へ向かって行く人々を発見、民衆に紛れることに。
武器を預けると、食べ物の配給が受けられるらしくキャロルも武器を預けるが、突然、「毎日温かな食事やベッド、水やワインを毎日楽しめるのはマダム・ジュネを支援するものに限る、志願者いるか?20名だけだ」と女性兵士。
その声で一斉に手を挙げた市民が、我先と集まりはじめ、混乱状態に。
女性兵士は空に向けて銃を撃ってそれを諌め、市民は秩序を守り兵士の選別を受け始める。
それを見たキャロルは、トラックの荷台に身を隠そうとするが、見つかり包囲されてしまう。
女性兵士は度胸があるキャロルを1台のトラックに乗せるよう指示する。
トラックの中で
トラックは長い間、走った。
「どこへ向かってるの?」と聞くキャロルに、レミーと名乗る男は、「マダム・ジュネを知ってるか?フランスを再建しようとしてるけど、皆、怪しんでる。みんなパンとワインに釣られてる」と志願した理由を説明すると、「夫(ジュリアン)とトラックを分けられてしまった。司令部には医者がいるって聞いたんだ。体調が悪いジュリアンを診てもらいたい」と言う。
ようやくトラックは司令部に入ったらしいが、敷地内で二手に分かれてしまう。
レミーは慌てて、「あのトラックはどこへ行くんだ?」と騒ぐが、それを兵士に止められてしまう。
執拗な拷問
”生者の力”本部に志願者19名を連れて戻った兵士サビーヌはジュネに報告に行くが、ジュネはダリル、イザベル、ローランの居場所を吐かすため、何日にもかけてコドロンを拷問し続けていた。
たまらずサビーヌは、「カレは知らない」と言うが、ジュネは拷問を止めようとしない。
感想
セスナ機でアメリカからグリーンランドを経由してフランス、しかもパリ近郊に着陸することができるのかどうなのか問題はさておき(笑)
キャロルはアッシュのおかげで無事に第一目標のパリにやって来たわけです。
(グリーンランドでは、恐ろしい女性の話はあったけど)
めっちゃ良い人アッシュをどこまで騙す気なのか・・と思っていたら、さすがに良心が咎めたのか、ひとりでソフィアを捜しに行く、2週間で戻らなけれどアメリカへ帰国してくれと言ったけど、ウソを貫き通せるわけもなく・・・めっちゃ良い人アッシュが傷つくのは見たくないなぁと思います。
たぶん展開として、戻って来ないキャロルをアッシュが捜しに行くパターン?
でもアッシュはこれまで人を殺したことがなかったと言う温室育ち。
役に立つとは思えないんだけどなぁ@
生者の力の兵士たちが志願者を分けてトラックに乗せ、違う場所へと輸送するのをシーン、ユダヤ人虐殺が頭に浮かんでしまった 役に立つもの、そうじゃないものに仕分けされたような気がする・・・
そしてTWDでは珍しいダリルの恋愛ストーリー。
モン・サン・ミッシェルをバックにフランス女性とのキスシーンなんてキュンとしちゃいました~。
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