お
一気に動き出した感じで面白くなって来ました
#9 感謝祭のエビ So Long, Mariannne あらすじ
フィラデルフィアに引っ越してはじめての感謝祭がやって来た。ランダル家に集まるピアソン家の人々。
ランダルは、ピアソン家の感謝祭に欠かせない”リックの帽子”を忘れて来たことに気づき、ニュージャージにニックと一緒に取りに行くことに。
ベスはデジャの実母ショウナが良い状態で訪問してくれることを祈っていたが・・。
相関図
まとめ
ピアソン家の感謝祭
フィラデルフィアのランダルの家に集まるピアソン家。
今年は、デジャの母親ショウナ、叔父のニックまで集まることになり、ナーバスになるベス。
実はランダルもベスもショウナの状態を心配しており、「今日が順調に終わることをただ祈りたい」とベス。
昨夜、母レベッカと揉めたランダル。
ベスから仲直りするよう言われ、「昨夜は言い過ぎた」と謝るランダルにレベッカは「この話しはしたくない。昨夜の話しは皆には話さないで」と言うと、「気分転換したい。出かけてくる。帰りにケーキを買って帰る」とひとりで出かけてしまう。
ニック
ピアソン家の感謝祭に行くことをOKしたものの、憂鬱なニック。
ランダルとベスは笑顔でニックを迎えるが、ニックは部屋中に飾られた兄ジャックの家族写真を見て気後れを感じる。
感謝祭でピアソン家に必要なものは、ポリスアカデミー3の映画と入植者ピルグリム・リックの帽子だが、大切なリックの帽子をニュージャージの家に置いたまま売却したことに気づいたランダル。
現在のオーナーが置き忘れていると言うので、ランダルはアニーと、同行を申し出たニックと共にニュージャージへ向かう。
現オーナーは”リックの帽子”だけじゃなく、「これも忘れていたよ」とたくさんのCDを渡す。
それは母親からもらったCDだった。
帰りのクルマの中で、「好きなCDをかけて」とランダル。
ニックはその中から、レナード・コーエンの「さようなら、マリアンヌ」をかける。
それを聞いたランダルは、「これは父さんが大好きだった曲だよ。ボクたちに歌詞を解説してくれた。父さんはこれは歌じゃなく、詩だって言ってた・・・」とジャックとの思い出を話すランダル。
しかしその話しはすべてニックがジャックに話したことだった。
ニックの頬に涙が伝う。
そしてニックは、「もう1箇所、寄りたいところがある」と言い出す。
アルコール依存症でDVの父親との思い出はほとんどなく、感謝祭はイヤな思い出ばかり。
そんなニックの楽しかった思い出の感謝祭は、ジャックとふたりで”2キロのシュリンプカクテル”を食べたことだった。
その夜ニックはラジオから流れるレナード・コーエンの「さようなら、マリアンヌ」についてジャックに、その素晴らしさを解説し、「これは歌じゃなく詩だ」と語る。
ショウナ（デジャの実母）
ショウナがやって来た。
笑顔で母を出迎えたデジャは嬉しそうにショウナとハグする。
ショウナはデジャの好物だと言う”アップサイドダウンケーキ”を焼いて持参し、病院受付の仕事も順調だと笑顔を見せる。
ベスは調子が良さそうなショウナを見て安心するが、デジャと昔の動画を見て笑い合う姿目の当たりにし、疎外感を感じる。
ケイトとトビー
フィラデルフィアに向かう機内。
”ジャックのはじめての一口”に立ち会えたことにまだ浮かれているトビーに、「はじめての一口はグレゴリーが食べさせた」と告白するケイト。
トビーは、「24時間ウソをついてたのか？」とケイトを責めるような言葉を言うが、「これからもジャックの初めては続くわ。ジャックがはじめて歩いた時、あなたがいなかったらジャックを倒すの？」とケイト。
その言葉にトビーは、「”ジャックはじめての感謝祭”を楽しもう」と言う。
ランダル宅に到着したふたり。
”テンペ”と100%カシューナッツミルクで作られたチーズを持参したトビーは、その食品に驚くミゲルやショウナたちに、「トレーナーの指導を受けてこれらを食べれば1週間に2キロは減る」などと得意げに話す。
そんなトビーを複雑な表情で見るケイト。
ベスとケイト
浮かない様子のケイトを心配するベス。
ケイトもまたベスの様子がおかしいことに気づく。
「何かあったの？」と聞くケイトに、「あまりにも邪悪な考えで口に出せない」とベス。
そこでケイトは、「あなたが話したら、私も話す」と約束する。
「ショウナが順調なのがイヤ」とベス。
「かなり邪悪ね」と言うケイトにベスは、ショウナが良い状態で訪ねてくれるように祈っていたのに、デジャとホームビデオを見て笑い合っている様子に複雑な気持ちになったと言う。
「父親はランダルだけだけど、母親は最初からいる。私の立場はない」とベス。
ケイトは、「痩せたトビーがイヤ。一緒にダイエットしたのに、その時はふたりとも痩せなかった。で、私は出産した。ジャックは障害を抱えてる。私は子育てで疲労困憊の上、ストレスを抱えているのに、トビーは痩せたの」と不満を打ち明ける。
ベスは、「カレに伝えるべきよ。夫婦の問題を相手に話せないのは良い状態と言えない」とアドバイスする。
ベスに励まされ、ケイトはトビーと話しをしようとするが、一生懸命ジャックの子育てをするトビーに、何も言えなくなってしまうケイト。
しかしその後、トビーのケータイに届いたメッセージを見てしまったケイト。
デジャの淋しさに寄り添う
母ショウナが白熱してイーグルス（アメフト）の応援をする姿に驚いたデジャに、「大ファンよ。同僚と毎週日曜に家で食事を持ち寄ってTV観戦してる」と楽しそうに話すショウナ。
しかしデジャは、「楽しそうだね」と言うと席を立ってしまう。
ベスがデジャの様子を見に行くと、デジャは泣いていた。
「ママは仕事も楽しいみたいだし、友だちもいる。アパートには暖炉があるんだって。子どもの頃、暖炉のある家に住みたいねってママと話してたのに、ママはひとりで手に入れた。なんで私と一緒の時じゃなかったの？」と涙を流す。
デジャの心の叫びにデジャを抱きしめるベス。
ベスは、「さっき見てたホームビデオの話しを聞きたいわ」と言うとデジャは、母との感謝祭の思い出を話し出す。「ママとの楽しい時を忘れないで」と伝えるベスに頷いたデジャはベスに甘える。
テスとケヴィン
元気のないテスを気にするケヴィン。
まだ友だちにLGBTだとカミングアウトしていないテスは、友だち同士のSNS【恋人にしたいセレブ】投稿で、カミングアウトするか、否かを迷っていると言う。
ケヴィンはテスを外へ連れ出すと、「一気に全員にカミングアウトせずに、ひとりずつ話してみれば？」と提案。
勇気を出し、「ゼンディヤが好き」だと投稿したテスは、”いいね”をもらい、受け入れられたことに笑顔を見せる。
新しいピアソン家の伝統
ランダルと戻って来たニックは、皆の前に立つと、「ピアソン家の感謝祭はジャックにまつわることが伝統になってるようだから、ひとつ思い出を話したい」と言うと、ジャックと過ごした最高の感謝祭の話しをし、「約束したんだ。これを伝統にしようって。だが、人生は上手くいかないな。この2キロのエビを兄貴のために新たな家族の伝統にしたい」とシュリンプカクテル2キロを披露する。
「叔父さん、良い話しだったよ」と声をかけるケヴィンにニックは、「お前はもうLAに戻って自分の人生を生きろ。オレはもう大丈夫だ。頼りたい時は電話する。お前も必要なら電話しろ」と気持ちを伝えた。
ケヴィンの夢
久しぶりに再会したケヴィンとランダル。
「調子はどうだ？」と聞くランダルにケヴィンは、「自分以外の誰かの責任を持つことが心地良かった。だから40才までに結婚し、子どもを持つ」と言い出す。
レベッカ
ランダルは戻って来ない母を心配するが、レベッカは約束どおりケーキを買って戻って来た。
そんな母にランダルは、「昨夜はオーバーに反応してごめん」と謝るが、レベッカは、「映画の予告を見ている間に、何の映画を見に来たのか分からなくなった。病院に行ってみようと思う」と衝撃の告白をし、ランダルに助けを求めるのだった。
ビッグスリーの40才の誕生日をケヴィンのログハウスで祝うピアソン家。
そこへパトカーで送られて来たのは母レベッカ。
レベッカは、「ケーキを買おうとしたら、分からなくなってしまった」と言う。
「ランダルはどこなのどこ？」と聞くレベッカに、「アイツとは話さない」とケヴィン。
感想
また複雑な手法を使ってきましたね～。
40才まで９ヶ月と言うピアソン家を見せておいて、9ヶ月後（ビッグスリーの40才の誕生日）の状況をチラ見せです。上手いな～。
つまり9ヶ月後は、レベッカの認知症はかなり進み、家が分からなくなり警察のお世話になるほどって事です。
エピソードの中で、ウィリアム（ランダルの実父、既に亡くなってる）と勘違いしたり、ケーキを買いに行ったスーパーで花束だけを買ったり、中華料理店でパニックを起こすシーンがありますが、あれはすべて、9ヶ月後のこと。
感謝祭の日の出来事のように見せていますが、違います。
まずレベッカの服装が違うんですよね～。
私も最後のシーンまで気づかなかったけど。
そして9ヶ月後、ケヴィンは結婚し、妻は妊娠中のようだし、理由はわからないけど、ランダルと何かあったようで、怒ってるようだし、疎遠になっているようです。
シーズン4は残り9話。
シーズン4の間に、9ヶ月後のことをやるのか、どうなのか、微妙なところですね。
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