THIS IS US シーズン3 #13 小さなバレリーナ

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All ベスエピソードです。
#9の未来を描いたシーン(ベスがバレエを指導しているシーン)の理由がわかります!

 

CATVで視聴される方に朗報
AXN
で 12/8~ 21時~ シーズン3の放送が始まりました。
シーズン1,2はAmazon Primeで視聴できます
「THIS IS US」はAmazon Primeでシーズン1~3まで視聴可能です

#13 小さなバレリーナ Our Little Island Girl あらすじ

ワシントンDCに住むベスの母キャロルが仕事中に腰を痛めたと言うので、ベスはゾーイと一緒に実家へ向かう。相変わらず手厳しい母と顔を付き合わせているうちにベスは、夢を諦めさせられた少女時代の記憶が蘇るー。

 

まとめ

子ども時代のベス

ダンスが大好きな少女ベサニー

ダンスが大好きだったベスは、学校に来たバレエアカデミーのオーディションに合格する。
父親は、「ベサニーは歩くより先にダンスした子だ、どんなところか見学ぐらいしよう」と言うが母親は、否定的な態度を見せる。

それでも父の説得でバレエアカデミーを見学したベサニーたち。
指導者は、黒人のプリンシパルは輩出されていない。ベサニーはその第一号になれる才能があると言うが母親は、この先の進路を心配し、プロになれる確率はどのぐらいかと質問する。
「年に2~3名、大きくて8名」と聞いたキャロルは、「レッスン代は高額。私たちは今まで以上に働かなきゃならない。それにプロになれる確率なんてほとんどない」と反対するが、「ベサニーはプロになれる」と父親が賛成したため、「通わせてあげる。その代わりあなたは全力でがんばって1番になること」と言い、OKする。

ベサニーは大好きなバレエの没頭する日々を送る。
そして4年の月日が流れた。

残念ながらベスのバレエは芽が出ないままだった。
指導者は他のダンスに変えることを打診するが、ベサニーは、「バレリーナが夢なんです。ロンドンのロイヤルバレエ団に入り、プリンシパルになる」と言い切る。
指導者は、今の10倍以上の努力が必要だと言う。

父の病

毎日居残り練習をするベサニー。
ある日、父親が肺がんだとわかる。
これから厳しい治療が始まると聞き、涙するベスにキャロルは、「涙は拭きなさい。強くなるのよ」と悲しむことさえ許さない。
大好きなパパの病気を知りベスは、「バレエをやめる。私のせいよ、パパは働きすぎた」と言うが、「あなたのせいじゃない。努力をムダにしないで。選んだ道を究めてトップに立つのよ、いいわね」と母。

今夜も居残り練習をして帰ったベサニーに、「パートはいつ決まるの?」と母。
発表は2ヶ月後だった。
父親は元気がないベスに気づき、冗談で笑わせる。
そんな父にベスは、「新入生が入ったの。凄く上手くて私は必死なのにその子は簡単にやってのける」と打ち明けるが、父は、「歩く前に踊った、それがお前だ」と励ます。

突然、夢を絶たれて

父親が亡くなってしまった。
しかしベスは休むことなくレッスンに出るが、目指していたソロパートはもらえなかった。

その夜、ベスは母親に、「ソロにはなれなかった。必死に頑張ったけど、失望させてごめん」と言うが、「ベストを尽くしたならそれでいい」と母。
ベサニーは、「心配しないで、私は諦めない」と言う。

しかしその後、ベスの部屋にやって来た母親は、「残念に思うけど、あなたの道はバレエではない。ニューヨークへ行っても生活に苦労するだけ。どこのバレエ団も受からない。もうレッスン代は出さない。成功しないから」と言うと大学を選ぶよう言う。

ベスはバレエを諦め、大学に進学する道を選ぶしかなかった。
大学に入学したベサリーは新入生親睦会で名札に「ベサニー」ではなく「ベス」と書いた。
そしてランダルと知り合うことに。

 

現在

ベスと母キャロル

ベスとゾーイにとっての母キャロル

ベスの母キャロルは高校の校長で、生徒たちと階段でぶつかり腰を傷めたと聞き、ベスはゾーイと一緒に実家へ向かう。
ベスとゾーイは母親に、”そろそろ退職を考えて欲しい”と言うつもりだったが、ベスはいつも手厳しい母親を目の前にすると、言いたいことも言えなくなってしまう。そしてまだ、失業したことを報告してないのだった。
そんな母との関係を知ってるゾーイは、「貝のように口を閉ざさず、今回こそちゃんと、”退職して欲しい”って言わないと!」とベスにハッパをかける。

しかしキャロルは、玄関で歩行器なしでふたりを出迎え、「腰の打撲ぐらいで大げさよ。ムリするなは聞きたくないからね!」といきなりけん制する。

夕食の席でベスは、「もう退職を考えるべき」と言おうとするが、その一言が中々言い出せず口ごもる。
そんなベスを見て焦れたゾーイは、「引退を考えるべき時だと思う」と言うが、「ケガしたぐらいで引退しろって言うの?ゾーイ、あなただけには言われたくないわ。趣味の延長みたいな仕事じゃなく、キャリアよ。1つの道を究めるなきゃ。ベサニーも大学で修士号を取った」と言い出す。
その母の態度にベスは、「クビになったの、数ヶ月前にね」と告白する。

母親はそのまま口をきかなくなってしまう。
「20分も口をきかないなんて・・・」と言うベスにキャロルは、「あなたがウソをついたからよ。就活を手伝うわ」と言い出す。
その言葉にウンザリするベス。

母と言うひと

眠れないベス。
するとゾーイが、「ちょっと来て」とベスを呼ぶ。
ゾーイは、「前にここに隠したの」と祖母の写真フレームからマリファナを出す。
ふたりはマリファナを楽しみながら、懐かしい話しをする。
ベスは、ゾーイの仕事について失礼な態度だった母について謝るが、ゾーイは、「別に平気。この家で暮らすようになって、何よりもここは安全だった。ベスとって厳しくて支配的な母親だろうけど、私にとっては絶対に人を傷つけない人だった。それに私には甘かったのよ、あなたたちには厳しかったけどね。ベス、今、大きな悩みを抱えてるでしょう?吐き出した方がいいと思う。そうじゃないと爆発してしまうよ」と言葉をかける。

わだかまり

眠れないベスがキッチンにいると、そこへ母キャロルがやって来て、「眠れないから会社選びに取りかかるわ。あなたを助けたい」とパソコンを立ち上げる。
「助けはいらない。助けて欲しくないの」苛立ったように言うベスに、「恥ずかしいから私に酷いことを言うのね」と母。
ベスは怒りと哀しみと憎しみと・・・いろんな感情が押し寄せ、「ママはパパが死んでも悲しむことさえしなかった。そして私から踊りを奪うなんて!」と言うが、「成功する見込みがなかったからよ、あれが限界だった」と母。
ベスは、「ママのその態度のせいで、他の兄弟たちは寄りつかないのよ。ママの周りには空気がない。そばにいると息苦しい。悲しむこともミスもできない」と訴えるが、「それがそんなに不満?私は平気よ。子どもを厳しく育てただけ。誰も寄りつかなくてもあなたたちが無事ならそれでいい」とキャロル。しかしベスは、「私は無事じゃない、問題だらけよ。何年ももう夢を見てない。私の夫は夢を見てばかりなのに恥じたりしない。だって恥だと教えられてないから。でも私は夫の目すら見られない。昔みたいにもう一度踊りたいって言えない」と気持ちをぶちまける。
娘の本音を聞いたキャロルは何も言わず、部屋を出て行くー。

和解

翌朝、食卓を囲みながらも不穏な空気が流れるー。
するとキャロルが話し始めたー。
自分の生い立ちを話したあと、「私は心配ばかりして、息をすることさえできないことがあった。でも私はエイブ(夫、ベスの父)と出会ってやっと息ができた。あなたの言う”空気”をエイブがくれた。あなたに選んだ道が正しかったのかわからない。あの時の私には悩む時間がなかった。エイブが亡くなったから。そして私に残ったのは、心配だけ。末っ子のあなたには元気でいてほしいかった」と言う。
その言葉にベスは、「ママは素晴らしいママだった。おかげで強くなれた。ママの選んでくれた道のおかげでランダルに会えたし、娘たちにも。好きだった仕事も12年間がんばれた」と言うが、母親は、「それでもあなたからバレエを奪うんじゃなかった。ごめんね」と言う。
母のその言葉にすべてが救われたベスは、心から、「ありがとう」と言う。

新しい一歩

帰って来たベスを優しく迎えたランダル。
ベスは、次の道を決めたと言う。

翌日、ベスはバレエスクールへ行く。
「クレイジーだと思われてしまう」と言うベスにランダルは、「そんなこと気にすることはない」と言う。

ベスはレッスンルームを覗く。
大きな鏡、バレエバー・・・踊りだすベス。
それを見たスタッフが、「上手だわ。上級クラスにするべきね」と言うが、ベスは、「習いに来たんじゃないの。教えたい」とハッキリと自分の夢を口にした。

感想

なるほどね~。
エピソード9のラスト、未来のランダル、ベス、テスを描いたシーンで、ベスがバレエを指導し、スタッフからボスって呼ばれてたんですが、バレエ教室(団)のトップになったってことかな。
夢を叶えたのかも、ベスも。

原題の、「Our little island girl」は優しいベスのパパがいつも彼女にかけていた言葉ですね。
日本語に訳すとヘンだけど、ジャマイカ出身の(ジャマイカ島の娘)両親の気持ちがこもった愛称だと思います。
そしてベスの本名はベサリーでした~。

これまでベスは、キャリアウーマンで、優しいけど夢見がちな夫ランダルを操縦する強い女性のイメージだったけど、違うベスの一面が見れました。

ベスを演じてるスーザン・ケレチ・ワトソンは、39才(2020年現在)。
そもそもダンサーだそうで、ダンスシーンが素敵だったのも納得です。
きっとスーザンとしてもこのエピソードは共感できるものだったかも知れませんね。

 

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