ベター・コール・ソウル 3 #3 乗りかかった船 (相関図あり)

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海外ドラマベター・コール・ソウル

とうとうガス・フリングとマイクが会うことに。
ブレイキング・バッドから思わぬ人も登場します

#3 乗りかかった船 Sunk Costs あらすじ

マイクは遂に自分の動きを見張っていた人物と対面する。一方チャックの策略にまんまとハマったジミーは逮捕される。ジミーはチャックのほんとうの狙いを知ることに

 

相関図

まとめ

ジミー

チャックの罠

逮捕のときを待つジミーにチャックは、「これが最善なんだ。お前は私を憎み、心の中で罵っているだろうが、私はお前を助けたいんだ。この後、お前は逮捕され私は告訴する。報いがあると言っただろ。私はお前がこの結果と向き合い、生まれ変わると信じたい。これはチャンスだ。罰したいワケじゃない。お前が生まれ変わって再スタートする時はお前を支える」と言うが、「この先いつか兄さんは病気になる。サバイバルシートに包まり震えているところを病院に連れて行かれ、装置を付けられ、苦しみ、苦痛に耐えきれずそこで独りで死ぬんだ」とジミー。
そしてジミーは警察に逮捕され、拘置所へ入れられた。

予備審問

拘置所で一晩過ごしたジミーは、翌朝予備審問を受ける。
裁判官はジミーに、不法侵入罪で禁固18ヶ月、保釈金5000ドル、暴行罪で禁固6ヶ月、保釈金500ドル、器物損壊罪で禁固6ヶ月、保釈金500ドルを言い渡すが、罪状認否でジミーは無罪を主張する。
そこへエルネストからジミーの逮捕を知らされたキムが代理人を名のりやって来た。

しかしジミーはキムの弁護を断り、自分で自分の弁護をやることに。
結局ジミーは、保釈を認められ、2500ドルで保釈された。

ジミーの思い

保釈されたジミーは事務所へ行くとキムに、「バカやった。チャックにハメられた。エルネストにわざとテープを聞かせ、オレが怒ってテープを奪いに来るのを待ってたんだ。ハワードに探偵までいたよ。今回の件はすべてオレのヘマだ。メサ・ヴェルデで多忙なキミにオレの問題まで背負わせられない。だから自分で決着をつけるよ。ふたりでがんばってきたのに、チャックの復讐ごときでオレたちのビジネスの邪魔はさせない。自分の手で解決する。やらせてくれ」と頼む。「分かった」とキム。

 

チャックの企み

ヘイ検事補がチャック宅を訪ねた。
チャックはヘイ検事補の方針が、「不法侵入は重罪。裁判になるでしょう」と言うのを確認すると、「ジミーは心根が優しい男だ。罪は罪だが弟でもある。カレを擁護しないが、裁判よりもっと良い解決方法はないか?」と持ちかける。

 

マイク

対面

送信機を仕込んだタンクの蓋の上で鳴っているケータイ。
それに出たマイクに相手は、互いに銃を見せないと取り決めし、2台のクルマで左右から挟むようにやって来た。

男(ガス・フリング)に、「Don’t」のメモを見せながら、「説明してもらおう」と言うマイクに、「ヘクター・サラマンカに死なれては私が困る、今はまだ」と男。
男はヘクター・サラマンカとは、友人の友人の関係だと言う。

逆にヘクターとの関係を聞かれたマイクは、「いざこざがあり、家族を脅され見過ごせない」と言うが、男は、「だが一度はカネを受け取り取引した・・・」と言い出す。
どうやら男はほとんどのこと(冷凍トラックを襲撃したこと)を知っているだけでなく、マイクがヘクター・サラマンカの暗殺を狙っていること、またその理由も知っていた。

【ヘクター・サラマンカ暗殺の理由】
ヘクター・サラマンカは、マイクが拘束した冷凍トラックの運転手を助けた善意の一般人を容赦なく銃殺した上、冷凍トラックの運転手も殺害した。マイクはそれが許せず、ヘクターの暗殺のときを狙っている

男は、「キミの正義感に共感しないでもないが、ヘクターは殺させない。キミはトラックを襲撃し、ヘクターのビジネスやプライドを効果的に痛めつけた。またヘクターに同じような攻撃をするなら邪魔はしない」と。

マイクはヘクターから手を引くこと、男の手下はマイクの尾行を止めること、で決着したふたり。
しかしマイクは去ろうとする男を止め、「トラックを襲い、ヘクターの供給ラインを邪魔して欲しいのか?商売敵なんだろ?オレはヘクターから手を引く気はない」と持ちかける。

ヘクターへの打撃

マイクは無料クリニックの医師から、連絡済みの品(ドラッグの袋)を受け取ると、国境まで20キロの地点へ移動し、そこでバスケットシューズにドラッグを仕込むと、電線に投げて引っ掛ける。

その後、遠く離れたところから、ライフル銃を構えるマイク。
そこへ「Regalo Helado(アイスクリームのプレゼント)」の冷凍トラックがやって来た。
マイクは狙撃準備に入るが、冷凍車は一旦止まると、銃の隠しポイントに銃を戻し、再び国境へ向けて出発する。
マイクはタイミングを見計らい、バスケットシューズ向かって1発を撃ち込む。
撃ち抜かれたバッシュからは、ドラッグが散らばる・・・

その粉は冷凍トラックの屋根や荷台に降りかかった

「Regalo Helado(アイスクリームのプレゼント)」の冷凍トラックはヘクター・サラマンカのドラッグ輸送車。マイクはヘクターの供給ラインを攻撃した。
尚、何度も聞こえた銃声は、バスケシューズを撃ち抜く時、違和感がないようマイクが仕込んだ音
その後

冷凍トラックは国境検問を受けるが、麻薬犬に探知され、2人の男はその場で逮捕された。

 

決意

思い悩むジミーに気づいたキムは、そっと隣へ。
ジミーはキムに、「検事補から取引を提示された。思ってたのと違った。起訴前ダイバージョンだ」と言う。

ダイバージョン(diversion)とは、通常の刑事司法手続きではなく、他の非刑罰的方法を取ること。

「良かったじゃない」とキムは安堵するが、チャック側の検事から提示された条件は、すべての罪(重罪である不法侵入、暴行、器物損壊)を認めることと、法曹協会に自供書を提出すること
そしてジミーは、「この取引はチャックのアイディアだ。チャックの狙いはオレの弁護士資格剥奪だったんだ」と言う。

ジミーは、協会の処分を見越して資格を守るため軽犯罪に落として罪を認めるつもりだったが、検事補の提示を受け入れれば、重罪を認めたら資格剥奪、法廷で争っても負ければ資格剥奪の上、服役は決定だった。
「八方塞がりだ」と言うジミーにキムは、「闘うのよ」と言うが、「裁判をすれば兄の知り合い、弟子だらけの中、ひとりで闘うことになる」とジミー。
だがキムは、「私がいる」と。
「ひとりじゃムリ。それにひとりで闘わせるわけにはいかない」と言うキムにジミーは、「なんで・・?こんなオレだぞ?本気か?」と言うが、キムはジミーの手を取ると、「簡単には諦めない」と言う。
ジミーはキムと闘う決意をする。

 

感想

私は気づいてましたけどね?(笑)チャックはジミーが弁護士だと言うことが気に食わない、許せないって。
シーズン1ー9でもチャックは、「お前は本物の弁護士じゃない」って言ってますしね?
ここでジミーはチャックの世話係を辞め、エルネストにバトンタッチしたんですから。
最初からチャックの狙いはジミーから弁護士資格を剥奪することだって私はわかってましたけどね?

でもね、クライアントにとっては、一番有利である形で勝訴してくれる。どんな時でも味方であり、信頼できる弁護士ならば、どんな方法で弁護士になろうと関係ないっちゅー話ですよね。
学歴を気にする人だけが気にすれば良い話。
そんなことより優先するべきことはたくさんある。
ハーバード卒であろうーが、通信教育で弁護士になろーが、合格したんなら弁護士は弁護士。
そこにこだわるチャックのケツの穴の小ささよー

何とかキムとジミーでチャックに反撃して欲しいな。
なんとなく落ち着いて見れるのは、今後”ソウル・グッドマン”になるワケだから、ジミーは弁護士を辞めるワケじゃないって知ってるから。
でも、ブレイキング・バッドにはキムはいなかったからね・・・そこは気になる。

あ、マイクはとうとうガス・フリングと対面しましたねー。
これが2人の出会いなのかーと感慨深く見ました。
それに、ブレイキング・バッドで毒薬で苦しむガス・フリングを助けた医師も出てきましたよね?

こうやってブレイキング・バッドを振り返る時、なんかワクワクしますね?不思議だけど~
しかも悪徳医師かと思いきや、無料クリニックに医師と言う、素敵な志の人だったんですね~。
ガス・フリングからお金をもらうことで、無料クリニックができると言うことなのかな?
しかしマイクのやってることがフクザツ過ぎて、毎回、途中まで(何やってんの?目的なに?)と頭の中がはてなになります(笑)

きっと冒頭のシーン(ボロボロのバスケットシューズが引っかかった電線と、走るトラックが”ロス・ポジョス・エルマノス”)は、今回のエピソードよりも未来の映像なんだろうと思います。

コメント

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