レジデント 型破りな天才研修医 3 #9, #10

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海外ドラマレジデント 型破りな天才研修医

2話ずつアップしてます

 

#9 医師生命の危機 Out For Blood あらすじ

患者として治療を受けていた強盗犯のスピロが、コンラッドに拷問されたと主張し、チャスティンとコンラッドを訴えた。
ローガン・キムは、この機にコンラッドを解雇しようと画策する。
デヴォンは、ナディーン王女を担当することに。
確定診断が難しい中、デヴォンはナディーンのある症状から、診断をつける。

 

まとめ

偽名フェニックスの治療

偽名でERに来た患者は、ナディーン王女。
ジョギング中に倒れ、頭痛があると言う。
ナディーンのSP(警護人)は心配する。
SPは、ウルドゥー語が話せるデヴォンを、治療チームに加えるようコンラッドに頼む。

原因を突き止めたディヴォン

なかなか確定診断ができない中、デヴォンは、ナディーンのある症状から、”もやもや病”であると気づく。
治療は脳血管のバイパス術しかなかった。
承諾したナディーンはケインの執刀でオペを受けるが、手術は予想より難航し、ナディーンの脳は腫れはじめ、危険な状態に!

ベルは、「至急終わらせよう。あの方法しかない」と決断。
準備をしたふたりはオペ室へ入り、「先輩が助けに来たぞ!胃大網を脳に移植し、血管走行を助ける」と言い出す。
ケインは、抵抗を示すが、オースティンとベルは鮮やかに大網を取り出し、脳に移植し、ナディーンを助けた。

受刑者スピロの訴え

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スピロはチャスティンで治療を受けた際、拷問を受けたと主張し、コンラッドとチャスティン記念病院を訴えたため、連邦保安局は、コンラッド及びスタッフから”証言録取”取るべく、スピロを連れて病院へやって来た。
ケインとローガンは、この機会を使い、コンラッドを解雇しようと企む。

証言録取

ベルはコンラッドに、「心配するな。顧問弁護士に任せれば大丈夫だ」と声をかけるが、やって来たのは新人弁護士で驚くベル。

証言録取がはじまった。
スピロの弁護士は、モルヒネを止めた理由を質問するが、「呼吸状態が良くなかったので止めた」と説明したコンラッド。

もちろんそれは虚偽だった。
「真実がバレたら医師免許を剥奪される」と心配するニックは、デヴォンに口止めしようとするが、コンラッドは、「カレには正しいことをするべきだと教えてきた。カレの判断に任せる」と言う。

ローガンの企みを知ったベル

録取の状況を見たベルは、「マズイぞ。まともな質問もできない新米弁護士に任せては、コンラッドを守れない。いつもの弁護団を呼ぶ」と顧問弁護士に電話をしようとするが、「ダメだ。告発者(ヘモプリアチンの件)は病院に大損害を与える。その上、カレは気に食わないと歯向う扱いにくい。この件はホーキンスを解雇する正当な理由になる」と言い出す。
ベルは、コンラッドを葬むるつもりだと気づき、「カレはNO.1内科医だぞ?犯罪者の肩を持つのか?」と言うが、「ホーキンスを切らないとCEOの地位を失うぞ。カレか自分かを選べ」とローガンはベルに迫る。

ベルはこの状況をヴォスに話し、「コンラッドを守れば確実に地位を失う。レッドロックの味方を装う。協力していると見せかけ、二人とも助かる道を考える」と言う。

スタッフの証言録取

ノーラン、オースティン、ニックは証言録取に呼ばれるが、皆、コンラッドは人望のある素晴らしい内科医だと証言。
証拠がでないことに焦ったローガンは、ベルに知恵を絞れと圧力をかける。

一方デヴォンはコンラッドに、「スピロの件は自業自得。拷問したせいです。ボクたちは患者の命を救うことが仕事だ。ルール違反は許されない」と言い、証言録取に呼ばれたら、真実を話すつもりであると言う。

デヴォンの証言とコンラッド

ベルは、コンラッドとデヴォンが約1ヶ月前から対立関係にあると知り、「デヴォンから話しを聞け。二人は対立してる」とローガンにアドバイスする。

証言録取に呼ばれたデヴォン。
スピロの弁護士から、「ホーキンス医師とスピロのことで対立があったのでは?カレは拷問したか?」と聞かれ、沈黙の末、「スピロは呼吸困難だったからモルヒネを止めたのであって、拷問ではない」と証言した。

それを聞いたコンラッドは、「オレのためか?」と聞くが、「患者のためです。後悔しない選択をした」とデヴォン。
ふたりは、「俺たちは互いの違いを尊重する。この病院には両方必要だ」と確認しあう。

ローガンの圧力、ベルの決断

コンラッドに問題なしとの結果が出た。
ローガンは、「あんたの道は断たれたぞ!」と苛立ちをぶつけるが、「CEOを辞める」とベル。
「だったらさっさと出て行ってくれ!」と言うローガンにベルは、「外科部長として残る。キミには私を追い出すことができない」と言う。

心配するヴォスに、「ここなら生き残れる。コンラッドは今もずっと狙われてる。我々もな」と言うのだった。

 

ミーナの親友アダク

妊娠7ヶ月のアダクの経過は順調だったが、「横になると息苦しく咳き込む」とアダク。
検査の結果、抗ガン剤治療が原因の拡張型心筋症とわかる。
オースティンは、「うっ血性心不全になる可能性がある。出産を早める必要がある」と言うが、産科医は、「できる限り胎児をお腹の中に置いておきたい」と言う。
心筋症の怖さや危険性を理解していないアダクは、「赤ちゃんを守るため、予定日まで待つ」と言い出す。
ミーナとオースティンは、心不全の恐ろしさを説明し、補助人工心臓装着の可能性を示唆し、移植待機リストに名前を載せたと説明、産科医も、「緊急事態になれば帝王切開をする」と言う。
「最悪、母子共に命を落としかねない。それでもあなたが予定日まで待つと言うなら全力でサポートする」と言うミーナに、ようやく事の重大さを実感したアダクは、「考える時間が欲しい」と言う。

病院内のチャペルで

賢明に祈りを捧げるアダクを見て、「彼女の信仰心は理解できません。万事順調にいっても、先が長い」と言うミーナにオースティンは、「だからこそキミが支えるんだ」と言う。

心を決めたミーナはアダクの側へ。
「怖い・・・」と言うアダクの手を握り、寄り添う。

ニックの父カイルの想い

病院ボランティアを続けるカイル

脊椎骨折のオペ中、挿管が外れ緊急事態に陥ったリネット・ヒューズが、他病院からチャスティンに搬送されてきた。
ヴォスとケインは、力不足の医師による尻拭いオペをやり遂げ、リネットは一命を取り留めるが、病室へ戻るなり、タバコを吸いたいと要求するリネット。

カイルはリネットの援助をすることに。
「タバコを止められない」と言うリネットにカイルは、「それは依存症だよ。ボクも酒、ドラッグに溺れた時があった。娘たちはそれを見て育ち、ひとりは依存症になり、命を落とした」と話す。
その時、リネットのバイタルがおかしくなる。

リネットは心房細動が起こっていた。
コンラッドとニックは、不安神経症が要因のパニック発作では?と考え、その治療を行う。

カイルの想い

落ち着いたリネットにカイルは、「この仕事は性に合ってる。唯一の心のより所かも。患者の気持ちがわかるんだ。ドラッグ中毒だった娘を助けるために腎ドナーになったが、亡くなった。ニックがいなければ立ち直れなかった。彼女は素晴らしいナースだ。最高の娘だよ」と話す。
ニックはそれを聞いていたー。

 

感想

コンラッドがスピロにしたのは、【人質の居場所を吐かせるために、鎮痛剤を止めて尋問】。
これを拷問と言うのか、否か。
人質の命を優先するなら、それしかなかったと思うし、私の家族が人質なら、このぐらいのことはして尋問してもらいたい!
そりゃ、いわゆる拷問(爪を剝ぐ、指の骨を骨折させるe.t.c)をするのは、人道的に問題はあるとは思うけど、鎮痛剤の量を減らす、又は、止めたぐらい、人質の命を考えれば、問題視されるべきことじゃないと思う。
デヴォンは自分の考えと違う行動を取ったコンラッドを認めてはないけれど、デヴォンの考えが、”絶対”ではないと気づいたんじゃないかなと思います。

ベルはほんと境界線の人だわ~
信用仕切れない。
医師である心は捨ててないけどね。
ただ、レッドロックに飲み込まれるのはマズイとは気づいたようですね。

 


 

#10 告発者 Whistleblower あらすじ

インターン最終日を迎えたデヴォンはコンラッドと共に、タイラーを担当するが、デヴォンは自分の信条を揺るがす決断をすることに。
横暴が続くケインを告発するためにベルは動くが、それを察知したローガン・キムは先手を打つ。
コンラッドは、主任レジデントに昇進したが、キムから解雇を通達される。

 

まとめ

ケインの横暴

ヴォスの見たケイン

ケインはヴォスと一緒に89才の認知症患者を執刀するが、自分の担当が終わった途端、レジデントにあとを任せ、手術室を出ようとする。
その時、脳圧亢進を示すアラームが鳴る。
しかしケインは、薬剤を指示すると、そのまま処置をすることなく手術室を出て行こうとする。
ヴォスは、「脳ヘルニアを起こしてる。ダメージが残る。もう89才よ、慈悲を与えましょう」と提案するが、ケインは、「オレのオペでは誰ひとり死なせない!」と言うと、オペを続けるよう指示し、オペ室を後にする。

病室に戻った患者は、当然意識不明だったが、ケインは、「息子が説明を待ってる。手術は成功、容態は安定していると説明しろ」とレジデントに指示する。

ドーンの現状、ケインの選択
ドーンのエピソードはココを読んでください

MOAS術後、昏睡状態が続いてるドーン。
ケインは献身的に世話をするドーンの娘マリアに、「時間をかけて見守るためにリハビリセンターへ映す」と説明する。

アトランタの長期リハビリセンターへと移送されたドーンだが、センターは満床状態で、部屋に入りきれない気管切開、呼吸器使用患者を廊下にまで並べる酷い状況だった。

ドーンの移送理由は家族の意向とされたがベルは、「ドーンが90日間生きれば、キミはMOAS術が成功したと主張できるからな」とケインを揶揄する。

懸念

ヴォスは、「ケインの行動を監視してきたが、レジデントにオペを任せ、過剰なオペを繰り返してる。今朝も自分の評判を守るために患者を植物状態にした。手を打つべきだ」とベルに進言するが、ベルはヴォスは関わらない方が良いと言い、自分が何とかすると言う。

ベルとケインの確執

オペ中だと言うケインを捜しにオペ室へ行ったベル。
しかしそこにケインの姿はなく、レジデントのコールマンがひとりで執刀していた。
ケインはいつものように、メインのオペを終えると、さっさと手術室を出て行ったと言う。

その時、患者の手術野から出血、血圧が下がってしまう。
「こんなことは初めてです」と慌てふためくレジデント。
看護師はケインを呼び出すが、連絡がつかない。
ベルは自ら手術に入り、レジデントを落ち着かせ、的確に指導し、窮地を乗り切る。

連絡を受けてやって来たケインに、「もう対処した。手術途中で患者を丸投げするなんて言語道断だ」と非難するベル。
しかしケインは、悪びれることもなく、「ひとりを助けてご満悦か?オレは週に何百人も救ってる」と言い放つが、「救ってるだと?脳不全の患者を延命するなんて虐待と同じだ」とベル。
ケインは、「オレが誰だが忘れてるぞ」と言うが、「キミこそ忘れてる。私は外科部長で上司だ。理事会に出てもらう」と言い切る。

告発

ベルはケインを告発するため、外科部長の権限を行使し、理事会を招集するが、その当日、会議室にいたのはローガンとケイン。
「理事会は中止にした。あなたはもう外科部長ではない。外科部長にケインが就任した」とローガン。
すべてはローガン・キムによって阻止されたのだ。

 

コンラッドとデヴォン

10代のタイラー

インターン最終日のデヴォンは、コンラッドともにオーバードーズ(睡眠薬と鎮痛剤の大量摂取)で搬送されてきた10代のタイラーを担当する。
タイラーの母は、「息子はケガによる痛みと不眠を抱えてて、誤って飲み過ぎたんだと思う」と説明するが、タイラーは自身は、自殺未遂をしたと告白する。

大学のアメフト選手であるタイラーは、肘のケガで痛みが残り、思うようなプレーが出来ずレギュラー落ち。その上、彼女にフラれ、今朝は両親から離婚すると告げられ、衝動的に自殺を図ったと言う。
「バカなことをした」と後悔を口にするタイラーだが、会話中、意識が混濁しはじめる。

タイラーは、オーバードーズが原因の急性肝不全になってしまった。
カレが助かる方法は肝臓移植だけだが、院内の臓器移植ルールでは、「自殺未遂者は待機リストには載せられない」と言う決まりがあった。
しかしデヴォンは、ルールを破ってでも待機リストにタイラーを載せるべきだと言い、「ボクの信念は変わらないが、ルールがすべてじゃないと分かってきた。つまりもうインターンじゃない」と言う。

コンラッドは移植委員会で、「患者は自殺未遂したのではない」と証言。
待機リストの最優先候補にタイラーが載ることに。

肝臓移植、そしてふたりの関係

ドナーが見つかり、タイラーは移植術を受ける。

デヴォンは、「初日にあなたから、医師の醍醐味について聞いた。”いろいろあるからこそ、最高の職業だ”って。あの日、若者の死に接したけど、1年後の今日は助けることができた。こんな経験は他ではできない」とコンラッドに話す。

1年間、コンラッドはデヴォンのランチ代を払い続けていた。
「伝統だから」と言うコンラッドに感謝するデヴォン。
コンラッドは指輪を見せ、ニックのプロポーズするつもりだと報告する。

術後タイラーは順調に回復していた。
コンラッドはタイラーにカウンセリングを勧めるが、それを移植医師に知られてしまう。

 

アダクとミーナ

アダクの容態

アダクに陣痛が始まった。
ミーナはアダクの拡張型心筋症悪化を心配し、オースティンに診察を頼むが、「僧帽弁閉鎖不全」が見つかる。

ミーナは、「手遅れにならない前にオペするべき」と主張するが、オースティンは、「アダクの処置についてはオレの裁量に任せるんだ。親友を助けたいなら全幅の信頼を置いてもらう」と言う。
ミーナは、「赤ちゃんより優先はアダクです」と言うが、「選択はしない。両方を救う。万全の体制でオペに臨む。リン医師が胎児を取り上げたら、俺たちが弁置換術する」とオースティン。

ニックは冷静さを失っているミーナに、「あなたが取り乱したらアダクを不安にさせる。今は全力でサポートしましょう」と励ます。

緊急手術

しかしミーナの容態は急変、僧帽弁が完全に壊れてしまったのだ。
オースティンが、緊急で帝王切開と心臓のオペをすると説明すると、「先に赤ちゃんを救って欲しい」と頼むアダク。
しかしその後アダクは心停止を起こしてしまう。

ニックが心臓マッサージをしながら、手術室に運ばれるアダク。
「先に赤ん坊を助ける。アダクの意思を尊重する」と言うオースティンにミーナは、「先に心臓を手術して!」と言うが、「ミーナ、先に帝王切開後に後弁置換だ。両方とも救うにはそれしかない。オレを信じろ」とオースティン。

心臓マッサージを続けながら、帝王切開で赤ちゃんは生まれるが、息をしていなかった。
リン医師とニックは必死に赤ん坊の蘇生を図る。

オースティンは、そのまま心臓手術に入るが、アダクを死なせたくないミーナは、「アダクの命が危ない。早く手術をしなかったからよ!」とオースティンに怒りをぶつける。
ニックは、「判断は正しかった。母子ともにまだ生きてる」とミーナに声をかける。それでもミーナは、「アダクのことは死なせない!」と言う。

オースティンは見事に弁置換を終え、アダクの心臓は再び動き出した。

不安

赤ん坊の状態は安定したが、アダクはまだ意識が戻らないままだった。
ミーナはこれからどうなるのか不安に耐えられずが消えず、アダクのために教会で祈りを捧げる。

ミーナはオースティンに謝罪するが、「アダクを守れなかった・・」と後悔を口にする。
「キミには役目がある」とオースティンはミーナを励ます。
赤ん坊の後見人はミーナだからだ。

解雇

チーフレジデントに昇進したコンラッドを仲間が祝う中、やって来たローガン・キムは、「ウソをついて自殺未遂患者に臓器を提供したな?お前はクビだ」と宣告する。
コンラッドは、「タイラーは関係ない、オレが告発者だから追い出すんだろ?危険な薬を見抜いたオレを恐れてるんだ」と迫るが、解雇は覆らない。

感想

ミーナにとってアダクは誰にも変えられない人なんですよね。それは、アダクがどれだけ子どもを産みたいと願い、自分自身より赤ちゃんを優先して欲しいと意思を示そうともミーナはアダクを最優先に助けたかった。
きっと頭では理解してるんですミーナは。
オースティンの対応が正しかったこともわかってる。
それでもアダクを失う不安に耐えかね、信心深い彼女のために、祈りを捧げるほどなんだと思います。
アダクが助かればいいなと私も思います。
我が子を抱けないまま亡くなるなんて、耐えられないことですもんね。

しかし、「長期型リハビリセンター」の現状はエグかったですね。
病室は満床で収容できない患者のベッドは廊下にまで並び、全員が気管切開+人工呼吸器。
ただ生かされてる状態の患者を集める、表現が悪いけど、姥捨て山ですよね、あれじゃ。
あの感じじゃまともな治療など受けてない様子。
イヤイヤほんど、レッドロックのケイン、そしてローガン・キムは、医療を分かってないと思う。

せっかく主任レジデントに昇進したコンラッドなのに、カレがチャスティンに戻れる道は険しそうですね・・
まだシーズン半ばなのに~、コンラッドはどうしてくのかな?
また、パパを頼っちゃうのかな

 

 

 

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