シーズン7は全16話。今回のエピソードを含め残り3話。
シーズン8が最終シーズン(全10話)とのアナウンスがありました。
U-NEXTは日本最大級の動画サービス。見放題作品は月額2,189円(税込)
600円分のポイントがついてくる31日間の無料トライアルあり
※ 無料期間中に解約すれば料金は0円です。
# 14 鎖に繋がれて Ye Dinna Get Used to It あらすじ
再び大陸軍に捕まったジョンは、死を逃れるために大陸軍に忠誠を誓うが、送られたのはジェイミー准将の大隊だった。
ニュージャージーの野営地にいるウィリアムを娼婦のアラベラが妹フランシスを連れてやってくる。アラベラは大きな秘密を抱えていた。
執拗に付き纏うロブとその仲間。ブリアナは大きな決断をすることに。
相関図
まとめ
20世紀のブリアナ
危険な男ロブ
子どもたちをフィオーナ、アーニー夫妻に頼み、ひとりラリーブロッホへ戻ってきたブリアナ。だが屋敷の部屋に明かりが点いていた。ブリアナは銃を準備すると、様子を伺う。どうやら屋敷には2人の男がいるらしかった。
と、その時アーニーのバンがやって来た。
ブリアナはクルマから降りてきた子どもたちに、「クルマに戻って!」と叫ぶと、屋敷から出てきた男たちに発砲、自分もアーニーのバンに乗る。そこへロブのクルマがやって来た。アーニーはそのままラリーブロッホをあとにする。
「ウチの前でロブが待ち伏せしてた。あれこれ聞いてきた。子どもたちだけじゃなくブリアナもが危ないと思って捜しに来た」とフィオーナ。
ロジャーが時を旅していると知らないアーニーは、「ボストンにいるロジャーのところへ行く方がいい。連中から離れるためだ」と言う。フィオーナは、明日警察に行こうと言うが、ブリアナは、「警察は取り合ってくれなかった。別の作戦で行く」と言い、ジェミー、アマンダを連れて時を旅する覚悟を決める。
大陸軍の捕虜ジョン
ジェイミーとクレアの件で揉めているのを大陸軍の伍長に見つけられたジョンは、大陸軍の捕虜にされてしまう。その野営地にはイングランド軍を裏切ったスミス大佐がいた。スミスはチャールズ・グレイ少将が犯した”パオリの虐殺”の責任を親戚のジョンに取らせるためにウェイン准将を呼び、絞首刑を目論む。だがその計画を知ったハンターはジョンに逃げるよう言う。ジョンは野営地からは逃げたものの、再び大陸軍に囲まれてしまう。ジョンは苦肉の先で大陸軍に志願するバートラム・アームストロングだと言い、大陸軍の野営地へと送られた。
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………….
ジョンの兄は、ハロルド”ハル”・パードロー公爵。
ヘンリーは息子(戦場で銃撃され重傷に。腹部に残った銃弾をクレアが取り出し命を助けた)
パードロー公爵はアメリカの独立を認めないと議会でも演説するほどの力を持っていた。
ジョンはその名を”バートラム・アームストロング”とし、信条とは裏腹にアメリカ合衆国に忠誠を誓い、野営地へと送られる。
大陸軍准将のジェイミー
王党派が撤退、大陸軍はフィラデルフィアの町を占拠した。
そんな中、ジェイミー宅でワシントン将軍を迎え夕食会が開かれることに。(元はジョン・グレイの邸宅)
出席者の中には、ジルベール・ラファイエット侯爵やその副官パーシヴァル・ボーシャン、チャールズ・リー少将の姿もあった。リー少将はワシントンの指導力を疑うような発言をするが、「これからの戦いについて話すべきだ。王党派はニューヨークに向かっているがクリントン軍はニュージャージーで野営している」と危惧するジェイミー。(この情報を仕入れたのは偵察隊として活動しているイアン)
ワシントンはフレイザー准将夫妻が開いた夕食会の礼を述べると、星条旗をプレゼントする。
ワシントンは、「旗は1枚の布だが大義を象徴する。我々も大義のために戦う」と勝利に乾杯する。
アメリカ大陸にあった13のイギリス植民地が本国イギリスの圧政に反発、独立を求めた戦い。
13の植民地で編成された軍隊を大陸軍と言い、ジョージ・ワシントンが総司令官を務めた。
しかし13の植民地は一枚岩ではなかった。独立を望む「独立派」、本国との和解を望む「王党派」、どちらにも属さない「中立派」も存在していた。(ジョンは王党派)
初期は苦戦を強いられた大陸軍だったが、1777年サラトガの戦いが転機になる。
フランスのラファイエット将軍は大義に賛同、個人的な義勇軍を率いて大陸軍を支援し、ポーランドのコシューシコはワシントンの副官として支援した。
またイギリス軍人のチャールズ・リー少将は、バージニアの植民地者だが、ワシントン将軍の追い落としを画策したり、戦闘中ワシントンに反抗したことで悪評がある。
夜、クレアは、「ラファイエット侯爵は歴史に名を残す。カレが率いるフランス兵のおかげでヨークタウンでの最後の戦いで勝てる」と史実を伝えるが、リー少将の指揮下にある10の民兵中隊を率いることになったジェイミーは、「これまでは50人程度、知り合いの兵士しか率いて来なかったが今度は300人の命を預かることになる」と不安を口にする。
ウィリアム
ウィリアムはニュージャージーの野営地にいた。
ある日上官から、「その服装はなんだ。馬丁のようだぞ。喉あてをつけないと罰金を科す」と服装の乱れを厳重注意されたウィリアム。
また本当の父親がスコットランド人の馬丁(ジェイミー)と知り、これまでの人生が偽りだったと深く傷ついている。
野営地にやって来た娼婦とその妹
だが野営地に突然、娼婦のアラベラが妹(フランシス・ポコック)を連れて訪ねて来た。
困惑し、野営地へ来た理由を聞くウィリアムにアラベラは、娼館のマダムに売ったはずの”喉あて”を差し出し、「ハークネス大尉から逃げてきた。私たちを守って欲しい。私は稼ぐことができるけど、妹は娼婦にしたくない。ハークネスが来ないところへ行きたい」と言う。
ウィリアムは、「数日後に任務でNYへ発つ。キミたちを従軍者にして食事の手配をし、ボクと帯同できるようにする。その代わり洗濯を頼む、これで石鹸を買って」とお金を渡すが、「洗濯なんかしたことない。お金を稼ぐなら娼婦をやる」とアラベラ。10才から娼館にいたアラベラは賃金を受け取ったことがなく、買い物をしたこともなかったのだ。「洗濯場にいろ。兵士たちには近づくな。マシな服を捜してくる、それではまるで娼婦だ」と言うウィリアムにアラベラは、「だって私は娼婦よ」と言うが、ウィリアムは、「ボクといる限りは違う」と言う。
その夜、アラベラはウィリアムのテントへとやって来て関係を持とうとするが、ウィリアムはそれを拒むと、「必要ない。キミはボクの娼婦じゃない」と言うが、アラベラは、「臆病者」と言い捨てる。するとウィリアムはアラベラにキスし、「ここまでだ」と一線を引くのだった。
アラベラの告白
しかし翌朝アラベラは、「ニューヨークへ行く」と言い出す。ウィリアムは、「カネも馬もないのにどうやって行くんだ?」と言うが、「今すぐ出たい」と様子がおかしいアラベラ。ウィリアムから、「何があったんだ?話してくれ」と言われ・・・
すべてを告白したアラベラは、「私を判事に引き渡す?」と問うが、「そんなことはしない」とウィリアム。
アラベラは、「なんのお礼もできない」と言うが、ウィリアムは、「行くな」と引き止めた。
リチャードソン大佐の命令
リチャードソン大尉はウィリアムを呼ぶと、「反乱派が諦めない今、キミの力を証明する時が来た。この手紙をスポッツウッドのドイツ兵、フォンシュネル大佐に渡して欲しい。次の戦いに勝利するかはキミにかかっている」と言うと手紙を託す。
ジェイミーの部隊
大隊と初顔合わせをしたジェイミーは、マスケット銃も持っていないシャコトストールに注目。戦いになれていない彼らを見て、「生きて帰れるよう訓練してくれ」と中尉に頼む。
思わぬ再会
入隊希望者の健康チェックをしていたクレアは、その中にジョンがいることに驚きジェイミーを呼ぶ。
ジョンを見て言葉を失うジェイミーに、「あなたに降伏する、フレイザー准将」とジョン。
目の治療の名目でジョンを屋敷へと連れ帰ったクレアは、「こんなことになってごめんなさい」と謝罪するが、「ジェイミーを責める気はないが、まさか自宅でカレの捕虜になるとは思わなかった」とジョン。
ジョンは眼窩骨折しており、そのせいで眼球が動かなくなっていた。
ジェイミーは自分の捕虜となったジョンに、「ワシントン将軍に引き渡せば縛り首になる、何を考えてる」と激怒するが、ジョンは、「キミがアメリカの民兵に引き渡したせいだろ。死を免れるためにはアメリカ合衆国に忠誠を誓うしかなかった」と言う。その後クレアはジョンの目の治療を行った。
もたらされた凶報
ジョンの義弟パーシヴァルの情報
クレアの治療の甲斐ありジョンの目は回復したが、まだ軍隊に入れる状況ではないため、監視付きでジェイミー宅(元ジョン・グレイの邸宅)に残ることに。
そこへ、「ジョン卿に個人的な話しがある」とラファイエット侯爵の副官パーシヴァル・ボーシャンがやって来た。ふたりの様子から、知り合いだと直感したクレアは席を外す。
パーシヴァル・ボーシャン、本名はパーシヴィアランス・ウェイトライト。イギリス人で、ジョンの義理の兄弟だった。20年前ジョンがパーシヴィアランスを脱獄させ、フランス人のスパイとなり、皆を欺き死を装った。その後パーシヴィアランスはアーマンディー男爵の妹と入婿として結婚。ボーシャンを名乗るようになったと言う(パーシヴァルは男色らしい)
パーシヴァルは副官の立場上知り得た情報だと前置きすると、王党派のリチャードソン大尉が大陸軍のスパイであること。以前ウィリアムに密使の任務を与えたのもリチャードソンで、ウィリアムを反乱軍の捕虜にする作戦だったこと。そして今回リチャードソンはウィリアムを”スポッツウッドにいるドイツ兵:フォンシュネル大佐の元へ送り、捕虜にするつもりだと言い、「手紙は暗号で”捕虜にせよ”と書かれている。リチャードソンは御子息の命と引き換えに、あなた(ジョン)とハル・パードロー公爵(ジョンの兄)に協力するよう迫るつもりだ」と言う。その事実に愕然としつつも、「どうして私を助ける」とジョン。パーシヴァルはジョンの頬に触れながら、「その美しい瞳のためだ」と言う。(ジョンを愛しているらしいがジョンは拒否)
以前ウィリアムはリチャードソン大尉からディズマルタウンにいるS・カートライト、H・カーヴァー、J・ハリントンに手紙を届ける密使任務を任された。だが道中、ヘビに驚いた馬が急に暴れ落馬、腕に大ケガを負い、馬は手紙が入ったカバンを積んだままいなくなり任務をまっとうできなかった。
(詳細エピソードはココ)
ジョンの決断
ジョンはパーシヴァルから聞いた事実をジェイミーとクレアに話すと、「パーシヴァルは義兄弟だ。身勝手な男だがウソはつかない」と言う。それを裏付けるようにクレアもまた、「夕食会でリチャードソンからスパイだと聞いた」と言う。
だがジェイミーは、「戦いに行かねば。息子のためでも300人の兵士を放りだせない」と言う。するとジョンは、「私はキミの部隊の捕虜だ。仮釈放しろ」と言う。
ジェイミーはジョンを仮釈放、「オレたちの息子を頼む」と言い、イアンを警護につけた。
感想
原題「Ye Dinna Get Used to It」の意味は、「慣れる必要はない」。
たぶん両手を拘束されたジョンが、「これにも慣れそうだ」と言ったときにジェイミーが返した言葉ではないかと思います。ジェイミーは「レ・ミゼラブル」のジャン・バルジャンのように、罪を着せられ、ずっとお尋ね者の人生でしたからね、冗談でもそんなことは言いたくなかったのだと思います。
だけどさ、ウィリアムもドイツ兵士が明らかに大陸軍の服装だってことに違和感ないのかな。
後半はウィリアムを助けるジョンの話しが中心になりそうです。
コメント