10話目に突入。
しかし強盗事件発生からまだ54時間経過。
と言うか、9話目から1時間しか経ってないって事実(笑)
相関図
#10
ナイロビは同級生からイジメを受けるアリソンを助け、「あんたの能力を見せつける時が来るのを待て」と処世術を教える。
教授はラケルの要望どおり人質のインタビュー動画を送るがそれが編集されたものだと判明。自ら造幣局へ入り、人質の安否確認をさせて欲しいと要求、いろんな策を練るラケル。
まとめ
王立造幣局の中で ⑴
イジメ
トイレで数人の同級生からイジメを受けるアリソンを助けたのはナイロビ。
ナイロビから得意なことを聞かされ、「狩り」と答えたアリソンにナイロビは、「根気良くチャンスが来るのを待ち、その時が来たら、能力を見せつけてやるのよ」と処世術を伝授する。
再会
ヘルシンキとデンバーはモニカとアルトゥーロを再会させる。
モニカが生きていたことを心から喜び、モニカの身体をまさぐるアルトゥーロに、モニカはナゼか気持ちが冷めていることに気づく。
捜査本部で
ラケルとサルバトル
ストレスのかかる状況の中、ラケルはサルバトル(実は教授)に電話し、今夜のディナーデートについて打診。
サルバトル(教授)は、「今夜21時、いつもの店で」と約束する。
疑心暗鬼
(警察内のスパイがいる)と疑心暗鬼になっているラケルに、「警察にいるとは限らない。民間警察やカフェ従業員ってこともある」とアンヘル。
しかし、フォノリョサ(ベルリン)の薬(レトロクシル)が ”ミオパシー治療薬”であり、数日前にトレドで大量購入されたことを突き止めたラケルは、「ひとりで捜査に言ってすべての購入記録を手に入れて。内密にお願い」とアンヘルに頼む。
要求した人質の動画
バレンシア作戦(人質を銃殺したようにみせかける作戦)に出た強盗グループ。
銃声と悲鳴を聞いたラケルは、「1時間以内に人質の安否を確認できる映像が欲しい」と要求。
![](https://nagidrama.xsrv.jp/wp-content/uploads/2021/04/paper_house1.jpg)
1時間が経ち、ラケルの要望どおり”人質のインタビュー動画”が送られた。
それは一見、さっき録画したように見えたが編集されていることが判明し、生存の証拠にはならない。
警視監は、「大統領から突入指示が出た」と言い出し、追い詰められたラケルは、「2時間の猶予」をもらい、再び教授と交渉する。
それはラケル自身が造幣局内に立ち入り、人質全員の無事を確認すると言うものだった。
教授はそれを了承する。
造幣局に立ち入るラケル
ボディチェック
既に身元バレしているベルリン、トーキョー、リオはマスクなしで造幣局内に入ってきたラケルを迎える。
「教授はどこ?」と尋ねるラケルに、「カレはここにはいない。オレたち強盗と違うんだ」とベルリン。
しかしボディチェックを受けたラケルの下着から、盗聴器が発見される。
リオはその盗聴器を見て表情を一転させる
人質との面談
ホールの階段前に置かれたイスで、強盗犯らが連れて来る人質と面談するよう言われたラケル。
最初に連れて来られたのは、ラケルの命令により誤射されたアルトゥーロ・ロマンだった。
アリアドナ、メルセデス(教師)、トーレス(印刷担当者)・・・次々と面談が進む中、モニカが連れて来られた。
足を撃たれたことは言わぬよう指示されているモニカはそれを守り、妊娠していること、中絶を考えていたが今は産みたいと思っていると話す。
アルトゥーロの画策
面談は順調に進んでいた。
アルトゥーロは、(局内に問題がなければ警察の突入はない)と考え、問題を起こすにはアリソン・パーカーを隠すのがベストと判断。
「他に方法がない。皆のためにやってくれ。キミがイジメを受けてるのを知ってる。すべてを変えるんだ。自分の運命をかえろ。やってくれ!」とアルトゥーロ。
アリソンはナイロビの監視の目を盗み逃げ出し、アルトゥーロに教えられた金庫の中へと逃げ込む。
動揺を誘うラケルの手法
あとはアリソン・パーカーとの面会を残すのみのラケル。
しかし強盗犯らは中々アリソンを連れて来ない。
アリソンを待つ間にラケルは、印刷機が稼働している音を聞き、彼らの目的が紙幣の印刷であることに完全に気づく。
その間、アリソンを必死で捜すナイロビたち。
しかし小さな金庫に隠れているアリソンを捜し出せない。
ナゼか焦っている様子の強盗たち。
それに気づいたラケルは主導権を取るべく、「あなたは(ベルリン)は進行の早いミオパシーよね、長く生きれない。もう麻痺が始まってて銃を持つこともむずかしい?」と皆の前でベルリンの秘密を暴露する。
これまで自分のステージかのように振る舞っていたベルリンの態度が一転、黙ったままホールを後にする。
次にラケルはトーキョーを動揺させる作戦に出るが、「私の人生はもう止まってる。何も感じない。私を捕まえたいなら、撃つのね」とトーキョー。
●その頃捜査本部では、ラケルが戻って来る時間になっても動きがなく、連絡も取れない状況に、突入の準備を開始していた。
時間に気づき、「シレネ(トーキョーのこと)、私の無事を伝えないと警察が突入してしまう。とりあえず戻って突入を止めるわ」と立ち上がるラケルにトーキョーは銃を向け、それを許さない。
その時、アリソンがホールへと連れて来られた。
ラケルはアリソンを確認すると、造幣局を後にする。
人質たちの動揺
●アリアドナ
ベルリンによって仲間と隔離されているアリアドナは、銃の乱射音を聞き、「ひとりずつ殺してく気なのよ!」と追い詰められる。
そして自らベルリンに、「どんな仕事でも手伝う。手伝わさせて欲しい」と言い、ベルリンの要求がセックスだと気づくと、身体を差し出す。
ベルリンの謝罪
ベルリンは病気を隠していたことを仲間に話し、謝罪。
「治る見込みはないし、余命は残り少ないが、悲しんでは欲しくないし、同情も要らない」と言い、「完璧な計画に乾杯しよう」と言う。
デンバー、ナイロビ、トーキョーはそれに従う。
リオが動揺した理由
リオはラケルが隠して持ち込んだ、「レイ」と書かれた盗聴器を見て動揺した。
「レイ」とは、リオの幼い頃の愛称であり、盗聴器にはマイクロSDが仕込んであったからだ。
仲間から離れ、ひとりでそれを見るリオ。
リオは涙を流す。
●捜査本部に戻ったラケル
ラケルは強盗犯がするであろう所持品検査を利用し、リオが両親の説得ビデオを見るよう鑑識に頼んでマイクロSDを仕込んだのだった。
「アニバル・コルテス(リオ)が1番攻めやすい。カレが降伏すれば計画は成功よ」とその時を待つラケル。
サルバトル・マルティンに接触するアンヘル警部
アンヘルの動向を探るために教授はカフェにいるアンヘルに近づくが、逆にアンヘルに自分を探られ、カフェの近くでリンゴジュースを作っていると言ってしまう。
程なくしてビルの玄関ベルが鳴った。
ドア前に立っていたのはアンヘル警部。
アンヘルは、「キミがこの家に入るのを見たんだ。リンゴジュースを飲みたくてね、入ってもいいか?」と言い出す。
断ることもできず教授はアンヘルを招き入れ、試作品のジュースを振る舞うが、アンヘルは世間話をしながらも鋭い目線で探りを入れる。
そしてしっかりスプーンを盗み出し、それを鑑識に依頼する。
ベルリンの痕跡を消す
判事の許可が下りた。
アンヘルはトレドの薬局へと向かうが、カレが到着した時は既に遅し、薬局に強盗が入り、購入記録、処方箋、帳簿などすべてを奪われたあとだった。
もちろん犯人はマドリードからバイクを飛ばしてきた教授。
アンヘルは、先を越されたのだった。
感想
まだ強盗事件が始まってから3日と経っていないのに、あまりにもたくさんの事があって、ついていくの必死です笑。
どれだけ完璧に計画しても、人は思ったとおりには動かないし、人の気持ちまではコントロールできない。
そういうものがいろんな綻びになっているようです。
ラケルはサルバドルを疑いもしていないけれど、アンヘルは男の嫉妬なのか、それとも警部のカンなのか、サルバドルを探り出しましたね。
だけど、結果的にアンヘルしか知り得ない、”トレドの薬局”の件を犯人に知られてしまったことで、ラケルの信用も失いそうな気がします。
興味深かったのは、モニカの態度。
愛するモニカが生きていたことを喜び、愛を表現するアルトゥーロ。
だけどモニカはそれを不快に感じてたようです。
ん~、これも波乱を起こすことのひとつになりそうな気もします。
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