かなり面白いエピソードでしたが・・・・
逆にめっちゃまとめにくかったです
#5 あらすじ
マーシア王国女王エセルフリーダが逝去、エルフウィンを女王にと言う姉の遺志を無視し、エセルヘルムの計略を潰すためにマーシア太守たちを殺害、マーシアをウェセックスに併合し、サクソンとアングルの王に就いたエドワードだったが、権力に強欲なエセルヘルムは次の手に出る。
相関図
まとめ
イーグリスバーグ(現アリスバーリー)マーシア王国 ①
マーシア、ウェセックス統一王エドワード
殺害された太守の妻からは”人殺しだ”と責められ、民はウェセックス併合に動揺、アルドヘルムまで、「王に仕えることはできない」と去った今、「この選択は間違いだったのか」と苦悩するエドワードにエドギフは、「威厳を保ち、信仰に従っていると示すのです」とアドバイス。それに従いエドワードは、「犯した罪を償いマーシアのものたちと和解するために”断食”を続ける」と態度で示すことに。
一方残酷な方法でマーシアを統治、母(エルフレド)を裏切っている父に反感を持つ孫エルフウィアドに、「お前が望むならその問題にカタをつけてやろう」とエセルヘルム。
エセルヘルムの策略
エドワードにしてやられたエセルヘルムは、エドワードが死ねば統一国家の後継者は孫(エルフウィアド)だと考え、シグトリグルとの戦争を仕掛けるある作戦をブレサルに命じる。もちろん、決してエセルヘルムが仕組んでいるとバレぬよう細心の注意を払うよう言い含めて。
エルフレド王妃
巡礼の旅
その頃、夫エドワードの愛を失ったエルフレドは信仰に慰めを求め、夫と父親に内緒で予言者アーリスと共に供物(制作したタペストリー)を届けるため、ホーリー島への巡礼の旅に出ていた。だがその道すがら、”シグトリグルの一使い”と名乗る男たちの襲撃を受けてしまう。
発見者
殺されている修道女や従者を発見したのは、貿易商となったヘステンと部下たちだった。
ヘステンは生き残った少女アーリスから、「エフォウィック王シグトリグルの家来に襲われた。王妃と巡礼の旅に出ていた。生きて伝えろと言われた」と聞き、木に首を吊られたエルフレド王妃の遺体を発見する。
ランコファ(現ランコーン)ノーサンブリアとマーシア国境 ①
父と息子
ウートレッドたちがランコファに戻って来た。従者たちは家族との再会をよろこぶ。
ウートレッドは息子が生きていたことに安堵し、必ずブリーダに報復すると約束するが、「神は復讐を望みません」と息子。
エルスウィズからの伝言
ベネディクト神父から、エルフウィンと結婚するためにブグスタンへ向かうよう言われたキンラフは、「よろこんで王女をお守りする」と受けることに。
やって来たヘステン
そこへ部下を連れてヘステンがやって来た。
ヘステンはウートレッドにエルフレド王妃の遺体を見せ、「シグトリグルの一味がやったらしい。生き残った予言者の少女を預かっている」と言うが、「これはシグトリグルの仕業じゃない」とウートレッド。
だがどっちにしろ大きな混乱が生じることは間違いなかった。
ウートレッドはフィナンとオフファースにランコファを守るよう言うと、シトリックとアゼルスタンをイーグリスバーグの視察に向かわせ、自分はヘステンとシグトリグルに会うことに。
エフォウィック(現ヨーク)ノーサンブリア王国
ブリーダ率いるデーン軍からエフォウィックを奪還したシグトリグルは、同胞の裏切りだけでなく、同盟国(マーシア、ウェセックス)の援軍がなかったことにも失望、十字架を引き倒し、町からサクソン人、キリスト教徒を排除しはじめる。
そんな中、エドワード王がマーシア太守を殺害、サクソン、アングル併合王となったとの知らせが入る。
シグトリグルは、エドワードがエフォウィック征服を狙っているのではないかと警戒、国境警備の強化と、【北に進軍する気なら迎え撃つ】との声明を伝えるため使者を送る。
頑ななシグトリグル
エフォウィックにやって来たウートレッドとヘステンから、【巡礼者一行が”シグトリグルの一味”を名乗る男たちの襲撃を受け、王妃も殺害された】と聞き、「侮辱だ。私の指示ではない」とシグトリグル。スティオラは、エドワードの策略では?と疑うが、ウートレッドは、「陛下は戦いを望んでいない」と言い、誤解を解くべきだと言うが、「使者を送った。それで十分だ」とシグトリグル。
ウートレッドは、「負け戦はするな。エドワードは兵力も財力もあるんだ」と説得するが、聞く耳を持たないスティオラ。
予言者アーリスの証言
なんとしてでも戦を止めたいウートレッドは、ヘステンが保護している予言者アーリスに会い、「王妃が巡礼に同行していることは内緒だった。襲撃者の狙いは私で、王妃は私の身代わりで殺された」と重要な証言を得る。
ウートレッドはアーリスを修道院へ連れて行くようヘステンに頼み、自分はエルフレド王妃はアーリスの身代わりになったと言う事実を伝えるためイーグリスバーグへ戻ることに。
イーグリスバーグ(現アリスバーリー)マーシア王国 ②
エセルヘルムの策略
その頃、予言者アーリス殺害の知らせがないことに業を煮やしたエセルヘルムは、苛立ち、見切り発車でエドワードに、「ホーリー島へ向かっていた巡礼者アーリスが殺害され、遺体を木に吊るされた。今こそデーンの脅威に立ち向かうべきです。挙兵してエフォウィックを攻めましょう」と進言するが、「まずは事実を確かめてからだ」とエドワード。それでもエセルヘルムは、「及び腰ですか?殺人犯が野放しですぞ」と挑発する。
エドワードはアルドヘルムに真偽を確かめるよう命じる。
その様子を見ていたシトリックとアゼルスタン。
シトリックは、エセルヘルムが真実(本当は娘エルフレド王妃が殺害された事実)を知れば大変なことになるとアゼルスタンに見張るよう指示すると、ランコファへ戻ることに。
シグトリグルの使者
そんな中、エフォウィックからやって来た使者が、【北に進軍する気なら迎え撃つ】と言うシグトリグルの伝言を伝える。
煽るエセルヘルム
エドワードは、これはシグトリグルの警告だと言うが、「事実上の宣戦布告です、挙兵するべきだ。なぜためらっておられる?」と煽り立てるエセルヘルム。
そこへ姿を現したアゼルスタンは、ウートレッドはエフォウィックに向かったと説明。その言葉にエセルヘルムは、「最強戦士までもシグトリグルと合流している、どういうことかお分かりか!」とエドワードを責め立てるが、「ウートレッドは忠実な男です。どうか今は煽り立てないで」とエセルヘルムを宥めるアゼルスタン。
エドワードはエセルヘルムに任務(スコットランドに贈物を届ける)を与えると、エセルヘルムに怯むことなく的確な指摘をしたアゼルスタンの資質を買い、「私の代わりにマーシア兵を率いてくれ」と頼む。迷った末、「お受けします。宣誓は必要ですか」とアゼルスタン。エドワードは、「必要ない。息子以上に信頼できるものはいない」と言う。
エセルヘルムの反乱
思い通りに動かないエドワードに業を煮やししたエセルヘルムは、自ら集めた民兵を前に、「予言者の少女がシグトリグルの手下に惨殺され、遺体を木に吊るされた。今、犯人たちはランコファに潜伏している。王令に背くことになるが、デーンに復讐したいものを私は受け入れる。国王が戦わないならば、我々が立上があるのだ」と鼓舞する。
ランコファ(現ランコーン)での殺戮
ランコファの町に兵士を引き連れやって来たブレサルから、「デーンの殺し屋を引き渡せ」と要求されたフィナン。その一触即発の雰囲気に、「わかった」と返事をするが、すぐさま町外を見張っている兵士を連れ戻すようキンラフに指示する。しかしキンラフは不在、フィナンの妻イングリスが、兵士を呼びに行くことに。
だがベネディクトが、「ランコファのデーン人は王妃を殺したりしない」と口を滑らせてしまう。
すぐさま遺体を確認したブレサルは、それがエルフレド王妃とわかると、「ランコファのデーンが王妃を殺した!デーン人をひとり残らず始末しろ!」と叫び、それを合図にデーン人の殺戮が始まってしまう。
ウートレッドの息子は教会の中にデーン人たちを避難させるが、ブレサルは教会に侵入。ウートレッドの息子の目の前で次々とデーン人を惨殺する・・・・
混乱の中、イングリスは馬で兵士を呼びに行こうとするが、馬が怖がり暴れ、落馬してしまう。
イングリスを心配したフィナンは襲撃を受けているオフファースへのフォローが遅れてしまい、オフファースは刺されてしまう。「死にたくない、死にたくない・・」と言う言葉を残し死んでしまったオフファース。
教会には殺され、首を吊られたデーン人が。
多くの民が惨殺された。
フィナンはオフファースの死は自分のせいだと慟哭、イングリスは、「生存者をデーンロウに移動させなければ」とウートレッドの息子に頼むと、オフファースを故郷であるウェセックスへ運ぶことに。
フィナンはウートレッドを捜しにキンラフと共にランコファを出発する。
イーグリスバーグから戻ってきたエルフレド王妃(遺体)
エドワード王の悔いと覚悟
イーグリスバーグに運ばれた妻エルフレドの遺体を見たエドワードは、「これはデーンに対する義父(エセルヘルム)の忠告を無視したせいだ」と嘆き苦しみ、エセルヘルムをイーグリスバーグに連れ戻すようアルドヘルムに指示すると、「ウェセックスとマーシア両軍でシグトリグルと戦う。ヤツの妻で王妃の命で償わせる」と誓う。
だがエドワードは、「そなたは王妃から私を奪った。夫婦の契を無視し、神の怒りを買った。ふたりでやったのだ。妻を愛せなかった自分を恥じる」と愛人エドギフと、心奪われた自分のことも責め始める。そんなエドワードにエドギフは、「憎むべきは王妃を殺した犯人です。王妃様は皆に愛された。善き夫ではなく善き王となるのです」と言い、寄り添う。
挙兵
アルドヘルムは、「シグトリグルを攻める。先に手を出したのは彼らだ。血を持って償わせる。ひとりの王の下でサクソン全員で戦うのだ」とマーシア兵士を鼓舞すると、アゼルスタンに、エセルヘルムを捜して連れ戻すよう命じる。
エフォウィック(現ヨーク)ノーサンブリア王国 ②
生き残ったデーン人を連れやって来たベネディクト神父とウートレッドの息子、そしてデーンの人々を受け入れたシグトリグルは、ウートレッドの息子とベネディクト神父から、亡き王妃の報復でランコファが襲撃を受け、多くのデーン人が殺されたと聞き、「戦争は不可避だ」と戦う覚悟を決める。
弟ログンヴァルドルは、「兵を統率させて欲しい」と嘆願、シグトリグルは前衛部隊にログンヴァルドルを加えることを許可する。
サクソンとの戦いを決めたシグトリグルは、「反対するなら兵を下げる。お前を苦しめたくなくて和平を守ってきた」と言うが、「私はあなたと一心同体。王は脅すなら受けて立つ。家族と戦う覚悟もある」とスティオラ。
スティオラの覚悟を聞きシグトリグルは兵士に向かい、「サクソン軍を3日以内に全滅させ、王の首を取り根絶やしにする」と兵士を鼓舞する。
イーグリスバーグへの道(マーシア王国)
イーグリスバーグへ戻る途中、シトリックと落ち合ったウートレッドは、「エセルヘルムが王命に背いて挙兵し北へ侵攻しているが、娘である王妃が殺されたと思っていない」と聞かされ、エセルヘルムが、巡礼者アーリスを殺害、デーンとの戦争を扇動したと気づき、このことをエドワードに伝えなければと言う。
そこへフィナンがキンラフを連れてやって来た。
フィナンは、エセルヘルムの手下にランコファが襲撃され、デーン人が虐殺されたが、ウートレッドの息子、シトリックの家族は無事だが、オフファースが死んでしまったと聞かされ、衝撃を受けるウートレッドたち。
エセルヘルムの野営地
王命を無視し、挙兵したエセルヘルムは北へと侵攻していた。
その野営地にやって来たアゼルスタンから、「すぐにイーグリスバーグへ戻っていただきたい」と求めるが、「戻る気はない」とエセルヘルム。
エセルヘルムはブレサルに、「アゼルスタンが何かを隠している。探れ」と命じるが、「カレが隠しているのは、私がランコファで知ったことと同じです」と言い、事実(エセルヘルムが送った刺客が殺したのがエルフレド王妃だった)を告白。
エセルヘルムは、自分の策略で娘が殺害された事実に絶望、自死しようとするが、ブレサルから、「孫王子のために最後までやり通すのです。あなたならできる」と鼓舞され、絶望の淵から立ち上がると、命をかけて徹底的にやる覚悟を決める。
ブリーダ
ブリーダは捕虜のピヤリグ神父を解放、立ち去ろうとするが、「王はデーンとの戦いを望んではいない。ウィンチェスターで話し合おう」とピヤリグ神父。するとブリーダは、「私が和解するべき相手はウートレッドだけだ」と言い、一緒にウートレッドを捜して欲しいと言い出す。
感想
これまたIMDb評価は、8.6。
私はかなり面白かったけどなぁ~@ とにかく内容が濃い!
策士で自分の家族を王位に就かせる、権力が欲しくて仕方ないエセルヘルムが、自らの計画で愛する娘を殺された事実に、さすがに私も(あぁ・・)って思ったけど、逆にエセルヘルムは完全に覚悟を決めたようで・・
かなり恐ろしい存在になりそうです。
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