今回は、ドリフトマーク島で起こる決定的な事件のエピソード。
また大きく変化します
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#7 ドリフトマーク Driftmark あらすじ
亡くなったレーナの葬儀のために、王と王妃、レイニラとレーナー、そして各諸侯がドリフトマーク島へと集まる。数十年ぶりに再会したレイニラとデイモンは、互いに必要にしていることを確認、身体の関係を持つ。そんな中、ドラゴンを持っていないエイモンドは、「ドラゴン(ヴァーガ)はオレのものだ」と主張、ベイラ、レイナ、ジェイスとルークの4人とケンカとなり、それが悲劇を生む・・・
相関図
まとめ
レーナの葬儀
レーナの葬儀に参列するため、ターガリエン、ヴェラリオン、諸侯たちが一同がドリフトマーク島で集った。そこには王の手に戻ったオットー・ハイタワーの姿が。
父と兄を火事で亡くしたラリス・ストロングはハーレンの巨城の城主に。
そしてエイゴンは相変わらず弟エイモンドと妹ヘレイナを嫌い、お酒を飲んで飲んだくれている。
レーナーは妹レーナを亡くした失意で抜け殻状態だった。
ヴィセーリスはデイモンに近づくと、「王都に戻れ。衝突もしてきたが水に流そう。宮廷での地位が欲しいなら与えよう」とまで譲歩するが、デイモンは、「何も望まない」とヴィセーリスを遠ざける。
コアリーズとレイニス
帰郷したがった娘レーナを連れ帰らなかったデイモンへの恨みを口にするレイニスに、コアリーズは、「誰の非でもない。神々のご意思だ」と言うが、レイニスは、「我々の傲慢への罰だ」と言いだす。コアリーズは、「キミが奪われた王座を取り戻そうとするのは罪ではない」と言うが、「それは私のためじゃなくあなたの野心よ、私はとうの昔に諦めたのにあなたは子どもたちを犠牲にしてまでその野心を燃やしてる。ドリフトマークの跡継ぎはレーナの娘にして。ヴァリリアの純血が継ぐべき。レーナーとレイニラの子はヴェラリオンじゃない」と禁断の発言をする。だがコアリーズは、「歴史に刻まれるのは血筋ではない。名前だ」とレイニスの提案を蹴る。
レイニラとデイモン
互いに意識しながらも葬儀の場では距離をとっていたふたりだが、惹かれるように近づく。
「見せかけの結婚でも務めを果たそうと努力したけどツラいだけだった(子作り失敗)だから夫以外にそれを求めた。ハーウィンを信頼してた。(ハーウィンの死について)帰郷を止めるべきだった」と心の内を話すレイニラに、ハレンの巨城の大火事はオットー・ハイタワーとアリセントの仕業である可能性を匂わすデイモン。
レイニラは過去、関係を持つ途中で姿を消したデイモンに、「見捨てられ孤独だった」と言うが、デイモンはレイニラが幼かったから手を引いたと言う。するとレイニラは、「あなたが欲しい」と告白。デイモンはレイニラを受け入れビーチで関係を持つ。
エイモンド
ドラゴン(ヴァーガ)
ドラゴンを所有していないことで兄、従兄弟からイジメられ劣等感を抱いているエイモンドは、ドラゴンの声を聞き、夜、浜辺で眠っているドラゴン(ヴァーガ)に近づく。
ヴァーガは近づくエイモンドを威嚇するが、エイモンドは怯まずヴァーガに指示を出し騎乗に成功。振り落とされそうになるのを堪え、空を飛ぶことに成功する。
事件
ヴァーガが飛んでいくのを見たレーナの娘ベイラとレイナは、「母上のヴァーガが盗まれた」と眠っているジェイスとルークを起こし浜辺へと急ぐが、ヴァーガの騎乗を終え戻ってきたエイモンドと鉢合わせになる。
「ヴァーガは母上のドラゴンよ、私のもの」と主張するレイナに悪びれた様子もなく、「母親は死んだろ、オレのものだ」と言い張るエイモンド。怒ったベイラとレイナはエドモンドに殴りにかかるが、劣勢に。ジェイスとルークも加担するが、エイモンドは4対1でも怯まず、逆にルークの首を締め、石を振り上げながら、「父親のように焼け死ね、落とし子め!」と罵倒する。ルークは、「父上は生きてる!」と反論するが、見下すかのように、「コイツは知らないのかストロング公」とエイモンド。その言葉にジェイスは短剣を抜くが、石で応戦され倒されてしまう。ジェイスに石を振りかざすエイモンドを見てルークは必死で短剣を拾うと、大声を出してエイモンドに斬りかかる・・・
露見、怒り、無援、宣言
息子エイモンドが顔面を斬られ左目を失明したこの事態に、「なぜ未然に防げなかったのだ、何をしていた」と王の楯に怒りを向けるヴィセーリス。
口々に、アイツが悪い、先に殴ったのはアイツだと騒ぐ子どもたちを諌め、ヴィセーリスはエイモンドに何があったのか真実を話せと求めるが、我が子を守ろうと必死のアリセントは、「レイニラの息子が刃物でエイモンドの目を奪ったことは確かなこと」と主張するが、レイニラもすかさず、「不慮の事故よ、息子たちはエイモンドに襲われたから身を守っただけ。子どもたちはエイモンドから謂れのない出自を疑う侮辱を受けた。これは未来の世継ぎに対する反逆罪です。エイモンドから話しの出処を聞くべき」と主張する。
(出自について母から聞いた)と言われては立場がまずくなるアリセントは、「たかが侮辱でしょ?エイモンドは目を失ったのよ」と矛先を変えようとするが、「誰からウワサを吹き込まれた?」とエイモンドに聞くヴィセーリス。エイモンドの返事は、「エイゴンです」だった。
突然矛先を向けられたエイゴンは慌てるが、怒りをにじませ同じ質問(誰からウワサを吹き込まれたか)をする父王にエイゴンは、「誰だって知ってるよ、父上、見れば分かる」とまさしく真実を突く一言を放ってしまう。
静まり返る広間、反論するものがいない中、ヴィセーリスは、「二度とこんな内紛を起こすな、私たちは家族だ。互いに謝罪し友好の意を示せ。それが父として祖父として王としての命令だ」と王命を出すが、息子の目を奪われたアリセントの怒りは治まるワケもなく、「それでは足りない。エイモンドの目は治らない。報いを受けさせる。ルークの目をくり抜いて」と言い出す。そのあまりに残酷な要求にヴィセーリスは、「怒りに支配されて判断を謝るな」と強く諫めるが、怒りに支配されたアリセントは、「ならば王妃として裁きを下す、”サー・クリストン、ルケアリーズの目をくり抜いて”」王妃命を出してしまう。
ヴィセーリスは、「手を出すな」とサー・クリストンを止め、サー・クリストンも王妃命に対応を示さない中、ヴィセーリスは、「もうよせ、ここまでだ」とアリセントに言い置くと、広間にいる家族、親族、諸侯らに、「覚えておけ!今後レイニラ王女の息子の出自を疑うものは舌を引き抜く」と宣言。レイニラは陛下に感謝を伝えるが、次の瞬間、アリセントはヴィセーリスの短剣を奪いルークに襲いかかる・・
それを阻止し、「気でも狂ったの?」と言うレイニラにアリセントは、「私は期待どおりに王や王国、一族を守ってきた。あなたには務めも犠牲もない。すべて踏みにじってきたのに今度は息子の目を潰した。それすら開き直るの」とぶちまけるが、「これでようやくあなたの本性が現れた」とレイニラに言われ、剣を振り下ろしてしまう。
レイニラの腕から血が滴り落ち、静まり返る広間・・・だがこの騒動を終わらせたのは、「もうやめて母上、妥当な代償だ。この目と引き換えにドラゴンを得た」と言うエイモンドの言葉だった。
レイニラとレーナー
いつものように騒動が落ち着いたところで戻ってきたレーナーは、ルークの鼻が折れ、腕に深いキズを負ったレイニラを見て、「側にいるべきだった。妹もキミのことも守れていない」と反省を口にするが、どんな時も家族より自分を優先するレーナーの行動は、婚姻を終わらせようと考えているレイニラに好都合だった。
「オレはこの結婚への期待を裏切ったが、息子を心から愛してる。オレをこんなふう(ゲイ)にした神々が憎い」と言い出すレーナーに、レイニラは、「それは違う。あなたの子を欲しかったけど、あなた高潔でやさしい」と言葉をかけ、離婚を切り出そうとするが、意外にもレーナーは、「サー・クァールは戦場へ行くが、オレはキミの即位に向けて家族の側にいる。息子たちを世継ぎとして育てる。キミにツラい思いをさせた。夫として支えると誓う」と言い出し、レイニラは何も言えなくなってしまう。
騒動のあとのアリセント
父オットー
怒りのあまり公然の場で理性を失いレイニラ王女を襲ってしまったアリセントは、「”王妃は正気を失った”とウワサされてる。私のしたことでヴィセーリスは今まで以上に娘の肩を持つ」と後悔を口にするが、オットーは、「お前のあんな姿をはじめて見た。勝とうとするお前の決意を見た。王位継承は醜いゲームだ。王はお前を許すしかない。お前は反省の色を見せ、息子のケガを主張しろ。そうすればいずれお前と私が勝つ。エイモンドの無謀さで”ヴァーガー”が手に入った。あの子が言うとおりケガの代償は千倍の収穫だ」と言う。
狂気を孕む友
王都へと帰還する船の中でアリセントは父オットーの指示どおりヴィセーリスに謝罪しようとするが、体調が悪いヴィセーリスから、「もうその話しはしたくない」と遮られてしまう。
失態をおかしたことを悔やむアリセントに近づき、「歪んだ正義です。若き王子が襲われたのに許しがたい。相手の目をお望みならお申し付けください」と言うラリス。ラリスの狂気を知ってるアリセントは、「必要ない」と断りつつも、「いずれ能力と思慮深さを備えた友が必要になる」とラリスを味方につけておくのだった。
レイニラの決断
息子の出自疑惑が明るみになった今、レイニラはデイモンに、「ひとりでは王妃擁護派に立ち向かえない。叔父上が必要。あなたが夫になれば私の継承権も堅固なものになる」と婚姻を申し出るが、レーナーが生きている限り、レイニラが他の誰かと結婚することなど不可能だった。
策略
デイモンはレーナーの愛人サー・クァールに近づくと、「狭い海(ナローシー)の向こうへ渡れば人の価値は名前じゃなくどれだけカネを持っているかで決まる」と言うと、カネを渡しレーナーの暗殺を依頼する。
クァールはレーナーをコアリーズ公の広間に呼び出すと、小間使が見ている前でレーナーに斬りかかる。慌てた小間使が衛兵を呼び、コアリーズ公とレイニスは駆けつけるが、息子レーナーは暖炉で黒焦げ死体となっていた。息子の死に絶叫するレイニス。
だがレーナーは生きていた。
レイニラは、レーナーに自由を与える代わりに死んだと装うよう計画したのだ。何にも縛られない自由を手に入れたレーナーはクァールと踏み石(ステップストーンズ)諸島の戦いへと向かう。
そしてレイニラ王女とデイモンは結婚した。
感想
各話、まったく趣が違うのにどのエピソードも面白い
わかりやすさで言えば、ゲーム・オブ・ストーンズ(GOT)よりハウス・オブ・ザ・ドラゴンの方がシンプル。
視聴する順番も敢えてこだわらず、どちらを先に視聴しても楽しめと思います
なんだかんだで収まるべきところに収まった感のある今回。デイモンとレイニラはどこか似た者同士のように思います。が、弟と娘が結婚なんてあり得ないとお怒りだったヴィセーリスは、ふたりの結婚を知ってるのかな?
デイモンはいつまでも若々しいけど(笑)病気とは言えヴィセーリスのおじいちゃんぶりはねぇ近い将来、亡くなりそうなので、デイモンが参戦する継承権争い、どうなるんだろうか・・・。
と言うか、デイモンとレイニラに息子が生まれた場合、それこそヴァリリアの純血なワケで、そうなるとハーウィンとの間の息子3人の立場も大問題になるでしょうね・・いやいや凄いことになりそう。
アリセントには、狂気のラリス公がついてるし。
レイニラの息子ジェイスとルークは勝ち気ですね。さすがレイニラの子ども。
頭が良くて、機転が利き、勇敢で小狡いこともできるのがエイモンド。エイモンドはケガを負ったことでヴァーガ(ドラゴン)を手に入れたとわかってるし。やっぱり次が楽しみなドラマです
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