エルカミーノ:ブレイキング・バッド映画

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海外ドラマブレイキング・バッド

【エルカミーノ】は映画ですが、ブレイキング・バッドのスピンオフであり、ジェシー・ピンクマンのその後が描かれているので海外ドラマblogでレビューします。

エルカミーノ :ブレイキング・バッド the movie 

監禁場所から逃げ出したジェシー・ピンクマンのその後を描いたスピンオフ映画

 

まとめ

プロローグ

「オレは抜ける。ここの残る理由はないから町を出る」と言うジェシーに、「行くならアラスカだな。最後の未開拓地だ。人生をやり直せる」とマイク。ジェシーは、「過ちを正す」と言うが、「それだけはできない」と言う。

 

ジェシーの逃走 1

仲間を頼る

ジェシーはジャックのアジトからクルマ(エルカミーノ)で逃走するが、その途中、アジトへ向かうパトカーは隊列とすれ違う。ジェシーは隠れてそれをやり過ごすが、パトカーの数は凄い台数だった。

空にヘリが飛び交う中、ジェシーが頼ったのはスキニー・ピート。
酷い状態のジェシーを放っておけず、スキニー・ピートとバッジャーはジェシーを助けるが、ジェシーは犬のように食事にガッツき、死んだように眠った。

TVでは、「ギャング乱射事件」についてDEAが会見を開き、ギャングに監禁されていた重要参考人のジェシー・ピンクマンをホワイト容疑者が解放したと見られていると報道。
ジェシーはPTSDで恐怖に苛まれたり、身体中に拷問の跡が。
スキニー・ピートとバッジャーはジェシーが置かれていた過酷な状況を知る。

クルマの処分

ジェシーはTV報道で、”全米史上最大のメス製造組織を築いた指名手配犯ジェシー・ピンクマン”と報道されていると知り、すぐに逃亡することに。
まずジェシーはクルマ(エルカミーノ)を処分するため、スクラップ工場のジョーに電話する。

当然ながらジョーもジェシーが全国指名手配犯になっていることを知っていたが、すぐにやって来て、「代金は気にするな」と言うが、盗難車回収システムが作動したのに気づくと、「捕まりたくない。あんたもすぐに逃げた方がいい。警察が来るぞ」と飛んで帰ってしまう。

とにかく一刻も早く出発しなければ・・・と焦るジェシーを止めたのはスキニー・ピート。
スキニー・ピートは下記の案を実行すると言う

「どうせサツにはバレてる。お前はクルマを交換して出て行ったと言う」と言うと、カネと愛用のニット帽を渡すスキニー・ピートに、「なんでここまでしてくれるんだ・・・」とジェシー。
スキニー・ピートは、「お前はオレのヒーローだ」と言うのだった。

バッジャーのクルマで逃亡をはじめたジェシーだったが、程なくしてパトカーの隊列とすれ違うことに。
作動した盗難車回収システムでエルカミーノの位置が特定されたのだ。
それは恐ろしいほどのパトカーの数だったー。

その後ジェシーはカーラジオで、ヒューストンでリディアが毒を盛られ重体、回復の見込みがないこと、ウォルター・ホワイトは銃撃戦があったギャングのアジトで遺体で発見されたと知る。

 

過去:ジャックらに監禁されていた頃

ジェシーはジャックらに監禁され、ブルーメスを作らされ、奴隷のような毎日を送っていた。
そんなある日、「今日は2人だけだ。お前の世話をするために残ったんだ、手を貸してくれ」とトッド。

トッドは、「逃げようとしたらブロックの命はない。大人しくしてくれ」と警告し、ジェシーを檻から出すとクルマで自宅へと連れて行くが、そこには女性の死体が!

トッドは、「家政婦のソニアだ。彼女が百科事典の中に隠していたカネを見つけたから始末した。良い人だったから美しい場所に葬ってやりたい」とトッド。

ジェシーはトッドに言われたとおりソニアをラグで巻くと、近所に見つからぬよう部屋から持ち出し、荒野に穴を掘って埋葬した。
ソニアを葬ったトッドは、ソニアに”お別れの言葉”を送ると、ダッシュボードの中のタバコを取って来るよう頼むが、ジェシーは銃を見つけてしまう。

ジェシーは銃を持つが、トッドに銃口を向けることができない。
トッドは、今日の働きを労い、一緒にビールを飲もうと言うと、銃を渡すよう説得する。結局引き金を引くことができなかったジェシーの肩を叩くトッド。

 

逃亡資金を手に入れるために

逃走資金が必要なジェシーは、トッドのアパートへ向かうことに(クルマのキーと共にあった部屋のカギをゲットしていた)。
当然ながら立ち入り禁止のテープが貼られ、厄介な隣人ルーがうろつく中、何とかトッド宅へ入ったジェシーは、まず、百科事典の中を探すが、札1枚も見つからなかった。
その時ジェシーは、【家の中で完璧な隠し場所を思いついた】と言うトッドの言葉を思い出す。

カネは家のどこかにあるはずだった。
しかしどれだけ探しても見つからない。
そんな時、隣人のTV画面をカーテン越しに見たジェシーは、言葉を失う。
両親がインタビューを受けていたのだ。

慌ててチャンネルを合わせたジェシーは、両親が、「お願い、自首して」と頼む姿を見てしまう。

完璧な場所

どれだけ探してもカネは見つからず、諦めかけたその時、ジェシーは冷蔵庫の扉に細工があるのを発見する。
カネはその中にあったのだった。が、その時、部屋の中に何者かが入って来た。

警察官とジェシー

部屋に入って来たのは警官2名(ニールとケイシー)で、ふたりも何やら捜索をはじめるー。
ジェシーは家具の間に隠れていたが、先手必勝で目の前に現れた警官に銃を向け、「警官を殺したくない。仲間を呼べ」と要求する。

ケイシーから来てくれと呼ばれたニールは銃口を構えると、「ピンクマンだな」と言うが、「必要なものを見つけたら出ていく。見逃してくれ。傷つけたくない」とジェシー。
しかしニールから、「警官は他にも7人いるしパトカーも囲んでる。銃声がすれば飛んでくる。逃げられない。諦めろ、他に道はない」と言われ、ジェシーは降伏する。
しかし、彼らは手錠じゃなく、電気コードでジェシーを拘束しはじめた・・・。
彼らもカネを奪いに来た者たちだったのだ。
そこでジェシーは、「カネだろ?どこにあるか知ってる。だがお前たちだけじゃ絶対に見つけられない」と持ちかける。

そこへ隣人のルーがやって来て、「トッドの直筆メモがある。捜査の役に立つだろう。部屋に取りに来てくれ」と言い出す。
仕方なくなりすまし警官ケイシーがルー宅へ。

ニールは、「カネを渡せば見逃してやる」と言うが、「半分はもらう」とジェシー。
ニールはジェシーの頭に銃を突きつけると、「諦めて出て行け」と言うが、「このカネがなきゃオレは死ぬ。銃声がすればあの隣人がやって来るぞ。そうなりゃマズイ状況だろ」とニールの痛いところを突くジェシー。

結局ニールとジェシーはカネを3等分することで了承、カネを強奪、逃走することに。
ジェシーはニールのトラックを見てニールらが何者なのかに気づいた

ニールたちは、「キャンディ溶接会社」の者たちで、ジャックらの依頼で、メス精製工場に、ジェシーの逃亡防止のレールを溶接した男たちだった。

 

人消し屋のエド

カネを手に入れたジェシーは記憶をたどり、掃除機販売店「ベストクオリティ」の店舗を探し出すと、勝手に店を「Close」すると、「あの日クルマに乗らなかったが、カネはある。頼む」とカウンターに12万5千ドルを載せ、人消しを頼みはじめる。

エドは、「なんのことかわからない」とすっとぼけるが、「あんたのことだ。頼む。カネはある」と食い下がるジェシー。とうとうエドは、「これは前回の未払い分。今回の分を合わせて25万ドルもらう」と言い出す。
しかしカネは、1800ドル足りなかったー。
エドは、「夜に動け。運が良ければ遠くへ逃げられる」と言うが、「このままオレを見捨てるのか?1800ドル足りないだけだ。ニュースを見て知ってるだろ?オレはギャングに監禁され、拷問を受けてた」とジェシー。しかしエドは、「同情を買おうとしてもムダだ。自業自得だ」と妥協しようとしない。
とうとうジェシーは、「オレは助けてくれるまでここを動かない」と居座る宣言をするが、そんなことを意にも介さず警察に通報するエド。

1800ドルは約30万円ほど

程なくして警官がやって来た。ジェシーは慌てて逃げるが、エドは、「北に逃げて行った」と嘘をつき、ジェシーだとは言わなかった。
ジェシーはエドに電話すると、「約束は約束だ。カネは用意する」と電話を切る。

1800ドルを手に入れるために

ジェシーは実家に電話をすると、「みんな元気か?TVで自首しろって言ってるのを見たよ。アヒルのいる湖を覚えてる?そこへ迎えに来て。今更こんなこと言っても意味ないけど、感謝してる。今回のことはオレのせいだ。自業自得だ」と言うとケータイを折り、捨てた。

両親がジェシーを迎えにクルマで出かけて行くのを近くで待っていたジェシーは、監視の目を盗み、自宅へと侵入する。
金庫を開けるが、そこにはカネはなく、銃が2丁あっただけ。
ジェシーはそれを持ち去る

直接対決

ジェシーは電話帳で、「キャンディ溶接」を探し出すと、女と遊んだあとのニールたちの前に姿を現す。

22口径の銃1つで乗り込んできたかと思うと、「カネを奪うつもりはない。1800ドル恵んでくれ」と言うジェシーにニールは、「銃で勝負しよう。勝ったら全部取りだ」と提案する。
もちろん仲間は、修羅場はごめんだと反対するが、ニールはジェシーがOKしたため、やる気に。

ジェシーは銃を抜こうとしたニールをポケットの中に隠し持っていた銃で撃ち殺すと、続けて銃を取りに動いたケイシーを射殺。
その他の男たちには、「ショーン、カイル、コリン警察にチクったら一人残らず始末しに行く」と警告すると、ニールのカネを持ち、クルマを乗り換え、工場を大爆発させて逃亡を図る。

 

アラスカ

人消し屋エドによって、アラスカへとやって来たジェシー。
ジェシーは名前を、”ドリスコル”に変え、新しい人生を歩むことに。
ジェシーは最後にブロック宛の手紙をエドに託すと、ひとり去って行った・・・。

感想

「ブレイキング・バッド」のスピンオフ映画でした。
ウォルターによって監禁場所から逃亡したジェシーのその後を描いてましたねー。
まさにそのまんまの内容の映画でした。
結局、ジェシーはどうなったのか?が気になる方は、Netflixで観ることができるので、ぜひ視聴してください。

最後の未開拓地アラスカへと逃亡したジェシーは、過去の名前、出身地、親の名前まですべてを捨て、新しい人物ドリスコルとして生きていくことになりました。
冒頭でマイクがジェシーに、「何もかもやり直せるが、過ちは正すことだけはできない」と言ってましたが、まさにそれ。
ジェシーは今もアラスカで、ドリスコルとして生きてるのかなぁ?

「エルカミーノ」ってどういう意味かなと思っていたら、シボレーのクルマの名前だそうです。

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