「ゲーム・オブ・スローンズ」の200年前を描いたドラマです。
名家ターガリエンの王位継承争いが物語の軸です。
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#2 王弟 The Rogue Prince あらすじ
王妃エイマと世継ぎの赤ん坊ベイロンが亡くなって半年。早くもヴィセーリス王に新たな婚姻の話しが持ち上がる中、継承権第一位のレイニラ王女は、小評議会でも酌取り係のままで発言権がない現実と葛藤する。
相関図
まとめ
継承権第一位レイニラ王女の立場
小評議会
小評議会が開かれた。
王の盾が病死、新たな王の盾を選出する必要があるとの議題があがる中、コアリーズ公は、踏み石(ステップストーンズ)諸島でトライアーキー(三頭市)の提督クラガス・ドラハール(通称:蟹餌作り)が海域を占拠、ヴェラリオン家の船を含めウェスタロスの貿易船4隻が沈められたと言い、「踏み石(ステップストーンズ)諸島に武力侵攻し、”蟹餌作り”を殺すべきだ」と申し立てするが、ヴィセーリス王は、「自由都市と戦争する気はない」と言い、参議員ビーズベリーも、「戦争は甚大な損失を被るだけ」と否定。だがコアリーズ公は、「蟹餌作りは我々を恐れてなどいない。その上、継承権を失った王弟デイモンが勝手にドラゴンストーンを占拠し、金マント(王都の守人)軍団まで配備しているのにお咎めなしのまま半年が過ぎている」と痛いところを突く。
ヴィセーリス王は、ペントスとヴォランティスに協力を求めているし、船な兵も整えていると言い、「いずれ時がくれば踏み石(ステップストーンズ)諸島は押さえる」と反論する。
その時、酌取り係をしていたレイニラが、「ドラゴンがいる。私を行かせてください。力を示せる」と意見する。
だが参議員たちは誰もそれに賛同せず、ヴィセーリス王は、「そう単純ではない」と言い、王の手ハイタワーの助言を受け入れ、レイニラに王の盾の選考を任せると言う。
レイニラは、父親に小評議会から追い出されたと感じる。
サー・クリストン・コール
レイニラは候補者の中から、馬上槍試合で叔父デイモンと互角に戦ったサー・クリストン・コールを選ぶ。
王の手ハイタワーは、同盟等を考えて選出するべきだと忠告するが、レイニラは、「実践で戦った経験がある者が父を護衛するべき」と言い切る。
ヴィセーリス王の再婚問題
アリセントとの関係
王妃を亡くして半年、ヴィセーリス王はアリセント(王の手ハイタワーの娘)との親交を深めていた。
「娘との関係が上手くいっていない」と悩むヴィセーリスにアリセントは、「母の死後、私もそうでした。陛下からお尋ねになればレイニラは心を開くはずです」と寄り添うが、ヴィセーリスは、アリセントとの関係を娘は理解できないだろうと考えていた。
そのことを知っているのは、王の手のハイタワーと、メロス学匠とその部下
レイニラ王女とアリセント
親友であるアリセントに、「母が死んでまだ半年なのに、みんな父を再婚させ、別の世継ぎをとコソコソ小評議会で話し合ってる。父上が私を世継ぎにしたのは叔父上を追い出したから仕方なくなのよ」と悩みを打ち明けるレイニラにアリセントは、「王や参議たちのことで悩んではダメ。陛下はあなたを愛してるから世継ぎに選んだのよ」と励まし、「父上に子ども扱いされたくない」と涙するレイニラの気持ちに寄り添う。
妃候補
コアリーズ公とカレの妻でヴィセーリス王の従姉レイニスは、
●歴史上はじめて女子が継承権第一位になっている(レイニラ王妃)
●継承権を失った王弟デイモンが勝手にドラゴンストーンを占拠している
●重要な海路で異国の勢力が植民地を得ている
と現政権の問題点を指摘し、「我が娘レーナと婚姻してはどうか」と提案する。
ヴィセーリスは、「エイマが亡くなってからまだ半年だ。婚姻は考えられない」と答えるが、「民は新しい王妃を望んでいるし、多くの世継ぎを生むためにもレーナは最も適してる」とレイニス。
王の手ハイタワーは、「レーナ公女はあまりにも若すぎる」と反対するが、メロス学匠は、「レーナ公女をめとればヴァリリアの2つの名家の婚姻は王土に強い団結をもたらし海の向こうにもそれを示せる。王妃なき今、子孫繁栄に努めるべきだ」と意見する。しかしヴィセーリス王は娘レイニラの気持ちを心配する。
レディ・レーナ
ヴィセーリス王はレーナ公女とふたりで会うが、レーナは12才。王妃候補になど思えるワケがなかった。
しかしレーナはコアリーズ公とレイニスから仕込まれており、陛下のためにたくさん子どもを生むとまで言う。
レイニラ王女と戴冠せざりし女王レイニス
レーナ公女とデートする父を見つめるレイニラ王妃に、「私はあなたと違って世の常を知ってる。いずれ陛下は誰かと再婚、世継ぎを生む。男児が生まれれば、あなたでなくその子が世継ぎとなる」と言うが、「それなら女王になってその世界を変えて見せる。皆、私に忠誠を誓った」とレイニラ王妃。しかしレイニスは、「彼らの酌係をしながらそう訴えればいい。誰も口にはしないけど、”女が鉄の玉座に座るくらいなら男たちは王土に火をつける”。父君はそんなことは承知よ」と残酷な現実を見せつけるのだったー。
事実
再婚に悩むヴィセーリス王は、その苦悩をアリセントに話す。
アリセントはヴィセーリスに寄り添い、壊れたドラゴンの石工細工を、「石工に作り直させました」とプレゼントする。その心使いに心の安らぎを感じるヴィセーリス王。
悩んだ末ヴィセーリス王は参議員のライオネル公に婚姻についての率直な意見を求める。
ライオネル公は、レーナはヴァリリアの純血、ターガリエンの血筋であること、王土で最も裕福な海軍大臣の娘であることを挙げ、「拒む理由はありません。あなたが望まなくても王として婚姻は避けられない。レーナとの婚姻を拒めばコアリーズ公は快く思わない。カレが望むのは鉄の玉座の継承権です。踏み石(ステップストーンズ)諸島の開戦は時間の問題です。王の艦隊の半分はコアリーズ公のものです。レーナと婚姻すべきです。カレを側に置き同盟を結ぶべきです」と言われる。
問題のタネ、王弟デイモン
小評議会が緊急招集された。デイモンがドラゴンの卵を盗んだと言うのだ。
デイモンは書状で、「ドラゴンストーン城の太子で鉄の玉座の正統な後継者である余は古代ヴィアリリアの伝統に倣い2人目の妻をめとる。レディ・ミサリアは懐妊しており、ターガリエン家の慣習に則りゆりかごにドラゴンの卵を添える」とあり、2日後に行う婚姻式に兄であるヴィセーリス王を招待すると言う。
しかしデイモンが盗んだ卵がレイニラ王女が弟ベイロンのために選んだ”ドリームファイア”の卵だとわかると、「分遣隊を集めろ。ドラゴンストーンからデイモンを連行し自ら私が裁く」と言い出すヴィセーリス王。
それを止めたのは王の手ハイタワー。ハイタワーは、「陛下を行かせるわけには行きません。危険過ぎる」と言い、自ら先鋭部隊を結成(20名)、王の盾のサー・クリストン、サー・ハロルドを加えドラゴンストーンへと乗り込むことに。
ドラゴンストーンで
ハイタワーと先鋭部隊はドラゴンストーン城に乗り込むが、そこへ卵を持って王都の守人(シティ・ウォッチ)を引き連れたデイモンが現れる。
「ドラゴンの卵を返し、軍を解体、娼婦を返し、ドラゴンストーンから立ち去れ。今、武力に訴えるのは王への宣戦布告と同じだ」と言うハイタワーにデイモンは剣を抜く。それに応じ先鋭部隊、デイモンの軍隊も剣を抜き、一触即発に・・・
その時、1頭のドラゴンが現れた。ドラゴン(シアラックス)に騎乗したレイニラ王女だった。
レイニラはデイモンと対峙すると、「父は私をドラゴンストーンの王女に選んだ。あなたが住んでいるのは私の城。あなたは父上を怒らせた」と言うが、「不当な怒りだ。今日はオレの婚姻を祝う日だ。オレの子にも竜の卵を与える」とデイモン。しかしレイニラは一歩も引かず、「私はここにいる。叔父上の怒りの根源は私のせいで継承権を失ったことでしょう。継承権を復活させたいなら私を殺さなきゃ。やって。すべて終わらせればいい」と言いきる。
結局デイモンは卵をレイニラに返し、ドラゴンストーンへと戻って行った。
デイモンとミサリア
婚姻も懐妊も自分の立場を守り、誇示するためにデイモンが計画した嘘だった。
ミサリアは、「結婚するって?私は子どもは産まないとはっきり伝えたはず。あなたが私を守ると誓ったからここに来たの。なのに軍がここへやって来た。太子は殺されはしないけど、婚姻、懐妊の嘘がバレた娼婦はただでは済まない。私があなたについてきたのは権力や地位、お金のためじゃない。私が求めているのは自由。恐怖から解放されるためよ」と言い切る。
父と娘
ヴィセーリス王は、「王の許可なく勝手な行動をした」とレイニラを厳しく叱責するが、「唯一の世継ぎなんだ。殺されたらどうするんだ」と本心を見せる。その言葉に心が動くレイニラ。ヴィセーリス王も、「私は血を流さずに卵を取り戻しました。オットー公だけでは無理だったはず」と言われ、その事実を認めるしかなく、「お前が母親にそっくりなことを忘れていた。私のエイマを失った痛みは永遠に消えない」と言う。レイニラは、父親の本心を知り、「悲しいのは私だけでなくてよかった」と言う。
ようやく心を開き話し始めた父と娘。ヴィセーリスは、「お前に上手く声をかけてやれずに悪かった」と言い、知らぬ間に成長している娘を感じる。
そしてヴィセーリスは、「お前の母親の代わりはいない。世継ぎのお前の代わりがいないようにな。だが民衆が新しい王妃を望み、世継ぎがレイニラひとりではターガリエン家が絶える危険があり一族を守る責任がある。私はお前とは疎遠になりたくない」と本心を伝える。レイニラは、「お父さまは王よ、民のために新しい王妃を迎えるべき」と理解をみせる。
ヴィセーリス王の決断
小評議会が開かれた。
ヴィセーリス王は、「新しい妻をめとる。相手はアリセント・ハイタワーだ」と公表。娘レーナと婚姻するものと思っていたコアリーズ公は、「バカげている。我が家はヴァリリアの血統、王土で一番の力を誇る」と反論するが、「私は王だ」と一蹴され、たまらず部屋を出て行ってしまう。
一方、父親の再婚に賛成したものの、まさか親友のアリセントと思いもしなかったレイニラは傷つき、部屋を飛び出す。
コアリーズ公の策略
王に軽んじられたコアリーズ公はデイモンをドリフトマークに呼び、「私たちは虐げられてきた似た者同士だ。踏み石(ステップストーンズ)諸島ではミアの貴族がウェスタロス人を蟹の餌にしている。私は王に我が海軍を派遣するよう申し立てしたが一蹴された。”蟹餌作り”の勢力は増すばかりだ。もし海路が絶たれれば我々は八方塞がりだ。これはあなたの力を示す良い機会になる」と開戦を持ちかける。
感想
2話のオープニングは、GOTのテーマ曲
やっぱりGOTのテーマ曲はワクワクしますね~。一気に気持ちが盛り上がります。
今後、クラガス・ドラハール=蟹餌作りが登場するんでしょうか?
実際、デイモンとコアリーズ公は戦争を仕掛けるのかなぁ。
もちろん口外がタブーなのはわかるけど、半年もの間、父親との関係を内緒にされ、いきりな結婚すると言われたレイニラの心情を思うと・・・笑顔でおめでとうなど言えるワケもないですよね。
まぁ、12才のレーナ公女を妻にできない気持ちも痛いほどわかるけど。
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