・・・衝撃すぎて、見終わったあと、しばらく呆然とした
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#3 踏切 The Crossing あらすじ
ギレアドに捕らえられたジューンは復讐に燃えるリディアおばと対峙することに。ニックはローレンスに協力を頼む。
ルークはジューンの逮捕を聞く。
相関図
まとめ
カナダ トロント
政府関係者のレイチェルから、ジューンが捕まったと聞かされたルーク。
ジューンが生きていると聞かされ、安堵したものの、ギレアドはすべて秘密裏で、裁判するか、量刑がどれほどか全くわからず、これ以上打つ手がないと言う。
デモに行くと言うモイラは、「皆、ジューンのために精一杯やってくれてる」と言うがルークは、「ジューンは刑務所にいるのに、オレたちはキャンドルを灯すことしかできない。ジューンが選んだんだ。捕まるのも覚悟の上で、ギレアドに残った。2度とオレに会えないこと、ニコールに会えないと分かってたハズなのにそれを選んだんだ」と苦しい気持ちを吐露する。
しかしルークは庭に青い柿を埋める。
それは幸運を祈るおまじないだった。
捕まったジューン
ニック・ブレイン司令官により捕まったジューンは、両手、両脚を拘束され、猿ぐつわされてある場所へと送還される。
ジューンを助けたいニックは、「キース夫人が保護された。他の侍女たちは逃亡中だ。行き先を言ってくれないとキミを助けられない。言ってくれ」と言うが、何も言わないジューン。
リディアが迎えに来たことで、ニックはジューンを引き渡すしかなくなった。
拷問
ジューンを取調室へと入れた途端、リディアはジューンの顔面にビンタを食らわすと、「あなたは子どもたちを家庭から奪い、多くの人を傷つけた」と怒りをぶつけるが、そこへ中尉が部下を連れて入って来た。
ジューンはベッドに寝かされ、手足を拘束され、「他の侍女はどこかな?」と質問を受けるが、黙秘を貫く。
中尉はジューンに拷問をはじめるー。
ジューンの苦しむ声を廊下でドア越しに聞いていたリディアはフクザツな気持ちになり、中尉が一旦退出したのを見計らい、「中尉は手加減しない。協力しないとこれ以上のことをされる。あなたの仲間は皆、逃亡犯として危険に晒されてる。あなたが皆を惑わせた。家に帰しなさい」と説得するが、「家?そんなものはない。あるのは暴力だけよ。あなたは彼女たちに言った。ルールを守れば大丈夫と。なのにレイプされ、殴られ、辱めを受けた。何度も何度もね。あなたは彼女たちを裏切った。あなたが悪いのよ、あなたのせいよ」とジューンから責め続けられ、中尉を呼び戻す。
ペンチを持って戻って来た中尉は、ジューンの爪をペンチで挟むと、「侍女はどこだ?」と迫る。
ジューンは、「彼女たちはバーモントへ向かい国境を渡る気です」とウソの自白をし、拷問を逃れる。
仲間の犠牲
しかし当然、ウソはすぐバレた。
今度は屋上に連れて行かれたジューン。
雨が降りしきる中、屋上の端ギリギリに両手を拘束され立たされていたのは女中のベスとシエナだった。
「ジューン、何も言わなくて言い」と言うベスを躊躇なく屋上から突き落とした中尉。
動揺するジューンに中尉は、「彼女(シエナ)を助けることができるかはキミに懸かってる」と言うと、シエナをジューンの前に立たせ、「侍女たちはどこだ?」と迫る。
ジューンはシエナの手を握り、何かを決断したかに見えた時、中尉はシエナまで屋上から突き落とすと、「2度とウソをつくな」と言い、部屋の中の小さな鉄のボックスに監禁した。
ローレンス司令官との再会
ニックはローレンス宅を訪ねると、「あなたには貸しがある」と言って、ジューンが自白するよう協力して欲しいと頼む。
しかしローレンスは、「彼女は救えない。彼女は決してキミの元へは戻って来ない」と言うが、ニックは、「ただ生きてて欲しい。ジューンはギレアドを変えた。あなたもそれを望んだ」と言う。
それでも、力になれないと断るローレンスにニックは、「ご自身のためにもジューンを説得するべきでは?あなたは私に借りがあります」と圧力をかける。
ボックスのドアが突然開いた。
這い出すように出て来たジューンの頭に布を被せた男たちが次に連れて行ったのは、食事が並ぶ長テーブルに座るローレンス司令官の前だった。
「やつれたな。心配しなくていい、食べろ」と言うローレンスに、「あなたがココにいるなんて」とジューン。
ローレンスは、「必要とされた。今は緊急事態だ。司令官9人が入院、他6人死亡した」と言い、ペンシルベニアのイゼベルの店で起きた事件について話す。それはジューンがデイジーに協力を頼んだ毒入り酒を飲んだ司令官のことだった。
「気の毒に」と言いながらスープを飲むジューンにローレンスは、「侍女がどこにいるか言うんだ。次はハンナが彼らの標的になる」と警告するが、「ウソよ、ギレアドは子どもには危害を加えない」とジューン。
しかし、「ギレアドが大切なのは力だ。信仰も目的の手段に過ぎないと気づいているだろ?」とローレンス。
それでもジューンは頑なに口を割らず、ローレンスに、「くたばれ!」と言う。
愛娘ハンナとの再会
ジューンはガラスケースの中にいるハンナと対面する。
夢にまで見た娘ハンナに触れたくて手を伸ばすジューンを怖がり逃げるハンナ。
怖がらないでと近づくジューン。しかしハンナはジューンがママだとはわからない。
もうジューンは白状するしかなかった。
ジューンの自白によりマロー農場に身を隠していた5人(アルマ、ジャニーン、サラ、ブリアナ、エリー)は、逮捕され、マロー司令官は射殺された。
ジューンの運命
「あなたのおかげで全員を連れ戻すことができた」と言うリディアおばにジューンは、殺して欲しいと請うが、「侍女は貴重よ、処刑はされない。あなたたちには”マグダラのコロニー”へ行ってもらう」とリディア。
そこは通称、”種付けコロニー”と呼ばれる場所で、農場で働きながら儀式の時だけ司令官夫婦と関わると言うまさしく、種付けになるだけの場所だった。
リディアは、「これはすべてあなたが招いたことよ。苦しいのはあなただけじゃない、ハンナやジャニーン、他の女中(マルタ)や侍女も皆んな苦しんだ。それはすべてあなたの責任。悪いのはあなたよ」と追い打ちをかけるようにジューンの行いを否定する。
そして、両手を拘束されたまま、リディアによって侍女服を着せられたジューンは、再び侍女として生きることを強いられることに。
ニック
”マグダラのコロニー”へ送還中、クルマから降ろされたジューンは真っ直ぐ歩いて行くよう言われる。
その先に立っていたのはニックだった。
ニックはジューンに、ハンナは無事に帰ったと伝えるが、「あの子は私を怖がった。私のことがわからなかったの」と涙するジューンに、「あの子はキミを愛してる。オレもだ」とニック。
そこへコロニー行きの侍女クルマが到着した。
ジューンはクルマに向かって歩きだすが、振り返り走り寄ると、ニックにキスし、「愛してる」と伝えた。
踏切
ジューンが仲間(ジャニーン、アルマ、サラ、エリー、ブリアナ)と再会したのは、”マグダラのコロニー”へ向かうクルマの中だった。
全員手錠をかけられたまま、一言の言葉も発さない中、ひとり笑顔のリディアおば。
踏切の遮断機の音が聞こえてきた。
「列車が通り過ぎるまで時間がかかる。用を足してくる」とクルマを降りた運転手。
(逃げるチャンスは今しかないかもしれない)
その時、アルマも、ジャニーンも、他の侍女も同じ考えが浮かんだ・・・その瞬間、リディアおばに襲いかかったジューンは、「逃げて!」と叫ぶ。
素早くバンから降りたジャニーンたち。
アルマは、「列車が来てしまう、早く!」とジューンを呼ぶ。
ジューンは奪い取ったスタンガンを振りかぶるが、リディアを殴り殺すことはできず、そのまま6人で踏み切りに向かって走り出す。
異変に気づいたドライバーの銃撃で2人が撃たれた。それでも走り続ける4人。
そしてアルマともうひとりは貨物列車に跳ねられてしまうー。
踏切を越えたジューンは、動揺するジャニーンを言い聞かせ、ふたりで逃亡するー。
そして今日、サラ、エリー、ブリアナ、アルマを失った
感想
シーズンを追うごとに失速するどころか、どんどん深くなっていく「ハンドメイズ・テイル」。
これドラマよね?って言いたくなるクオリティ。
万人受けはしないし、男性には向かないだろうけど、30 overの人にはきっとジューンのキャラクターの何かに共感、もしくは、理解できなくても、彼女の勇気や強さに感動や敬意を感じると思う。
シーズン4は全10話。
3話目でこれって、どこまで話しが進むんだろうか・・・。
ジューンとジャニーンはどこへ逃げるんだろう。
きっとすぐに包囲網が敷かれるだろうから、心配になります。
国境を越えられると良いけど、ジューンはハンナを置いていくことはできないでしょうね。
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