リディアおばの過去エピソード
#8 告白 Unfit あらすじ
オブマシューの密告のよりハンナの育ての親マッケンジー家の女中(マルタ)フランシスが処刑された。それを知りオブマシューに嫌がらせをする侍女たち。それに気づいたリディアおばは侍女に告白を迫るが、同時に自らの過去に思いを馳せる。
相関図
まとめ
侍女とリディアおば
イジメ
ハンナを大切にし、ジューンの気持ちを理解してくれたマッケンジー家の女中(マルタ)フランシスの処刑はオブマシューの密告のせいだった。それどころかマッケンジー家も町から居なくなってしまった。
怒った侍女たちは侍女たちはオブマシューをイジメはじめる。ジャニーンは、「意地悪すぎる」と意見するが、「悪いのは彼女」と譲らないジューン。

だがリディアおばがそれに気づいてしまう。リディアはジューンにイジメをやめさせるよう言うが、「なんのことかわからない」とジューンがしらばっくれたため、侍女たちをセンターに集めることに。
告白
リディアは輪の中心にジューンを座らせると侍女たちに、「悪事を働くよう女中(マルタ)をそそのかしたのは誰か」「死に至らしめたのは誰か」と問いかけ、侍女たちは全員ジューンを指差すと、「彼女です」とジューンを糾弾するが、ジューンは悪びれた様子もみせず、「私です」と言い切る。

リディアは、「あなたの身勝手な行動でアグネス(ハンナ)は愛情を注いでくれた人を失っただけでなく家族は引越を余儀なくされた。転校させられ、友だちと別れ、さみしい思いをしている。その原因はすべて身勝手な愚か者のせい」とジューンを追い詰めるが、負けじと、「オブマシューはお産に迷いがある」と告げ口。突然の名指しにオブマシューは、「一瞬思っただけです」と言い訳するが、リディアは許さず、今度はオブマシューに ”告白” を迫る。
ジューンに代わり円陣の真ん中に座らされたオブマシューは、「今回は女の子のような気がして、将来を案じて怖くなった」と言うが、「それは神の御心。神よりも分別があると思うのは罪。神の祝福である子どもを拒むのは、重大な罪」とリディア。侍女たちも、「罪人、罪人」と指差し責め立てる。
オブマシューは泣きながら、「この子を産みたい。愛してる」と言うが、なおも侍女らは「泣き虫、泣き虫、泣き虫」と責め立てた。

ジューンはローレンス司令官にマッケンジー家のことを尋ねるが、「居場所は知らん。聞いても無駄だ」とドア閉められてしまう。
死産
夜、オブアンディが産気づいたため”出産車”がジューンを迎えに来た。
妻、侍女で”出産儀式”をするが、死産だった・・・。皆が哀しみ、取り乱す中、ジューンはどこかで安堵の気持ちを感じる。

帰宅したジューンに、「男か女?夫人が聞きたがる」とローレンス。だがジューンが死産だったと言うと、「夫人に話さなくて良い。明日は彼女の相手をしてやってくれ。キミは相手をするのが得意だから」と言う。
ジューンは頷いたが、「矛盾してませんか?あなたは夫人のことしか頭にない。でも、あなたが作った世界のせいで夫人は苦しんでいる。電話一本で夫人を脱出させられるのにそうしない。守ってるんじゃなく追い詰めてる」と責めるが、「気分がいいか?」とだけ言ってローレンスは部屋を出て行く。

スーパーで
オブマシューと共だってマーケットへ行くとリディアおばがジューンを待っていた。
「私は侍女を守り、聖なる務めを果たさせたい。そこであなたの配属先を変更します。ローレンス司令官は危険なほど型破りなのは明らかで、あなたもエミリーも問題を起こした。あの家は健全ではない」と言い出す。
その時、突然オブマシューの様子がおかしくなる。オブマシューは持っていた缶詰でジャニーンを何度も殴りつけたのだ。守護者がオブマシューを拘束しようとするが、オブマシューは守護者を硝子ビンで殴りつける。守護者の首には割れたガラスの破片が突き刺さり、守護者が倒れてしまう。オブマシューは守護者の銃を奪い取ると銃を構える。

居合わせた客は悲鳴を上げ、皆が床に伏せる中、ジューンはオブマシューの正面に立ち不敵な笑みを浮かべながらリディアに目をやったあと、小さく頷いてみせた。
オブマシューが銃をリディアに向けようとした時、オブマシューは守護者によって肩を撃ち抜かれ、倒れたまま連れ去られた

リディアの過去
信心深く心優しい教師
リディアは小学校教師だった。
担当クラスのライアンは、頭の良い子だが、家庭環境に問題があった。
学校を閉める時間になっても迎えがないライアンを不憫に思うリディアは校長に連れ帰って夕食を食べさせると言う。その時、母親ノエルが迎えにやってきたため、リディアは母子を夕食に誘う。

リディアは母親ノエルの相談相手にもなってやり、「あなたは変われる」と励ます。(リディアは離婚経験者)これをきっかけにノエル母子と親しくなったリディアは一緒にクリスマスを過ごす。ふたりにプレゼントを贈ったリディア。ノエルもリディアにコスメを贈ると、「そろそろステキな相手を見つけるべきよ」と言い、メイクをしてやる。

リディアの恋
大晦日の夜、校長ソーンに誘われたリディアはオシャレをして出かける。楽しくロマンテックな時間を過ごし、一緒に新年を迎えたリディアは自宅にソーンを招く。良い雰囲気になったふたりはキス。

リディアはソーンを求めるが、ソーンは、「まだ早い」と応えなかった。
リディアは深く傷つき、激しく後悔した。
心閉ざして
すっかり変わってしまったリディアは、ライアンの母親は子育てに問題があると児童保護局に報告、ソーンは、「親権剥奪まで必要か?」と言うが、心を閉ざし表情さえも変わってしまったリディアは、「子どもにこそ環境は大切」言い切る。
子どもを奪われたノエルから、「なんでこんな仕打ちをする?クソ女!!」と罵声を浴びせられても、リディアは表情ひとつ変えなかった。
感想
リディアおばのラブシーンを見る日が来るとは。
きっと多くの「ハンドメイズ・テイル」ファンは、ぐぁぁああ と声が出たハズ(笑)
でもギレアドに忠誠を誓ってる人たちは、ほとんどの人が、これまでの人生で何かしら傷ついてますよね。 だからリディアにも何かあるとは思ってましたが。 教師をしてるときのリディアはほんとうに優しそうだったのに。 校長も校長。 年末年始に会ってふたりで過ごし、自宅へ行き、来年のクリスマスの話をしたら、その気になるよね。 だから気の毒ではあるけど、振れ幅が酷すぎ・・・。
ジューンはほんとうに心根が強い女性。 主人公のジューンが洗練潔白な女性でないところが、このドラマの魅力かも。 オブマシューは妊娠してるから、きっと出産まで施設の部屋に監禁され、産んだあとはコロニー送りになるんだろうな~と。
ジューンはローレンス家から移動させられるのかな。 先が気になります。
原題は「Unfit(不適合)」なのに邦題は「告白」。なんか違う。



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