今回のエピソード、良かったです。IMDb 8.7です
#6 女の領域 The Woman’s Place あらすじ
メキシコの通商代表団がギレアドにやって来た。侍女代表オブフレッドとしてカスティーヨ代表使節の質問に答えることとなったジューンは、フレッドとセリーナが求めるとおりの模範解答をするが・・。
一方ギレアド建国に携わっていたセリーナは、当時の結婚生活、フレッドとの関係を思い出す。
相関図
まとめ
外国からの賓客
リディアおばに招集され死体を吊るした壁の掃除をさせられる侍女たち。情報通のアルマは、「外国から政府関係者が来るから体裁を整えるのに必死なのよ、今夜ウォーターフォード家に集まるらしいわ」と言う。

アルマの情報どおり邸宅では要人を迎える準備が進んでいた。セリーナは、「今夜、メキシコの通商代表団を招く。司令官のために良い印象を残したい。彼らは私たちの暮らしに興味を持ってる。何か聞かれたら慎重に答えて。失望させないで」と念を押すと、

要人を迎えることにナーバスになっているフレッドに、「あなたは大物司令官よ、彼らを威圧して」と励ます。

ジューンとニック
昨夜、互いを求めあったジューンとニック。
「キレイだ」と言うニックにジューンは、「あなたのためよ」と軽口で返すが、ニックは、「だったら何も着るな」と言い、手の甲を合わせる。それに応えるジューン。

カスティーヨ代理使節とフローレス補佐官
侍女への質問

フレッドからジューンを、「侍女のオブフレッド」と紹介されたフローレス補佐官は、ジューンの元の名前を尋ねるが、「もうその名前は使っていない」とジューン。フレッドは、「侍女の名前はその主人に由来する。神聖な身分の象徴」と説明、するとカスティーヨは、「あなたは望んで侍女になったのか」と問う。ジューンは、「はい」と答えるが、今度は、「侍女は国のために子どもを産む。オブフレッドは我々の感謝の気持ちを知っている」と付け加えるフレッド。
そこへセリーナが、「食事を用意ができた」と呼びに来た。
すると、「もう1つだけ聞かせて。あんたは困難な生き方を選んだ。幸せですか」とカスティーヨ。ジューンは、「ここで私は幸せを見出しました」と答えるのが精一杯だった。

セリーナを知っていたカスティーヨ
メキシコは諸外国と同様農産物は不作だった。フレッドは、「ギレアドは完全な有機農法に移行、成功している」とアピール、パットナム司令官も、「他の貴重な資源も分かち合いたい」と言葉を添える中、「奥様方がギレアドをどう思っているか聞きたい」とカスティーヨ。
セリーナは、「家庭と夫に尽くせて幸せです」と答えるが、「女の柔和さを弱さを取り違えてはならない。”女の領域”の引用です。ドメステック・フェミニズム(女性の家事からの解放)、あなたの本ですね?戦前あなたの演説を聞いた。情熱的でした。暴動を扇動したとしてあなたは逮捕された。あの頃、女性があなたの本を読めない社会になると想像していましたか?」と鋭く切り込む。

セリーナは、「想像はしませんでした。神は私たちに犠牲を強いたけれど、代わりに祝福を授けてくださる。現にギレアドは大いに祝福されています」と言うしかなかった。
だがフレッドは、「通商問題が進展しなければ我々の通過は暴落する。キミの逮捕歴は何の助けにもならん」と苛立ちを隠さないが、「まだ協議も晩餐会もある。時間と手はまだある」とセリーナ。だがフレッドは、「キミならさぞかし上手くやるだろう」と嫌味を言う。

惹かれる想い
「司令官が待ってる」とジューンを呼びに来たニックだが、ジューンへの想いが止められず、キスし、ジューンもそれに答えてしまう。

フレッドの苛立ちとオブフレッド
要人の接待、上手く行かない通商協議に苛立つフレッドは、ジューンを呼びつけスクラブルをしながらも、「あの女、我々をバケモノを見るような目で見てた。何様のつもりだ?国民の半分が栄養失調のくせに。我々の成している偉業がなんでわからんのだ」と悪態をつくが、フレッドの不満に付き合う余裕がないジューンは無言のまま。そんなジューンにフレッドは、「退屈か?ここにいられるのが特権だぞ、もう帰れ」と追い払ってしまう。
ジューンは部屋へと戻りかけたが、ゆっくりと確実に気持ちを切り替えると、振り返り、「ごめんなさい。ここに一緒にいさせてください。お願いします」と笑顔を見せ懇願する。するとフレッドは、「ここへおいで」とジューンを呼ぶと、ジューンの身体を触り、「本気のキスだ」と要求する。

それに応えたジューンにフレッドは、「いい娘だ」と言うと、明日に備えて寝るよう言う。
部屋に戻ったジューンは、血が出るまで歯を磨いた。
晩餐会
傷もの
翌日侍女たちは、ギレアド国に貢献しているものとしてパーティーに出席することに。
それを仕切るセリーナは侍女たちをチェックすると、「傷のある子は省いて」と命じる。その指示にリディアは、「彼女たちは国のために罰を受けたのです。平等に敬意を払わねばなりません」と意見するが、「敬意は払った上でのこと」とセリーナ。

従うしかないリディアは、顔や首、腕など目立つところに傷がある5人の侍女を帰宅させることに。だが、「何も悪いことはしてない。パーティーに出たい。不公平よ」と声をあげたのはジャニーン。リディアは、「そのとおりです。でも仕方ないこともある。あとで必ずデザートを届けさせる」と約束、納得させた。

晩餐会会場
会場は素晴らしかった。侍女が席に着いたのを見たセリーナは「みんなどこにいるんだ?」と予定と違う状況に苛つくフレッドに、「落ち着いて良い行いにも演出が必要よ」と言うと立ち上がり、「今夜はギレアドとその功績を讃えましよう。私たちは環境の浄化に努め、健全で道徳的な生き方を復活させ、子孫に誇れる社会を築き上げてる。しかしそんな社会も子孫なくしては意味がない。光を与えてくれたのは神の祝福と彼女たちの献身です。彼女たちの貢献を称えましょう」とセリーナ、侍女たちに拍手が送られる。

それだけでなくセリーナは、「お客様のためにサプライズを用意した」とギレアドの子どもたちを会場に迎え入れると、「全員侍女たちが生んだ子どもたちです」と説明。呆然とする侍女をよそに子どもたちと触れ合えたカスティーヨとフローレスはそのよろこびに浸る

ギレアドの真実
その様子に、「これで交渉成立ね。昨夜司令官たちはどんな話をしてた?日付は?」と囁くアルマ。ジューンは、「知らない。オレンジの輸出量を聞いたって意味がない」と言うが、「ギレアドの特産物は赤のタグ。売られるのは私たち侍女なのよ」とアルマに言われ、言葉を失うジューン。

フレッドとセリーナ
パーティーは、セリーナの活躍もあり大成功で終わった。
「キミが素晴らしかったことを忘れていた」と言うフレッドの言葉に想いが込み上げキスするセリーナ。ふたりは、「ダメだ、やめなければ」と言いながら愛し合ってしまう。

ジューンの後悔
一方、【ギレアドが侍女を輸出する気】知ったジューンは居ても立っても居られなくなり、「間違ってた。私たちが何をされているかを言うべきだった。幸せだって言ってしまった。月に1回司令官に犯される、これのどこが幸せよ!」とニックにぶちまける。ジューンは、「オブフレッド、落ち着け」と言うニックに、「それは私の名前じゃない。私はジューン」と告白。ニックは、「よろしくジューン」と言うと優しく抱きしめた。
真実
真実の訴え
翌朝、カスティーヨとフローレスがウォーターフォード家を訪ねてきた。
カスティーヨは、「率直に話してくれてありがとう。あなたの生きる世界を少し理解できた」とメキシコ産のチョコレートを手渡すが、「理解してない。昨日の話は嘘。ここは残酷なところよ、私たちは囚人。逃げたら殺されるか、拷問される。読書がバレたら指を斬り落とされ、再犯なら腕を切断される。目もえぐられる。それにレイプされる。月に一度、生殖能力がある限り続く。望んでなかった。逃げようとしたのに捕まり、娘を奪われた。憐れみは要らない。何か行動して」と懇願するが、カスティーヨの返事は、「私は力になれない。メキシコのシピカではもう6年も赤ん坊が生まれてない。国は滅びかけてる」だった。

そこへ姿を現したフレッドは、その様子に、「何かあったか」と尋ねるが、カスティーヨは、「オブフレッドにギフトを渡した。夫人にもある」と言うとフレッドの書斎へと入ってしまう。
望みの綱だと思っていたカスティーヨに拒絶され、絶望するジューンに声をかけたのが補佐官のフローレス。「キミを助けたい。娘さんを助け出すことはできないが、ご主人へのメッセージは預かれる」と言うフローレスにジューンは、「夫は死んだ」と言うが、「キミの夫はルーカス・バンコールだね?カレは生きてる。時間がない。何か書くんだ、カレに届ける」とメモとペンを渡すのだった。

過去:ギレアド建国までのセリーナとフレッド
敬虔な信者のセリーナとフレッドは愛し合っていたが、子どもに恵まれなかった。
セリーナは「女の領域」を執筆、ドメステック・フェミニズム(女性の家事からの解放)を説いていたが、今は神国ギレアド建国に尽力、フレッドはその中心人物のひとりだった。
だが建国は筋書きどおりに進まない。セリーナはストレスは溜まっているフレッドを映画に誘う。
セリーナは現在論文を執筆中で、「生殖能力を国家資源、出産を道徳的義務とするのはどうかと思っている」と意見、フレッドは、「名案だ、論文に書くべきだ」と言う。
そこへフレッドにメールが届く。「指令が出た。ボクらの提案が通った。3週間後、議会、ホワイトハウス、裁判所の3個所を攻撃する。大きな痛みを伴うことになる・・」と憂うフレッドにセリーナは、「変革が必要よ、人々を救うのよ、これは神のお考えよ」と笑顔さえ見せる。

ギレアド建国の発案当初から関わっていたセリーナは、上層部に意見を述べる機会が欲しいと言うが、認められることはなかった。ギレアドは政治に女性を加える考えなどなく、男社会を創設しようとしているのだ。
ギレアドが建国され、司令官とその妻となったセリーナはこれまでの服をすべてを捨て、司令官妻の服をクローゼットにかけると、執筆した本「女の領域」もすべて捨てた。
感想
侍女アルマはメーデーの一員の可能性が高いですね。
カスティーヨは結局何もしてくれないけど、意外にもフローレスがルークへの手紙を渡してくれると。



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