2018年ゴールデン・グローブ賞のテレビ部門、作品賞、主演女優賞(エリザベス・モス)に輝いた話題のドラマです。原作はマーガレット・アトウッドの小説。
※ わかりやすくするためレビューは時系列でまとめているのでドラマの展開とは違います
#1 オブフレッド Offred あらすじ
圧政国家ギレアドは、数少なくなった生殖能力のある女性に【侍女】という役目を与え、司令官と不妊妻の子を宿す役目を与える。侍女の役目を与えられたジューンは司令官ウォーターフォード夫妻の元に派遣される。
相関図
まとめ
プロローグ
キリスト教原理主義を掲げるギレアドがアメリカを占拠した。
ジューンは夫ルーク、娘ハンナと国境を越えようとするが、サイレンを鳴らし迫る追手に慌て事故、クルマが動かなくてってしまう。
ルークは、「ハンナと先に行って!北へ3キロだ、すぐに追いかける」とふたりを先に行かせる。

ジューンはハンナの手を取り必死で森の中を走るが、突然、1発の銃声が・・・ルークが銃撃されたかもしれない中、ジューンはハンナを抱いて走るが、追手に捕まりハンナを奪われてしまう。「連れて行かないで!私の子を返して!」と叫ぶジューンは頭を殴られ意識を失う。

ギレアド国ラケルとレアセンター
捕まったジューンが連れて来られたのは、侍女の学校=ラケルとレアセンターだった。
そこには赤いドレスに白いフードを被った女性たちが”おば”の授業を受けていた。
ジューンはその中に親友のモイラを見つけ驚く。

侍女を指導するのは”おば”と呼ばれる女性たちで、そのトップに君臨するリディアおばは、世界は化学物質、有害物質、放射能などに汚染されている。その中で神は【不妊】と言う病気を流行させたと説明、「生殖能力は神の贈り物。あなたたちはラケルに仕えるビルハ。信徒の司令官とその不妊妻に仕え、代わりに子を宿す名誉ある役目を担うのだ」と言う。
だがその説明に、「イかれてる」と声をあげたのは隣席のジャニーンだった。
リディアおばはジャニーンに近づくと、「立ちなさい」と命じるが、「Fuck you」と従わないジャニーン。次の瞬間リディアおばはスタンガンでジャニーンを気絶させると、部屋から連れ出してしまう。

リディアおばは静まり返る侍女たちに向かい、「異常だと思うこれが、これからは日常になる」と言う。
侍女の教育
その夜、ジューンとモイラは再会できたことをよろこび、互いのことを話す。
モイラは、「今は待とう。そして世界が戻ったらハンナを捜そう」と言う。
そこへ連れ出されたジャニーンが右目には血が滲んだ包帯をして戻って来た。
モイラは、「罪深い右目はえぐり出されたんだよ、産む動物に目は要らない」と言う。

リディアおばはジャニーンにレイプ体験を告白させると、「誰が誘惑した?悪いのは誰?」と問う。すると一斉にジャニーンを指差し、「彼女です、彼女です。レイプされたのは教訓を与えるため」と唱えはじめる侍女たち。これも教育だった。

ジャニーン
とうとう精神を病んでしまったジャニーンは、真夜中、真っ裸で元の世界にいる幻想に浸る。モイラはジャニーンの頬を叩き、「その世界はもうない。ここは侍女のセンターだ。しっかりしないとコロニー送りになり死んでしまう」と分からせようとするが、正気を取り戻せないジャニーンは、「ウチに帰りたい、ママに会いたい」と泣き続ける。
モイラはジューンに、「彼女に影響されないで。娘に会いたいなら気をしっかり持つのよ」と言い聞かせる。

オブフレッド
ジューンは【侍女オブフレッド】としてフレッド・ウォーターフォード上級司令官宅へと派遣された。
司令官妻のセリーナは、「ルールは守って。私の目に触れないように行動して。死が分かつまでカレは私の夫、覚えておいて。やられたら私はやり返す」と高圧的。

ウォーターフォード家はジューンにとって2ヶ所目の派遣先。
侍女の左耳には逃亡防止の赤い電子タグが打ち込まれている。
他のメンバー
司令官宅には家事を担う女中(マルタ)のリタ。

司令官運転手ニックがいた。ジューンはニックを”目(Eyes)”ではないかと疑っている。

バディ
買い出しは侍女の仕事だった。
女中(マルタ)から買い物リストとトークン(配給券)を渡されたジューンは、バディの”オブグレン”とマーケットへと出向く。当然、おしゃべりは禁止。

ジューンのバディはオブグレンだが、バディを組んで2ヶ月、ほとんど会話をしたことがなく、ジューンはオブグレンを、敬虔な信徒のクソ野郎だと思っている。
ギレアドの挨拶は、主の導きを / 子孫に祝福を / 御目の前で
ハンナの行方
ハンナと引き離されてから娘の消息は不明だった。
ジューンは時折同じ年頃の少女を見ると、(ハンナがいるのでは)と娘を捜す。

現実
買い出しを済ませたジューンはオブグレンと帰路に着くが、その途中、川沿いの壁に吊るされた死体を見る。
殺されていたのは司祭、医師、ゲイだった。(被された袋の印でわかる)

儀式
今日は”儀式の日”、つまり司令官と性交渉する日だった。
フレッドはナーバスな妻セリーナに、「信仰を守っていれば報われる」と声をかける。
身体を清め、ひざまずくジューンの背後には女中(マルタ)リタと運転手ニックが。
フレッドは、聖書の一節(ラケルとビルハ)を朗読すると儀式に入る。
儀式は夫婦の寝室で、セリーナがジューンの両手を押さえつけ行われた。

コトを終えたあと、妊娠確率をあげるためにベッドに横たわるジューンに、「今すぐ出て行って」とセリーナ。不妊の司令官妻にとって儀式は地獄の苦しみだった。

侍女の苦しみはそれ以上で、聖書に基づき司令官からレイプされたも同然のジューンは、吐き気に部屋を飛び出すが、ニックに見られてしまう。ジューンはモイラの言葉を思い出し、耐える。

救済の儀式
集う侍女
翌朝、鐘の音が3回鳴らされた。それは「救済の儀式」の知らせだった。
侍女が続々と集まる中、モイラを捜すジューン。だがモイラの姿はなかった。
センターで一緒だったアルマは今、エリス司令官の侍女だったが、モイラのことはわからないと言う。
その時、「モイラは逃げだそうとして捕まり、コロニーに送られた。きっと死んでる」とジャニーン。右眼をえぐられ、気が触れていたジャニーンは、侍女としての任務を果たし妊娠していた。

侍女をレイプした男を侍女たち全員で集団処刑する儀式

「この男は身重の侍女をレイプ、死産させた」と言うリディアおばの言葉に嘆きの声をあげる侍女たち。
ジューンたちリディアおばの号令でレイプ犯に蹴る殴るの暴行を加え処刑した

オブフレッドとオブグレン
「妊娠したかも知れない」と打ち明けるジューンに、「やったじゃない!」とモイラは大喜びするが、「同僚が5人流産してる。生まれても生後何日かで亡くなってる」と不安を口にするジューン。だがモイラは、「大丈夫。たとえ何があっても私とルークがいる」とジューンを励ました。
様子のおかしいジューンに、「友だちのこと残念ね」とオブグレン。
モイラとはギレアド以前からの友人だと打ち明けたジューンに、「妻と私にも5才の息子オリバーがいる。ふたりはカナダ国籍で私だけ空港で捕まった」とオブグレン。互いの身の上をはじめて打ち明けたふたり。

オブグレンは、「ギレアドは巧妙に互いの不信感を煽る。あなたの家には”目(eyes)”がいる、気を付けて」と言う。

ウォーターフォード夫妻
ウォーターフォード家ではフレッドが大物司令官を集め会議を開こうとしていた。セリーナは女中(マルタ)に指示を飛ばし、食事の準備をするが、フレッドは続きは書斎でやるとセリーナを締め出してしまう。

感想
1話目、衝撃的なスタートでした。興味しかない!
時代設定は近未来のアメリカ。宗教国家を目指すギレアド国はアメリカを占拠。
国は現在、宗教国家となり聖書に則った生活を強いられ、”目(eyes)”と呼ばれる組織が常に監視している状態に。軍国主義、身分主義となった国では、女性は「もの」扱い。
社会はダイオキシンなどの有害化学物質により環境汚染、性感染症が広がり、不妊が深刻化。
出生数を保つため、権力者の不妊妻の元へ妊娠可能な女性「侍女」を配属し、権力者と性交渉させて妊娠、出産をさせるシステムが取られていた。
主人公のオブレッドは侍女。侍女の他に、家事任務の女中(マルタ)司令官運転手で屋敷のメンテナンスも請け負う下男もおりそれぞれ任務によって服の色が決められている。
ギレアドの背景はこんな感じ。
とても興味深いです。




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