韓国ドラマ：怪物　#9 浮かぶ

ここからドラマは後半戦に入りました

韓国ドラマ「怪物」は、全16話配信済み。
以下のVODで視聴できます

#9 浮かぶ

カン・ジンムクが留置場で自殺して３ヶ月ー。ドンシクは死にものぐるいで妹ユヨンを探す。一方、休職していたハン・ジュウォンがマニャン派出所へ復職、同じく３ヶ月、行方知れずだったジェイも町に戻ってくるー。

相関図

まとめ

カン・ジンムク自害のあと

ジョンジェは警部に特進、生活安全係長となった。
ジェイは行方不明に。

ドンシク

ジンムクが自害したため、ミンジョン殺害、及び、連続殺人事件は不起訴に。
ジンムクは遺書（すべてをミンジョンとドンシクに譲る）を残しており、ジンムク宅の土地、建物はドンシクのものになったが、妹ユヨンを見つける手立てを失ったドンシクは、ジンムク宅を掘り起こし続けていたー。

ジュウォン

休暇中のジュウォンはソウル庁監察調査を受け、自ら、「上司の許可を取らず独断でおとり捜査をし被害者を出した。先日ムンジュ川葦原で発見された白骨遺体が被害者のイ・グムファ。処罰を受ける」と言う。
その後、父ハン・ギファンからソウル庁への復職を打診されたジュウォンはそれを拒否する。

出頭してきたジェイ

そして３ヶ月が経過したー。
ジュウォンがマニャン派出所に復職、行方不明だったジェイも、ムンジュ署に出頭した。

”2020年11月10日　am5:46”カン・ジンムクが留置場で自害した日、車載カメラにはナイフを持ちムンジュ署周辺を歩くジェイの姿が映っていた。
「カン・ジンムクを殺したか？」と聞くジファにジェイは、「いいえ、留置場に入ることが出来なかった」と言う。
ジェイがムンジュ署に出頭してきた理由は、「この動画を強行犯に送る」と脅迫メールが届いたからだった。

ユヨンを探す

ジョンジェとジファは、以前ジンムクが働いていた「シムジュ鹿牧場」を捜索することに。
（元はジョンジェの母ト・ヘウォン所有の土地だったが、現在はイ・チャンジンが所有している）
マニャン派出所の同僚も掘り起こしを手伝い、ジュウォンも加わる中、ジフンが遺体を発見する。
結局遺体が次々発見された。

簡易鑑識の結果、多数見つかった遺体の中に、20代のものはなかったと言う。
肩を落とすドンシク。

宣戦布告

ジンムク宅へ戻ってきたドンシクを待っていたのはジュウォンだった。
ドンシクは、「警部補と無駄話しをする気分じゃない」と言うが、「あなたは本当に妹さんを見つけたいのですか？あなたの行動はすべて芝居みたいだ。ジンムクに釣り糸を渡した人がわかってない。カン・ジンムクが自殺した時、よりによって強行犯係の防犯カメラが止まってしまったから。ジンムクの胃から出てきた死亡検案書を入手できるのは、家族か警察だけだ」と事実を突く。

「私がジンムクを殺した、そう言いたいのか？」と言うドンシクにジュウォンは、「ジンムクだけですか？ミンジョンを殺したのもあなたかも。ふたりとも死んだから遺書どおりこの家と土地を手に入れてる。法と言うのは、正しくない人を突き飛ばして食いちぎる、そう言うものだ」と言い切る。
ジュウォンの宣戦布告にドンシクは、「決意はわかりました」と答える。

ユヨンがいた場所

介護施設にいる母を見舞うドンシク。
夢を見ているのか母はドンシクとユヨンを心配し、「ジンムク、工事はやらないで。ボイラーはそにままにしておいて」とうわ言を言う。
（自宅ボイラー室を工事した）と言う事実を知り、ドンシクはボイラー室の壁をハンマーで叩き壊し、とうとう妹ユヨンを見つける。

サンベ所長

夜、ジェイの店にやって来たサンベ所長は、「車載カメラに撮られた日、私を見ただろ？」とジェイに追求する。

「所長がジンムクを殺したの？」とジェイが聞いた時、「緊急逮捕の命令が出ました。”自殺教唆、自殺ほう助、殺人罪”の罪状で緊急逮捕します」とサンベを逮捕、連行していくクァク刑事。

サンベ所長逮捕を受け、マニャン派出所にも捜索が入る。
所長室の金庫から、【ユン・ミヘの死亡診断書と釣り糸】が発見された。

感想

全16話。前回の８話が前半の〆だったようですね。
この９話から、後半戦のイメージです。

私の推理では、カン・ジンムクが留置場で自殺したことにより、ミンジョン殺害事件だけじゃなく、連続殺人事件は不起訴の方向に進んでいるワケです。だって容疑者死亡なんですからね。
だけどそれじゃこのドラマが成り立たない！
たぶん、ジンムクを犯人に仕立て上げ、20年に渡る連続殺人事件を終結させたい人物が絶対いるハズ！
それは思惑がある警察関連の人物か、ほんとうの犯人か。
それを後半戦で暴いていくのではないかと思います。

イ・グムファのケータイがシムジュ山中で見つかったり、ミンジョンの指先を一緒にするなど、ポイント、ポイントでドンシクに利用された感のあるジュウォンは、ドンシクの本性を暴こうと必死にようです。
だけど、今回は真正面からではなく、変化球を投げてきているっぽいですね。