ゲーム・オブ・スローンズ 第5章 竜との舞踏 #2 白と黒の館

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※ 記事を訂正、加筆しています
  エピソードをまとめ、説明は青文字で付け加えています

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巷ではシーズン7がスターチャンネルでスタートしました。
あぁ~観たいな。
スターチャンネルの契約はしてないんだけど・・・😅

感想はコチラ

 

今回出てくる用語集

地域名前
物の名前
人物
■は死亡
説明
王都
(キングス・ランディング)
サーセイ
クァイバーン
パイセル上級学匠
メイス・タイレル
ケヴァン・ラニスター(叔父)
小評議会(スモール・カウンシル)
のメンバー
黒の城
(カースル・ブラック)
スタニス・バラシオンドラゴンストーン城主
七王国の王の正統な
後継者を名乗っている
ダヴォス・シーワーススタニス軍王の手
アリザー・ソーン総師代行
ジャノス・スリント元王都の守人司令官
ロバートの落とし子を殺めた罪で
ティリオンに送られた
エイモン学匠ターガリエン家出身
狂王エイリスの叔父
自由都市ペントスティリオン・ラニスター
エッソス大陸にある
ヴァリス王都の密偵の長だったが、
ティリオンと共に王都に
見切りをつけ、ペントスへと渡った。
ドーンドーラン・マーテル大公エリアとオベリンの兄
ドーンの領主
ミアセラ・ラニスターサーセイの娘
息子トリスタンの許嫁として
ドーンで預かっている
エラリア・サンドオベリン弟公の愛人
3人の娘
砂蛇(サンド・スネーク)がいる
ブレーヴォス黒と白の館
ジャクウェン・フ=ガーヨーレンが黒の城へ
移送する囚人のひとり
命を助けたことの礼として
3人の殺害を実行した。
別れる時に鉄の硬貨を渡し、
”ヴァラー・モルグリス”の
言葉を教えた(シーズン2)
ミーリーンダーリオ・ナハリス次子(セカンド・サンズ)司令官
ヒズダール・ゾ・ロラクミーリーンの親方の息子
父親は磔にされた
モサドールミーリーンの元奴隷
奴隷解放後、
デナーリスの側近になった
ハーピーの息子たちミーリーンで、
奴隷解放に反対する波乱群。

 

#2 白と黒の館 The House of Black and White あらすじ

かつて助けられたジャクェン・フ=ガーにもらった硬貨だけを頼りに“狭い海”を渡ったアリアは、ブレーヴォスに辿り着く。
サーセイの元にはマーテル家からオベリンの死の復讐を示唆する物が届き、ドーンにいる娘ミアセラの身を案じたジェイミーはある行動に出る。
ブライエニーとポドリックは、旅の途中に立ち寄った旅籠である人物に遭遇する。
一方、黒の城では新たな総帥を決める投票が行われ…。

 

まとめ & 感想

ブレーヴォス 黒と白の館

アリアはブレーヴォスに着いた。
船長は、アリアが捜す男はここにいると ”黒と白の館” に送り届けた。

アリアが扉を叩くと、中から杖をついた男が出て来た。
アリアは、「ヴァラー・モルグリス」と挨拶し、ジャクウェン・フ=ガーからもらったと鉄の硬貨を見せるが、男は「そんな者はいない。よそに行け」と扉を閉めてしまう。
行く当てのないアリアは館の前に座り込み、殺したいリストを呟きながら扉が開くのを待ったが、扉が開くことはなかった。
アリアは鉄の硬貨を海に捨て、館の前から立ち去る。

町に出たアリアは、ニードルで鳩を仕留め、飢えをしのぐが、3人の男に絡まれてしまう。
アリアはニードルを構えるが、男たちはアリアの背後の男を見て、退散していった。
そこにいたのは、館から顔出した男だった。

アリアがその男について行くと、”黒と白の館”に着いた。
男はアリアが投げ捨てた硬貨を渡し、仮面を剝ぐような仕草で自らの顔をジャクウェンに変えた。
「ジャクエンはいないと言ったのに!」とアリア。
ジャクエンは、「私はジャクエンではない。誰でもない。娘もいずれそうなる」と言って扉を開け、アリアを迎入れた。

十字路の旅籠で

ブライエニーとポドリックは旅籠に入ると、偶然にもそこにベイリッシュとサンサも食事をしていた。
それに気づいたポドリックは、「10人の騎士が見張る奥の席に、ベイリッシュとサンサがいる。サンサは髪を染めている」と教える。

ブライエニーはポドリックに馬を見つけ、外で待機するよう指示し、ベイリッシュとサンサのテーブルへ行き、名を名乗った。
ブライエニーはサンサの前にひざまずき、「母上が亡くなる前に誓いました。あなたを見つけてお守りすると。あなたの楯となり、必要とあらば命も捧げます」と言うが、ベイリッシュから、キャトリンとレンリー公、ふたりを守れなかった者に護衛は任せられないと言われてしまう。
「レディ・サンサ、ふたりでお話を」とブライエニーは言うが、サンサは、婚礼の儀でジョフリーに頭を下げていた人を信用できない拒否する。
「この辺りは一人で歩き回るには危険だ」と言うベイリッシュの言葉に危険を察知したブライエニーは、ポドリックと共に馬で旅籠から逃走する。
ふたりは谷間(ヴェイル)の騎士の追跡をかわすが、途中でポドリックとはぐれたブライエニーは、戻ってポドリックを助けた。

「サンサ・スタークは?」と言うポドリックに、「サンサが警戒するのは当然だ。彼らが東の道を進むのを見た。後を追う」とブライエニー。
ポドリックは、彼女たちが拒むなら誓いは無効では?と言うが、「キャトリンに誓った。リトルフィンガー(ベイリッシュのこと)が信用できるか?」と言い、ブライエニーは誓いを果たすために、サンサを追うのだった。

 

ティリオンとヴァリス

馬車でヴォランティス経由ミーリーンの旅に出たふたり。
ティリオンは道中、ずっと文句を言い、外に出たいとワガママを言うが、ヴァリスは、「サーセイがあなたの首を獲った者を貴族にすると言っている。そこらじゅうに敵がいる」と制止。
ヴァリスは、王の手だった頃のティリオンは統治者としての才能を発揮していたと言う。

 

王都(キングス・ランディング)

ジェイミーの覚悟

サーセイのもとに、娘ミアセラが身につけていたペンダントが、赤い毒蛇(レッド・ヴァイパー)の置物に吊り下げられ届いた。
サーセイはジェイミーを呼び、「私たちの娘はドーンで敵に囲まれている。脅しよ。私たちの娘の命が危ない。あの子に触れたら町を燃やす」と声を荒げる。
「抑えろ、声を落とせ、軽率な発言は控えろ。バレたらあの子が危ない」とジェイミーは注意するが、「父親なのに知らぬフリをするの?」とサーセイはより激高し、「隠した結果がコレなの?長男は婚儀の席で殺され、末娘はドーンに追いやられ、幼い次男はハイガーデンの娼婦と結婚・・・。」と言う。
ジェイミーは、ドーンに行き娘を取り戻すと言うが、「ミアセラはドーラン大公の息子のフィアンセよ。返すわけがない」とサーセイ。
「必ず見つける」ジェイミーはそう言って王都を出発する。

ジェイミーはその後、結婚を目前に控えるブロンを訪ね、結婚無効の書類を渡し、「重要な任務に同行してくれ。戻って来たら、もっと良い城と美女を用意する」と条件を出し、ブロンの同意を得た。

 

サーセイの独断政治

サーセイの元に「ティリオンの首」が届けられるが、別人のものだった。
サーセイは、処罰すればやる気をそぐと、間違った者たちを処罰しないのだった。

タイウィン公が逝去後、初の小評議会(スモール・カウンシル)が開かれた。
メンバーは、サーセイ、クァイバーン、パイセル上級学匠、メイス・タイレル、そして叔父のケヴァン・ラニスター。
サーセイは、密告者の長にクァイバーンに指名するが、パイセルは納得できない。
叔父ケヴァンには陸軍大臣を務めて欲しいと頼むが、ケヴァンは、「王から直接聞きたい。私が王都へ戻ったのは、王に仕えるためだ。太后に過ぎないおまえの傀儡(あやつり人形)になるためじゃない。私が必要ならキャスタリー・ロックに使いをよこせ」と言ってキャスタリー・ロックへ戻ってしまう。

 

ドーン、ウォーター・ガーデン

エラリア・サンドは、幸せそうなミアセラ・ラニスターを見て憎しみで一杯になる。
エラリアは、弟(オベリン)が殺されたのに、こんなところでナゼのんびりしている?とドーラン・マーテル大公を責めるが、ドーランは、オベリンは決闘裁判によって死んだのだと正論を言う。
納得できないエラリアは、家族愛の強い娘3人(砂蛇 サンド・スネーク)は父の敵を討つ、私も同じ気持ちだ。オベリンは死んだのに、ラニスターの娘はドーンで不自由なく暮らしている。弟も妹(オベリンとエリア)も殺されたのに、これでいいのか?ミアセラを渡して欲しい(復讐目的で)と詰め寄る。
ドーランは、「私は弟を愛し、お前は弟を幸せにした。お前には感謝している。しかし私がここを治める限りは、復讐のために娘を傷つけることは許さん」と釘を刺した。

黒の城(カースル・ブラック)

 黒の城に滞在中のスタニスの妻セリースと娘シリーン。
シリーンはジリに読み書きを教えるが、セリースは野人に近づくなと注意する。

 

スタニス公とジョン

「私は火あぶりを命じたが、お前は刑の執行を妨害し、慈悲を与えた。王の言葉は法だ。法を犯した者には相応の罰が要る。人を従わせるのは優しさではなく恐怖だ」と持論を語るスタニスにジョンは、「自由の民はもう陛下には従いません。彼らの王を処刑した」と訴える。

スタニスは、熊の島(ベア・アイランド)の女公リアナ・モーモントに加勢を要請したが、「北の王はスタークのみ」と返信が来たと言い、北は統治しにくい不満を漏らす。ジョンは、「北の民と自由の民は似ている。忠義に厚いのです」と教える。

今夜行われる「冥夜の守人の新総師」の選挙に話が移る。
ダヴォスは、優勢はアリザー・ソーンだが、忌々しい男だ。お前を反逆者と言っている。ヤツが総師になればどうなる?と聞く。
ジョンは、やりにくくなると本音を話す。
スタニスは、「お前は勇敢だ。ヤツは疎んで罰するが、私は違う。お前の勇敢さに報酬を与える」とジョンを評価していると言うが、「私は冥夜の守人。何も差し出せません」とジョン。
「北部がある」スタニスは言うが、「できません。望んだとしても私は落とし子です」とジョン。
「私に忠義を誓うなら、ウィンターフェルの城主、ジョン・スタークにしよう」
スタニスからそう言われ、ジョンの心は激しく揺れる。

新総師の選挙

「署名ひとつでスタークに?当然の権利だよ」
ジョンから話しを聞いたサムは、スタークになる話しを喜ぶが、ジョンは「落とし子でなくなる日を夢見た。でも断るつもりだ。俺はナイツウォッチの誓いを立てた」と言う。

エイモン学匠が仕切り、第998代目の総師を決める選挙が始まる。
ジャノス・スリントは、アリザー・ソーンこそ総師にふさわしいと応援演説をする。
続いて、影の塔(シャドウ・タワー)の指揮官も立候補し、選挙が行われようとした時、サムが声をあげる。
ジャノス・スリントは、「異形退治のサムか。ジョン・スノウと同じ野人好きだ」と茶化すが、サムは「彼女はジリです。ご存じでしょ?戦いの間、彼女と食糧庫に隠れてた。スリント公の周りには水たまりがありましたね」と言い返し、ナイツウォッチからは嘲笑がもれる。
サムは、「スリント公が隠れている間、指揮を執ったのはジョンです。アリザーも勇敢に戦われたが、壁の防御を指揮し、ゼン族の長を倒し、マンスと交渉したのはジョンです。モーモントの敵も討った。ジョンは総師専属の雑士(スチュワード)だった。総師はジョンを信頼していた。もちろんボクたちも。まだ若いけど、暗闇のなかで頼れるの総師は彼だけです」
サムの演説に大きな拍手が起こる。
ジョンが優勢になったと思われた時、アリザーはゆっくり立ち上がり、「今の話はすべて本当だ。しかし、ジョン・スノウが率いるのは、ナイツウォッチか?それとも野人か?野人の娘に惚れ、マンスとも密談した。スタニス軍が現れなければ、どんな約束を交わしたか。壁の向こうの王に慈悲を与えた。野人と戦い続ける男と、野人を愛した男、どちらを選ぶのだ?」と主張した。

投票が行われた。
結果、アリザー・ソーンとジョン・スノウは同票だった。
最後の1票を持っていたエイモン学匠は、ジョンに投票し、新総師はジョン・スノウに決まる。

 

ミーリーン

ハーピーの息子たち

ダーリオはグレイワームと穢れなき軍団(アンサーリード)を従え、ある路地裏の家を襲撃する。
家の中は無人で、グレイワークは空振りだと言うが、ダーリオは壁の裏に隠れていた ”ハーピーの息子たち” のひとりを捕らえる。
壁の中にはいくつかの武器とハーピーの金仮面が隠されていた。

デナーリスは捕らえた男の処罰について、バリスタン、ダーリオ、ミッサンディ、ロラク、モサドールの意見を聞く。
「彼らはまた、奴隷に首カセをはめる気です。どうか、捕らえた男の処刑を」とモサドールが願い出ると、デナーリスも見せしめになると賛同する。
バリスタンは、「我々には真実はわからない。だからこそ公正な裁判をするべきだ」と主張するが、モサドールは頑なに、バリスタンが過ごしてきた場所とここは違う。慈悲や公正な裁判の意味などない。意味を持つのは血だけですと言うのだった。

皆が下がったあと、バリスタンは一言だけ言わせて欲しいと、
「私は狂王(デナーリスの父、エイリス)の王の楯でした。反乱が起こった時、狂王は町も城も燃やせと命じ、親の目の前で子どもも殺した。鬼火(ワイルドファイア)で火あぶりにし悲鳴を聞いて笑った。反逆者を一掃しようとし、その結果、ふたり(ヴィセーリスとデナーリス)を残しターガリエンは滅亡しました」と言う。
「私は父とはちがう」デナーリスが言うと、「ええ、幸いなことに。ですが狂王にとっては敵に下した裁きが力の証であり正義でした。最後の瞬間まで」と言う。
その言葉を聞いてデナーリスは、処刑前に公正な裁判をすると約束した。

モサドールの暴走

「あの女はよそ者だ。お前たちがミサと呼ぼうとも母にはならない」と投獄された男は言う。
それを聞いたモサドールは独断で男を殺し、「親方を殺せ」の血文字の横に、ハーピーの金仮面をかぶせて磔にした。

デナーリスの処罰と反乱

金字塔の謁見の間に連行されたモサドールは、殺害したのはデナーリスのためだったと申し開きをするが、デナーリスは「彼が裁判を受ける権利を奪った。お前に囚人を裁く権利はない」と言い、民衆の前で処刑をすることを決める。

民衆は「ミサ!ミサ!」と叫んでモサドールの慈悲を願う。
ロラクは民衆の状況を見て、「大ピラミッドの中で首をはねるべきだ」と危惧する。

デナーリスは民衆に向けて、自由と正義のどちらも失われてはならないと言い、モサドールを処刑しようとする。
「兄弟!兄弟!」と民衆は叫び、慈悲を願う。
モサドールも「ミサ、お願いです。お許しを」と言うがデナーリスは、「この男は裁判を控えた囚人を殺した。その報いは死刑だ」と宣言。
民衆が「お慈悲を!」と叫び騒ぐ中、デナーリスは合図を送り、モサドールの首がはねられた。
ミーリーンの町は静まり返ったが、次の瞬間、一斉に「シー」と歯を鳴らし、デナーリスに敵意をむき出しにした。

その夜、打ちひしがれたデナーリスの元に、ドロゴン(ドラゴン)が戻ってきた。
デナーリスはドロゴンに手を差し出すが、ドロゴンは匂いを嗅いだあと、大きく翼を広げて飛び去った

 

 

アリアはジャクエンと再会し、黒と白の館に入ることが出来ましたね。
アリアは独特の路線を行くようです。

気の毒なのがブライエニー。
真摯に誓いを守ろうとするけど、アリアにもサンサにも信用されないと言う・・・。
それだけスタークの娘たちは、人に騙され痛い目に遭い苦労し、簡単に人を信用できなくなってるんですけど、ブライエニーが気の毒になります。
ベイリッシュはサンサを何処へ連れて行くのかな?

ドーンのエラリア・サンドが、オベリンを殺された(実質、殺されたワケじゃなく、代理闘士として負けて死んだんですが)恨みを晴らすべく、行動にでるようです。この狂気の世界で、ドーンのドーラン・マーテル大公は立派な人です。
エラリアも復讐心を抑えてくれたら良いんですけど・・ムリよね?

黒の城の新総師はジョンになりました!
でも、これでめでたし!にはなりませんよね、アリザー・ソーンがいるもん。
間違いなく、ジョンに反乱するハズ!
ナイツウォッチでいるジョンも好きだけど、「ジョン・スターク」となり、ウィンターフェル城主になるジョンも見たかったな。

ミーリーンのデナーリスは、ミサと崇められた状況から一転、敵になってしまったようです。
統治することってむずかしいですね。

 

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