主な登場人物
キャスト名 | 説明 |
---|---|
ショーン・マーフィー | サヴァン症候群で自閉症 外科医を目指す3年目のレジデント |
アーロン・グラスマン | 少年だった頃からショーンを支え続けてきた。 しかし脳腫瘍を患い、オペ、ケモを受け、シーズン2より院長に復帰。 恋人デビーとは良い関係 |
ニール・メレンデス | 外科医 |
クレア・ブラウン | ショーンと同期 |
マーカス・アンドリュース | 元院長で外科部長 しかし、職を追われた |
オードリー・リム | 新外科部長となる メレンデスと同期で現在交際中 |
モーガン・レズニック | 研修医 |
アレックス・パク | 研修医 |
カーリー | 病理医長 ショーンの告白を受け、付き合うことに |
リア | ショーンのルームメイト |
#3 母と娘 Claire あらすじ
研修医の執刀医第一号に指名されたクレア。クレアは14才のミシェルの胆嚢摘出術を担当することになるが、いろんな症状が出現し、一筋縄ではいかない。
一方ショーンはカーリーとゆっくりの関係を深めるが、その独特な付き合い方にクレアが口出ししてしまい・・・・。
まとめ
クレア
研修医の執刀医第一号に選ばれたクレアは、早朝からランニングし、患者との接し方をシミレーションする。母ブリーズと住むことを決めたクレアは、家中のアルコールをすべてシンクに流し捨てるが、シャンパン1本だけを棚の奥に隠した。
執刀医
腹痛を訴え入院して来たミシェルは検査の結果、胆嚢炎と判明、手術適応だとわかるが、炎症が強く癒着が強いため開腹術をすることになり、執刀医はクレアと決まる。
早速クレアは、アンドリュースの”胆嚢摘出術”を見学するが、術中出血で慌てて処置するのを見せられ、一気に不安が押し寄せる。
それにも関わらずミシェルの手術が45分後に決まってしまったー。
ミシェル・レイノルズ 14才
ミシェルの母パトリシア
ミシェルの母パトリシアから入院期間を尋ねられたクレアは、「胆嚢にひどい炎症が起きている。1週間ほど入院になる」と答えるが、「そんなに学校を休むの?子どもたちの面倒もミシェルが見ている。困る」とパトリシア。
その時、ミシェルが「胸が痛い。助けて」と息苦しさを訴え出す。
ミシェルの苦悩
ミシェルは肺動脈塞栓だった。
早めの処置で大事に至らなかったが、血栓の原因はピルではないかと推測したクレア。ミシェルは1年前から服用していた。その上、ミシェルの太ももには自傷行為の痕があった。
ミシェルの手術は明日に延期となる。
クレアは自傷行為について話して欲しいと言うが、ミシェルは話そうとしない。それでも粘り強くミシェルに寄り添うクレア。
するとミシェルは、「人生最悪。母から3人の里子の世話をすべて任されている。自由に出かけることさえできない。それを何とかしてくれる?」と言う。
クレアとメレンデスは母パトリシアにミシェルの状況を話し、精神科受診を勧めるが、「問題ない。精神科の診察も必要ない」とパトリシアは拒否し、「手術をしてミシェルを早く自宅へ戻して」と言う。
不安
クレアは優秀な外科医アンドリュースでも、術中出血を起こしてしまうのを見て、シミレーションシステムで練習をするが、成功確率は低く、不安が増す。
とうとうクレアはリムに、明日のオペが不安だと相談する。
リムは、「外科部長に言うことではない。私たちは白人じゃなく、女性で外科医。少数派だから堂々としてなきゃダメ。実力はある、人一倍努力してきた。大丈夫、できる」と励ます。
母と娘
クレアとミシェル
パトリシアから、「娘と話したけど問題なかった」と聞きクレアは、ナゼほんとうの気持ちを伝えなかったのか?とミシェルに聞くが、「ママは聞こうともしない。逆に自分勝手なことばかり言ってないでもっと責任を持てと言われたわ」とミシェル。
クレアは自分の生い立ちを話し、(母は双極性障害。ドラッグにお酒の問題も抱え、少女時代は母親の面倒を見なければならなかった)「私が楽になれたのは、精神科の医師から、”ひとりで抱え込まないで”とアドバイスされたから。あなたも手術前に、先生と話してみたら?」と提案する。
ミシェルは頷いた。
途絶えた夢
しかしクレアの執刀医の夢は途絶えた。
パトリシアが、母親の許可なく精神科医にミシェルを診察させてことに怒り、医事委員会に報告するとリムに訴えたからだった。
クレアはミシェルの担当を外され、執刀はメレンデスがすることに。
クレアと母ブリーズ
母とふたりで精神科医ドノヴァン医師の診察を受ける。
ドノヴァンはクレアの様子がおかしいことに気づき、自分の気持ちを話してと言う。
「執刀できなくなった。悔しい。屈辱的。娘を苦しめる母親に腹が立って仕方ない。一方で執刀の重圧がなくなったことにホッとしてる。ずっとしたかった執刀が怖いなんて。」とクレア。
それを聞きブリーズは、「大事なことだから怖いのよ。私も、あなたの信頼を取り戻せなかったら・・と考えると怖いわ。でも自分に言い聞かせる。”クレアを見習おう”と。あなたは諦めない人よ。あなたは私の手本よ。私に力をくれるわ」と言うのだった。
ショーンとカーリー
(デリまで12分歩き一緒に食事をする。食事中カーリーは、ショーンがする宗教や欲しい子どもの人数などの83の質問に答える)
そんな風変わりなデートにクレアは、「もっと軽い質問をするべきよ。83もの質問をされカーリーはイヤだったかも。次のデートの約束やお別れのキスはしたの?」と聞くが、「約束もキスもない。カーリーを不快な気持ちにさせたかも知れない」と混乱するショーン。クレアはカーリーと話してみるとその場を納めた。
クレアはカーリーに、ショーンの質問攻めは迷惑ではないか?と尋ねるが、「迷惑どころか楽しんでる。あなたは良い人だけど親友じゃない。私たちに関わらないで」と言われてしまう。
チャンス
「絶対にイヤ。指図するのは止めて。私はブラウン先生が良いの。彼女は私を見てくれる。私、病気のままでいい。」
ミシェルは母親の一存で担当医が変わったことが許せず、怒りを爆発させる。
クレアは、「手術を受けることが大事なの。手術を見ている。そばにいるから」とミシェルを納得させた。
結局メレンデスは母親を説得、執刀はクレアがすることに。
執刀医クレア・ブラウン
執刀医クレアは、指導医メレンデス、助手ショーンと共に手順に則り、粛々とオペをスタートする。
順調に開腹したクレアだったが、実際の目で見た胆嚢周囲は、思っていた以上の癒着があり、怯む。それに気づいたメレンデスは絶妙な助言をし、クレアは恐れることなく手術を進める。
胆嚢を切除したクレア。
安心したのも束の間、血圧が下がった。どこかからの出血だった。
警告音が鳴り響くオペ室でクレアは、「出血点が見えない・・」と焦るが、横からメレンデスが術野に手を入れ、出血を止めた。
「何だと思う?」メレンデスに聞かれクレアは、「ハサミの先で右肝動脈を傷つけたのかも」と言う。
メレンデスは頷き、「そうだ。私も経験がある」と言う。
クレアは、落ち着いて対処し、手術を無事に終わらせた。
手術を終えて
クレアは成し遂げた喜びに溢れる。
パトリシアが里子3人を連れて病院にやってきた。クレアが手術の成功を伝えると、パトリシアは安堵し、「ミシェルは医者になりたいんだって」と言い、カウンセリング医師の名刺が欲しいと言う。パトリシアにミシェルの気持ちを理解してもらえたことを心から喜ぶクレア。
病院を出たクレアはブリーズから留守電が入っているのを見る。その時、母親から電話がかかった。しかし電話の相手は母ではなかったー。
母親はクルマの事故で亡くなっていた。
クルマの助手席には、飲み干された1本のシャンパンが・・・
感想
クレアエピソードでした。
クレアってほんとうに可愛い女性です。
とても良いバランス感覚を持っているし、常識的で思いやりのあるステキな女性。だからこそ、彼女にはいつも笑ってて欲しいのに
母のためにすべてのアルコールを処分したクレアが、1本だけシャンパンを残したのは、執刀医として成しえた日にお祝いで飲もうと考えたんでしょう隠してもやっぱり見つけてしまうんですよね、中毒者って
外科医として独り立ちした記念すべきその日に、まさか母親が約束を破ってアルコールを飲み、事故を起こして死ぬなんて。またクレアの心に大きなトラウマが出来てしまいました。
アメリカのドラマを見る度に、ドラッグやアルコール中毒がどれだけ深刻かを思い知らされます。
カーリーとショーンは、ふたりだけの関係を気づきはじめたのかなぁ?
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