グッド・ドクター 2 #13 二人の関係

グッド・ドクター
グッド・ドクター

 

感想はコチラ

#13 二人の関係 Xin あらすじ

リムについたショーンとモーガンはAVM(農道静脈奇形)のラナを担当する。
メレンデスは、70才の女性、サニーを担当。クレアとアレックスがつくが、救急搬送されたサニーは心停止状態なのに、手首などの末梢の脈があると言うあり得ない症状だった。
グラスマンはツラい抗ガン剤治療を受ける。
リアは、ジェイクとラブラブで、頻繁にアパートに泊まるようになるー。

 

まとめ & 感想

友だち・・って

恋人とラブラブのリア。ジェイクはアパートに頻繁に泊まるようになる。
リアに、「今夜もジェイクが泊まるけど、良いかな?」と聞かれたショーンはOKと言うが、心は穏やかではなかった。
ショーンはジェイクと友だちになれば良いのでは?と考える。

夜、リアがジェイクとセックスを楽しもうとした時、ドアをノックする音が。
ショーンは、映画DVDとポップコーン、そしてジェイクにジュースも用意したと言う。
リアは、ジェイクとふたりで過ごしたい時もあると断るが、「ジェイクとボクが友だちになれば・・・」と言われてしまい、ショーンを突っぱねることができない。

グラスマンは化学療法を受けている。

ショーンはグラスマンの家に足繁く通い、治療の送り迎えをし、助けようと一生懸命に尽くす。
そんなショーンを不安にさせてはいけないと、グラスマンは「体調は良いよ」と言うのだが、実は抗ガン剤の副作用で苦しんでいた。
一生懸命のショーンは、やはり少しピントのずれた優しさなのだった。

ある日、いつものようにグラスマン宅へ行くと、グラスマンは点滴を受けていた。
ショーンは、「点滴はボクにもできます。ボクは先生を助けている。従っていれば点滴なんか要らなかった」グラスマンを責めるように言う。
グラスマンから、頭痛や吐き気があったが、心配をかけたくないからウソをついていたと言われ、ショーンは「ブレイズ先生に伝えてすぐに化学療法は中止だ!」と騒ぎ立てる。
グラスマンは、「ダメだ、ショーン!」と止めるが、ショーンは「ボクは先生を助けたいのに先生は患者として従おうとしない!」と怒り出す。
グラスマンは、「帰ってくれ。もう来ないでくれ、すまんが」と言う。
ショーンは「どうやって助ければ良いんです?」と聞くがグラスマンは「助けなくていい。助けるなんてムリな話なんだ」と言うのだった。

ショーンはアパートに帰り、リアに話をする。
リアはショーンの話を聞き、「身体がツラくて、あなたに当たっているんだよ」と言う。
ショーンは「ツラいのに助けられない。どうしたら?」と聞く。
リアは、何も出来ないことを受け入れるのと言う。
ショーンはリアに、「ありがとうリア。ボクの支えだ」と伝え、リアも「あなたもね」と答えた。

ショーンが翌日グラスマンの家に行くと、グラスマンはトイレで座り込んでいた。
ショーンはグラスマンの隣にそっと座って肩を貸した。
「ありがとう」とグラスマン

AVM(脳動静脈奇形)のラナ

ラナは自閉症。
南米の全昆虫の学名をすべて暗記していると言う。
ラナの入院に付きそうハビは、ふたりの関係について「同居人」と言い、時間どおり行動する必要があると、ラナを置いてさっさと帰ってしまう。
ハビも自閉症だった。

検査の結果、開頭手術をしなければならないことがわかる。
しかし、AVMが言語中枢に近い場所にあるため、リムは迷う。
ショーンは、発語を確認しながら手術しては?と提案。
しかしモーガンは、意思疎通がむずかしいのに、覚醒下での手術などムリでは?と言うが、リムは、ハビに手伝ってもらうことを提案する。

しかしハビは拒否する。
ショーンは「ラナとクイズで遊びたい?」と聞くとうなずくハビ。
しかしモーガンは、愛しているからこそでしょ?彼女はあなたが支え。愛していると認めて!と言うが、ハビは「愛していない。同居人だ」と言って出て行ってしまう。

ショーンがハビの代役を務め、手術は続行されるが、ラナが黙り込んでしまい、覚醒下手術の意味がない状態だった。
その時、ハビが協力すると言う。
ハビのおかげで手術は無事成功する。

病室に戻ったラナは会話も問題なかった。
ハビは、「キミを愛しているかも」と言うのだった。

ふたりの娘

70才のサニーが庭で倒れたと搬送されてくるが、心電図の波形がでないと言う救急隊。
クレアは手首の脈は触れると言い、実際サニーは死んではいなかったが、心電図は心停止状態を示していた。
「蘇生をしますか?」と言うクレアを止めて、メレンデスは聴診器で心音を聞き、「人工心臓」を装着していることに気づく。

娘のテレサから、北京の病院で手術をしたと教えられたメレンデスは連絡を取り、北京へ搬送することが決まる。
そこへ娘を名乗る「グレース」がやってくる。

実はグレースが本当の娘であり、テレサは10年前に知り合い、母娘同然の関係を続けている赤の他人と分かる。
グレースと母サニーの間には、確執があったため、グレースとの面会で興奮したサニーは、また容体が悪くなる。

アレックスはグレースに声をかける。
グレースは、母に怒りはない。そもそも厳しい人だった。だから母にそれでも愛していると伝えるつもりだった。
だけど、テレサと心通わす母を見て、人を思う気持ちが、愛する気持ちが母にあったと驚いた。
それを私にはくれなかったけど・・・・と言うのだった。

この状態では北京への搬送はムリと判断される。
メレンデスは人工心臓の修理をするため手術するが、人工心臓は問題ないことがわかる。
原因は、大動脈の狭窄だったのだ。
メレンデスは治療を施し無事手術は終わる。

アレックスは、手術成功を伝え、グレースにサニーはあなたを愛しているよ。最初にキミにかけた言葉は「キレイだ」だったと言うのだった。

意識を取り戻した母サニーに、グレースは感謝の気持ちを伝えた。
母親は、コンサートを見に行ったと言い、素晴らしい歌声だったと言うのだった。

 

 

人を助けることって何なのか?
なかなか深いエピソードでした。

ショーンは人の気持ちを察するってことが本当に苦手なんですよね。
グラスマンも余裕のあるときは、ショーンの気持ちを考えてあげられるけど、今は限界の域。
大丈夫?と問いかけて、返ってくる言葉が本当じゃないって私たちの中じゃ当たり前だけど、ショーンはすべてそのまま取ってしまう。

リアとの関係もそうですよね

あと、ラナとハビの関係もステキだなと思いました。
もちろん、モーガンが言うのが私たちの感じる「愛している」ってことだけど、彼らは彼らのルールの中で生活しているワケで。
でも、こういう経験で彼らも成長するんだって思いましたね。

ショーンも、ほんとうに成長していると思います。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました