グッド・ドクター 2 #2 嘘の練習 

グッド・ドクター
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#2 嘘の練習 Middle Ground あらすじ

ショーンは病院清掃員のポールの症状から、ある病気を疑う。
リムは2才の時に受けた割礼で苦しむアーシャと出会う。
戻って来たリアに、モヤモヤした気持ちがあるショーンは、その気持ちの正体がわからずイラ立つ。
グラスマンは、自分を委ねる執刀医が決まらなかった。

 

まとめ & 感想

嘘の価値 ⑴

病院清掃員のポールの症状(頻繁なゲップ、黄疸)を見たショーンは、膵臓ガンではないか?と疑い、メレンデスに相談。
メレンデスは、血液検査とCTを撮ること、そしてポールには “膵臓がん”について話さないよう指示される。

ショーンはポールに検査を受けてもらうために、あらゆる理由を話すが、ポールは納得できない様子。
耐えきれなくなったショーンは、「膵臓がんの疑いがある」と言ってしまう。

検査の結果、ポールはステージⅢの膵臓がんで、余命1年とわかる。
手術は適応外だったが、ショーンの提案する方法で手術はギリギリ可能だったため、ポールに決断を委ねることに。
しかし、またまたショーンはポールを上手く誘導できず、「余命1年」と伝えてしまう。
それを聞いたポールは、家族を呼んで話を聞くと言う。

ショーンはポールと家族に対し、病状説明と治療方針を話すが、むずかしい専門用語で話してばかりで、ポールたちは理解できない。
クレアは「複雑でとても危険な手術です。術後の合併症も起こりやすく、回復は大変ですが、上手くいけば化学療法もして長く生きられるでしょう。」とショーンをヘルプした。
ポールから「どうすれば?」と聞かれたショーンは、「僕たちは事実を伝えるだけです」と言う。

病院内の教会にいるポールに会いに行くショーン。
「告知は失敗した」と言うショーンに、ポールは「上等だ。真実に勝てるものはないよ」と言う。
そして、「誰も救えない時がウソの出番だ」と教えるのだった。
ポールは、家族が手術を望んでいる。家族の気持ちを尊重する。それが自分の生き方だと言うのだった。

嘘の価値 ⑵

ショーンはポールの家族に、「ガンはすべて取り切れた。手術中、膵液漏れなど危険な状態もあったが、回復した」と報告、家族は大喜びする。
ショーンは術後合併症の危険も話そうとするが、クレアは「今はよろこばせてあげよう」と言う。

しかし、ポールの容態は急変。緊急手術の甲斐なく亡くなった。
泣き崩れる家族。
すると息子が「姉さんのせいだ。父さんに手術したくない顔をしてたのに、姉さんがやって欲しいと言ったせいじゃないかっ!」と言いだし、もめだす。
それを見たショーンは、「ポールは手術したいと言ってた」と話す。
それを聞き、家族は互いを抱きしめ慰め合った。

「それはホント?」と聞くクレアに「ポールに教わったんだ。誰も救えない時こそウソの出番だって」と言うのだった。

もうこのシーン、最高にすてきですね。
ショーンは、少しずつ心を成長させているんですよね。

 

揺らぐグラスマン

執刀医を決められないグラスマンは、とうとう主治医から48時間以内に決めないなら主治医を降りると言われてしまう。
ショーンはグラスマンの家へ行き、相談に乗ろうとするが、グラスマンからこの話しはしたくないと言われ、「話しをしたくないのは死が怖いから?」と聞く。
グラスマンは、「死ぬのは怖くない。死ぬより怖いのは死なないことだ」と言い、「歩けず、話せず、手の震えが止まらない。優秀な外科医である能力を失ったら、私は一体、何者なんだ?」と。ショーンは、「ボクの友だちです」と答えたが、それだけでは足りないんだと言うことを知るのだった。

グラスマンは、コー医師の執刀してもらうことに決め、手術室へと入るのだった。

グラスマンの死ぬより怖いのは死なないことって言うセリフ、とても心に響きました。
手術して、不自由なことになったら・・それさえも受け入れて生きることは、簡単なことじゃないですもんね。
グラスマンはいよいよ手術することになりましたが、どうなるんでしょうか・・・

 

ショーンの気持ち

リアはアパートが決まるまでショーン宅に泊まることに。
ショーンは落ち着かず、早朝から家を出て、家にもほとんど帰らない日々が続いていた。

ある日、リアが病院に来て、「暇だから来たわ。時間があるならランチしよう」と言うが、ショーンは「ボクは暇じゃない」と言い立ち去ってしまう。
それを見たクレアは、「リアに自分の気持ちを話すべきよ」と言うが、ショーンは「自分の気持ちがわからないから、話せないんだ!」と苛立ちを見せる。

翌朝、自宅へ戻ったショーンはリアに、
リアが居なくなり、寂しく哀しくツラかった。
突然戻って来たリアは、また去る。仲良くすればまた傷つく。だから消えて欲しいと叫ぶように伝えた。

ショーンの気持ち、理解できます。
多くの人は、この気持ちをコントロールしようとするけれど、ショーンが震えながら叫ぶように伝えた気持ちは、本当です。
リアは気づかないうちにショーンを傷つけてたことに気づいたんでしょうか・・

しかし、フレディ・ハイモアは演技が上手いですね

 

女性の割礼

リムが診察したアーシャは、2才の時にされた割礼で苦しんでいると言い、膣の再生手術をして欲しいと言う。

リムについたリズニックとアレックス。
アレックスは、IDが偽造であることを見抜き、警察に通報し、両親を虐待罪で逮捕するべきだと言うが、リムは偽造IDに気づかず手術したことにして、日帰りで自宅に帰らせる計画を立てる。
手術は行われたが、意識を取り戻したアーシャは強い痛みを訴え退院どころではなくなる。
リズニックは痛みがあると言うことは神経終末が生きている証。クリトリスの再建が可能では?と言う。

リムがアンドリュース院長に報告。
アーシャの両親に連絡するよう指示、アンドリュースは児童福祉局へ連絡を入れた。

両親はやってきて、アーシャの本名がマーラだとわかる。
マーラの父親は転院させると憤るが、児童福祉局がやってきてそれを止めた。

マーラに割礼を施したのは祖母と伯母。両親が留守の間に施されたと言う。
マーラの母は、割礼は伝統であり大切な通過儀礼で、マーラのことを大切に育ててきた。自慢の娘だと主張。

マーラの痛みを取り除くには、クリトリス除去術か、再建術かを選択することになり、マーラ自身が決めることに。
両親、福祉局、リムの前で、マーラは「切除」を選択した。

納得できないリム。
リズニックも両親抜きで性を語る権利はあるはずだとし、もう一度マーラに聞くが、「家族の伝統を無視できない」と答えるのだった。

手術室で。
リムは再建術の準備をし、施術した。
意識を取り戻したマーラは、頬の内側の肉がないことに気づき、再建術をリムがしてくれたことに気づき、微笑んで気持ちを伝えるのだった。

聞いたことがありましたが、実際女性の割礼ってあるんですね。
意味わかりませんけど。
傷跡を母親にも、ましてや父親にはけして見せないのですから、リムが選んだ道は、本来イケナイ決断でしたが、マーラの人生にとっては良かったのだと思います。
形上、家族の伝統を守り、皆が納得、ハッピーな決断でした。
リム先生ナイス

 

 

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