フィアー・ザ・ウォーキング・デッド8 #9 聖域(相関図付)

海外ドラマフィアー・ザ・ウォーキング・デッド

思いもかけずアクセス数がある!
だからがんばってレビューします(笑)

 

#9  聖域  Sanctuary あらすじ

息子フィンチを亡くしたドワイトとシェリーは、一緒にいることで不幸が起こっているとの考えに至り、別の道を歩むことに。その後を描く

 

相関図

まとめ

現在のドワイト

シェリーと別々の道を進むことを決めたドワイトだったが、虚しい日々を過ごしていた。
ある夜、ドワイトがアジトにしている民家に、男が侵入してきた。
ドワイトに銃を向けられた男は、「誰もいないと思って入ったんだ。バッグを奪われた、取り返さないと死んでしまう。バッグの中に1週間分のインスリンが入ってたんだ」と言い出す。

●男の名前はジェイ。糖尿病でインスリンが必要なジェイは、インスリンを製造できる仲間と行動していたが、バッグを奪われた上、仲間を殺されてしまったのだと言う。
●一方ドワイトは、糖尿病のシェリーの妹のためにインスリンを手に入れようとした過去があった。

「せめて1週間でも生きていたい。仲間に真っ当に生きると誓ったんだ」と言うジェイの話しを聞き、ドワイトは、男と一緒にバッグを奪った連中のアジトへ行くことに。

 

消し去りたい過去

聖域

「奪った連中はここにいる」
ジェイがドワイトを連れて行ったのは、奇しくも”聖域”だった。
インスリン、聖域、あまりの偶然にドワイトは、「誰からオレのことを聞いた?」とジェイに銃を向けるが、「誰でもない」とジェイ。
しかしドワイトは、「前もインスリンを手に入れようとして結局、ここに入るハメになったんだ。ここに入ってから散々な目に遭った。だからもう二度とここには入らない」と言うと去ろうとするが、「妻はオレのすべてだったが殺され、息子も殺された。きっとキミも同じはずだ。助けてくれ」とジェイ。
同じ境遇のジェイを放っておけずドワイトは、「先にあの家で待ってろ、インスリンを持って戻る」と言うと、聖域に侵入する覚悟を決める

フラッシュバック

聖域に侵入したものの、一気に過去がフラッシュバックするドワイト。
ジェイのインスリンを見つけたドワイトは逃げようとするが、男に見つかってしまう。

ドワイトは男の隙をつき、その男を焼却炉の中に突っ込んで殺してしまうが、その行動は、ニーガンに熱いアイロンを顔面に押し付けられた時のことと重なり、動けなくなってしまう。その時銃声がして腕を撃たれたドワイト。なんとか逃げ切り家に戻ったものの、ジェイは死んでゾンビに転化していた。

この現実にドワイトは、「真っ当に生きようとしたんだ。でもできなかった。あの時ダリルが殺してくれれば良かったのに。頼む、オレを殺してくれ!」泣き叫ぶが、そこへ一台のクルマがやってくるー。

 

再会

クルマから降りて来たのはジューン、ダヴ、シェリーだった。
シェリーは、「ドワイト、あなたのを探してたの」と言うが、ドワイトは撃たれた腕の痛みのせいか、意識を失ってしまうー。

ドワイトが意識を取り戻した時、シェリーがジューンの指導を受けながら、ドワイトの腕の傷を縫っているところだった。
シェリーは、「トロイがパドレを奪おうとしている。あなたなしでは勝てない。パドレに戻って一緒に戦って。フィンチの死をムダにしたくない。子どもたちを助けてパドレを再建することがフィンチを弔うことになる」と説得、ダヴも、「パドレは家同然、失くなったら私には何もなくなってしまう」と言うが、ドワイトは、「息子も助けられなかったのに子どもたちを助けることなどできない。いつも正しいことをしようとすると誰かが傷つく。さっきもジェイを助けることができなかった。パドレと子どもたちを守りたいからこそ関わりたくない」と言い切る。

●パドレ時代、ドワイトはレッドカイトと呼ばれ、子どもたちに戦闘訓練をしていた。
ダヴも生徒のひとりだった。
●マディソンは行方不明。ビクターにすべてを託し、パドレを去ったと言う(#8に最後
居なくなったダヴ

一晩ドワイトのアジトで過ごしたシェリーたち。
だが翌朝、ダヴとクルマがなくなっていた。ジューンは無線で呼びかけるが、反応はない。
その時、クルマが戻って来た。ダヴだったが、お腹を撃たれており、「男を探しているって連中にやられた」と言う。(その連中が聖域をアジトにしている集団だと気付いたドワイト)
「貫通してない、すぐに弾を取り出さないと。医薬品がありそうな場所はない?」とジューン。

その時、「その娘があんたの仲間だったとはな、その娘には気の毒だったがこれは焼かれ死んだフィルのカルマだ。でも力になろう。オレたちのアジトには医薬品がある。その男(ドワイト)の身柄を引き渡せ」と言い出す武装集団。

ドワイトは降伏を決め、銃の構えを解くが、それを見たシェリーが、「カレは渡さない」と銃撃したことで、戦闘がはじまってしまう。
銃撃音を聞いてゾンビの群れがやって来た。
男たちがゾンビを相手にしている隙に、ドワイトたちはクルマに乗ると、「30キロ先の聖域へ行く」とクルマを出発させる。

 

聖域で

ドワイトたちは聖域に着くが、やはりフラッシュバックが起こるシェリー。
武装集団の男たちは徒歩移動のため、聖域に戻って来るまでに約1時間の猶予があった。
早速処置室で弾の摘出をすることになるが、ジューンはシェリーとドワイトに指示し、ふたりのオペをするよう言い出す。「ここはあの列車じゃない」とドワイトは言うが、「そういうことじゃない」とジューン。
しかしそれを聞いていたダヴが、「レッドカイトはイヤ、自分の息子も助けられなかったのよ、同じ目に遭いたくない」と拒絶する。

その時、地震が起こる・・・と思いきや、壊れたフェンスからゾンビが敷地内に侵入、建物を押し続けていたのだ。ドワイトは、「ゾンビを建物から遠ざける」と言うと部屋を出ていくが、シェリーもその後を追う。

ドワイトとシェリーの問題

ドワイトは聖域にいた頃に壁の中に隠していた銃弾を取り出すと、「ダヴの言うとおりこれはオレの災いだ。ジェイを助けるためにオレはこの恐ろしい場所に戻って来たが、偶然とは思えない。苦難を希望に変えられると思ってたが変えられない。オレたちのせいで誰かが苦しむのはもう懲り懲りなんだ。ゾンビを追い払えばダヴは助かり、フィンチも浮かばれる」と言うが、シェリーは突然ドアを閉めると、「死なせない」とドワイトを部屋に監禁し、ひとりでゾンビと立ち向かう。

ジューンの問題

何もしようとしないジューンに苛立ち、「いいからやって。あなたは看護師よ、私を助けてよ、死んでしまう。どうしてやらないの?」と責め立てるダヴに、「私は子どもたち、フィンチ、ハナ、ローズを助けられなかった」とジューン。

ローズとはジューンの娘。この世界になった頃、肺炎で娘を亡くしていたのだ。

するとダヴは、「パドレは正しかったのよ、あなたたちは誰も私を守れない。ムリよ、だから私は逃げるつもりだった。レッドカイト(ドワイト)を探すために一緒に来たんじゃない。あなた達から逃げたかった。あなたたちは皆を失望させてるだけの人たち、過去を悔やんでばかりの人たちに何ができるの?」と言い切る。

シェリー

その時、銃声が!
無線からは、シェリーがひとりでゾンビを始末していると言い、「ドワイトは部屋に閉じ込めた。カレはパドレに必要よ、ジューン約束して、ダヴを助けて、そしてドワイトをパドレに連れて行って」と言うが、その直後、シェリーは倒れて来たフェンスの下敷きになリ、動けなくなってしまう。(銃を取ろうにも届かない)

ジューンは監禁されているドワイトを見つけ出すと、シェリーを助けるよう言う。
ドワイトの助けでフェンスから抜け出せたシェリー。
ふたりはゾンビを始末するが、そこへ武装集団の男たちが戻って来たー。

ジューンとダヴ

一方、ジューンがダヴの元へ戻ると、ダヴはメスを使って自分で弾を取り出そうとしていた。
ジューンは、「自分で取り出すなんてムリよ、手伝わせて」と言うが、ダヴはメスをジューンに向けると、「誰も私を助けてくれない。何もしてくれない」と言ったあと、意識を失って倒れてしまう。

武装集団の男たちが戻って来たため、急いでジューンとダヴの元へと戻ったドワイトとシェリーは、皆で安全な場所に移動することに。

聖域に棲み着く武装集団との戦い

しかし周囲をゾンビに囲まれ逃げる場所がない。
そこへ武装集団が、ゾンビと共に建物の中へと入って来た。
建物はゾンビの力で崩れはじめる・・・その時、リーダーの男がドワイトを後ろから羽交い締めにすると、

「仲間のかたきだ」と焼却炉の中でゾンビとなった仲間の餌食にしようとするが、ドワイトはアイロンで男を殴り、焼却炉のドアを開けると、リーダーの男をゾンビになった仲間の餌食にした。

ドワイトが男を殴った鉄アイロンは、ニーガンにより、顔面をやけどさせられたアイロン

四方八方をゾンビに囲まれ、逃げ場がないためドワイトは、火が消えている焼却炉の中へ皆を避難させる。

焼却炉の中で

建物が崩壊して行く中、焼却炉に逃げ込んだドワイトたち。
意識を取り戻したダヴは、「上手くいくわけない。あなたたちには何もできない」と言うが、「焼却炉は頑丈だ。ここなら手術ができる。ジューン、キミならできる。シェリーは正しかった。苦難から希望が生まれることもある。オレたちがここにたどり着いたことにもきっと意味がある。ジューンはできる」と失敗を恐れるジューンを鼓舞、シェリーからも、「あなたならやれる」と言われ、覚悟を決めるジューン。

ジューンは焼却炉の中で銃弾の取り出しに成功した。
焼却炉の扉を開けたドワイトとシェリーは、崩壊した聖域を見て言葉を失う。

その時一羽の鳥が飛んできた。「フィンチよ」とシェリー。
ドワイトは、「パドレを理想の場所にすることがフィンチの願いだ」と言い、パドレに戻る決断をする。

ダヴの本名はオデッサ

 

ビクターの策略

ビクターは、トロイたちがステイシーを探している様子の無線を聞きながら、部屋を子ども部屋に模様替えする。そこへ目隠しをされた少女が連れて来られた。
目隠しを外された少女こそ、トロイが探しているステイシーだった。
「ここはどこ?パパは?」と聞くステイシーにビクターは、「キミを探してたんだ。お互い助け合おう。パドレを救うんだ」と言う。

感想

久しぶりに登場した聖域。
ドワイト、シェリーと言えばやっぱり”聖域”ですもんね?
でも地理的におかしいんじゃないの?とは思うんですよね、まぁもうそういう細かいことは抜きにして、すべて丸く収まる形にしようとするなら、ドワイトとシェリーは聖域を壊すことでしか次のステージにいけない状況だったので、聖域が破壊されたことでふたりは次の目標、パドレのためにがんばると言うことで良しとしましょう。

あと気持ち良かったのがダヴの言葉。
そうなんですよ、モーガン(もうFTWDには出演しないと思うけど)をはじめ、とにかく過去を振り返り、後悔するは泣くわの彼らたち。それをダヴが、「過去を後悔してばかりのあなたたちにパドレを奪われ悲劇。前の方が良かった。誰も私を助けてくれない」と一刀両断、清々しいぐらいでした。

ジューンは右手を怪我してる風に見せてたけど、自分が助けられなかった子どもたちを思い出し、怖くなっていただけと言うことのようで良かった。

興味深いのはラストシーン。
策士のビクターはトロイが探し続けているトレイシーをゲット。
トレイシーを使って交渉に使う魂胆なのかな?
でもトレイシーは誰の子なんだろう。ほんとうにトロイの子?だったら母親は誰????

 

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