グッド・ドクター 3 #13 最高のパレード

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#13 最高のパレード Sex and Death あらすじ

カーリーと結ばれたショーンの目下の目標は、カーリーにパレードを見せてあげること。
頭の中が、”セックス”だらけのショーン。
グラスマンのセカンドオピニオンを受けに来たキャロラインは、モーガンを見つけ声をかける。
画家として有名なキャロライン・レズニックは、モーガンの母だったのだ。
しかしキャロラインはモーガンの前で痙攣を起こして倒れてしまう。

 

まとめ

セックスに夢中

カーリーと結ばれたショーンは、その素晴らしさに虜になってしまい、頭の中はセックスのことばかり。
モーガンから、職場では、”セックス”と言う言葉を使うなと言われると、”ランチする”をセックスするの隠語として使い、「昼休みに家に帰ってランチをしよう」とカーリーを誘うほど。
「それでは短すぎる」と言うカーリーに、ショーンは、「十分だ」と言うが、カーリーからセックスは改善の余地がまだまだあると言われ、カーリーが満足していないことを知る。

アレックスからは、セックスには”非言語的コミュニケーション”がポイントだと言われ、クレアからは、カーリーの反応を見ることは大切だと言われたショーンは、雑誌でセックスの研究に余念がない。

「カーリーに最高のパレードを見せたい」と言うショーンにリムは、「あなたのオペ中の集中力は凄い。粘り強いし全神経を注げる。カーリーにその力を発揮して」とアドバイスする。

 

進行ガンのオリバー

進行ガンのオリバーは、ケモ治療のツラすぎる副作用(倦怠感、吐き気、筋肉の痛み)に耐えられないと言い、治療を止め、残された時間と老後の蓄えを自分のために使い、人生を謳歌すると言いだす。

自分勝手

妻ベラは、少しでも生きて欲しいと言うが、聞く耳を持たないオリバーはケモを止め、飛行機をチャーターしてスカイダイビングをした結果、脚を捻挫して診察にやってきた。
オリバーはコスタリカで暮らすつもりだと言い、ワクチン接種をしたいと言い出す。

次にフラついて額を切ったオリバーは、フェラーリを買い、フグを食べたと言う。
ベラは、「もうたくさんよ、仕事があるの、コスタリカには行けない。あなたは変わってしまった。残りの時間をもう一緒に過ごしたくない」と三行半を突きつけ出て行ってしまう。

ガンの消失

抵抗力が落ちたオリバーは帯状疱疹にかかってしまう。
しかし感染症にかかったことが幸を成し、ガンが消失した。
「腫瘍はオペで切除できる大きさです。それまでは家で待機しててください」と言われたオリバーだったが、自宅へ帰るバスにオリバーは乗ることができないのだったー。

 

キャロライン・レズニック

「オペはしない」

グラスマンのセカンドオピニオンを受けたキャロライン・レズニックは、【進行性の多発性海綿状血管腫で治療法はオペ】と診断される。
それはこれまでの病院と同じ見解だった。
このまま放置すれば、1年~2年の命だと言われてもキャロラインは、オペによって創造性を失うことが怖いとオペを拒否する。
グラスマンは脳腫瘍でオペ、ケモ、放射線治療を受けた者として、「私が怖かったのは、外科医の能力を失うことだったが、それは私がどういう人間なのかは外科医の能力とは関係ない。もう脳外科の仕事はしてないが満足してるし幸せだ。切除すればキミも長く家族と暮らせる。バランスの取れた普通の人生もそう悪くない」と説得するが、「私はイヤ」とキャロライン。

クリニックを出たキャロラリンは、モーガンを見つけ声をかけるが、その直後倒れてしまう。

確執 1

脳出血を起こしたキャロラインは、血腫除去術を受けるが、キャロラインの頭の中は血管腫だらけで、いつ出血してもおかしくない状態だった。
それでもキャロラインは勝手に自主退院してしまう。

レズニック家は有名な芸術一家、母キャロラインは画家、兄アリエルは彫刻家で姉キャッシーは作曲家。
モーガンだけが別の道へ進んだワケだが、母親はモーガンには芸術センスがないと思っており、芸術がすべての母の愛情は兄と姉へ注がれた。
それは大人になってもそれは変わらず、病気についても医師であるモーガンには知らされていなかったのだ。

退院した母を捜し自宅に電話すると、レズニック家の家政婦から次女(モーガン)の存在を知らなかった言われてしまい傷つきショックを受けるモーガン。
その上、兄からは、「母さんを説得する方法がないかキャッシーと相談してたんだ」と言われてしまう。
モーガンは、「家族で唯一の医者の私に相談しようと思わないの?」と言うが、「医者はもうたくさん関わってる。家族の一員だと思ってないだろ」と兄。
その時、複雑部分発作を起こしたキャロラインは指を切断してしまう。

手指再建術

救急搬送されたキャロラインは、手指再建術を受ける。
オペ中ショーンは、「発作の原因は海綿血管腫ではなく脳出血かも知れない。それなら損傷組織を除去するだけで絵を描く機能は損なわれない」と言うが、「脳出血による損傷組織が痙攣の原因だとしたら、母はそれだけを除去し、根治手術を受けない。それじゃ意味がない」とモーガンは苛立つ。

そんなモーガンにクレアは、「あなたの本心はそれだけじゃないでしょ?治っても、お母さんは大きな犠牲を払うけど、あなたは違う。もしお母さんが創造性を失ったとしたらお母さんとの関係が変わる。あなたに優しくなるかも。今のお母さんに不満でも、それが彼女よ」と。
クレアに諭されモーガンは、痙攣の原因を特定するため、発作を誘発する検査を受ける決心をする。

確執 2

キャロラインは、痙攣の原因を探るため、痙攣を誘発することに。
モーガンは母に付き添い、発作を誘発させようと、キャロラインの病状が進行した先に出てくる症状を読んで聞かせ、「どんなに酷い母親だったか話しましょうか?」と言い出す。
「ストレスや怒りで発作を誘発しようとしてるんだろうけど。あなたが母親として私に不満があるのは分かってる。価値観が違うのよ。私はあなたをいつも愛してた。創造性が優れてなくても別にいいのよ。持って生まれた資質よ。私は芸術家であなたは勉強家」と言う。
その言葉にモーガンの感情は止められなくなり、キャロラインの作品を酷評したタイムズの記事を読みはじめた。
「聞きたくない。やめて、もうやめて」怒りだしたキャロラインは、発作を起こしてしまう。
モーガンは、発作を起こした母を後ろから抱きしめるー。

グラスマンとモーガン

残念ながら痙攣の原因は、血管腫だった。
「やってもムダだった。絵を描ける1日をムダにした」と怒りを見せる母にモーガンは、「明日、お別れ」と言う。

それでもモーガンは、母をこのままにできず、医学ジャーナルから新しい治療法を見つけ出す。
「”定位的レーザーアブレーション”、先生もこの開発に携わったんですよね?この方法なら脳を切除せずに治療できる!」モーガンはグラスマンに言うが、海綿状腫瘍に応用されたこともないし、血管腫に確実に照射しなけば、脳出血や痙攣を起こす危険性があるため、「誰もそれをしようとしない」とグラスマン。
それでもモーガンは、母を治療する唯一の方法だと言って、グラスマンにオペして欲しいと食い下がるが、現役の脳外科医ではないことを理由にグラスマンは断る。
するとモーガンは、「オペが怖いんですか?ケモと放射線治療のせいで弱気に?腕が鈍っていたらショックだからしようとしないだけでしょ!」と言ってしまう。

しかしグラスマンは、キャロラインに”定位的レーザーアブレーション”治療について話す。

家族

「脳に影響が少なくて、成功すれば生きられる絵も続けられるって。でも失敗したら終わりって」
キャロラインは、アリエルとモーガンにそう話すが、アリエルは、突然出て来た治療法に不安を口にする。
「それは自分の案なの。手術を受ければ、作品を仕上げることができる」モーガンはオペを勧めるが、それがモーガンの発案と聞いたキャロラインは、「リスクが大きい。私は作品を仕上げたいの。死ねば未完で終わってしまう」とオペを拒否する。

「少しは味方してよ」
モーガンは兄に言うが、「ママの望みは、作品を仕上げることだ」と兄。
「芸術、芸術って。生きていれば私たちや孫と暮らせるのよ。私に従ったら?」と言うモーガンに兄は、「お前に相談しなかった理由はそれだ」と言われてしまったモーガン。

アレックスはそんなモーガンに、競争心を捨てて、気持ちをしっかり伝えるべきだと言う。

「さっきは悪かった。でも、願いは同じハズ」モーガンは兄アリエルにそう言い、パソコンで脳の3D映像を見せ、脳のメカニズムと治療法について説明する。
「ママにもこれを見せよう」と言う兄。
モーガンは、兄から母親に治療法を説明して欲しいと頼む。

兄の説得でオペを受ける決意をしたキャロライン。
グラスマンは10個の血管腫に的確照射し、無事オペを終える。

母は日増しに良くなり、創造力も変わっていないと言う。
アリエルは、モーガンにもお礼を言ってとふたりの間を取り持つ。
キャロラインは、「全部あなたのおかげ。ありがとう、命の恩人だわ。」と言い、ふたりは抱き合うが、「勉強家にも価値があったのね」とキャロラインは言うー。

感想

ん~、なんかあんまり面白くないエピソードだったな。

モーガンは、”母親に認められない自分”を抱えて生きてきたワケですね。
でも肉親ってほんとうに不思議なんですよ、(どうでもええ!)とはならない。
腹が立ったり、憎しみが湧いたりするのは、根底で、”分かって欲しい”、”認めて欲しい”と思うから湧いてくる感情なんですよね。
子どもって、心底、親を憎めないもんなんですよね、何なんでしょう?それがDNAに組み込まれてるんかな?
親は子どもを平気で傷つけるし、ネグレクトもするのに、子どもはそんな親でも大好きだと言うし、愛して欲しいと願う。
切ないなー。この間も、東京で3才の女の子が母親のネグレクトで亡くなった事件があったしね・・。

話しは反れたけど、モーガンも母親を救いたいと思ってのことだったんですよね。
そして、母親はやっぱり変わらない。

カーリーは、パレードを見たようですよね?

 

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