いよいよシーズン4に突入。
今回から記憶にも新しいサッチャー首相とダイアナ妃が登場します。まさに現代史ですね
#1 女王の護衛 Gold Stick あらすじ
英国初の女性首相マーガレット・サッチャーが誕生する中、アイルランドの独立を目指す武装勢力IRA(アイルランド共和軍)が過激行動に出る。チャールズは既婚者カミラへの思いが断ち切れずにいる中、新しい出会いが。
相関図
まとめ
1979年、サッチャー首相の誕生
アイルランドのイギリスへの反発が高まる中、野党保守党が選挙で勝利、新首相にマーガレット・サッチャーが就任した。フィリップは、「この国は2人の女性に統治されるのか」と憂うが、エリザベスはサッチャーに会うのを楽しみにしていた。
初謁見でエリザベスは組閣に興味があると言い、「なぜあなたの閣僚には女性がいないのか」と質問するが、サッチャーの返事は意外にも、「女は感情的だから高官には向いていない」だった。
その夜、サッチャーもまた夫に、「女王は思っていた人物像と違った。知識があり聡明で仕事熱心。意外と上手く協力できるかも知れない」と言う。
商店兼議員の父を持つ。奨学金でオックスフォード大学入学、化学を専攻。
夫デニス・サッチャーは陸軍軍人、実業家。
マーガレットは双子を育てながら弁護士資格を取った努力家。
首相就任時、54才
チャールズ皇太子とカミラとの関係
カミラとの恋が成就せず傷ついたチャールズは家族と距離を置き始めていた。(現在は海軍士官学校在籍)
現在チャールズはセーラ・スペンサーと付き合っているが、カミラがアンドリュー・パーカー・ボウルズ氏と結婚(1973年)して以降も度々会っていた。
チャールズを誰よりも可愛がっているマウントバッテン卿(ディッキー)はこの状況を憂い、「近々ロンドンで食事でもしないか」と誘うが、カミラとの結婚を反対され恨んでいるチャールズは、「カミラと会う約束がある」とディッキーの誘いを断ってしまう。ディッキーは、「もうカミラと会うのは止めろ」と忠告するが、チャールズは、「ずっとボクの味方だったのに不都合になったら裏切った。カミラ以上に愛せる人はいない」と言う。
テロ
アイルランドで夏季休暇を楽しむディッキーは娘、孫ニコラスとティモシーと共に船でロブスター釣りに出かけるが、沖に出た船が爆発、亡くなってしまう。爆破後IRA(アイルランド共和国軍)から犯行声明が出た。
IRAとはカトリックの武装集団でシン・フェイン党の軍事組織のこと。
独立運動が活発化した1801年、イギリスはアイルランドを併合したが、1949年に南部が独立、北アイルランドはイギリスに残留した。だがアイルランドとの合併を求める勢力IRA(アイルランド共和国軍)は宗教問題で争いを続けている。(1998年に和平が成立、現在は武装解除している)
マウントバッテン卿の存在
チャールズ
ディッキーの葬儀はウエストミンスター寺院で執り行われることに。
チャールズはロンドンへ向かう飛行機の中でディッキーからの手紙を受け取る。その手紙は先日電話で話した直後に書かれたもので・・・
父フィリップと叔父ディッキー
ディッキーが残した数百ページにも及ぶ遺言を残しており、弔事はチャールズに頼みたい記されていた。
「この家族に普通と呼べるものは存在しない。ディッキーはそれを更に歪ませた。父をほとんど知らない私にとってディッキーは父親代わり、救われた。私とお前の間に問題があると知ったディッキーは今度はお前を大切にしはじめた。ボクの代わりにカレがお前の父親になった。お前はカレの息子だ。正直に言うとディッキーの愛情や関心がお前に移ることを恨む気持ちもあった」と本音をさらけ出す父にチャールズは弔事は父上に任せると言うが、「私の希望や考えなど関係ない。これはディッキーの希望だ。お前が読め」とフィリップ。
チャールズは弔事を読んだ
サッチャー首相の対応
サッチャーはマウントバッテン卿暗殺の事態を受けエリザベス女王に、政治的殺人、暴力など存在しない。IRA(アイルランド共和国軍)には徹底抗戦する。勝つまで終わらせないと宣言した。
アン王女
オリンピック、モントリオール大会以降スランプに苦しんでいたアンだが、見事にそれを乗り越えイギリスのバドミントンハウスで開催される世界最高峰の総合馬術競技大会「バドミントン馬術大会(Badminton Horse Trials)」で6位入賞を果たす。よろこびのあまり娘の元へと走って行くフィリップ。
「悲しみの中にいるボクたちにとって明るいニュースだ」と言うチャールズは、いまだにディッキーの死から立ち直れていなかった。
アン王女は父フィリップ似でスポーツ万能。1976年にはモントリオールオリンピック馬術選手として出場したが、競技中、落馬。再び騎乗しレースを完遂したものの、その後スランプに陥っていた。
出会い
馬術大会の帰り、「皇太子殿下にお悔やみを申し上げたくて・・」と近づく女性が。
女性は悲しみの中、立派に弔事を読んだチャールズは素晴らしかったと称えるが、その女性が誰だかわからないチャールズ。女性はセーラ・スペンサーの妹ダイアナだった。
ダイアナは、「マウントバッテン卿は殿下のお父様のような存在だったとか。ひどく気落ちされていることでしょう」とチャールズの気持ちを思いやると、「とても気にかけているとお伝えしたくて。国民全員が」と言う。
ダイアナ
ダイアナのことを知りたくなったチャールズは付き合いのあった姉セーラに電話、ダイアナについてリサーチする。
ダイアナは18才。幼稚園で非常勤アシスタントをしており、明るく子どもに好かれていると言うが、「家族はダイアナを”公爵婦人”と呼んでる。子どもの頃から大きな運命を背負ってるかのように振る舞うから」とセーラ。
チャールズはセーラから聞いた連絡先に電話、ダイアナと会う約束をする。
感想
ダイアナフィーバーがあったことは記憶しています。
キレイな人でしたし、行動力のある女性、王妃のイメージがあります。
ドラマで描かれているダイアナとチャールズの出会いは脚色らしいですが、この出会い方だとダイアナは最初からチャールズ皇太子を狙ってたって感じですよね。
シーズン4の放送と同時にかなりの反響があり批判もあったと言うことですから、私たち視聴者側も、「ドラマなんだ」と言う意識を持っておくことは大切かも知れませんね。
サッチャー首相も登場ですね。
”鉄の女”の異名があるサッチャーに興味があるので楽しみですが、意外にも女性が女性を蔑む、差別する代表格だったのかも知れません。
コメント