ザ・クラウン 3 #1 疑惑(相関図)

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シーズン3突入。シーズン3も全10話。
今回から新キャストに変更です。なかなか違和感がありますが慣れるしか仕方なりません。

#1 疑惑 Olding あらすじ

新首相に労働党ハロルド・ウィルソンが就任、君主制反対派が多い労働党の台頭に頭を悩ませるエリザベス。その上ウィルソンには、KGBスパイの噂があった。

相関図

まとめ

1964年

エリザベス

エリザベス女王の切手デザインが刷新(若き女王から現在の姿に)される中、イギリスでは総選挙が行われ、保守党を押さえ労働党が台頭する。この状況にフィリップは、「労働党が勝てばボクたちは用済みになる。党首のハロルド・ウィルソンにはKGBスパイの噂もある。KGBから”Olding”と言うコードネームまでもらっているらしい」と懸念するが、「ウィルソンがスパイならMI5が調査し対処してるはず」とエリザベス。

労働党の半数以上が君主制反対
マーガレット

マーガレットの結婚生活は決して幸せとは言えなかった。スノードン伯爵(トニー)は写真家活動で不在ばかり、王室行事を欠席するなど勝手気まま。
だが王太后は愚痴をこぼす娘に、「近々二人でアメリカへ公務に行くのをチャンスと考えたら?私と夫(ジョージ6世)は外国公務で絆を深めた」とアドバイスするが、マーガレットの精神状態は限界に近かった。

 

ウィストン・チャーチルとエリザベス

チャーチル元首相がまた脳梗塞で倒れた。
エリザベスがウィンストンを訪ねると、ウィンストンはベッドから総選挙のTV中継を見ながら、「心配でたまらない。ウィルソンが勝つだろう。またしてもイギリスに社会主義の寒風が吹き荒れる」と懸念、チャーチルが首相時代に商務部にいたウィルソンがソ連への渡航許可を求めたと言い、「彼は鉄のカーテンに入った西洋の政治家のひとりだ。その頃からウィルソンを警戒していた」と言う。

エリザベスは、「信用できない首相を持つことが不安。あなたの時は良かった。私にとってあなたは守護天使、心の盾であなたはコンパスとなり私を導いてくれた。あなたはイギリスにとって必要だった」と心からの賛辞を送るが、ウィンストンはいつの間にか眠っていた。エリザベスはウィンストンのおでこにキスする。

それから数日後、ウィンストンが逝去した(享年90才)
葬儀は国葬で執り行われ、エリザベスの命により遺体はウェストミンスターホールに公開安置。葬儀はセント・ポール大聖堂で行われた。

国王以外で国葬が行われたのはエドワード・カーソン以来初めて。2022年エリザベス2世の国葬が行われるまでイギリスにおける最直近の国葬はチャーチルだった。

 

新首相ハロルド・ウィルソン

総選挙は労働党が勝利、エリザベスは謁見にやって来たハロルド・ウィルソンに組閣を要請する。
それを受けウィルソンは、「国民は保守党がもたらした混乱と荒廃にうんざりしている。不動産価格の高騰、人種暴動、性的スキャンダル、大規模な失業、EEC(欧州経済共同体)からの除外、8億ポンドの年間貿易赤字」と問題を列挙する。

ウィルソンと謁見したエリザベスは年齢も中途半端、特筆すべき点がなくて謎が多い人物と評価する。

 

王室に潜伏していたKGBスパイ

王室絵画鑑定官アンソニー・ブラント

宮廷内で準備に勤しむのは王室絵画鑑定官アンソニー・ブラント。
近日”ギルドフォード・ギャラリー”で「近世ヨーロッパの肖像画の展覧会」が開催されるのだ。
エリザベスはブラントのことを、親切で礼節のある男だと評価していた。

CIA防諜部長からの連絡

アメリカCIA司法省に”マイケル・ストレート”と言う男が自首してきた。「自分はソ連の潜伏スパイで、イギリス上層部にいるKGBのスパイの情報を持っている」と告発したと言う。
翌日MI5は送還されて来たストレートを拘束、尋問。ストレートはすべてを自供した。

衝撃の真実

エリザベスはMI5長官ジョーンズから、「王室絵画鑑定官アンソニー・ブラントは美術史家としてキャリアを積み王室に入り込むと15年間KGBスパイとして活動。2000もの軍事機密書類をクレムリンに流していた。アンソニー・ブラントはMI5の尋問にすべてを自白した。だがこのことを公にすればイギリス諜報機関が壊滅的な打撃を受け、アメリカの信用も失う」と内々に処理できないかと打診する。

それを聞いたフィリップは、「見てみぬフリをしろと言うのか?MI5の面子のためにキャリアも評判も無傷のまま裏切り者を野放しにする?ブラントは銃殺にすべきだろ」と憤慨、エリザベスも、「私もそう思う。なのに私はブラントの展覧会で彼を称えるスピーチをしなければならない。やりきる自信がない」と怒りと虚しさを吐露する。

展覧会で

エリザベスは展覧会でアンソニー・ブラントを優れた学識、見識を褒め称えるスピーチを少し皮肉をこめてこなした

アンソニー・ブラントと言う男

フィリップはブラントを呼び出すと、「同じ宮殿で暮らすことに耐えられん。貴様にできるのは静かに姿を消すことだ。監視するぞ、少しでも変な動きをしたら正体を晒して監獄に送ってやる」と威圧するが、ブラントは表情ひとつ変えず、プロヒューモ事件で自殺したウォード宅から見つかったフィリップのポートレートの話しを持ち出す。フィリップは、「ウォードとは治療以外に会ったことはない」と言うが、ブラントは、ポートレートがマスコミの手に渡らずに済んだのは自分のおかげだと言い、「自分にウソを言い聞かせ繰り返すうちに真実になる。皆の幸せのためにそれが真実であって欲しいが、ポートレートが公になればどんな騒ぎになるか想像するのも怖いことだ」とフィリップを脅したのだった。

アンソニー・ブラントには訴追免責は与えられた。
1972年に退職するまでアンソニーは王室絵画鑑定官を続けた
【訴追免責とは】捜査や公判に協力することを約束する代わりに処罰を免れること

感想

前回から1年しか経過していないんですけど、キャストが一新。
どうしても違和感があるけど、仕方ない。
フィリップ殿下がマット・スミスからトビアス・メンジーズに変わりました。
トビアス氏、ほんとドラマで見ます。これまで私が見たイギリス系ドラマではほぼ彼はキャストに絶対いる!

王室絵画鑑定官がKGBスパイだったと言うすごいスキャンダルはいつ世間に明らかになったんでしょうね。
王室、MI5の面子を保つためとは言え、罪を逃れたなんてあまりにもだけど、バレてもそのまま王宮に住み続け、仕事をし続けたブラントはなんて厚顔無恥なのか。エリザベス女王とフィリップ殿下は本当に腸が煮えくり返る気持ちだったでしょうね。しかもフィリップは脅されましたしね。

 

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