今回は主にマーガレット王女のエピソード
#4 2人だけの秘密 Beryl あらすじ
友だちだったビリーから、思わぬ告白を受け、結婚を決めたマーガレットは、エリザベスとフィリップの結婚10周年記念パーティーで婚約を発表することに。しかし話は急展開する・・・
相関図
まとめ
マーガレット王女の恋
思わぬ告白
友だちの結婚式に参列したマーガレット。
ピーター・タウンゼントと別れ、孤独なマーガレットは友だちビリー・ウォレスに、「誰も結婚してくれそうにない。皆、怖気づいてしまう」と愚痴をこぼすが、「ボクが立候補しよう。王室のこともルールもわかってる。キミのご家族だってボクを嫌いじゃないはずだ。ずっと一緒だったし、いつだってボクはキミの味方だ」とビリーから告白受ける。
思いもかけない告白に驚きつつも、ビリーとの結婚に踏み出そうとするマーガレット。
エリザベスは妹を応援し、婚約発表をエリザベスとフィリップの結婚10周年パーティーでしてはどうかと提案する。
誕生日ポートレート
誕生日ポートレートを担当するセシル・ビートンの写真についてマーガレットは、「カレの写真は”作り物”よ」と批判的だが、セシルは、王室の方々の写真は民衆が憧れ、現実逃避できるものであるべきだと言う。
婚約発表の日の出来事
エリザベス夫妻結婚10周年記念パーティーの当日、つまりマーガレットとビリーの婚約を発表する日に、ビリーから、「欠席する」と連絡が入った。すぐさまビリー宅に駆けつけたマーガレットが見たのは、大ケガを負ったビリーだった。
ビリーから話しを聞いたマーガレットは、「私を侮辱した。失望と嫌悪に満ちた私の顔を見なさい。この先あなたが生きている限り、女はみんなあなたにこの顔を見せる」と言うと出て行ってしまう。
婚約発表を中止したマーガレットはその夜、大音量で音楽をかけ、深酔いし、暴れ苦しんだ。
それを知り、マーガレットを心配した母親は、縁談の話しをし始めるー。
出会い
「この家から逃げる手助けをして欲しい」とマーガレットに頼まれた侍女は、「今夜友だちが集まるので参加されますか?」と誘う。
集まっていたのは、貴族でも名家でもない平民の、才能のある若者たちだった。
侍女がマーガレットを紹介しても、誰ひとり立ち上がらず、座ったまま、「よろしく~」と言うだけ。
みんなマーガレットに特別の興味などないらしく、それぞれが話したい人と話す空間に、ある意味カルチャーショックを受けるマーガレット。
そこへひとりの男性が話しかけてきた。トニーは参加者を一人ずつおもしろおかしく紹介すると、
写真家だと言い、ポートレートを見せる。
トニーの写真に興味を惹かれたマーガレットは、「私を撮ってみない?」と言い出す。すると、「条件がある。ボクのスタジオに来る時は、称号、身分を置いて来てくれ。あと撮影中はボクの指示に従って。普通の扱いをされることを喜んでるだろ」と見透かす。
トニーのスタジオで
マーガレットはトニーのスタジオへ。
トニーはマーガレットをスタジオに置き去りにし、奇妙な音を鳴らして不安を煽ったり、興味を持たせたり、終わった恋の話しを聞いたりしてマーガレットの写真を撮った。
たくさんサインのある鏡を見せ、「ニックネームにサインしてもらってる。キミもサインして」とトニー。
「私にニックネームなんてない」と言うマーガレットにトニーは、「ベリル(緑柱石)だ。危険な煌めきだ」とトニー。
暗室にマーガレットを連れて行ったトニーは一緒に写真を現像するが、「ボクが見たことがないマーガレットだ。ここに写っているのは王女じゃない」と言う。マーガレットは、「この写真をこの住所に送って」と言うと、バイクでマーガレットを王室まで送ると言う。
トニーは王室のクルマを振り切るが、それでもマーガレットを宮殿へと送り、ヘルメットを返そうとするマーガレットに、「持ってて」と言う。
トニーとの時間に満たされたマーガレット。
第65代首相ハロルド・マクミラン
ハロルドの性格
ロシアの衛生が宇宙を回っていると言うニュースに、「何が目的か」と問うエリザベス。マクミランは、「名目は上層大気の観測ですが、真の目的はロシアの軍事力と技術力の高さを示すこと。今こそロシアの脅威に対峙するためアメリカと手を組むべきだ。スエズ危機で悪化した英米関係を修復する」と持論を展開。マクミランは、エリザベスが意見を言おうとしても、自分の意見を被せ話しを聞こうとしない。
ハロルドが抱える問題
だがハロルドには長年抱える夫婦の問題があった。
妻ドロシーは政治家ボブ・ブースビーと30年にも及ぶ不倫をしており娘サラはボブとの子どもだと言うウワサが。
ドロシーは夫が首相となった今、ボブとの関係を終わらせると約束するが、ハロルドはこっそり寝室でボブと電話し、「夫に触られるのもイヤ。あの人の弱さがイヤでたまらない」と言う妻の話しを聞いてしまう。
マーガレット王女の27才のフォト
マーガレットの誕生日を祝う写真がタイムズ紙に掲載された、が、その写真はセシル・ビートン撮影の写真ではなく、トニーが撮ったものだった。セミヌードにも見えるその写真は世間を騒がせた。
感想
マーガレット王女が未来の夫トニーとの出会いを描いた作品でした。
このドラマを見てて思うのは、目立つ人間、新しいことを始める人間、慣習を変えようとする人間がいつも批判されること。日本と似てる。イギリスだから?それともそれは全世界共通の感覚なのかな。
調べたんですけど、トニーの撮った新聞掲載の実際の写真は見つかりませんでした。
でもそれよりも私の興味をひいたのは、マクミラン首相の妻ドロシーの不倫話。
イギリス第65代首相の妻だけど、トニーの発言では30年来の不倫で、娘は不倫相手のボブ・ブースビーとの子どもらしい。ちなみにボブは政治家です。
ここでこのエピソードを挟んできたと言うことは、これから先にも何か展開があるってことですよね?
イギリスの近代歴史で、サッチャー首相とダイアナ妃のことは興味があります。
このドラマでそれがフィクションであれ描かれるのが楽しみです。
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