ブレイキング・バッド2 #1  737 (相関図あり)

海外ドラマ
海外ドラマブレイキング・バッド

シーズン2は全13話。
#1 は、ウォルターとジェシーがドラッグディーラー:トゥコと週4ポンドのメスフェタミン売買契約を結んだ以降の内容です。

#1  737 Seven Thirty-seven あらすじ

取引相手トゥコの狂気を目の当たりにしたウォルターとジェシーは、自分たちと家族にも危険が及び恐怖に襲われ始める。

 

相関図

まとめ

トゥコの狂気

廃車置場でトゥコとメス取引をした直後、トゥコは側近の態度が気に食わないと部下をボコボコに殴り、気絶させた。トゥコの狂気を目の当たりにして言葉を失うウォルターとジェシー。

トゥコが去ったあとウォルターは、「学費、住宅ローン、生活費10年分で73万7千ドルが必要だ。あと11週間、11回取引すれば良いだけだ。今後は人通りのある場所で取引しよう」と提案するが、ジェシーは何も答えず、クルマを発進させた・・・その時、目の前にトゥコのクルマが戻ってきた。

ボコボコに殴った側近をクルマから降ろし、「ハイゼンベルク!こいつはどうなってんだ!?」とトゥコ。
ウォルターは救急車を呼ぶべきだと言うが、トゥコは、「お前がなんとかしろ!」と無茶な要求をする。
ウォルターは心臓マッサージを施したが、男は死んでしまったー。

苛立ったトゥコは死んだ男を何発も蹴ると、今度は、「片付けろ」ともうひとりの側近ゴンゾに命令する。
ゴンゾは躊躇するが、トゥコの命令は絶対だ。
トゥコはゴンゾが男を廃車の下に入れたのを確認すると、ウォルターとジェシーに圧力をかけるかのように、「おつかれさん」と言い去った。

 

恐怖

(恐ろしい世界に足を踏み入れてしまったー)
どんどん追い詰められていく恐怖で我を失いかけたウォルターは、スカイラーに甘え、乱暴に求めてしまい、スカイラーをひどく怒らせてしまう。
一方ジェシーも追い詰められ、密売人から銃を購入していた。

動揺するジェシー

翌朝、ジェシーにはウォルターに、「おしまいだ。俺たちは殺される。昨日無言電話が何回もあったし、夜中の3時にクルマで近所をウロつかれた。オレたちは殺人の目撃者だ。トゥコが俺たちを信用できないと思った途端、消されてしまう。殺される前に殺すしかない。次の取引で、隙きを見て殺そう」と銃を見せる。

しかし冷静さを失い、銃の扱いも素人のジェシーにトゥコを撃つことなどできるハズがなかった。
ウォルターは、「トゥコを殺すなら綿密な計画を立てるべきだ」と言い聞かせる。

追い詰められ

しかしウォルターの自宅にもトゥコのクルマがやって来た。
あまりに恐怖にウォルターは、包丁を手に一晩中見張り続けた。
ウォルターは義弟ハンクがDEAだとバレることを恐れ、ジェシーに、「いい方法がある」とリシンでトゥコを殺害する方法を提案する。

【リシンとは】トウゴマから抽出できる猛毒。少量で殺すことができ、検視解剖でも見つかりにくい

 

DEAの捜査

ハンクは同僚ゴメスと”化学薬品庫からのメチルアミン30ガロン強奪”の防犯映像を見て、「風邪薬が手薄で精製方法を変えたんだろう。化学に通じた連中だ。だが盗みは素人だ」と推測。

 

ハンク

妻マリー

マリーはスカイラーと仲直りしたくて何度も電話をするが、無視され続けている。
実はマリーはカウンセリングを受けていたが、いつも何かしら言い訳してカウンセリングを受けないマリー。
ハンクはマリーに困っている。

ハンクとスカイラー

連絡なしでスカイラーを訪ねてきたハンクは、「オレのためにマリーと仲直りしてほしい」と頼むが、「あの子は万引きしてる」とスカイラー。

ハンクはマリーの盗癖があることを知っていた。そしてマリーにセラピーを受けさせていたのだ。

しかし驚く様子を見せず、「マリーは治療中だ。家族が理解し、サポートしてやらないと」と言い出すハンクにスカイラーは、「40才を前に予想外の妊娠、だけど夫は肺がん。口座の残高はマイナスで家の修繕をするお金もない。その上ウォルターは毎日何処かへ出かけ、なんにも話してくれない」と不安や不満を涙ながらに訴えるのだったー。

 

トゥコ殺害計画

リシン抽出

リシンを抽出したウォルターは、「次は人目の多い場所で取引する。4ポンド渡した後に、”新しいメスを試してみるか?”と言ってコレを渡せ。病気で死んだように死ぬハズだ」とリシン入りのメスの袋をジェシーに渡した。

ハンクの電話

その時、ハンクから電話がかかった。
ハンクは、スカイラーとマリーを仲直りさせようとしたが失敗し、スカイラーを怒らせてしまったと言う。
ウォルターは、「ありがちなことだ。今、出先で忙しい」と電話を切ろうとするが、ハンクは、「オレも殺人現場にいる。面白いものを見せてやる」と1枚の画像を送ってきた。
それは廃車置場で死んでいるトゥコの側近ふたりの写真だった。

恐怖に言葉を失うウォルターとジェシー。

【DEAの見解】
ハンクは、「死体はトゥコ・サラマンカの側近だが、ひとりは殺しじゃない」と言う。
どうやらウチひとり(ゴンゾ)は、死体を動かそうとした時、積んであった廃車がズレて腕を挟まれ、失血死したらしい。

 

覚悟

もう余裕はなかった。
ウォルターは銃を持つとジェシーに、「今すぐ町を出ろ、逃げるんだ。ゴンゾを殺ったなら次は私たちだ」と言うと、自宅へと急行。家族(スカイラーとJr.)の無事を確認すると、ベビールームの壁の中に隠していたカネと銃を紙おむつのダンボールの中に入れる。

しかしスカイラーは、毎日どこへ行くとも言わず1日出かけ、様子のおかしいウォルターに、「どこで何をやっているのか説明して!」と迫る。
「何処から話せばいいのか・・・」と涙ぐみながら、すべてを吐露するべきか迷うウォルター。
その時、家の前に一台のクルマが。

ジェシーだった。
驚いたウォルターがクルマに走り寄ると、後部座席に隠れていたトゥコが銃を片手に姿を見せ、「乗れ!」と。
ウォルターはクルマに乗り込むしかなかったー。

 

感想

自分の死後、家族が経済的に苦労しないカネを作るためドラッグ精製に手を出したウォルターだが、ドラッグの世界は自分がコントロールできるような世界じゃないことを、売買数回で実感したウォルター。
トゥコにジェシーと共に連れ去られることになり、これからどうなるのか。

 

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