#4 事物の本性 De Rerum Natnra あらすじ
施設の爆破予告に信者たちはパニックになり、エディはその責任を感じる。
カルはメアリーと息子を連れてマイヤリズムに戻ってくる。エディはカルに処罰を与えようとするが、カルは自分の地位復活のために、切り札を切る。
サラは古い8ミリフィルムを見て、ある疑惑に苛まれる。
まとめ & 感想
戻って来たカル
施設爆破予告を受けたマイヤリズムはニューヨークセンターに信者たちを集合させ、対処にあたる。
信者たちは、エディ新体制になって以降のあれこれ(処罰、儀式中止、警備中止など)にフラストレーションが溜まっていた。
爆破予告はイタズラだとわかり、ホッと胸をなで下ろすエディ。
ヴェラは、信者への説明に謝罪は要らない。”すべて光の啓示”と言って皆を導いて!と言う。
しかしエディは信者に謝罪。
マイヤリズムのシステムを変えたり、ルールを無視したり、警備を廃止したことは無謀な決断だったとし、警備を強化すると言うが、信者の不満は収まらない。
そんな会議室に、スッーと入って来たカルとメアリー。
カルはサラに声をかけ、「時が来た」と言う。
爆破予告をしたのはローガンではないか?とエディを詰め寄る信者たち。突然、「カルはどう思う?」とある信者がカルの意見を求めた。
カルは得意の話術で、「信者でないものが我々を傷つけ、脅かそうとするけれど、それは不可能だ。マイヤリストは屈しない。リーダーは我々の姿を投影するものだ。そしてリーダーはエディ・レーンだ」と言って拍手した。
信者たちもカルの言葉に自然と拍手し、不満は消える。
カルは続けて、
「自分は組織を離れようとしたが、声が聞こえた。それはエディがマイヤリズムが作っていた壁を壊してくれたからだ。彼は扉を開け放ち、聞く耳を持つ者に語りかけた。”全員を受け入れる。離脱したものも受け入れる”と。そう決断した彼の勇気は計り知れない。僕たちは全てを捨ててここへ戻って来た。ここに残りたい」と信者全員の前で許可を得る。
エディは「もちろん」と言う(しかなくなる)。
カルへの罰
エディはモーテルにいるカルとメアリーを訪ね、再びキミを受け入れるべきか迷っている。大勢の信頼を裏切って姿を消し、平然と組織に戻るのは許されない。以前と同じ地位、特権は与えないと組織復帰への条件を提示した。
・新人用の寮に住むこと
・作業ローテーションに加わること
・息子フォレストに入信式を受けさせること
厳しい条件に、メアリーは嫌がらせだと言うが、「キミが秘密を作り、裏切った」と言うエディ。
ふたりにマイヤリストに敬意と服従をみせてくれと言うのだった。
ニコルの申し出と罰
ニコルは、夫ラッセルがペルーから戻ったら、離婚したい。サムとの浮気を告白してから毎日が地獄。ラッセルは平静を装っているが、私を憎んでいると言うのだ。
エディはラッセル抜きで決めてはイケナイと言うが、離婚を夫に知らせると言うニコル。
「ならどうしてボクに言う?」と言うエディ。
「光の守護者なら背中を押してくれる、もしくは罰を与える。博士ならそうする」と言うニコル。
エディは「ボクは博士ではない。その代わり、キミのために祈るよ」と言うエディに、「あなたの祈りなんて要らない。導いてよ」と訴えるのだった。
カルの策略
カルは、エディの条件を飲む気などさらさらなかった。
ヴェラを訪ね、スティーブ博士が小児性愛者であり、カルが16才になるまで、その標的であったと告白する。
ヴェラは作り話しで脅迫するのか?と怒るが、カルは証拠となる手紙と写真まで提示し、エディが知れば、この事実を明るみに出し、組織は終わるだろうと言い、組織の顔となる存在、CEOのポジションをもらいたいと言うのだった。
エディの苦しい決断
ヴェラは、カルはエディがイヤがる仕事が得意だから利用しよう。カルを罰するためだけに入寮させるのは、エディが弱く小さな人間に見える。集会で皆がカルの言葉に頷き、聞き惚れた。カルは博士の息子のような存在だからと説得する。
しかしエディは、カルは信用できないと言い、元妻サラを寝取られた因縁があるこを告白。
それを聞いたヴェラは、エディにかるを委ねることに。
森でエディはカルと、マイヤリズムの神聖な儀式「真実」をするため神聖なジュースを飲む。
幻覚と幻想の世界でふたりは、”真実”を言い合い、殴り合う。
カルは苦しみ嘆く自分と対面。エディに「本物の光はキミだ。博士じゃない」と言う。
エディは信者たちが森の中で死んでいる幻想を見る。
そして、遠くでエディに気づかずどこかへ歩いて行ってしまう幻覚を見たのだった。
サラ、キミは何処へ行くんだ?
実家の物置で見つけた8ミリテープを見たくて映写機を持っているニール教授を訪ねるサラ。
そのテープには、若き日のスティーブ博士、サラの両親などマイヤリズム初期メンバーの楽しそうな1日が残されていたが、テープの最後、女性の命令されながら「H.C」を受ける博士の姿が残されていた。
サラがその声の主について母親に尋ねると、女性の名はリリス。精神科医だった博士の元患者で、博士に夢中だったが、のちに博士と揉めて来なくなったと言う。
再びニール博士を訪ねたサラは、もう一度フィルムを見直し、博士に良からぬ衝動があり、それを絞りだそうと「H.C」の儀式を受けたのだと確信する。
サラは、マイヤリズムは心を病んだ人間の衝動から生まれたのかも知れないと思い始める。
エディはカルとの儀式を終え、カルを施設外に住まわせて組織の代弁者にするとサラに言う。
そしてエディは、儀式の最中に、エディとは違う道を別々の方向へ向かって歩いているサラを見た。何処へ行くつもりなのか?と問うが、サラは何も言わず去って行った。
ホークに起こったこと
ホークは、MUSAのリーダー、ケイレヴからキスをされてしまう。
しかしその後、間借りしていたニューヨークセンターからMUSAが全員退去したことを知るホーク。
ホークはケイレブの教会へ会いに行くが、ケイレヴが話せないと冷たい態度を見せる。
真実
ヴェラは母親にパパが小児性愛者だと知っていたか?と問い詰めるが、母親リリスは知っていた。
カルを重要な地位に就かせるためにエディを説得するしかなかったが、それはママの思い通りね?とヴェラ。
ヴェラは善人のエディにウソをつくのはイヤだと言うが、リリスは自分の見た世界のためにエディが必要だと言う。
エディの決断
ニコルのために処罰部屋を復活し、彼女に考える時間を与え、フォレスト(カルの息子)の入信式をした
正直言うと、今回のエピソードは1回では理解しがたかったです。
分かったことは
スティーブン博士は小児性愛者で、カルはその被害者だったと言うこと。
そして、カルはその過去に苦しんでいると言う事実。
で、ヴェラの母はリリスは、スティーブン博士の妻(だった?)。そしてヴェラが娘。
で、この事実をエディは知ってるっぽい。
サラをはじめ他の信者は知らない(と思われる)。
リリスは、自分がマイヤリズムを率いるつもりでエディを利用しようとしている。
と言うところでしょうか。
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