エピソード20は冒頭、「実在の人物や事件とは無関係です」とテロップがあったあと、エピソードが始まります。
フィクションだが、事実から着想を得たエピソードだそうです。
#20 偏見がもたらすもの If Not Now, When? あらすじ
コンラッドはニックと別れることを決意する。
妊婦リアの帝王切開に立ち会ったデヴォン。産科医スチュワートがリアの術後管理を適当にしていることに気づく。
今日もチャスティン病院に銃創の患者が運び込まれるー。
まとめ & 感想
別れ
約束どおり、仕事前にコンラッドはニック宅へ行き、話し合う。
コンラッドは、結婚を望んでいるが、ニックはそれがプレッシャーだと言う。
「俺と一緒に前に進みたくないなら、もうやめよう」
コンラッドは別れを口にするが、ニックは何も言わず、結局それを受け入れた。
コンラッドは、ニックの家の鍵を返し、ふたりは別れる。
コンラッドはニックと別れなければならなかったことを後悔し、気持ちを振り切れないまま自転車で仕事へ向かう。
それはニックも同じで、やるせない気持ちのままクルマで仕事へ向かうが、あまりのツラさに路肩にクルマを停めた・・・・。
多重事故
ニックが停めたクルマを抜かした1台のクルマ・・・
突然、そのクルマが銃撃を受け、弾みで周りを巻き込む交通事故が起こる。
チャスティン病院で
救急搬送される母ボビーと息子ダニー。
オースティンが、「今日こそ銃の被害者が搬送されないことを祈ってた」と言うと賛同するベル、ヴォス、ミーナ。
ダニー
右足の開放骨折で搬送される。
右足首の動脈は確認されず、足の痛みもないとダニー。
脊柱に銃創が見つかる。
ヴォスは、自分がミスすれば、ダニーは歩けなくなると言う不安から、手が震える。
ベルは「心因的なものだ。キミならできる」と励ます。
ヴォスは見事、脊柱から弾丸を取り除いた。
手術後、ダニーの両脚は動いた。
母ボビー
弾丸は心臓をかすめ貫通していることがわかる。
オースティンとミーナは、ボビーの心臓に穴が空いていることを確認。
緊急に処置室で開胸し、ミーナが損傷している心臓を指で閉じて止血。
オペ室まで運び、無事手術は成功する。
妊婦リア・デイヴィス
陣痛が酷いと入院してきたリア。
フェルドマンは胎児心音が落ちていることを確認。
緊急帝王切開をするために、産科医のスチュワートを呼び、緊急オペをする。
デヴォンは、スチュワートの手術助手として入るが、スチュワートの発言、態度から差別主義者では?と疑うデヴォン。
無事女の子を出産したリア。
デヴォンがリアの様子を見に行くと、カテーテルから出血していた。
デヴォンはすぐにスチュワートに報告するが、「帝王切開ではよくあることだ」と言って取り合おうとしない。
その後、リアは腹痛を訴え、様子がおかしくなる。
夫のウェイドは看護師コルビーに、「妻の様子がおかしい。見て欲しい」と頼むが、コルビーは、「帝王切開では一般的なことです」と言って取り合わない。
デヴォンがリアを再び診に行くと、ドレーンから大量出血していた。
デヴォンは手術中だと言うスチュワートに電話し、「血圧が下がっている。話しかけても反応がない。CTを撮るべきです!」と報告。
それでも、本気に対処しようとしない態度にキレたデヴォンは、「人種差別ですか?」と抗議する。
「失礼なことを!それなら気が済むようにしろ」とスチュワート。
デヴォンは、コルビー看護師に「至急CTを!」と指示するが、その指示も放置され、リアは血圧が下がり危険な状態に。
緊急で手術に運ばれるリア
腹腔内は血の海だった。
出血点がわからないスチュワートは外傷外科を呼ぶ。
オースティンとミーナは、膀胱に裂け目があることを確認。
必死で対処するが、リアは亡くなってしまう。
オースティンから帝王切開後、6時間も放置された理由を聞かれ、デヴォンは、後回しにされたと言う。
オペ後、怒りが収まらないデヴォンは、スチュワートに「リアが黒人だからですかっ!」と詰め寄るが、スチュワートは何も言わない。
妻を亡くしたウェイドに謝罪したベル。
ミーナは、「訴訟を防ぐために謝罪が珍しくなくなった。相手が受け入れたら裁判にならない」と言うが、デヴォンは、「今回の件は絶対にうやむやにはさせない」と言う。
しかし、「スチュワートとコルビーとは長い付き合いだが、患者への人種差別は聞いたことがない」とベル。
デヴォンは、「この病院に来る、すべての妊婦を守るための対策を考えた」と言い、ベルはその意見を聞き、新しい標準治療を開始することを決めた。
ジェシー
ジェシーは腎不全になってしまい、透析を続けるしかなくなった。
コンラッドとニックは、その事実をジェシーに告げた。
取り乱すジェシー。
病院の腎臓移植リストに乗るためには、薬物依存のリハビリを終え、半年以上の経過が必要なため、今は待機リストに載る資格もなかった。
ニックは、ジェシーと適合するか検査を受けると言う。
「キミが腎臓をあげても、ジェシーはまだクスリに手を出すかも知れない」コンラッドは言うが、「私は彼女を信じる」とニック。
「こんな形になったけど、いつでも力になる」コンラッドはそう励ました。
退院したジェシーは、ニックの自宅で療養する。
半年後に待機リスト登録するためジェシーはがんばると言う。
ニックも適合検査をするとジェシーに言い、「愛してる」と言うのだった。
エピソードの中で、医者たちが言うセリフ。
”1つの州の、1つの町の、1つの病院において、月10人の銃によるケガ人が運ばれてくる現状”
アメリカは51州ですから、およそ月400人以上が毎月、銃によるケガをしてるんですか???
それが事実だとしたら、やっぱりアメリカは異常社会ですよ
海外ドラマが好きで、このサイトを立ち上げ、いろんなドラマを見ていますが、アメリカほど人種差別がキツく、銃が乱用されてる国はないと思います。
ドラマで話題にするぐらいなんですもん、アメリカ国民は、そろそろ考えるべき時ですよね。
黒人系妊婦の話も、事実に基づいて着想したエピソードらしく、キラ・D・ジョンソンさんが、同じような帝王切開に絡む人種差別的医療事故で死んだそうです。
当初、薄っぺらい感じの医療ドラマでしたが、最近、ほんとうに良い医療ドラマになってると思います
#21 血のつながり Stuck as Foretold あらすじ
チャスティン病院では輸血用の血液製剤が不足し深刻な事態になる。
そんな中、森で行方不明だった青年フリッツが搬送されてくる。フリッツは大きなケガがないにも関わらず、ひどい貧血状態で、輸血が必要になる。
同じ頃、ベルの秘書グレイソンの母親のヴィヴィアンが膝の腫れを訴えてERに搬送されてくるが・・・
ニックは妹ジェシーに腎臓移植するために父カイルと一緒に適合検査を受ける。
まとめ & 感想
チャスティン病院は輸血血液、血液製剤共に足りない状況に陥る。
フリッツ 21才
キャンプ中、行方不明になったフリッツの捜索を手伝ったコンラッドは、フリッツを見つけチャスティン病院へ搬送する。
大学の仲間と揉めて森の中で迷子になったと言うフリッツ。
脾臓に軽い損傷はあるものの、大きな外傷はないのに、ひどい貧血に。
検査の結果、鎌状赤血球症と判明、すぐにも輸血が必要だったが、病院には血液が枯渇していた。
苦肉の策でコンラッドは高気圧治療室へフリッツを運ぶ。
しかしフリッツは激しい腹痛を訴えはじめ、血圧が下がる。
脾臓からの出血だった。
コンラッドはオースティンを呼び、高圧室で手術してもらうことに。
電気系器具が一切使えない中、オースティンはフリッツの手術に臨む。
しかし血液凝固が悪く出血は増える一方に、オースティンはミーナの応援を頼む。
フリッツは失血が多すぎるため、臓器不全になりはじめる。
コンラッドは高圧室に入り、自らの血液を献血して差し出した。
オースティンの告白
コンラッドの献血のおかげでフリッツは一命を取り留めた。
するとオースティンの様子がおかしくなる。
オースティンは高圧室に入ったせいで、”窒素酔い” を起こしたのだった。
オースティンは最後の縫合をミーナに任せる。
「気持ちいい。お酒に酔ったみたいだ」とご機嫌なオースティンにミーナは、「朝、ロビーで見た女性は誰ですか?」と聞く。
するとオースティンは、「養子縁組の斡旋業者の担当者だ。俺は産みの親を捜したんだ・・・」と話し出す。
実の母親は医者だと言う。
母親が学生の時、オースティンを妊娠、学業に集中したいと言う理由から養子に出した。
その後、医者となった産みの母親は、アトランタに住んでおり、夫婦仲は良く、3人の子どもを育て上げたと言う。
手術後、友だちと話すフリッツを見るオースティンとミーナ
ミーナはこれからどうするのか?と聞くが、オースティンは「動揺もしていないし、怒ってもない。俺はどんな時も私生活よりキャリアを選ぶ」と言う。
「怒り出したい気分です」とミーナが言うと、「ありがとう」とオースティンは言うのだった。
しかしオースティンはPCに送られて来た「両親に関する書類」を開封せず、保存した
麻酔専門医シーラス
新しく加入したシーラス。
冗談を言うのが大好きな彼女は、デヴォンとミーナと仲良くなる
しかしシーラスは、「ヒドロモルフォンを1ミリ増やします」と言って患者のベッドサイドで点滴に注入したあと、それを隠し持ち帰る。
ベルの元カノ
ベルの秘書グレイソンの母ヴィヴィアンがERへ来る。
数日前から膝が赤く腫れ上がり、痛みもあると言う。
ベルが整形外科医を呼ぶと、ヴォスが担当することに。
気まずいベル。
実はベルは少しだけヴィヴィアンと付き合っていたのだった。
検査の結果、ヴィヴィアンは淋病に罹患しており、淋病性膝関節炎の治療が必要だとわかる。
ベルは検査の結果、淋病マイナスだった。
ヴォスはヴィヴィアンを治療した。
揺れるヴォス
元夫ブレッドは順調に回復し明日、退院予定だった。
ブレッドはヴォスをデートに誘う。
ヴォスは、「行くべきかもね」と曖昧な返事をする。
ベルはブレッドから、「キットとやり直せそうだ」と聞き、そのことをヴォスに聞くと、「やり直す方に傾いているところ。でも決めていない」と言う。
ベルはヴィヴィアンの治療のお礼を伝えたあと、「ひとつ言っておきたい。キミなら失敗はしないさ。どんな結果になろうキミにとって正しいことなんだ。もし、その方向に傾けなかったら、私がいる」と気持ちを伝えた。
腎移植
透析を続けるジェシーのために、ニックと父カイルは適合検査を受ける。
しかしニックの腎臓を移植することはできない判明。
落ち込むニックに父カイルは、「もっと自分のことを大切にしろ」と思いやる。
後日、カイルから ”適合しなかった” と報告を受けたニックは落胆する。
一方のジェシーは、ドラッグを欲する気持ちが消えず、「元気な時でさえドラッグを断ち切れなかったのに、こんな状況で断ち切れるとは思えない」と弱音を吐くが、それをニックは懸命に支える。
しかし偶然、父カイルの腎臓がジェシーに適応していた事実を知ったニック。
「たった1度でいいから父親らしいことをしてよ!」と怒るニックにカイルは、「俺の腎臓を移植したあと、また過剰摂取したらそうするんだ?」と言う。
ニックは、父親を追い出し、二度と来ないでと絶縁した。
その夜、傷心のニックの家へアレックが訪ねて来て、「ジェシーを助ける方法がある」と言いだす。
まず、新しく加入した麻酔専門医シーラスは、ドラッグ依存症の可能性大ですね。
ヒドロモルフォンは、医療用の強い麻薬ですから、これはマズイ空気です。
オースティンがミーナに話す産みの親の話は・・・アレ、ウソなんですかね?
私も本気で聞いてしまったけど。
産みの親に関するファイルを開かず保存しましたもんね???
ニックの父親カイルは酷いわ。
あんな父なら要らないよね。
ジェシーも自業自得と私は思ってしまうけど、ニックは思えないのよね。
アレックはどんな方法を考えたんかなぁ???
ベルはシーズン2になってから良い味だしてますね。
ヴォス先生との関係も良いです
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