●イングランドに侵攻したアイヴァーとヴィトゼルク。
●漂流を続けるウベたちのこと
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#17 メデューズ号の筏 The Raft of Medusa あらすじ
イングランドに侵攻したアイヴァーとヴィトゼルク。ウェセックスのアルフレッド王はヴァイキングの襲来を聞き、ある決断をする。
ハーラル王なきカテガットを統治するよう言われたエイリークとイングリッドだったが・・・。
漂流を続けるウベたち。
まとめ
漂流
漂流し続け餓死寸前だったが、ウベが陸を見つける
それはオテールが話していたそのものの場所だった。
「やったぞ。見つけた」と抱き合うウベとトービ。
ウベはオテールに、「本当だったな。あんたは正しかった。あんたを信じるべきだった。許してくれ」と謝るが、オテールも、「オレを信じてくれているのは分かってた。ここまでたどり着いた」とハグする。
カテガット
ハーラル王の決断
イングランドを襲撃すると決めたハーラル。
「あの兄弟を信じるの?」と聞くイングリッドに、「信じるワケがない。ヤツらはウソつきだ。だがオレもウソをつく。化かし合いで上手くいくんだ」とハーラル。
イングリッドは、「アイヴァーは戻らない気だわ。あなたもなの?」と尋ねるが、ハーラルは何も言わない。
ハーラルは、エイリークがイングリッドを狙っていることに気づくと、逆にそれを利用することに。
ルーシの再襲来に備え、カテガットをエイリークとイングリッドで統治してくれと言う。
イングリッドはひとりで統治できると言うが、共同統治でと命令する。
イングリッドはハーラルがイングランド襲撃に出陣する理由を尋ねると、「オレはヴァイキングだ。1つの場所には留まらん。常に旅を続ける」と言う。
ハーラルたちの出航
出陣を見送るイングリッドとエイリークを見ながらハーラルは、「オレはいつも女運がない」と言う。
カテガットを任されたエイリークはすっかり王を気取り、「ハーラルは出て行った。おそらく戻らない。どうせ愛してないだろ。オレは王だ。オレの妃になれ」と言う。
過去、エイリークに奴隷売買されたイングリッドは、「印をつけたい」と言うとエイリークの背中を鞭で打ち、ベッドに誘う。
魔女イングリッド
イングリッドは山に入ると、キノコや実、木の皮を剝ぎ、それをすり合わせ、自分の血を混ぜて魔術を唱えると、それをエイリークの枕の下に忍ばせる。
ベッドでエイリークは、「カテガットを治め、キミがいる。完璧な人生だ」と満たされた様子を見せるが、夜中、目を痛がり呻きはじめる。
「見えない、見えない!」と騒ぐエイリークは両目を失明してしまう。
イングランド、ウェセックス
アルフレッド王
敬虔なキリスト教徒であるウェセックスの民たちは、ウェセックスを長きに渡り異教徒の略奪から守っている王としてアルフレッド王を認めていた。
ヴァイキングの襲来
川を遡上しウェセックスに近づくアイヴァーたち。
「アルフレッド王を宮殿から引っ張り出して、有利な戦場へ追い込む。ラグナルがここは戦いに最適な場所だと言っていた」とアイヴァーは”エディントン”を選ぶ。
襲撃の一報
ラグナルの息子たち率いるヴァイキングの襲来はアルフレッド王に報告された。
アルフレッド王は、「移住者と合流し更に兵力を増やす可能性がある。相手は大軍だが有利に戦いたい。相手の動向を監視しつつ、我が軍をチチェスターに移動させる」と言う。
それは避難することを意味していた。
エルスウィズ王妃は、「王が宮殿を捨てるなんて国民はどう思うか」と非難するが、「弱い印象を与えてしまうが実際に弱い。周りは敵だらけでヴァイキングも迫ってる。虚勢を張っても意味がない。神を信じ現実を見る。それが経験から学んだことだ」と決断に揺るぎがない。
しかし王妃エルスウィズは、イスから立ち上がると、「あなたの祖父と父親を殺したヴァイキングよ。彼らはいつまでもつきまとい、戦いに負けても取引を持ちかけてくる。人質の交換、土地の譲渡などほとんど、和平を望むあまり彼らの言いなりになったあなたのせいよ。彼らは改宗なんてしてない。非情な連中よ。いつも犠牲者はあなた。もう繰り返して欲しくない」と言う。
進軍するヴァイキング
ハーラル王は、「ここからは村や町をとおる。我々が川を遡上していることはバレてる。大軍による不意打ちの襲撃は避けたい」と言うが、アイヴァーは、「人目は避けない。むしろ存在を知らしめ、町に恐怖を広げてやる!明日、オレとヴィトゼルクで偵察に出る。馬を何頭か盗み、王が軍隊を召集しているか探る」と言い、自分の作戦を実行する。
ヴィトゼルク軍とアイヴァー軍の二手に分かれ、偵察をはじめる。
アイヴァー軍はシカの捕獲に成功、一旦、休憩を取ることに。
しかしそのシカはウェセックス軍のワナだった。
奇襲をかけられたアイヴァー軍。
ウェセックスの指揮官はアイヴァーを指し、「あいつを殺せ!」と命令する。
カテガットの戦士たちはアイヴァーを守りながら戦うが追い詰められる。
その時、ヴィトゼルク軍が救援にやって来た。
人数が揃ったヴァイキングたちは強かった。
ヴィトゼルクは勇ましく戦い、ウェセックスの指揮官を斧で殺害、軍を退却へと追い込んだ。
その後アイヴァーたちは村々を襲撃、焼き払いながらエディントンに到達する。
アイヴァーはヴィトゼルクに、「王は軍を召集するのに南の要塞に向かうハズだ。ここは戦いに最適だ。ウェセックス軍がどこへ行こうとここから丸見えだ。じきにここはオレたちふたりのものになる」と言う。
城を捨てて
城を出たアルフレッド王たち。
エルスウィズ王妃はアルフレッド王に、「誇らしいでしょうね。戦いもしないで城を捨てた」とイヤミを言うが、アルフレッド王は、「城は建物に過ぎない。私こそがウェセックスだ。捕らわれてなるものか」と言うのだった。
感想
エピソードタイトル「メデューズ号の筏(いかだ)」は、テオドール・ジェリコーの絵のタイトル。
ルーブル美術館にあり、1816年に150人以上の乗組員を乗せた軍艦がセネガル沖で難破。救命艇が足らず筏で13日間漂流し、最終的な生存者は10名に過ぎなかったと言う実際の事件を基にした絵だそうです。
まさにウベたちもこの状態でしたね。
結局、彼らが見つけた陸はどこなのかな?ほんとうに黄金の国?
だいたい黄金の国ってどこのことなんだろ?
イングランドに侵攻しているアイヴァーたち。
アイヴァーがウェセックス軍に奇襲された時、助けに入ったヴィトゼルク。
ふたりの兄弟愛を感じるシーンでした。
これからウェセックスと戦うことになるんでしょうか。
残り3話です。
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