ヴァイキング:ヴァルハラ 3 # 7 苛烈王(相関図あり)

海外ドラマヴァイキング:ヴァルハラ

ヴァイキング 海の覇者たち」のスピンオフドラマとして始まった、「ヴァイキング ヴァルハラ」は、「ヴァイキング 海の覇者たち」から100年後のストーリー。

シーズン3が最終シーズン、全8話。残り2話

 

# 7  苛烈王  Hardrada  あらすじ

ヨームスボルグの民たちをグリーンランドに留めるために、アキを殺害、息子ハーラルまで連れ去った父エイリークに戦いを挑むフレイディス。
カテガットではクヌート王が、次期イングランド王を決める。
ロマヌス皇帝殺害、皇后をレイプした罪で処刑を待つ身のハーラルは脱出計画を企てる。

相関図

まとめ

マグヌス

狂気

マグヌスは、司教たち、部下2人とノルウェーへ帰還した。
だがマグヌスは、安堵する部下を突然殺害、顔面をぶっ潰すと、「父上の亡骸がまったく腐ってない。二度目の奇跡が起きた。父上はこれで間違いなく聖人になる。グリムケテル司教、お前が承認だ」と迫る。

 

カテガット

やってきたマグヌス

クヌートとスヴェン王に招かれたレイフが大広間にいると、そこへマグヌスがやって来た。
マグヌスは、「神の奇跡で父の遺体は朽ちておらず、司教も確認、ヨームスボルグから遺体を連れ戻った」と言うが、レイフがフレイディスの兄で、ヨームスボルグへ行ったと知ると、「疫病で壊滅していただろ?」と。
「確かに惨状は見たが、港に沈んでいるキミたちの船も見た」と言うレイフにマグヌスは、「がけ崩れが起きて船は破壊されたが、神の手に救われた」と言う。

レイフはマグヌスと司祭に、腐敗していなかったオラフの遺体を見たいと言うが、グリムケテル司教は、「できません。ローマが列聖と認めるまでは保護される規則です」と言い、決して見せようとしない。

次期イングランド王

宴席でクヌートは、「ここに集まったのは自分が王となる運命かを知るためだろう」と言い、ルーシ、エジプト、コンスタンティノープル、シチリアを旅し、偉大な支配者と出会ってきたレイフに”王の資質”とは何かと問う。
「王には2つの資質が必要だ。1つは知性、1つは身体の強さ」とレイフ。
するとクヌートは、エドワードに、「その資質があると思うか?」と問う。
エドワードは、「ある」と答えるが、「私より強い肉体の王子はいない」とハロルド。

するとクヌートは、「それならイングランドを支配する真の力を持つものが誰かを決めよう」と言う。
クヌートのその言葉が合図となり、エドワードとハロルドは互いの剣を抜き闘いはじめる。この状況にエマは、「止めなければ」と言うが、「オレが死んだら誰が止めるんだ」とクヌート。

エマは身を挺してふたりの闘いを制止した。
改めてクヌートは、「私は不死身ではない。今後のことを命じておく」と言うと、

◉これまでどおりノルウェー王はスヴェン
◉エドワード、アルフレッドは引き続きノルマンディーで研鑽を積め
◉ハルサクヌートはデンマーク王
◉ハロルドはハルサクヌートの摂政

「イングランド王は存在しない、女王エマが統治する」と宣言した。

ハロルドの怒り

デンマーク王となる弟ハルサクヌートの摂政と言われ、「オレは召使か?」と苛立ち、ゴドウィンに怒りをぶつけるハロルド。だがゴドウィンは、「驚きはない。知恵を絞ればいいんだ。どんな状況も有利に変えられる」と言う。ハロルドは、どんな方法があるかと答えを求めるが、ゴドウィンは、「自分で考えるのです」と促し、クヌートが死んだあと、クヌートの望みなど関係ないと気づかせた

レイフの怒り

真夜中、レイフから、「ヨームスボルグで見たことをすべて話してくれ」と詰められたグリムケテル司教は、「マグヌスは悪魔。疫病はウソで、マグヌスが毒を仕込んだ。遺体もオラフではない。生き残った数人は船で脱出したが、フレイディスは見ていない。宴のあとマグヌスは、各地の首長を味方につけるために北へ向かった」と告白する。

それぞれの旅立ち

カテガットを出発するときが来た。
ハロルドはハルサクヌートの摂政として共にデンマークへ向かうことに。
クヌートから、摂政として国の統治を学ぶよう言われ、「わかりました」とハロルド。
エマ王妃からもハルサクヌートを頼むと言われ、「お守りします」と約束する。

別れの言葉を言う妻エルフギフにクヌートは、長年ノルウェーを統治してきたエルフギフの功績に感謝を伝える。エルフギフは、一番理解して欲しい夫からのその言葉に納得、充足感を得る。

エドワードとアルフレッドはノルマンディーへ戻ることに。
エマは不満そうなエドワードに、「これを決めたのは私。あなたにイングランド王はまだ早い。いずれあなたの時代が来る。でも今じゃない。あなたを生み、抱いたとき、”イングランド王になる”と確信した。私を信じなさい。そして準備をするのです」と送り出す。

ゴドウィンはマグヌスの動向に注意するよう言うが、「分かっている、脅威は十分理解している」と答えるエルフギフ。
エマはエルフギフにも感謝を伝え、友好の中で別れた。

 

グリーンランド

独裁者エイリーク

フレイディスたちが出港の準備を進める中、交易船がグリーンランドにやって来た。
商人らは沖で遺体を発見したと言うが、それはアキの遺体だった。
明らかに斧で殺された遺体にフレイディスは、「アキが殺された。父さんの許可なしでは起こり得ないことよ。裁判を要求する。アキ殺害容疑で父さんを裁判にかける」と言うが、エイリークは、「この村の指導者は私だ」と言い、それを拒否する。
だがフレイディスが、「誰が正しいかは神々が決める」と剣を抜いたため、決闘裁判に。
フレイディスはエイリークを倒すと、「裁きを受けるか死かを選べ」と迫る

だが、「オレを殺せば二度と息子と会えなくなるぞ」とエイリーク。
エイリークは、「息子に絶対に手を出すな」と言うフレイディスに、「もちろんだ。その代わり、お前の仲間にもオレに手を出させるな」と言うと、隙をついて殴り、フレイディスを気絶させ、倉庫に軟禁するよう命じる。
エイリークは、「お前は関わるな、娘に家族のポジションを学ばせる」とスティーグにも警告する。

エイリークはヨームスボルグの民を集めると、「黄金の地などない。何年も探し続けたがなかったんだ。だが娘は耳を貸さない。神話に固執してる。娘に従えばみんな死ぬ。だが我々と協力しあえば、グリーンランドを黄金の地に変えることができる」と演説、皆の気持ちを変えようとするが、「だがあなたはアキを殺した」とフレフナ。
するとエイリークはフレフナを相手に、「わかってないようだがグリーンランドの冬はキミの想像より過酷だ。テントで寒さはしのげない。生き延びる唯一の方法は我々と壁の中で過ごすことだ」と恐怖で追い詰め、支配しようとする。

母ヒルデとスティーグ

倉庫に軟禁されているフレイディスを助けるため、スティーグはフレイディスの母ヒルデに協力を頼むが、「あなたが夫に殺される」とヒルデ。しかしスティーグは、「私の心配は無用、ハーラルの居場所を教えて欲しい」と言う。
躊躇したのちヒルデは、カラーリット人のところだと思うが、カラーリット人集落まで、船で1週間、陸なら山を越える必要があり、かなり遠地だと言う。
スティーグは、「出発する前に、フレイディスに会いたい」とヒルデに協力を頼む。

カラーリット人とは、グリーンランドに住むエスキモー族のこと
父と娘

軟禁状態のフレイディスに、「ヨームスボルグの民に、オレと戦うとどうなるかを明確にしてやった。みんなオレに従うと言った」とエイリーク。
仲間が父の脅されていることを知ったフレイディスは、「レイフは父さんは自分のためにこの島を監獄にしたと言ってた。正しかった」と言い、一切の妥協はしないと言う。

母ヒルデ

ヒルデが見張りを遠ざけた間に、倉庫に近づいたスティーグ、「ハーラルはカラーリットの元にいるらしい。オレが見つけるからキミは仲間を解放するんだ。それができるのはキミだけだ」と言う。
その言葉にうなずき、息子をスティーグに託したフレイディス。

そこへ母ヒルデが、フレイディスの剣や荷物を持って倉庫へと入ると、「仲間のためにできることをしなさい」と娘を脱出させる。

フレイディスは商人の船に隠れると、「カテガットまで同行したい」と申し出、それを商人はそれを了承する。

 

コンスタンティノープル

マニアキス将軍の計画

ハーラルの処刑を前にマニアキスはゾーイ皇后に、「どちらかを選べ」と選択を迫る。

◉マニアキスと結婚、マニアキスは皇帝となり、ゾーイはその妃になる
◉ロマノス皇帝の死に打ちひしがれ自殺、マニアキスは皇帝となり新しい妃を迎える

処刑場の穴の中のハーラル

明日の正午の処刑を前に、穴の中で脱出の策を練り、動きはじめるハーラル。
ハーラルはぶどう酒で浸したパンをカラスの餌にし、酔って倒れたカラスの足に縄を結びつけると、両手の鉄錠を外す細工を作成。すると兵士たちの会話から、「マニアキスが皇帝に即位、皇后ゾーイと結婚した」と言う情報が・・・。
処刑の日の朝を迎えた。
酔って眠っていたカラスが目を覚まし、飛び立つ時、ハーラルは松明で縄に火をつける。

飛び立ったカラスは、その火種を巣に運び、巣が燃え始め、建物は火事となる・・・
処刑のとき

処刑場に聖下、新皇帝マニアキス、そして妃となったゾーイの姿が。
「火事だ」と騒然となる中、「マニアキス!」と叫びながら姿を現したのはハーラル。

処刑場に向かう途中ハーラルは、人骨を細工したもので手の鉄錠を解除、兵士を始末した

「殺人者め、オレと戦え」と叫ぶハーラルに、「オレが始末する」とマニアキス。
処刑場での死闘の末、マニアキスの胸に槍を突き刺し決着をつけたハーラル。

ハーラルの勝利に満面の笑みで処刑場へと走り下りたゾーイだが、もうそこにハーラルの姿はなかった。

 

感想

次のエピソードが、「ヴァイキング:ヴァルハラ」最後のエピソードになります。
史実ですから終わりはなく、物語は永遠に続くのですけど、ドラマ化はここまで。

史実でにクヌートはどんな人物かわかりませんが、終始このドラマでは王としての素質がある王でした。
クヌートの死後、ゴドウィンたちの思惑で状況は変化しそうですが、とりあえずは安定か?
たぶん、歴史上、ハロルドがイングランド王になるんでは?(間違ってたらすいません)

フレイディスと父エイリークの問題には決着がつきそうですね?
たぶん、レイフが加わるのかな?
黄金の土地ってどこのことかな?それがあって行き着くのかな?
最後のエピソードを楽しみにしたいと思います。

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