めっちゃ面白いんやけど~。
次々見たくなってしまう~。
#5 奇跡 Miracle あらすじ
イングランドを倒したクヌート王は、イングランドを統治するため動き出す。
一方、オラフはイングランドの財宝を狙い、エマ太后を脅し、匿うが・・。
レイフの宗教観を揺るがせる出来事に遭遇する。
相関図
まとめ
勝利を手にして
イングランドに勝利したヴァイキングたちは、城内で抵抗する勢力を制圧。
エドマンド王、貴族たち、ゴドウィンは鎖をつけられ、ヴァイキングの捕虜として城に戻ることに。
オラフ
広間でヴァイキングを待ち構えていたエマ太后の前に現れたのは、オラフだった。
オラフはエマ太后を部屋に匿い、見張りをつけると、王家の財宝の在り処を教えろと迫る。
エマは、「見たことない。あったとしても隠し場所を知らない」と言うが、オラフはエマのふたりの息子(王子)を盾に、「息子の命が掛かってる。よく考えて決めろ。オレが自力で財宝を見つけたら、あんたも息子も不要だ」と脅しをかける。
ハーラル
捕虜となったエドマンド王、貴族たち、ゴドウィンを前に、「私の兄はエセルレッドの忠実な護衛だったのに虐殺された。オレは略奪に来たのではない。王の首を獲るためだ」と言うとエドマンドを引っ張りだし、剣を振りかざす。
まさに首を獲ろうとしたその時、「王を生かせ!」と処刑を止めたのはクヌート王。
ハーラルは、「約束した!」とクヌートに迫るが、「諦めろ。その剣を振り下ろせばお前の首を落とす。状況は変わる。策も変えねばならん。復讐を放棄して権力を手に入れろ!」と言う。
納得できないハーラルはその場を立ち去る。
クヌート王
クヌートの作戦
クヌートは、ヴァイキングが南の湿地帯から攻め入ると読んだのも、マーシア軍に背後に回らせる計画をしたのもエドマンドではなく、エセルレッド2世の后エマだと見抜いていた。
しかしそのエマ太后の姿がなかった。既にオラフによって匿われていたからだ。
クヌートは最も信頼できる人物ハーラルを呼ぶと、ノルウェー王にする条件で補佐を頼む。
しかしクヌートに王の首を獲る約束を反故にされ、怒りが治まらないハーラルは、「あんたの手助けは今後一切しない。あんたにノルウェー王にしてもらわなくても、兄(オラフ)が王になり、次はオレだ」と拒否するが、「オラフの次はオラフの息子だろ。ヤツには12才のマグヌスがいる」とクヌート。
ハーラルはオラフに息子がいることなど知らなかった。
クヌートは続けて、「ヤツはキミを裏切ってるんだ。ノルウェー王にしてやると言ってるのに、躊躇することがある?」とハーラルの決断を迫る。
クヌートが依頼したのは、「エマ太后を探すこと」だった。
ハーラルはエマ太后がいる場所のヒントを得るため、国王顧問だったゴドウィンを呼ぶ。
「財宝を守っているのでは?巨万の富を築いている」とゴドウィン。
しかしそれを仲裁、出港させたのはゴドウィンだった。
そのヒントでハーラルはすぐにオラフが関わっていると気付き、見事エマ太后を助け出す。
マーシアの太守ストレイナ
ストレイナが城へとやって来た。
クヌートはストレイナをビッグウェルカムで迎えると、「我が軍にトドメを刺せる位置に居ながら軍を引いてくれたことに感謝するが、その意図を聞きたい」と問う。
「戦わずして見返りを求められることもある」とストレイナ。
宴
クヌートは大広間に集う戦士に、「大勝利だ。大虐殺された仲間の無念を晴らし、復讐を果たした!」と盃をあげると、家臣たちには、「献身的に補佐し、任務を全うしてくれた。報酬を渡す」とイングランドの財宝を次々と広間に運ばせる。
そして、「エドマンド王の勇敢さに乾杯し、更に見事な戦略で我らを追い詰めた人を紹介する」とエマ太后を広間へと通す。思いもよらぬ展開に、顔がひきつるオラフをよそ目に、クヌートはエマを丁重に扱い、自分の隣の席へと導く。
次にクヌートは、ロンドン橋破壊をやって除けたレイフを讃え、「これで罪は償った。妹は解放する。カレの名前はヴァイキングの間で永遠に語り継がれる。二度と誰かの息子と呼ばれることはない」と宣言。
ヴァイキングから喝采を受ける。
そしてハーラルには、「黄金以上の感謝で労いたい」とクヌート。
またクヌートは、「我軍の後方から軍を引いてくれた事に感謝する」とストレイナに感謝を述べるが、ストレイナは、「スカンジナビアに戻られたあとは、信頼できる私にイングランドを任せて欲しい」と言う。
続いてクヌートは、「潮目に逆らう難しい先導をやってのけ、見事、橋を崩したオラフこそ、勇者の中の勇者」と讃え、財宝を渡す。
しかしクヌートは、「裏切り者を消さねばならん。この中に団結を脅かす裏切り者がいる」と言うとストレイナを拘束、斬首に至る。
その後クヌートは、エドマンド王と共同でイングランドを統治すると宣言。
エドマンドに貴族の取りまとめを任せると言う。
ゴドウィンの活躍
エマから息子たちを連れ去られたと相談を受けたクヌートはゴドウィンの力を借りることに。
ゴドウィンは見事、王子を見つけ出し、クヌートはエマ太后の元に王子二人を手渡した。クヌートに感謝するエマ。
ゴドウィンの活躍に、「望みがあるなら言ってみろ」とクヌート。するとゴドウィンは、「ここで陛下のお役に立てれば」と言うのだった。
信仰への揺らぎ
グリーンランド人
ニャルとスカルデが戦死した。リヴは左胸を矢で刺されたが、仲間をオーディンの元へ送ろうと川から遺体を引き上げる。しかしその直後、意識を失ってしまう。
衛生兵はリヴの治療にさじを投げるが、レイフは諦めず、自ら矢を抜き、看病する。
そしてそっとリヴの手に、持っていた十字架を握らせた。

リヴの回復
リヴが回復した。奇跡のような出来事にレイフの信仰心が揺らぎだす。
「オレの貢献が認められ、フレイディスが解放された」と伝えるレイフにリヴは、「これでグリーンランドに帰れる」と言うが、「グリーンランドには帰らない。オレはここで名誉を手にした。リヴ、ボクと一緒にここに残って欲しい」とレイフ。それをOKしたリヴ。ふたりは気持ちを確かめ合う。
奇跡と信仰心
信仰心が揺らぎだしたレイフは、「キミは英雄だ。戦いの中を生き残った。幸運な男だ」と言うハーラルに、「運じゃない。雨のように矢が射られたのに当たらなかった。まるで何かに守られてるみたいだった」と十字架を見せ、「湿地帯で死にかけた時、少女がこれをくれた。重傷だったリヴに持たせたら、元気になった。教えてくれ、これは運なのか?オレは神を信じていないのに」と問う。
ハーラルは、「それは”奇跡”だな。神はキミを信じたんだろう。だが用心しろ。奇跡は悪魔の取引でもある。必ず何か見返りを求められる」と言うのだった。
スウェーデン ウプサラ
神殿で
神殿に祈りを捧げていると、司祭が手招きし、フレイディスは神殿の奥に入ることができた。
女司祭からここへ来た理由を聞かれフレイディスは、「運命(さだめ)を知るため」と答える。
儀式に参加し、飲み物で幻覚と麻痺を起こしたフレイディスは、森の中で目が覚める。
幻覚の中でフレイディスは、焼き払われた村を見る。
予言者
カラスに導かれるようにフレイディスが森の中を進むと、そこにいたのは”予言者”だった。
「あなたは誰?」と聞くフレイディスに、「私は過去であり、現在であり、未来だ」と言うとフレイディスこそ最後のひとりだと言う。
予言者は、「もはや後戻りできんぞ。前に進め。お前に助けを求める声は大きくなり、いずれ・・・。もうワシを探すな」と言うとカラスに姿を変え、消えた。
フレイディス
神殿に戻ったフレイディスは、神に祈りを捧げると、村へと急いで向かう
異教徒を絶滅させようとする者たち
治療師の元にいるイルサはかなり回復していた。
そこへ現れたコーレ首長。
治療師の赤ん坊を抱きながら、「血の跡を追って来た。私の戦士が殺された。お前は異教徒か?」と問う。
治療師は恐怖のあまり、「あなたの探している女性は3日前に出ていった。背中に十字架の傷がある。彼女の仲間はここに」とすべてを話してしまう。コーレ首長は治療師に赤ん坊を返すと、イルサを殺害する。
治療師は赤ん坊を抱いて逃げようとするは、コーレ首長の仲間に取り囲まれ殺されてしまう。
フレイディスの行動
フレイディスは村での出来事のすべてを神殿で感じ取る。
そしてウプサラを出発することに。
女司祭はフレイディスに剣を授けた。
感想
面白いわ~。今回は59分だったけど、内容が濃い
レイフが命を2度も救われ、重傷のリヴまで助かったのを見て、信仰が揺るぐ気持ち、理解できるな。こういう持っていきかたなら違和感ない。
それから、クヌート王の存在感がここに来て凄いわ!カレの放つヴァイキングらしからぬ丁寧な感じ、それでいて冷静で残酷な部分が存分に見られた5話でした。
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