「ヴァイキング 海の覇者たち」のスピンオフドラマがNetflixで公開です
「ヴァイキング:ヴァルハラ」は、前作から100年後のヴァイキングたちを描くそうです。
できる限りがんばってまとめていきたいと思います
#1 グリーンランド人 The Greenlanders あらすじ
11世紀ヨーロッパ。
ラグナル・ロズブロークの復讐でイングランドを襲撃したヴァイキングたちは勝利を収め、ロンドン郊外のデーンローに定住をはじめた。それから100年ー。
イングランド王エセルレッド2世は、サクソン人の脅威であるヴァイキングを排除するべくある作戦に打って出る。
一方カテガットに1隻の船が着港するー。
相関図
まとめ
ロンドン郊外のデーンローのヴァイキングが定住して100年が経っていたー。
聖ブライス日の虐殺
これまでヴァイキングたちはエセルレッド2世の忠実な護衛として良好な関係を築いていた。
聖ブライス日の夜、エセルレッド2世から突然の呼び出しを受けたステン・シグルズソンは、仲間と共に王宮へ行くが、襲撃され殺害、王は同時にデーンロー居住区も襲撃、ヴァイキングを虐殺、全滅させた。
デンマーク王クヌート
ヴァイキング虐殺の一報を受けデンマーク王クヌートはカテガット郊外に全土のヴァイキングを招集する。
ノルウェー カテガット
兄と妹
嵐の北海を船で渡り、1隻の船がカテガットの着船する。
彼らはグリーンランドから5週間かけてやって来たレイフ・エリクソンとフレイディス・エイリクスドティール兄妹とその仲間だ。
彼らがカテガットにやって来た目的は、フレイディスの復讐を遂げるため。
フレイディスに興味を持ったハーラルはフレイディスを誘い、関係を持つが、そこでフレイディスからレイプを受けた過去と、背中に刻まれた十字架を見せられ、「手伝えるかも知れない」とハーラル。
続々と集結してくるヴァイキング
クヌート王の招集を受け、カテガットの港に続々と船がやって来た。
その中には、オラフ・ハーラルソン首長、グンナル・マグヌソン首長の姿も。
グンナルを見たフレイディスは、「レイプしたのはあいつだ」と確信する。
オラフとグンナルの軍隊は、カテガットの港から移動を始めた。
レイフ、フレイディスは軍隊を尾行、復讐のチャンスを狙うが、彼らが見たのは野営地に集結した大軍勢だった。
あまりの軍勢に、「オレは抜ける。どう考えても実行するのは不可能だ」とスカルデ。
しかし復讐に燃えるフレイディスは、「私は絶対に復讐する」と引き下がらない。
そこでレイフは、野営地に様子を見に行くことに。
野営地で
オラフの条件
クヌート王は到着したオラフ、グンナルに、「イギリスの防備に詳しいキミたちの力を借りたい」と協力を求めすが、「まず最初に解決するべき問題がある。異教徒(オーディン信仰)は仲間ではない。共に戦えない」と言い出すオラフ。
クヌート王は、仲間を信仰で区別しないと言うがオラフは、「我々の知識なしに侵攻はムリだ。”集団改宗すること”が協力の条件だ」と言い出す。
「まず解決するべき問題がある。異教徒(オーディン信仰)は仲間ではない。共に戦えない」と言い出すオラフ。
クヌート王は、仲間を信仰で区別しないと言うがオラフは、「我々の知識なしに侵攻はムリだ。”集団改宗すること”が協力の条件だ」と言い出す。
しかしクヌート王はすぐさまオラフの条件を却下する。
ハーラルの説得
ハーラルはオラフに、「あなたは兄ステンの子どもの名付け親になるほどの仲だった。復讐する義務があると思わないのか?」と問うが、「復讐を求めるのは異教徒だ。イエスは禁じている」とオラフ。
ハーラルは、「クヌート王は計画を変えない。そしてどんな信仰でも受け入れる。クヌートはイングランドを破り、手に入れた財産で領土を広げるだろう。あなたは信仰心で何か達成できたか?キリスト教徒としての使命を別の視点から見るべきだ」と指摘する。
士気を上げるクヌート王と宗教問題
野営地に侵入したレイフは、オーディン信仰の戦士に連れられ、軍勢戦士が集結した場所へと移動する。
軍勢戦士の前に立ったクヌート王は、「いにしえの勇者、ラグナル、ビヨルン、アイヴァーが勝ち得たイングランドの土地に我らの祖先が定住、デーンローは我々の故郷だ。だが1年前、イングランド王が襲撃した。これは虐殺だ。今日、諸君は大義のためにここに集結した。イングランドに示すのだ。ヴァイキングを殺せば報復が待っていることを!部族のために、名誉のためにそして戦おう。我々はヴァイキングだ」と皆を鼓舞する。
しかしゴルム首長が、「イングランドとは戦うがキリスト教徒と共には戦えない!キリスト教徒に家族を殺された。オレの敵だ」と言い出す。
すると、「お互いさまだ」とキリスト教徒のノリ首長。
それがきっかけになり、ふたりは戦いをはじめてしまう。
それを止めたのはハーラル。
「信じてる神がオーディンだろうと、イエスだろうと関係ない。大切なのは誇りだ。尊いのは勇気だ。この血はヴァイキングの血だ。俺たちみんなに流れるヴァイキングの血だ。これは永遠に変わらない」と。
その言葉はヴァイキングをひとつにした。
ホーコン首長とフレイディスの出会い
翌朝、カテガットの首長ホーコンは、野営地近くの山のいるフレイディスを見つけ、名前を尋ねる。
「フレイディス・エイリクスドティール」と聞き、「エイリークの娘か?心配ない。私は友だち」とホーコン。
ホーコンはフレイディスがグリーンランドから、やるべきことがあってやってきたと聞き、「ここは危ない。カテガットに来るといい」と言う。
軍勢が移動をはじめた。
それを見たフレイディスはレイフを待たずにカテガットへ仲間と移動することに。
しかし人を殺しノルウェー、アイスランドから追放されていた。
いざこざ
野営地内を移動していたレイフは、「お前の父親に兄を殺された」とベッケン兄弟に言いがかりをつけられる。
レイフは、「父の過去とオレは関係ない」と言うが、「息子として責任を取れ」と斧を振りかざし襲うベッケン。
レイフはひとりで二人を相手にし、最後はベッケンの首に斧をあてがうと、「オレは父とは違う。同じならおまえらは死んでる」と言って立ち去る。
その騒動を見ていたハーラルは、「エイリークの息子なら強いの頷ける。フィレイディスから優れた船乗りだと聞いた。一緒にイングランドに行けば、名を挙げられる」と軍勢へ誘うが、「考えておく」とレイフ。
ハーラルは危険分子であるレイフの動向を注視するよう仲間に指示する。
カテガット
クヌート王は軍勢をカテガットに移動させると、カテガット港から遠征に出たいとホーコン首長に申し入れる。ホーコン首長は軍勢を客人として迎え入れ、大広間では宴会が始まる。
夫の死には悲劇があったらしい。
クヌート王
クヌート王は大広間に集まるヴァイキングに、「ここはラグナル・ロズブローク一家の大広間だ。いにしえの勇者たちの家だ。今度は我々が歴史を作る。ヴァイキングは意見の違いはあっても一つの民だと示すのだ!心はひとつ。魂はひとつ」と鼓舞する。
復讐
その頃、大広間に忍び込んだレイフに気づいたハーラルは、「何を企んでるにしろ何もせずに帰れ」と求めるが、その時フレイディスはグンナルの背後に立ち、グンナルの胸を十字に切り裂いていた。
すぐさまカテガット戦士に拘束されるフレイディス。
オラフは斧を振り上げフレイディスを殺そうとするが、それを止めたホーコン首長は、「ここは私の館、裁きを下せるのは私だけ」と力を示す。
オラフは、「殺人だ、正義を求める!」と叫ぶが、「私も求める。その男は私をレイプした。私は復讐しただけだ!」とフレイディス。
「ウソをつくな!今すぐ女を渡せ!さもないとカテガットを焼き尽くすぞ!」と高圧的に出るオラフは、その発言でカテガット戦士たちから弓矢で狙われてしまう。
一触即発の状況に、「彼女を信じる。見せてやれ!」と割って入ったのはハーラル。
フィレイディスが背中の十字架を見せると、ホーコンは、「裁定は明朝」と言い渡す。
クヌート王はホーコン首長の決定に従うと表明した。
感想
IMDb 7.8とイマイチ評価の中、私は全然面白かったぞ~。
「ヴァイキング 海の覇者」を見ているファンにとっては、懐かしの名前(ラグナル、ラゲルサ、ビヨルン、アイヴァー)の名前が出てきて少しうれしいし、逆に「ヴァイキング」を観ていない人でも問題なく楽しめる内容だと思います。
歴史上の人物も架空の人物も入り混じっているようですが、そのあたりも少しずつコメントしていけたらいいなと思います。
ストーリーは、イングランドの移住、この百年で定住したヴァイキングをイングランド王が虐殺で排除。
それに怒ったヴァイキングたちが報復に向かうストーリー。
これに宗教問題(キリスト教徒とオーディン信仰)の問題、グリーンランドからレイプされたキリスト教徒のヴァイキングに復讐にやってきたレイフ、フレイディス兄妹とその仲間の話が絡む形ですね。
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