主な登場人物
キャスト名 | 説明 |
---|---|
エドムンド・リード | 警視庁警部補 |
ベネット・ドレイク | 部長刑事 |
ドナルド・アーサトン | 巡査長 |
ホーマー・ジャクソン | 大尉 アメリカ人軍医 本名はマシュー・ジャッジ |
フレッド・ベスト | スター紙の記者 |
ロング・スーザン | 売春宿の女主人 |
アルベルト・フライト | 新人刑事 |
シャイン警部補 | K管署警部補 |
■ヒンチクリフ | 宝飾品デザイナー |
ワーナー | 詐欺師 |
ダガン | 娼館の大家 |
ダニエル・ジャッジ | ジャクソンの実兄 |
ジェーン・コブデン | 議員 |
#8 Our Betrayal : Part 2 あらすじ
ドレイクはヒンチクリフの遺体を担ぎ、H署に戻って来た。
同じ頃、コブデン議員が再開発しようとしているスラムで、3体の白骨体が発見される。
ダニエルは、相変わらずボザー兄弟に監視されていた。
まとめ
戻って来たドレイク
墓場でヒンチクリフの殺害死体を発見したドレイクは遺体を担ぎ、H署に戻って来た。
検死の結果ヒンチクリフは、ピアノ線かチーズワイヤー様の凶器で、背後から強い力で締め上げられたと分かる。
リードは署を出て行こうとするドレイクを引き留め、監房のワーナーから供述を引き出すため、これまでどおりドレイクの暴力に頼ろうとするが、ドレイクはその場を立ち去ってしまう。
リードはワーナーの供述が必要だと言うが、「殴る度胸がないから私の頼むのでしょ?」とドレイク。
リードはそれを認めるが、「私は前の私ではない。できません。私と警部補の人生は、仕事のせいでメチャクチャだ。我々に関わった女性は、苦しめられ我々から去った。これは罰でしょ?刑事としての生き方が不幸を招いたんです」と言うー。
ボザー兄弟
ダニエルを見張り続けるボザー兄弟は、「弟が警察だからって命が保障されてると思うな。あんたがダイヤを売る前に奪ってやる。無事に取りもどした暁には、命を奪う」と凄む。
発見された白骨体3体
コブデン議員が再開発しようと力を入れているベースンで、3体の白骨体が見つかる。
検死
ジャクソンは、金をせびるダニエルに、「金がいるなら検死を手伝え」と、医学部中退の知恵を借りることに。
以下が分かった
1)女性、50代以上
2)男性、50代以上、骨パジェット病を患っていたと思われる
上記2遺体は、ハチが巣くっていたことから89年の春に死亡
3)男性、20代、他2体より殺された時期はあと
死因は3体とも細いピアノ線状のもので首を切られている点からダニエルは、同一犯の仕業だと言う
フライト
vs シャイン
ジャクソンがヒンチクリフの遺体を検死していると知ったシャインはフライトを呼び出す。
「ヤツ(リード)はすぐにでもお前から話を聞きたがってるだろ・・・」
そう言いながらバートンに目配せしたことに気づいたフライトは、シャインに銃を構えた。
「なんだよ、殺すのか?恩知らずが」と言うシャインにフライトは引き金を引くが、弾はシャインの左腕を擦っただけだった。
「私は止められんよ」凄むシャインに銃を構えながら、フライトは逃げる。
フライトの正体
H署に戻って来たフライトは、「逮捕してください」とアサートンに拳銃を渡す。
「容疑は何だ?」問いただすリードに、「殺人の共犯者、ヒンチクリフとジョセフ・メリックの」と言う。
メリックと友人だったリードは怒りを抑えきれず、胸ぐらを掴み、「誰が殺した?言え!」と叫ぶ。
「シャイン」と言うフライトに、「ナゼわかる?」とリード。
「ボクはシャインから送られたスパイです」と。
フライトの告白に、”裏切りだ”と監房へぶち込めとリードはアーサトンに命令する。
捜査 1
リードは、ヒンチクリフを殺害したのがシャインならば、同じ殺害方法である白骨体3体もシャインの仕業ではないかと推測。
「3体の身元とシャインの接点が分かれば、アイツを永久に葬れる」と出かけてしまう。
ジャクソンは、コブデン議員とリードの密会がベストによって新聞記事になったことを知る。
コブデンとリード
リードが議員会館へ行くと、新聞記事の影響で、皆、リードに不信の目を向ける。
コブデンさえも、「今日、来ることはマズかったのでは?」と言うが、「今は辛抱して欲しい」とリード。
リードはコブデンから情報を得る。
・去年までのスラムの地主は、デ・ビアライオンズ家
・焼死体は夫妻と息子では?
・デ・ビアライオンズ家から土地を受け継いだのは【オブシディアン不動産】
・オブシディアン不動産は、ホワイトチャペルのスラムの大半も所有しており、
スーザンの娼館も含まれていた。
立ち去ろうとするリードをコブデンは止め、新聞記事についてどうするのか?と聞く。
「私が追ってる事件の先には、イースト全体を牛耳る極悪人がいる。ヤツを倒せば、イーストだけじゃなく、自分の人生を幸福にできる気がする。強くなってあなたと幸せになりたい」とリードは気持ちを伝えた。
捜査 2
裏付け
リードはジャクソンと検証する。
白骨体3体は、アウグストゥスとクララ、そして息子のステファン。
アウグストゥスが病気療養するために、ステファンは、父から受け継いだ土地の権利すべてをオブシディアン不動産に譲渡したが、その後失踪した。
リードは、シャインの手口ではないが、オブシディアン不動産が所有するスラムは、K署内にある。
何者かの依頼で悪事の隠蔽に関わった可能性はあると言う。
「主犯は誰だ?」と聞くジャクソンにリードは、娼館の所有者もオブシディアン不動産。スーザンの家主だと言う。
リードとアバーライン
リードはアバーラインに、デ・ビアライオンズ一家殺害はシャインの仕業であること。
その裏には、オブシディアン不動産のダガンが関わっていること。
そして、H署の動きを探るためにシャインがフライトをスパイとして送り込んだことを報告。
アバーラインはフライトの告白を聞き、怒りに震えながら、シャインの逮捕は自分がする。リードはダガンを逮捕してくれと言う。
アバーラインはH署にシャインを同行し、複数の殺人容疑でシャインを監房へとぶち込んだ。
事情聴取を受けるダガン
リードは、シャインの策略でホワイトチャペルの土地を手に入れたことは分かってると問いただすが、「私が誰かを殺したと言うのか?だが、キミは証明できん。証拠もない。私はキミには崩せない堅牢な石だ」と言われてしまう。
証拠がない以上、ダガンを解放するしかなかった。
監房で
リードは監房にいるシャインの前にフライトを連れ出し、「知ってるな?」と問う。
「よく知ってるさ。そいつは硫黄とテレビンを混入した酒を売った男だ。それで多くの者が失明した。それが今では刑事様だ」そう言って書類を渡す。
その書類にはフライトの前科が書かれていた。
「私を告訴しようものなら、スキャンダルになるぞ。なんせ証人は、身分詐欺で警察に潜り込んだヤツだから。リードの失脚で終わらず、警察全体の威信に関わる」と脅しをかける。
その事実の驚いたリードはフライトに確認するが、「ほんとうです。最低の男でしたが変わったんです。善行で過去は消せるかと・・」とフライト。
「それは不可能だ」とリードは答えた。
結局、リードとアバーラインは、シャインも釈放するしかなくなる。
アバーラインの忠告
アバーラインはフライトを厳罰に処さねばと言うが、リードは、フライトを処罰してもダガンとシャインには裁きを下せないと言う。
アバーラインは、「できれば言いたくないが・・」と前置きし、コブデン議員とリードの不倫関係が警視庁で問題になっている。別れろと忠告した。
「断れば?」リードが問うと、「警察を辞めて転職しろ」と言われてしまう。
リードは、考えた末、コブデンに手紙を書く
スーザン
ローズが主役を得た理由
ローズは次回の主役をもらいよろこぶが、支配人からは、「今回は特別だ。二度と友だちをよこすな」と言われてしまう。
その支配人の顔には殴られた痕があった。
スーザンのおかげだと思ったローズは、娼館へ行き感謝を伝えるが、スーザンは私の力ではないと言う。
「礼には及ばん」そう言ったのはダガンだった。
ダガンはすっかりスーザンの夫気取りだった。
ダガンの心
娼館に居座るダガンは、仲間を集めて宴会するなどやりたい放題。
スーザンは、ダガンの仲間から無礼な発言を受け、キレて皿を投げつけてしまう。
「俺への恩を忘れたのか。敬意を払え」と言うダガンにスーザンは、「約束は果たした。もう何の義理もない」と言い返すが、「約束は果たされたが、手放す気はない。本気でキミを愛してしまった。俺のものだと言ってくれ。なんでも望みを叶えるから」と言い出す。
ダニエルの画策
監房にいるワーナーから組織と無関係な裕福な男ダガンがダイヤの興味を示すと聞いたダニエルは、「スーザンを使ってダガンにダイヤを買わせろ。お前はその金で借金を返して、スーザンを取りもどせ」とジャクソンを焚き付ける。
ジャクソンとスーザン
ジャクソンは娼館へ行き、「ダイヤを奪い返すため殺し屋が来てる。ダガンにダイヤを売りつけることが、俺たちを自由にする唯一の希望かも。ダガンを説得し、ダイヤを買わせてくれ。それで借金を返そう」と言うが、「借金は完済済み」とスーザン。
それがダガンと寝たことを示すと気づいたジャクソンは、怒りで手をあげそうになるが、怒りを抑え、「この先、生涯キミを幸せにする。そうさせてくれ。だからこの機会を俺に与えてくれ」と頼む。
スーザンは、ダガンに復讐したいと、この計画に乗ることを決める。
スーザンの行動
3万ポンドのダイヤの原石が欲しいとねだるスーザン。
ダガンは渋々OKする。
演芸ホールで
ジャクソン
ダニエルは、ダガンと面識のない自分が取引を成立させると言う。
ジャクソンは、「スーザンとダガンが待つホールで取引してくれ。俺は隠れている」と言い、時間は9時だと言う。
ジャクソンは、ボザー兄弟を引き寄せるためにダイヤを持っているフリをして、兄弟を引き寄せる。
ローズ
ローズはドレイクを待っていたが、カレは現れなかった。
幕が開き、ローズが歌いはじめた。
ダニエルとダガンの取引
ホールにいるスーザンとダガン。
スーザンはやってきたダニエルを、取引相手だと紹介する。
ダガンはダニエルが見せたダイヤの原石を本物と確認し、金を渡して取引を成立させる。
ダニエルは、その大金を独り占めするために、とんずらした。
ダガンの最期
ボザー兄弟をホールへ連れてきたジャクソンは、ダガンを指さす。
ボザー兄弟はダガンに近づき、「ブツを返してもらおう」と言うが、「私が買った」とダガン。
兄弟は躊躇することなく、「それは盗品だ。デグラールの物だ」とダガンの腹にナイフを突き刺した。
ジャクソンは、ダイヤを取りもどした兄弟に、すかさず銃を突きつけ、「盗人はダニエルだ」と教え、ホールから追い出す。
スーザンは、死にかけているダガンに向かって、「この瞬間を夢見てた。あなたの築いた全財産を私がすべて頂くわ」と言うのだった。
これでダガンの呪縛が終わったー。
ジャクソンはスーザンの手を取ろうとするが、「勘違いしないで。あなたにも他の男にも懲り懲りなの」とスーザンはジャクソンを拒否した。
ボクシング大会で
「ウェインライトではシャインには勝てない」とドレイク。
「シャインに巡査を殺されてもいいのか?ヤツとの対決、それが我々の唯一の道だ」とリード。
ドレイクは、選手がケガした場合、選手交代できるルールを利用を言い出す。
リングで待つシャインは、代わりとして出て来たドレイクを見て、「望むところだ」と言う。
試合が始まった。
しかしドレイクは、ガードすることなくシャインの拳を受け続ける。
アーサトンはシャインがへたばるのを待っているのだと言うが、リードには、ドレイクが罰を受けようとしているとしか思えないのだった。
見ていられないほど殴られ続けるドレイクにリードは、「罪だと思ってるんだろ?だがもう罰は十分だ。反撃する時が来た!ヤツを倒せ!」と叫ぶ。
ドレイクは、「シャイン、お前と俺のようなものが報いを受けなかったら、世の中のバランスが崩れるんだよ」と言うと、反撃を開始する。
滅多打ちされるシャイン。
レフリーが試合を止めようとするが、「最後までやらせろ!」と叫ぶリード。
その時、リードから手紙を受け取ったコブデンが会場にやってきた。
滅多打ちするドレイクに、「ヤツを殺せ!殺すんだ!」と鬼の形相で叫ぶリード。
コブデンは、そのリードを見て、怯え、その場を立ち去るのだったー。
結局、ドレイクはシャインにトドメの1発を浴びせることはできなかった。
感想
イヤ~、このドラマは見せますね!
ラストのボクシングシーン、いろんな意味で凄かったわ。
秀逸のドラマだと思います。
最初はあまり好きじゃなかったスーザンですが、シーズン2では、女性が生き辛かった時代に、男に頼らず生きて行こうとする強い姿を見せるシーンが多く、応援したくなりました。
シーズン2で、苦しめ続けたダガンを葬ったスーザンは、カレの財産のすべてを手に入れることができたのかな?
そうだとしたら、あっぱれ!ですね
リードはコブデンではなく、仕事を取ったようです。
シーズン2で一度も出てこなかった妻エミリー。
シーズン3でも出てこないのかなぁ
シーズン2がこれで終わりました
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