レジデント 型破りな天才研修医 3 #5, #6

海外ドラマ
海外ドラマレジデント 型破りな天才研修医

2話ずつアップしてます

 

#5 それぞれの選択 Choice Words あらすじ

コンラッドは死亡した透析患者に処方されていた新薬の調査を開始するが、カルテの閲覧はレッドロックの支配下で厳しい規制をかけられていた。
一方デヴォンはがパイロットの酒気帯び操縦を通報しなかった翌日、航空事故により死傷者が発生。医師の信条を貫くデヴォンと、人命を優先するコンラッドが対立することに。

 

まとめ

パイロット:フォーリーとデヴォン

フライト直後にエスカレーターから落ちてケガをしたとERにやって来たパイロットのフォーリー。
しかし検査の結果、血中アルコールが検出される。
「酔ったまま操縦したのは今回がはじめてじゃなく常習者だと思う。だけど、医療記録を伝えることは法律違反だし患者の信頼を失えば救えない」と言うデヴォンにコンラッドは、「航空局に通報すべきだ。乗客の命が懸かってるんだ。ルールに縛られてる場合じゃない」と言う。

デヴォンは、「いつも酔って操縦を?」とフォーリーに問いただす。
フォーリーは表情を変え、「通報するのか?」と聞くが、「悩みましたが、しません。その代わりにコレを」と断酒会のリーフを渡す。
「酒の問題はない」と1度は拒否したフォーリーだったが、「分かった。きちんと考えるよ」とリーフを受け取りERを後にするが、病院を出るなりゴミ箱に捨てる。

 

飛行機事故

ベルの姿は空港にあった。
NY行きに搭乗しようとしたベルの座席は秘書グレイソンのミスでエコノミー!
あいにくエコノミーは満席で、子どもが泣き、犬まで搭乗し、隣の男性ジェリーからは気安く話しかけられ、ウンザリ気分のベル。
しかし飛行機は離陸しようとした瞬間、事故を起こしてしまう。
幸い軽症だったベルは、率先して乗客を機外へと誘導するが、隣席のジェリーは、シートベルトをしてなかったため、天井に打ちつけられ重症だったー。

ニュースで事故を知ったデヴォンは、慌てて病院へやって来た。
実は、昨日診察したパイロットの航空会社と同じだったからだ。
「止められたのに・・」と後悔を口にするデヴォンに、ニックとコンラッドは、「デヴォンのせいじゃない」と声をかける。

 

ジェリー

次々と重症患者がチャスティンに運ばれる。
ベルはジェリーに付き添い救急車でチャスティンへ到着する。

ケイン vs ヴォス 

複数箇所の骨折、脾臓損傷、頚椎骨折の重傷のジェリーのオペは、何を優先して治療するかで意見が対立する。
その時、突然ベルが倒れる。
事故に遭遇したベルもまた、損傷を負っていたのだ。
ベルは椎間板ヘルニア(L5)を起こしていた。
ケインはオペを勧めるが、ヴォスは成功率の低いオペはするべきではない、薬とリハビリで十分コントロールできる症例だと意見が対立する。
ベルは、ヴォスの治療法、温存治療を選択する。

それに納得できないケインはヴォスに、「2度と俺に楯突くな。俺は800万を稼ぐ。そっちは200万だ」と言うのだった。

 

ジェリーの容態

ジェリーのオペは、ケイン、ノーラン、ヴォス3人の執刀で行われる。
ケインとヴォスの小競り合いはあったものの、順調にオペは進むが、主要箇所のオペを済ませ、あとを部下に任せてオペ室を出ようとするケインを見て、最後まで責任を持ってやるべきだとヴォス。
その時、骨盤内から出血し、危険な状態に陥るジェリー。
結局3人でジェリーを助けるため協力する。

無事ジェリーは危機を脱した。
ベルはジェリーを特別室へ入院させた。

 

ファーストクラスの乗客スーザン

額をケガしたスーザンは、睡眠障害(ナルコレプシー)を抱えている。
検査の結果、高血圧緊急症、心電図の変化、腎臓機能低下に加え、事故による心外傷が見られることから入院が必要と言われるが、「それが何?どうせナルコレプシーは治療できない。私の人生なんてそんなもんよ。それでも仕事だけは失えない」と入院を拒否し、自主退院を選ぶ。

「スーザンを退院させるな」デヴォンはスタッフに指示を出すが、「医者に従うかどうかは彼女が決めることだ」とコンラッド。

退院を決め、ERを立ち去るスーザンの歩き方を見たコンラッドとデヴォンは、ある病気の可能性に気づき、「睡眠障害を治せる可能性がある。頭部MRIを撮らせて欲しい」と言う。

病名

MRIの結果スーザンは、【小脳運動失調】だった。
コンラッドとデヴォンは脳外科医ケインにスーザンのオペを依頼するが、「5週間後でないとムリだ」とケイン。
「高額医療保険者だ」とコンラッドが伝えると、「俺がカネで動くと思ってるのか?俺がチャスティンを選んだのは存分に人助けができそうだからだ。協力的なスタッフとな。カネじゃない」と言い、カルテを受け取る。

ケイン執刀により、スーザンのオペは無事終わる。
「スッキリしたわ。これで転職もできるね」と涙するスーザンにコンラッドは、「あなた次第です。選択できる」と伝える。

 

デヴォンの信念、コンラッドの信念

コンラッドは、自分の決断が間違いだったのでは?と悩み、苦しんでいるデヴォンに、「医者が通る道だ。反省しそこから学べばいい」と励ますが、デヴォンは、「通報しなくて良かったと思っている」と言う。
その言葉に、「酔ったパイロットの操縦のせいで、乗客は、62人が死傷、14人が重傷なんだぞ?」と言うが、デヴォンは、「後悔してます。心からね、でも医療記録は守られるべきだ。ボクの決断は間違ってない。ルール違反はしたくない」と言い切る。

フォーリー

長い1日を終え、帰宅しようとしたデヴォンの目の前に現れたフォーリーは、「結局、断酒会へは行かずホテルで遅くまで酒を飲んだ。翌朝、酔いが醒めないまま、翌日出勤した。事故が起きたのは乗務前だ。明日は我が身だ。助けがいる」と。
デヴォンは断酒会のパンフレットを渡す。
そして、自分の判断が間違いではなかったと確信するー。

 

オースティンのはなし

オースティンは、生みの両親について話すため、里親を訪ねる。

生みの父親がオースティンを捜したこと、その後父親が病院に会いに来て、結果手術をしたことについて話すオースティン。
それを里親はイヤな顔ひとつ見せず聞く。
「母親には会わないのか?」と聞かれたオースティン。
「生みの母に会う気はない。俺の親はあなたたちだ。ふたりのおかげで今の俺になれた」と感謝を伝える。

訪ねてきた母

病院にやってきた里母親は、「自分の気持ちに素直になりなさい。誤魔化さないで。そのうち実の母親に会いたくなるわ」と言う。
「俺を捨てた人に会いたくない」とオースティンは言うが、「それは怖いからよ。また傷つきたくないから。どうなるか分からないけど、あなたには帰る場所がある。私たちがついてる。覚悟出来たらお母さんを訪ねなさい。でもルールがあるわ。誕生日と祝日は私たちと一緒よ」と母は気持ちを伝えた。

ミーナの決断

「両親(里親)に話して良かったよ。実母に会うべきだって言われた。たとえツラくても俺の意思を尊重してくれる。それが家族だ。愛があるから犠牲を払える。逃げずに覚悟を決めるんだ。俺もあんな親になりたい」
オースティンはミーナに話す。

オースティンの話しは、ミーナの心に響いた。
実はミーナは、アダクから娘の後見人になって欲しいと頼まれていたのだ。
しかし医師が激務であること、給料も十分にないことを挙げ、「私は適任ではない」と断っていたのだ。

「家族のために犠牲を払うことはもうないと思ってた。多くを失ったし。でもあなたは家族同然、そしてお腹の赤ちゃんは私の家族よ」
ミーナは後見人になると気持ちを伝えた。

 

ジェシーの死の真実を追及するコンラッド

病理医から、【この6週間で同じPEで5人の透析患者が死亡】の事実を聞いたコンラッドは、独自で調査を始めていた。
ジェシーの死因も【肺塞栓症(PE)】。
コンラッドは、5人に投与された薬剤の中から、安全性が保証されていない【ヘモプリアチン】が問題ではないかと推測し、専門医に意見を聞く。

200人を超える症例に投与中の良薬だと専門医。
コンラッドはカルテを見たいと言うが、カルテを見るには治験審査委員会に申請が必要と言われてしまう。カルテ閲覧はレッドロックが管理しており、主治医以外は閲覧できなくなっているのだ。

ふたりは申請書を提出したが、コンラッドは、「診療目的のみ閲覧可」の警告が出るログインサイトを開き、迷う。
担当医以外が閲覧した場合、解雇となる可能性があるからだ。
ニックは、「解雇のされる恐れがある。他の方法を探ろう」とコンラッドを止める。

コンラッドはPCの前に立ち・・・

 

感想

デヴォンの信念も、コンラッドの信念も、どちらが正しく、どちらも間違いじゃないと思う。
結局、結果論。
飛行機事故を起こしたのが、アルコール依存症のパイロットだったら、乗客の命を考えれば、航空会社に告発するべきと主張したコンラッドが正しく、今回のように、今回の事故で我に返り、反省し、自ら断酒会に参加すると覚悟を決めたなら、デヴォンの判断が正しくなるって話し。
難しいなと思う。

ケインの、「カネのためにチャスティンに来たワケじゃない」はどこまで本音なのか・・・ね?

オースティンの話しはステキな話しだったなー。
オースティンとミーナの関係もステキだと思います。

 


 

 

#6 ナース感謝の日 Nurses’s Day あらすじ

国民看護師の日、チャステインの看護師は、人員不足と労働過多のため、疲れ果てていた。
カインは患者を賭けたポーカーゲームに勝ち、危険な手術をしようと考える。
一方、コンラッドはジェシーの死の真相に迫るため、行動を起こす。

 

まとめ

ジェシーの死の真相に迫るために

カルテ閲覧の申請書を出したが、許可されないまま数日が過ぎていた。

投薬リスト

コンラッドとニックは薬剤部に”ヘモプリアチン”についてリサーチする。
ヘモプリアチンは、慢性貧血の標準治療薬で相当数の患者に投与され、投薬リストはすべて厳重な規制がかけられていた。
ニックはリストに、「マーシャル・ウィンスロップ(コンラッドの父)」の名前を見つける。
クローン病の父親には慢性貧血があるため、処方されているようだった。
コンラッドは父親と連絡を取る。
ニックも、総合病院に働いている友人にリサーチすることに。

父マーシャルの容態

連絡を受け、病院にやって来たマーシャルにコンラッドはいくつかの検査を行う。
「体調は良い」と言うマーシャルに肺塞栓(PE)はなかったが、総合病院でも透析患者がPEで死亡していることが発覚。

コンラッドからヘモプリアチンとPEの因果関係を疑っているが、カルテが厳重処理をされ閲覧不可だと聞いたマーシャルは、「私に任せろ。力を貸す」と言う。

株主総会

マーシャルは必要なデータを手に入れるためにワシントンへ行くとコンラッドにスーツを着て来るよう言う。

マーシャルは医療系企業ダイアキュア社の株主総会に誘ったのだ。
ダイアキュア社は透析装置を扱っており、全米の5割のシェアを誇っていた。
マーシャルは総会のあとCEOに会おうと言う。

総会は、思いもかけず派手な演出で始まった。
バイクで華麗に登場したのは、CEOのジム・デローチ。
ジムは、今年の純利益は12億ドルあったと発表、株主たちは歓喜する。

マーシャルはジムに声をかけ、コンラッドのことを紹介、「ある薬を調べてる。データが欲しい」と単刀直入に話す。
ジムは、いとも簡単にOKと言ったあとに、「ただし交換条件だ。チャスティンには将来性がある。我が社と独占契約を結ぶのが条件だ」と言う。

 

ケイン

ベルは仲間の医師(ケインやマッギル)とポーカーゲームに興じる。
「本気を出そう」
ケインはそう言うと、1000ドルを賭けはじめる。
それを見て、「もう賭ける金がない」とマッギル。
それでもケインは、「何か出せ」と迫る。
困ったマッギルは、【整形外科の患者ホレス・ダドリーの症例】を持ち出す。
「背中の痛みが一向に改善しない患者だ」と聞き、興味を持ったケイン。
ベルは、「患者をポーカーで賭けるのか?」と言うが、ケインはゲームに勝ち、ホレスの症例を手に入れた。

ホレス・ダドリー

ホレスの検査結果を見たケインは、「椎間板の変性が痛みの原因だ。4ヶ所すべてを人工椎間板に変える」と言い出す。
それは前例のないオペだったためベルは反対するが、「全米初のオペを俺がする」とケイン。

ヴォスの怒り

実はホレスはヴォスの患者だった。
自分の患者をポーカーの賞品にされたと知ったヴォスの怒りは収まらず、「ホレスは時々勝手にオペを受ける。理学療法を勧めているのに。ケインのオペを受ければ、身体が麻痺する危険性があるし、死さえ招きかねない」とベルに猛抗議するが、「ケインは名医だ。カレがやれると言ってる」とベル。
ヴォスは、この件を理事会に報告し、医師会にケインの悪事を告発すると言うが、「ケインを敵に回すのはマズイ。理事会はケインの肩を持つ。私はキミが潰されるのを見たくないんだ」と説得される。

ホレスの反応

ヴォスはケインとホレス、ホレスの妻の前で、「あなたはケイン医師のポーカーの賞品にされたのよ」とバラすが、ホレスはそれを普通に受け入れる。
驚くヴォス。

手術

ケインは4つの椎間板を人工に置換、無事オペは終了する。

しかし病室へ戻ったホレスは、息ができなくなり、体内酸素濃度が低下し、意識を失ってしまう。
ニックは挿管を試みるが、喉が腫れて挿入できず、気管切開する。
連絡してもケインからの応答はない。

ヴォスの企み

状況を知り駆けつけたヴォスはホレスを手術室に運び、緊急手術をすると言う。
それを知ったベルは、ケインからの連絡を待つべきだと説得するが、「電話も出ないしメールも無視。オペのせいで気管切開することになった。ホレスはもう私の患者よ。ケインの実験台にされ、死にかけた。私がカレを救う」と言う。

ベルもオペに入り、ヘルプする。
急変の原因は、血腫により上気道狭窄となったこと。
ヴォスは、人工椎間板のひとつが不良品であることを見つける。

無事一命を取り留めたホレス。
ベルは、「キミが命を救った」とヴォスの行動を認め、感謝するが、「最初から人工椎間板など不要だったのよ」とヴォス。
ベルが理事会に報告するつもりか?と聞くと、「ケインは腹黒い医師よ。ケインと闘って負ければ、私は追い出される。別の方法でカレと闘う」と言う。

ケインはヴォスに、「俺の患者に勝手にオペをしたことを理事会に報告する」と怒りを向ける。
ヴォスは、「私たちは治療方針が違う。あなたはレッドロックの期待に応え、私は信念を貫いてる。
だったらお互いの手術を支え合わない?そして莫大な利益をあげる。総合的な脊椎治療の外科センターを作るの。そこで脳神経外科と整形手術と理学療法を行う。上質な患者を一手に担うの」と持ちかける。
ケインは、そのはなしに乗ることに。

 

オースティンの生みの母

母ボニー

勇気を出して母に会う決意をしたオースティンは、父ラマーを介して病院内の母の部屋を訪ねる。
母ボニー・ブルームは小児科医。
ボニーはオースティンを見ると、涙を流しながら抱きしめる。

無料クリニックの患者、レイシー

その頃ミーナは無料クリニックを受診しに来たレイシーを診察する。
元々明るく活発で、成績も良かったレイシーだったが、最近、遊ばなくなり授業にもついて行けなくなってると言う。
ミーナはオースティンに電話し、「心雑音がある少女がいます。お母さんと一緒に診察してもらえないか?」と提案する。
「考える」とオースティン。

母の話、オースティンの提案

3人はレストランで食事をする。
ボニーはオースティンを生むまでの経緯、育てられなかった状況を話すが、「だが俺を手放した。責めてはいない。でも俺を手放したあと、ふたりは結婚し3人の子どもを作っただろ」と聞く。
ボニーは、「22才でいい親になる自信がなかった。私は母親には向かないかも。でも優秀な医師にはなれると思ったの。当時、黒人女性医師はゼロに等しかった。私には使命があり、自分の実力を証明した」と言う。
それを聞いたオースティンは、「そんなに優秀な医師なら、同行して子どもを診察して欲しい」とボニーを誘う。

レイシーの診断

ボニーを無料クリニックに連れて行き、レイシーの診断を頼む。
ボニーはライム病の診断を下した。

オースティンはボニーに、「あなたはレイシーを救った。素晴らしい医者だ」と伝えた。
ボニーは、「あなたを愛していたし、手放したくなかった。でも養父母やあなたの名前は教えてもらえなかったの。だから受診してくる子どもを見ると、あなたじゃないかって・・・ずっと捜していたの。まだ早いかしら?感謝祭の食事に誘いたい」と言うが、「感謝祭は、両親と過ごす。だが、考えがある。期待しないで待っててくれ」と言う。

ジェシカの悲劇

トリプル勤務を終えたジェシカは、クルマで帰宅途中、居眠り運転をしてしまい事故を起こしてしまう・・・・。

 

感想

アーヴィングとジェシカの交際が順調だったのに、激務からジェシカが事故を起こしてしまいましたね
大事に至らなきゃいいけど・・・。

ウィンスロップはほんとうにアメリカの大物感。
プライベートジェットに、大企業のCEOと懇意なんて、すごいよね~。
アメリカの医療系企業って、日本のソレとは規模がちがうんだろうね。
ほとうに儲け主義。

オースティンの生みの両親の話は、これで一件落着かな。
心温まるストーリーで良かった。

しかしケインは、やっぱり野望の男のよう。
患者のため、医療のためは口だけっぽい。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました