プライベート・プラクティス 6 フィナーレ(全13話)

プライベート・プラクティス
プライベート・プラクティス

WOWOWで放送中だった「プライベート・プラクティス(以下PP)」のシーズン6を最後に終わりました。

privatepractice6そもそも「グレイズ・アナトミー」のスピンオフとして始まった「PP」は、思うに、多分にキャスト降板問題で人間関係が変わり(この展開?)って強引さを感じるところもありましたが、生殖・妊娠・出産・子育てを軸に、薬物問題などもからめる毎回のエピソードはシーズンが進むにつれ深まり、最後まで飽きない内容のあるオトナのドラマだったと思います。
何よりもこのシリーズで1番成長を感じた人物はシャーロットです。上昇志向が強く知的だけど利己主義の彼女が、クーパーと出会い結婚、このフィナーレシーズンでは三つ子のママになりました。 ラストシーンで、彼女の幸せそうな表情を見て、最初から見続けてきた私は友だちの幸せを見るような気持ちになりました。
今作フィナーレは、患者のエピソードは少なめ。それぞれのキャストに焦点をあてるエピソード設定で進みました。

前半の軸は、病院から当然いなくなる少女サラの事件をベースに、小児性愛者の恐ろしさを浮き彫りにしたと思います。 その小児性愛者が通うカウンセリングがシェルダンの診察室。小児性愛者の患者に寄り添い、カレを信じ、カレを助けようとするシェルダン。しかし、カウンセリングをするたびに、カレが犯人としか思えず、悩み、苦しみ、行動するエピソードは見応えがありました。
また、前立腺がんが見つかり混乱していたカレが前向きに治療を受ける決意をし出会う脳腫瘍末期のミランダとの恋は苦しいけれどステキでした。
メインヒロインであるアディソンもジェイクと幸せになりましたし、アメリアも新しい恋を見つけ結婚するようです。
サムはナオミと元サヤ。 少し可哀想なのはヴァイオレットでした。シーズン冒頭、ピートの降板によりカレが死亡するところからスタートしてしまったからです。けれども、彼女も新しい人生を歩き出した様子。 ステキなラストだったと思います。

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