第72回ゴールデン・グローブ賞TV部門、ドラマ作品賞、ドラマ主演女優賞
<CAST>
ヘレン・ソロウェイ (モーラ・ティアニー)
ノア・ソロウェイ (ドミニク・ウエスト)
アリソン・ロックハート(ルース・ウィルソン)
コール・ロックハート(ジョシュア・ジャクソン)
<あらすじ>
「あなたとの出逢いが、私を狂わせた-。」
NY、ノアは作家を目指している教師。ある夏のこと、ノア一家は妻ヘレンの実家がある州郊外の避暑地モントークで夏期休暇を過ごすため子ども4人と共に訪れ、立ち寄ったレストランでウェイトレスのアリソンと出会う。
アリソンは牧場を営むコールと結婚しており、幼い息子を失った過去を背負っていた。
有名作家である義父との生活は、過ごしやすいものではなく、アリソンも息子を失ったことで夫と心の溝が生まれていた。そんなふたりが惹かれあい関係を深めていくのだが、ただの不倫で終わらず、ある事件の関係者になっていく-。
<感想>
不倫ものです。
不倫の当事者であるノアとアリソンの周辺で殺人事件が起き、その捜査の任意事情聴取のシーンを挟みながら、彼らがこの状況下に陥ったエピソードをノアとアリソンふたつの目線で描いてあるドラマでした。
死亡した相手は、ふたりの関係者であり、この事件に関わっていそうな雰囲気を出しながらドラマは展開します。
先に言っておくと、シーズン1(全10話)でこの事件は解決しません!
ようやく誰が亡くなり、逮捕に至る・・・?と言うところで終わりです。
このドラマの面白さは、同じ時系列の出来事を、ノア目線とアリソン目線で2回ドラマ化するところにあるます。
たとえば、アリソンの働くダイナーに、家族で訪れたノア一家。ここでアリソンとノアが、ある出来事をきっかけに出会うのですが、これだけのことを男側のノアの目線でドラマ化すると・・・をまず見せ、その後同じ出会いのシーンを女側のアリソンの目線でドラマ化。
すると、同じ出会うと言う事柄なのに、こうも感じてること、重要に思ってることが違ったりするんだ!となります。
ドラマを観つつ、この違いがこそが男と女の相違点なのかと思ったり、こういう理解の仕方の違いで、関係に溝ができるのか?と思ったり。
ところで、ノアは国語の教師です。
ドラマを見るたびに、アメリカにおける「教師」の地位は本当に悲惨だなと思います。日本では、聖職とされ、尊敬され、それなりの収入のある職業なのに、アメリカでは、低所得業であり、彼らは生活のためにアルバイトをする人も多くいるそうです。
このドラマのノアも、4人の子どもがいる上、子どもたちを私立高校へ通わせることが収入的に困難であり、長女の私立高校の学費を妻ヘレンの両親に払ってもらっているという肩身の狭い立場にあります。
妻ヘレンも店を持って仕事をしているというのに、けして裕福ではありません。
シーズン1は、ノアとアリソンそれぞれの抱える問題や、彼らが惹かれあって恋に落ちる状況。
そして、それを両方の配偶者にバレると状況下まで描いています。
で、結局シーズン1の最終話。アリソンのエピソードのラストシーン。
ノアは作家として成功を収め、高級そうな住宅に住んでいる様子。しかもアリソンと同居?で、子どももいる???風。
そして、ノアの小説は映画化される感じ?
そんなときに、刑事が自宅を訪れて、ノアを逮捕します。
ここで終了!
完全に消化不良のシーズン1ラストでした。
ン~、シーズン2をするのは半年先かな?
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