シーズン2は全13話。Huluで視聴できます
いよいよ、史実どおりのカローデンの戦いが現実のものとなってきました。
スコットランド編は好きだけど、戦いはツライ
#10 苦い酒 PRESTONPANS あらすじ
チャールズの軍と合流したジェイミーたち。目の前にいるイングランド軍との間には、草原とは名ばかりの沼地が広がっている。強行すれば沼に足を取られた兵が一斉攻撃されかねない危険な地域だ。攻撃か撤退か議論ばかりでらちが明かず、チャールズは敵に寛大な降伏条件を提示しようと言い出す始末。
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まとめ & 感想
戦術でもめるジャコバイト軍
チャールズ王子率いるジャコバイト軍と赤服軍は、距離にして300mほどのトラネント草原を挟み膠着状態。
間にあるトラネント草原は、草原とは名ばかりの沼地だった。
オサリヴァン補給係将校は、沼地を進軍する強攻策を推すが、マリー司令官は、沼地を進軍するのは危険過ぎると撤退を言い出し、内輪揉め状態に。
一方チャールズ王子も突然、イングランド人も兄弟だと言いだし、寛大な降伏条件を赤服軍のコープ総司令官に提示し、戦うことなく解決しようと言い出す。
それを聞いた氏族(クラン)長たちは、唖然とする。
ジェイミーは騎馬をトラネント草原に出して、沼地の状況を確認する案を出し、その場をまとめる。
チャールズは赤服軍にやむを得ず戦っていることを分からせる。今は敵でも、彼らはジェームズ王の友となると言い、野戦病院を立ち上げているクレアにジャコバイトより先に赤服兵士を手厚く治療するよう指示する。
チャールズ王子はほんとうにピント外れ。
状況を分からずして、軍を率いている悲しさですわ。
そりゃ負けますよね、ジャコバイト。
ドゥーガルが気概を示す
ジェイミーは、ドゥーガルにトラネント草原の沼の状況確認を頼む。
ドゥーガルは、チャールズ王子とマリー司令官に気概を示せそうとひとりで進軍する。
赤服軍は、進軍してくるドゥーガルを見て、狙撃してくるが、銃弾が届くギリギリの位置より先、沼が深すぎて進軍できないことがわかる。
チャールズ王子はドゥーガルの勇気を褒め称える。
ドゥーガルも満足気。ジェイミー、ドゥーガルを上手に操縦してます。
価値のある情報
夜、リチャード・アンダーソンと言う青年が沼地を通らずに赤服軍を襲撃できる地図にない道を知っていると言い出す。
検討した結果、奇襲攻撃をかけることが決定される
奇襲攻撃前夜
兵士たちは皆、覚悟し、戦士したとき、親友に家族を頼むと言い合う。
クレアから史実を聞いたマータフは、憂いだ表情でただ剣を研ぎ続ける。
奇襲攻撃
翌朝、霧で視界の悪い中、リチャードの案内で赤服軍の陣地へと入り、奇襲攻撃を仕掛けた。
激しい戦いがはじまる。
赤服軍は撤退し、ジャコバイト軍は少ない被害数で勝利する。
この戦いは、史実に残る「プレストパンズの戦い」で、ジャコバイトが勝利したことになっています。
史実上、1745年の9月21日の出来事。
あれだけクレアとジェイミーが史実に抗おうとしたのに、まさしく、史実どおりに勝利したジェイミーたち。
うれしいような虚しいような・・・
アンガスとルパート、そしてファーガス
しかし奇襲攻撃中、ルパートが赤服軍兵士に腹を切られ、アンガスはルパートを抱えて野戦病院まで運んで戻る。
クレアはぱっくり割れたルパートの腹を縫合する。
ルパートは一命をとりとめた。
しかし、爆撃を身体で受けたアンガスは、臓器内出血でこの世を去る。
ジャコバイト陣地に残る指示を無視し、奇襲攻撃に参加したファーガスは、戦うことの激しさ、空しさ、悲惨さを体験し、自らの意思で赤服軍兵士を殺したことに、心が壊れてしまう。
粗雑だったけど、家族のような存在だったアンガス。
彼のキャラクターがどれだけ皆を笑わせたか。
亡くなってしまって、ただ、ただ淋しいです
チャールズ王子と言う男、そしてドゥーガル
野戦病院に、赤服軍兵士も次々運びこまれる。
チャールズ王子は、治療を受ける敵兵も皆、父の臣民だと言い出す。
そこへ勝利に興奮したドゥーガルが現れ、赤服兵士が治療されている光景に怒りを顕わに剣を抜く。
その姿を見たチャールズ王子は、「イングランド人を顧みない者は、我が軍には必要ない」と言い、名簿から抹殺しろと言い出す。
ジェイミーは、ハイランド人の騎兵を作り、敵の偵察や物資の調達、補給などの役目を与えたいと言い、
騎兵の指揮官をドゥーガルに指名
チャールズはジェイミーの申し出だったため、辛うじてOKする。
戦うと言うことは、相手を憎み、相手を叩きのめす、殺すつもりでないとできないこと。
赤服軍を友だと思えなんて、よく兵士に言えたもんだと怒りさえ感じます。
こんなだから、負けたんですよ、ジャコバイト
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