ペーパー・ハウス 1 #13 スペイン発、頭脳派強盗団ドラマ(相関図付) シーズン最終話

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13話目。シーズン1の最終話
強盗事件が起きて3日目~4日目の話しです。

それから12話の表記訂正
オスロ、生きてました 12話で殺してごめんなさいっ

相関図

 

#13 シーズン最終話

想定外の人質脱出劇で動揺を隠せない教授。そこにかかってきたラケルの母の電話に驚愕する。
サルバとの時間を楽しんでいたラケルは、その間に起こったことをまだ消化しきれない。
そこへアンヘルはスパイではないと証明する証拠が見つかる。
造幣局の中では、人質が疑心暗鬼になりはじめるー。

 

まとめ

日曜日 11:40 pm 、強盗事件発生から62時間後

王立造幣局

騒動のあと

「なぜ予測できなかった?何処へ行ってたんだ?」と怒りをぶつけるデンバーに教授は何も言えない。
そこへヘルシンキが頭に重症を負ったオスロを担いで来る。
脱出を企てたのは誰だ?とヘルシンキから聞かれたデンバーは、「アルトゥーロから聞いた」と告げる。

オスロの容体

オスロは生きてはいたが、話せず、目も見えなくなっていた。
ナイロビは、「警察を呼んでオスロを病院に搬送しよう。監視を怠った教授の言うことを聞く必要はない」とルールを破ってでも助けるべきだと言うが、ベルリンは、「ココから誰も出れない。それがルールだ。オスロも承知の上だ」と却下する。
しかしトーキョーは、「人質が逃げた時点でルールは変わった」と言い、リオも、「オスロは仲間を売ることはしない」と病院搬送に賛成する。
ベルリンは、「民主制じゃない」と言うや否や銃をナイロビに向けるが、ナイロビ、トーキョー、リオもベルリンに銃口を向ける状況に。

ピリピリした状況を変えたのはヘルシンキ。
「オスロは残る。オスロは覚悟を決めてた。ケガが問題じゃない。刑務所より死を選ぶ」と言って。

ヘルシンキ

ヘルシンキは脱出を企てた首謀者アルトゥーロを呼び出すと、重体のオスロを見せ、鉄パイプを持ち出す。
「ひざまずけ」の言葉に、制裁を加えられると察知したアルトゥーロは覚悟を決め、「身を守るためにやったんだ。何度でもやってやる。オレを殺さない限りまたやる。オレは仕事に来たんだ。義務を果たしに。そしてこの状況になった。どっちが善人だと思う?お前たちか?早くやってくれ」と言い切る。
ヘルシンキなナゼか、制裁を止めた。

動揺は広がる人質たち

昨夜の人質脱出劇を知らない人質らには不安がり、「銃声は何だったのか」「何があったのか」と口々に質問する中、教師のメルセデスは、「パブロがいない」と言い出す。
リオはこの状況に、”隠しきれない”と判断、「ヤツは一部の人質と逃げた。全員無事だ」と説明した途端、拍手をはじめたメルセデス。
それは徐々に人質たちに広がり、皆、立ち上がり拍手をはじめてしまう。
どれだけリオが「拍手をするな」「座れ」と命令しても誰も命令に従わない。

彼らの態度にトーキョーが天井に4発撃ち込んだ。
悲鳴があがり、静まり返るホール。
トーキョーは、「全員吸われ!」と命令するが、メルセデスは最後まで抵抗を見せた。

人質に選択を迫る
【過去の教授の講義】
トレドでの講義で教授は、膠着状態が続けば人質は反抗心を持ちはじめ、脱出劇を企てる。その時こそ支配体制を再構築する時だ。強い信頼関係を築く。”おカネ”で団結させる。カネか自由かを選ばせろ。と言っていた。

講義どおりの状況にベルリンたちは、「人質として残り協力するか、自由を選ぶか」を選択するよう迫る。
協力した場合は、半年後指定場所に100万ユーロを郵送すると言う条件を付けて。

ベルリンに返事を聞かれ、「自由を取る」と答えたアリアドナ。
身体まで投げ出したアリアドナとは特別な関係が出来ていると思っていたベルリンはショックを受け、半ば脅迫に近い内容で、残留するべきだと説得する。

「自由を選ぶわ。産科に行かなきゃ」とモニカ。
その選択を聞きデンバーは必死に引き留める。
「まさか私に恋をしてるの?あり得ない。60時間しか経ってないのよ?」とモニカは言うが、「時間なんか関係ない」と真っ直ぐな気持ちを告げるデンバー。

時間が来た。
人質の半数ほどが【自由】を選択した。
ベルリンたちの様子から、”自由の選択”に危険を察知したメルセデスは、幾人かの生徒を止め、残留。
アリアドナは特別待遇を維持して残留、モニカも、そしてアルトゥーロも残留を選んだ。
そしてアリソンは、選ぶ権利を与えられず残留することに。

トーキョーは自由を選んだ人質を地下出口へと誘導していく。
地下室で監禁されることを彼らは知らずに。

教授の動揺

綿密で完璧な計画を立て、あらゆる状況を想定、どんなことにも対処できるハズだったのに16人もの人質が扉を爆破して脱出。
そしてアンヘルも交通事故で重症のこの状況は十分過ぎるほど教授を動揺させていた。

ラケルの母からの電話

そんな中、ラケルの母から着信が。
ラケルの母マリーヴはサルバを娘の友人と勘違いしており、「アンヘルの留守電をすぐにでも娘に知らせたい。娘と連絡を取れないか」と言う。
教授は、今から会うと伝言を聞くが、その内容に激しく動揺する。
【黒幕はサルバだ。カレが犯人らを操ってる。パトカーと指紋と一致もした。キミに近づき捜査情報を盗んでたんだ】と言う内容に。

警察

人質からの情報

スアレス、警視監は造幣局から脱出して来たハシントやパブロに聴取し、

・ボイラー室で掘削作業をさせられていた
・完全武装し、十分な武器を持っている
・犯人は互いを都市名で呼んでいる
・犯人のうちひとり”オスロ”は死んだかも(ハシントが鉄パイプで殴ったので)
・教授は見たことがない

との情報を得る。

動揺と錯乱

スアレスと警視監から、「アンヘルのメガネのツルから盗聴器が発見された。スパイはカレじゃない」と知らされたラケルは狼狽すると、ひとりで造幣局へ乗り込もうとするー。
スアレスら警官がそれを止め、騒ぎにはならなかったが、正常な状態でないラケルは鎮静剤を打たれ、自宅で休むことに。

ラケルはサルバに頼りたかった。
だからサルバに電話をし、「お願いだから迎えに来て欲しい」と頼むが、サルバは、「先約がある」と言い、電話を切ってしまう。

 

教授の行動

ラケルの母を殺すしかない

ラケルからの電話を、冷酷に切った教授は、【マリーヴを殺害するしかない】と決断、ラケル宅へ。
マリーヴはサルバの突然の訪問を快く招き入れた。
娘のボーイフレンドだと思っているからだ。

教授の計画は、心筋梗塞を装うこと。
隙を見て珈琲に”ダイオキシン”を入れたが、マリーヴがカップに口をつけようとした瞬間、教授はそのカップを叩き落としてしまう。
驚いた表情で教授を見つめるマリーヴ・・・教授は言い訳も出来ずマリーヴを見つめる
膠着した数秒が過ぎた次の瞬間、「ごめんなさい。手が滑ってカップを落としてしまったわ」とマリーヴ。
それはまるで教授がカップを叩き落とした行為がなかったかのような反応で戸惑う教授。

掃除を手伝ってと言われキッチンへ入った教授は、【マリーヴの記憶メモ】見つけ、マリーヴが認知症であることに気づいた。
教授はすかさず、【アンヘルの留守電メモ】を盗むと電話を借りるフリをして留守録を消去した。

取り繕ったが・・・

程なくしてラケルが帰宅した。
”迎えに来て欲しい”と言うラケルの頼みを冷酷に断った教授は、辻褄を合わせようと花束をプレゼントし、「先約と言うのはココへ来てキミを待つことだったんだ」と言う。
笑顔を見せる娘を見てマリーヴも笑顔を見せる。

結局サルバは、マリーヴとサルバの3人で食事をすることに。
食事の会話中、ラケルはサルバの話から、あることを閃き、スアレスに電話する。
「トレドパロメケの薬局近くに彼らのアジトがあるハズ。彼らは事前にそこで綿密な強盗計画を立て、射撃訓練もしたと思う。アジトを探して!」と指示する。
それを教授はしっかり聞いていた。

程なくしてスアレスから怪しい屋敷を発見したと連絡が入る。
鎮静剤を打っているラケルは、「運転できる状態じゃないの。お願い、トレドまで送って」と頼む。

トレド

教授はラケルに頼まれ、恋人サルバドルとして、自分たちの旧アジトに戻ることとなった。
クルマで待つよう言われた教授はクルマで待機しながら盗聴する。

旧アジトの内は、強盗犯の痕跡だらけでDNAの宝庫だった。
そして屋根裏には、王立造幣局強盗計画の資料が壁一面に。
ラケルたちは色めき立つ。

 

【犯行前夜】
トレドのアジトでベルリンは、「セルギオ、約束してくれ。もしも失敗したら逃げてくれ。オレたちを待つな」と言う。しかし教授は、「約束はしない。成功する。オレたちは反逆者だ」と言うと、「さらば恋人」を歌いはじめる。ベルリンも共に歌い、気持ちを高め合った。

※ 教授の家系は反ファシストらしい

 

感想

教授にとって一難去ってまた一難のエピソードでシーズン1終了です。
たった3日の強盗劇を13話で見たワケですけど、スピーディーなのに、3日も経ってないと言うのが面白いですね。
見てる側が疲れてくるけど、まだ3日。
犯人も警察もそして人質をまだ余裕があるハズ。
極限状態にはまだ早い。

ボロボロなのはむしろ捜査本部のメンバーですね。
しかし閃きで起死回生
トレドのアジトが完バレ。DNAの宝庫状態で、挙げ句に強盗計画の全容が残ってるみたい。
イヤイヤ、さすがにもうゲームセットでしょうって状態。

可哀想だなと思うのはラケル。
サルバのこと信用し信頼もしてて、好きでもあるのに、それが強盗の首謀者だなんて知ったら死にたくなると思う。

あ、11話では掘削に成功したモスクワたちが、今回は教授とベルリンが互いの気持ちを確認、高めるために歌ってた、チャオチャオチャオ~って曲は、「Bella Ciao(さらば恋人)」だそうです。
なんとイタリア語でした(笑)
スペイン語だと思ってたので、私、全く聞き取れてませんね(笑)
イタリア内戦時、反ファシスト運動の象徴の曲だったそうで、「オレたちは反逆者だ」と教授のセリフもありましたから、教授にとっては、思想のある犯罪をしているつもりのようです。
あ、それからベルリンは教授の本名を知ってるようで、【セルギオ】が教授のファーストネームのようです。

トレドはマドリードからクルマで1時間ほどの場所(電車で30分)。
素敵な城下町で、行ってみたいところなんですよね~。
STAY HOME 週間でもありますから、続けてシーズン2に突入するつもりです

 

コメント

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