ラスト・キングダム 5 # 8 (相関図)

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いよいよ残り3話。
「ラスト・キングダム」も佳境です。

# 8 あらすじ

悲しみと憎しみに囚われるスティオラを助けたいウートレッドは、エセルヘルムがエセルフリーダの娘エルフウィンをスコティア王国のコンスタンティン王へ差し出し、同盟を結ぶと聞き、悩み、苦しむ。

相関図

まとめ

ロイディス(現リーズ)ノーサンブリア王国

ウートレッドはブリーダを荼毘に付すと、悲しみと憎しみに支配されるスティオラに、一緒にランコファへ帰ろうと言うが、夫シグトリグルを処刑した父ウートレッドを許すことができないスティオラは、「父上は運命だ、大義だと言って家族より戦いを選んできた。その運命のせいで私はこんなに苦しんでいる。だから私はデーンとして生き、死ぬ」と仲間と去ってしまう。

 

べバンバーグ(現バンボロー)ノーサンブリア王国

孫息子との再会

コンスタンティン王の命でエセルヘルムをべバンバーグに連れ帰ったものの、エセルヘルムから下僕のように扱われ、面白くないウィットガー。
そこへベネディクト神父がエルフウィアドを連れてやって来た。
エセルヘルムは、「神の御慈悲だ」と孫息子との再会をよろこぶが、エルフウィアドから、「母上が殺された」と聞かされ、自分の策略のせいとは言えず、エドワードにその罪をなすりつけようとするが、「母上はデーンに殺された。父上が殺すわけがない」と反論され、ごまかす。

エセルヘルムは孫息子を連れて来たベネディクト神父の貢献に、「借財は帳消しの上に、褒美をやる」とカネを渡す。

エセルヘルムの作戦

エセルヘルムから、従姉妹のエルフウィンをスコットランド王コンスタンティンに嫁がせると聞いたエルフウィアドは、「無理強いしたくない」と言うが、「我らの反乱にスコットランドが加勢してくれるためには必要だ」とエセルヘルム。すると、「お祖父様はあなたのお父上と戦争を起こす気ですよ」とウィットガー。
その言葉にエルフウィアドは、「戦争をするとは聞いていない」と言うが、「戦ではなく対決だ。我らが勝ちを治める。多少の犠牲はあるが、王に敗北を認めさせ、お前が王の座の就くのだ」とエセルヘルム。
エルフウィアドは、「父上を殺さないで欲しい」と言うが、「サクソンのためだ。エドワードが暴君と化したのだから仕方ない」とエセルヘルム。
エセルヘルムの策略を聞いたベネディクトは、祈りを理由に退席すると、すぐさまべバンバーグを馬で去る

エセルヘルムの夢とウィットガー

「エドワードに勝利したら協定を結び領土を得て、ルンデンに新しい宮殿を建てる。お前の王国の要になるだろう」と言うエセルヘルムに、「ボクで務まるかな」と不安気な孫息子。
エセルヘルムは、「私の助言があればできる。お前は王家の血筋。民は王であるお前を称えるぞ。そしてエルフレドのために大聖堂を建てよう」と力説。

その会話を聞いていたウィットガーは、「酔ってんのか?サクソンの王に勝てると本気で信じてるらしい」と鼻で笑い、「焚き付けてはどうか」と進言する従者に、「私はあんなヤツの機嫌を取る気はない」と言うと、聞えよがしに、「ウェセックスのクソ野郎」とニヤリと笑うが、「我々に逆らうとどうなるか教えてやる」とエセルヘルム。

捕らわれたエルフウィン

グッドウィンがべバンバーグにエルフウィンを連れてやって来た。
エセルヘルムはブレサルが死んだと聞かされても意に介さない。

エセルヘルムはエルフウィンに食事を出すと、「姫を軽視し、マーシア太守を殺害して女王にしなかったエドワード王からキミを守っているのだ。ここに来なければお前は殺されていた。お前はスコットランドのコンスタンティン王の妻になる。良い縁談だ。女王でも戦士でもないのだから感謝するべきだ」と言い、従兄弟のエルフウィアドまで、「ボクも父に裏切られた」と言うが、「取引の道具にされるぐらいなら自害する」とエルフウィン。だがそんな脅しなどエセルヘルムに通じるワケがなかったー・・・

 

エフォウィック(現ヨーク)ノーサンブリア王国

エドワードはエフォウィック総督にログンヴァルドルを指名。
棚ぼたで最高位を得たログンヴァルドルは部下をこき使いやりたい放題をはじめていたー。

焦るエドワードの決断

そんな中、【息子エルフウィアドがエセルヘルムの元へと向かったようだが行き先がわからない】との報告が入る。エドワードは、覇権を握ったつもりが、またエセルヘルムに先手を取られ、受けに回るしかなくなった上、息子にも裏切られ、苛立ち、焦り、悩む。

そもそもエフォウィックを手中にできたのもエセルヘルムの策略のおかげ

エドワードは、「息子を許すことはできない」とエルフウィアドの身分を剥奪すると決断。エドギラは、「そんなことをすればカレが脅威になる」と危惧するが、エドワードは、「エセルヘルムの挑発に乗るわけにはいかない。誘いに乗らなければヤツは勝ちようがない。罠にハマってはならない」と決断する。

ランコファに戻りたいウートレッド

戻って来たウートレッドを出迎えたのは、息子ウートレッドとブリーダに刺されたケガから回復したピヤリグ神父だった。

ウートレッドは息子に、「ブリーダは神々の元へ行ったが、殺してはいない。お前が正しかった」と伝えると、「ランコファへ行くようスティオラを説得して欲しい」と頼むが、「王妃だったのに商人の妻になることはムリです。それにランコファにはツライ記憶しかない」と息子。だが、「そうするしかない」とウートレッド。

ウートレッドは従者フィナンとシトリックにも、ランコファへ戻って以前のように暮らさないかと打診するが、「家族がウェセックスに逃げて待っている。ランコファは壊された。戻れない」と反対され、アゼルスタンからも、「今は父に仕えたい」と言われてしまう。
諦めきれないウートレッドは、「スティオラに生きる希望を与えたいんだ」と言うが、フィナンは、「命令なら従う。だが、他に方法はある」と言われてしまう。

やってきたエルスウィズ

イーディスと共にエフォウィックへとやってきたエルスウィズは、「エルフウィンがエセルヘルムの手下と思わしき男に奪い去られた。すぐにでも救出して欲しい」と願うが、エドワードは命令を出すどころか、「エセルヘルムの挑発には乗らない。得策を見つけてからだ」と動こうとしない。

息子の行動が理解できず、「なぜためらうのです」と問い詰めるエルスウィズにエドワードはそれらを無視し、「新しい妃です。お腹の中に子がいる」とエドギフを紹介する。
突然現れた新しい妃を易々と認めるわけにいかず、適当な理由をつけてひざまずこうとしないエルスウィズにエドギフは、「いつか認めてくだされば嬉しいです」と度量の広い対応をみせる。

息子エドワードが姪エルフウィンを助けようとせず、ましてやエセルヘルムを好き放題させている理由がわからないエルスウィズは、ウートレッドの従者を見つけ、イーディスを使いウートレッドに救出を頼むことに。

苦悩するウートレッドとイーディスの頼み

突然訪ねてきたイーディスから、「エルフウィンがエセルヘルムに連れ去られたのにエドワードが救出しようとしない。助けて欲しい」と言われたウートレッドは、「自分の娘を救うことが優先だ。これは陛下がやるべきことだ」と断るが、「じゃぁどうすればいいの・・」とイーディス。

何年もの間、ウェセックスとサクソンのために戦ったウートレッドは、子どもにずっとさみしい思いをさせてきた。母親が亡くなり、家族をバラバラにされても迎えにもいかなかったのは、自分の戦いに子どもたちを巻き込まないためだったが、父親の役目を果たしていないことに自責の念を感じているウートレッドは、恐怖に飲み込まれているスティオラを助けたい一心だった。
ベネディクト神父の知らせ

ウートレッドがエルフウィンを取り返す役目を断ったと知り、「頼れるのはキミだけだ。せめて陛下を説得して欲しい」とアルドヘルム。
そこにベネディクト神父が戻り、「王に謁見を願う」と言う。
ベネディクト神父は、

●エセルヘルムがスコットランド軍を味方につけ、反乱を起こそうとしている
●エルフウィンを差し出し、コンスタンティン王と同盟を結んだ

と報告すると、「エルフウィアドをエセルヘルムに届けた。どんな罰でも受ける覚悟で戻った。エセルヘルムはウィットガーが領主のべバンバーグにいる」と告白。
アルドヘルムはベネディクト神父にエフォウィックを出て身を隠すよう言い、エドワード王に報告する。

ピヤリグ神父の助言

エセルヘルムがスコットランドと組み、故郷べバンバーグから謀反を起こす気だと知り迷い苦しむウートレッド。すると、「運命のいたずらだな。人生とは試練だが、神はお前の味方だ。どちらかを選ぶ必要などない。両方引き受ける運命かも知れない。キミはイングランド統一に手を貸す運命だが、そうすることでべバンバーグを取り戻せるのかも。だとしたらやってみる価値はある」とピヤリグ神父。

だがべバンバーグ奪還に失敗し、べオッカ神父を失ったウートレッドは、「運命だって勘違いしているだけかも知れない。また失敗するかも知れない」と躊躇する。
ピヤリグ神父は、「べオッカはべバンバーグ奪還はあなたの使命だと信じていたから犠牲になったんだ。お前の神々は失敗したキミをヴァルハラで辱めるかも知れないが、天国で恥をかくことはない。私の神が味方していると信じろ。それならひとりじゃない」と。
ピヤリグ神父の言葉でウートレッドは、迷いを払い、決断する。

 

スリブリン(現スターリング)スコティア王国

エセルヘルムがエルフウィンを手に入れたとの情報に、「ハッタリだと思っていたが手に入れたか。だがヤツを信用するにはまだ早い。提案どおり兵を国境近くに動かす。全軍が配置につくまでエドワード王には悟られるな。交渉が決裂したら戦うだけ」と覚悟を決めるが、エセルヘルムを裏切ることも視野に入れている様子。

 

エドワード王とウートレッド

覚悟を決めたウートレッドは、「エセルヘルムを捕まえ、エルフウィンを取り戻しましょう」とエドワードに進言するが、「今は自制心が必要だ。エセルヘルムは私を戦場に引きずり出す気だ。ヤツの罠にはまるつもりはない」とエドワード。

だがウートレッドは引くことなく、「奇襲をかけるのです。コンスタンティン王がべバンバーグに到着する前に阻止することができればエセルヘルムは孤立する。私が軍を率いてスコットを国境の向こうまで押し返す」と言い、アルドヘルムも、「そうなればエセルヘルムはエルフウィンを返して降伏するしかなくなる」と言うが、「キミの作戦を賞賛はするが実行はしない。コンスタンティン王と交渉してエセルヘルムの首を渡してもらう。コンスタンティン王との和解が成立しない限りノーサンブリアに平和は訪れない。ウートレッドの野望のために民を犠牲にはできない。エルフウィンを差し出す見返りにコンスタンティン王と協定を結び、ノーサンブリアを分割する」とエドワード。
ノーサンブリア王国をスコットランドと分けると聞き、「ノーサンブリアは先祖が命がけで守ってきたサクソンの土地で、民もサクソン人だ。陛下の父君の夢、イングランド統一はどうなるのですか?その選択は名誉に値しない。あなたは戦争や死を恐れているだけだ」とウートレッドは猛反対するが、「都合の良いときはサクソン人か?べバンバーグ周辺の土地をコンスタンティン王に明け渡し、エセルヘルムを処刑する。私は父上の功績を超え、広い領土に平和と調和をもたらす。私は民を苦しめてきた血みどろの相続争いを終わらせる。民のために統一のチャンスを捨てるが、それは国の繁栄のため。夢みたいな理想を追うのは愚かだ」とエドワード。

すると、「無慈悲過ぎる。エルフウィン姫とノーサンブリアの民にとってひどすぎる策だ。亡きエセルフリーダ王妃との約束を守る。エルフウィン姫を犠牲になどしない。マーシア軍はウートレッドの作戦に賛同する」と反旗を翻すアルドヘルム。
ピヤリグ神父も、「反対なのはアルドヘルムだけじゃない。陛下はノーサンブリアの民を守る義務がある」とウートレッドに賛同、エルスウィズまでも、「ウートレッド卿の助言に従うべきでしょう。父君はカレの判断を信じていた。あなたもそうでしょう」とウートレッドに賛同する。

すると、「アゼルスタン、お前の意見を聞こう。戦が何十年も続くのを覚悟でスコットと戦うか、互いの利益になる方法を探るか。エルフウィアドが私に背いた今、王としてスコットと対峙するのはお前かも知れぬ。お前ならどうする」と言い出すエドワード。
アゼルスタンは、「教会で真実を話し、平和を求めよと、そしてクリスチャンは団結するよう教わった。王国の民を見捨てたり、ノーサンブリアを分割すれば団結できない」と言うと、ウートレッドに賛同する。

だがエドワードは兵士に指示を送り、フィナンとシトリックを取り押さえると、「これ以上の反抗は許さん。私は王だ。すべての門を閉める。町から出たものは死罪に処す」と暴挙に出る。
アルドヘルムは、「ならばマーシア護衛隊に門の破壊を命じるまで」と意志を貫き、ウートレッドは、「オレたちと戦う気なら受けて立つが、早く発たないと奇襲できなくなる。足掻くのは勝手だがオレたちは夜明け前に出発する。決断しろ」とエドワードに迫る。

【専制政治とは】
強大な政治権力を持つ支配者によって,独断的に行われる政治体制のこと

感想

ファイナル・シーズンのシーズン5は、ほんとドラマチックに作られてるな~と思います。
エドワード王がどの決断を下すのかわかりませんが、ウートレッドは故郷べバンバーグ奪還と、エセルヘルムを捕らえ、処刑するため、そしてエルフウィンを取り戻すために戦うことは間違いないでしょう。
エドワードの気持ちもわからなくもなく・・・
王とは孤独で、ほんとうに苦しい立場だとつくづく思います。
正直、正しい決断なんてあってないような・・・・それこそすべては運命なのかも知れませんね。

史実上、アゼルスタンはエドワード王と最初の妻(ドラマ上では、エジュウィン)との長兄だが、姉エセルフリーダの宮廷で育てられた。母(エジュウィン)の身分が低かったためエドワード王の後継者はエルフウィアドと思われていた。
父エドワードの死後、アゼルスタンはマーシア王に。エルフウィアドがウェセックスの王位を継承するが、わずか16日でエルフウィアドが急逝。アゼルスタンが唯一王となった(反発は大きかったらしい)

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